登録日: 2020-06-24 更新日: 2020-06-24
「Fedora Workstation 32」には、GNOME 以外のデスクトップ環境としてSPINS というフレーバー集があります。色々なデスクトップ環境の中でも特殊な「SoaS デスクトップ」である「Sugar-on-a-Stick」をインストールしてみました。
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Fedora のSPINS で選べるデスクトップ環境
KDE Plasma デスクトップ環境
Xfce デスクトップ環境
LXQT デスクトップ環境
mate-compiz デスクトップ環境(MATE に3D ウィンドウマネージャを追加)
Cinnamon デスクトップ環境
LXDE デスクトップ環境
SOAS デスクトップ環境 ←(今回のSugar のライブUSB メモリ版)
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SoaS (Sugar-on-a-Stick) について
1. 「Sugar-on-a-Stick」は、10年ほど前に立ち上がった「子供ひとりにパソコンを 1台」を呼びかけている、OLPC (One Laptop per Child) プロジェクトのひとつの成果です。
2. ライブUSB メモリ(または、CD-ROM 立ち上げ)で使うことで、パソコンが行き渡っていなくても、USB メモリひとつあれば、「一人ひとりがパソコン学習できる環境を持つ」ことができます。
3. Fedora をベースに、Python で記述された「Sugar」と呼ばれる独自のGUI 環境(デスクトップ環境)を備え、その下で「アクティビティ」と呼ばれるアプリケーション群が動作します。
4. 「Sugar」はメッシュネットワーク を介した共同制作を前提に設計されており、複数の子供が同一の「アクティビティ」に参加して、共同で作品を作り上げることができます。
5. 「アクティビティ」(アプリ)としては、「ウェブブラウザ」、「ワードプロセッサ」、「ペイントツール」、「Squeak Etoys」などが用意されていましたが、現在は「Squeak Etoys」(オブジェクト指向のプログラミング環境)は除外されています。
6. ちなみに、Scratch はコンピュータクラブ向けにEtoys のコードを使って設計されました。
7. 「ライブ立ち上げ」でも、独自の作り方によりデータを保持できるのがポイントです。ただし、データを保持しなくてよいなら、通常のライブUSB の作リ方が使えます。
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Sugar のホーム画面:
→ Sugar は全画面表示が基本です。これはフレーム(黒い太枠)を表示させたときの画面です。この枠は通常は表示されません。機能を紹介するために表示させました。4辺に置かれたアイコンに意味があります。
ちなみに、右の辺はネットワーク接続の状態です。自分と同じ色の人形アイコンがひとつだけあります。ネットワーク接続されているのは自分だけということで、共同編集をしていないことを示します。共同作業のとき、ここにいろいろな色の人形が並びます。人形だけでなく、アプリにも同じ色が使われ区別できるようになっています。
サークル(丸)のアプリに色が付いているものは、一度開いたことのあるアプリで、ジャーナルにデータが登録されています。なので、まだ学習していないアプリもわかります。
アプリ(アクティビティ)がサークル(丸)状に並んでいますが、ホーム画面にはお気に入り(表示が許可された)アプリだけ表示されるようになっているので、すべてのアプリを表示させると、表示しきれず、丸でなくスパイラル(渦巻き)として表示されます。
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Sugar のジャーナル画面:
→アプリの作業履歴というか、自動保存されたデータ一覧です。 ここから昔のデータに戻ることもできます。また、データ作成で使われたアプリでなく別のアプリも選択してそれで開くことができます。また、その項目のタイトルは簡単に編集できるので、データを作成したらジャーナルを見て、すぐに再利用しやすい名前に変えておくと便利です。しばらくしてからでは埋もれてしまい、どれかわかりません。
画面下の黒いバーには2つのアイコンがあり、左側が選択されています。これは内部ストレージです。
右側のUSB アイコンは、外部ストレージです。今回は自動マウントされたUSB メモリのfat32 のパーティション(/dev/sdb2) です。選択にて、格納されているファイルにアクセスできます。ランチャーだけでなく、ファイルマネージャも兼ねています。ちなみにUSB のマウントがない場合は、切り替える必要がないので、画面下の黒いバーは表示されません。
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関連のリンク
1. Sugar 環境の開発と配布を行うコミュニティ:
2. Sugar のドキュメント:
Welcome to Sugar’s documentation!
→Sugar だけでなく、アクティビティの説明があります。
3. Sugar のワープロである「Write」の使い方:
→文章を簡単に書いたり、画像の挿入、テーブルの作成、レイアウト操作などのツールがあります。
4. Sugar のPython プログラム開発環境である「Pippy」の使い方:
→Python プログラムの開発環境で、本格的にPython プログラミングを学べます。
例えば、/home/olpc/Activities/Pippy.activity/data
に小さなプログラムファイルを追加すると、それらをPippy の左側の列に表示できます。
5. Pippyの推奨プログラム例:
→Pippy は、Sugar を介して近隣の他のユーザーと共有できます。 共有の方法は、Pippy アクティビティを終了した後に「ジャーナル」を使用することです。 Pippy の代わりに「Write」でそのアクティビティを再開して、「Write」アクティビティの共有を使用して、プレーンテキストを他のユーザーと共有します。他の方法もあるかもしれません。
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SoaS デスクトップのダウンロード
Fedora 32 SoaS デスクトップのダウンロード にて、
ダウンロード ボタンをクリック。
ファイルの保存を指定。
そのベージにある「ダウンロードを検証してください」の「Verify 64bit!」を右クリック→「名前を付けてリンク先を保存」 →「Fedora-Spins-32-1.6-x86_64-CHECKSUM 」→保存
検証の手順はその上にある「these instructions. 」の青いリンクをクリック
1. イメージのダウンロードが完了。 「Fedora-SoaS-Live-x86_64-32-1.6.iso」
2. イメージを検証するには、まず適切な CHECKSUM ファイルをダウンロードして、イメージの保存場所と同じフォルダーに保存します。
「Fedora-Spins-32-1.6-x86_64-CHECKSUM」
ダウンロードしたフォルダで右クリック→端末で開く
3. 次に、Fedora の GPG 鍵をインポートします:
$ curl https://getfedora.org/static/fedora.gpg | gpg --import % Total % Received % Xferd Average Speed Time Time Time Current Dload Upload Total Spent Left Speed 100 10955 100 10955 0 0 25300 0 --:--:-- --:--:-- --:--:-- 25241 gpg: 鍵********CFC659B9:"Fedora (30) <fedora-30-primary@fedoraproject.org>"変更なし gpg: 鍵********3C3359C4:"Fedora (31) <fedora-31-primary@fedoraproject.org>"変更なし gpg: 鍵********12C944D0:"Fedora (32) <fedora-32-primary@fedoraproject.org>"変更なし ←(注目) gpg: 鍵********0608B895:"EPEL (6) <epel@fedoraproject.org>"変更なし gpg: 鍵********352C64E5:"Fedora EPEL (7) <epel@fedoraproject.org>"変更なし gpg: 鍵********2F86D6A1:"Fedora EPEL (8) <epel@fedoraproject.org>"変更なし gpg: 鍵********DBBDCF7C:"Fedora (iot 2019) <fedora-iot-2019@fedoraproject.org>"変更なし gpg: 処理数の合計: 7 gpg: 変更なし: 7
→以前、Fedora 32 をインストール するときのダウンロードで検証したので、すでにGPG 鍵を保存しています。なので「変更なし」になっています。
4. まずは、CHECKSUM ファイルが有効であることを検証します:
$ gpg --verify-files *-CHECKSUM gpg: 2020年04月25日 01時58分26秒 JSTに施された署名 gpg: RSA鍵********12C944D0を使用 ←(注目) gpg: "Fedora (32) <fedora-32-primary@fedoraproject.org>"からの正しい署名 [不明の] ←(注目) gpg: *警告*: この鍵は信用できる署名で証明されていません! gpg: この署名が所有者のものかどうかの検証手段がありません。 主鍵フィンガープリント: **** **** **** **** **** **** **** **** 12C9 44D0 ←(注目2)
You can verify the details of the GPG key(s) here. 和訳: GPGキーの詳細を確認:
↓ リンクをクリックして、下にスクロールで下記が確認できます。
Fedora Project が公開するそれぞれの安定版 RPM パッケージは、GPG で署名されています。 そのパッケージが、Fedora Project によって提供されたもので、改変されていないことを確認できます。
現行のキーはこちら:
Fedora 32 id: 4096R/12C944D0 2019-08-12 Fingerprint: **** **** **** **** **** **** **** **** 12C9 44D0 ←(注目2)
5. CHECKSUM ファイルは以下のキーの内の1つから適切な署名を持っている必要があります:
12C944D0 - Fedora 32 ←(注目)
3C3359C4 - Fedora 31
CFC659B9 - Fedora 30
DBBDCF7C - IOT 2019
これで、CHECKSUM ファイル自体の検証が完了しました。
6. イメージのチェックサムが同じであることを確認して検証:
$ sha256sum -c *-CHECKSUM sha256sum: Fedora-Cinnamon-Live-x86_64-32-1.6.iso: そのようなファイルやディレクトリはありません Fedora-Cinnamon-Live-x86_64-32-1.6.iso: FAILED open or read : Fedora-SoaS-Live-x86_64-32-1.6.iso: 完了 ←(注目) sha256sum: Fedora-Xfce-Live-x86_64-32-1.6.iso: そのようなファイルやディレクトリはありません Fedora-Xfce-Live-x86_64-32-1.6.iso: FAILED open or read sha256sum: 警告: 書式が不適切な行が 19 行あります sha256sum: 警告: 一覧にある 6 個のファイルが読み込めませんでした
→余分なメッセージで見づらいですが、該当のiso ファイルが「完了」ならば OK です。
$ ls -1 Fedora-SoaS-Live-x86_64-32-1.6.iso Fedora-Spins-32-1.6-x86_64-CHECKSUM
→Fedora-Spins のiso ファイルとCHECKSUM ファイルをダウンロードした状態です。
7. 念のため、CHECKSUM ファイルの内容と同じか、確認。(すでに手順としては実行されており不要です。)
# Fedora-SoaS-Live-x86_64-32-1.6.iso: 1109803008 bytes SHA256 (Fedora-SoaS-Live-x86_64-32-1.6.iso) = f43f3b3928ecd708bdb44fbe9d44d9ab42355aed752cd32356078dc0065d4852 ↓ $ sha256sum Fedora-SoaS-Live-x86_64-32-1.6.iso f43f3b3928ecd708bdb44fbe9d44d9ab42355aed752cd32356078dc0065d4852 Fedora-SoaS-Live-x86_64-32-1.6.iso
→他のディストリビューションの場合は、チェックサム値がサイトに書かれているので、省略してチェックサムの確認(最低でも必要な検証)だけになりがちです。
Fedora だと「GPG 鍵」の確認まで行わせる手順です。ただし、余計なメッセージの表示があるので、初めてだと正常なのかわからず戸惑います。(GPG 鍵の署名を行っておくと、余計なメッセージは減るのですが面倒です。)
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Sugar のインストール
OS としてインストールすると、高速のUSB メモリでないと嫌になるくらい遅いです。 ライブだと、イメージをロードしての立ち上げになるので、ほどほどの性能のUSB メモリでもサクサクです。
ただし、データを保持する設定だと、最初は速いのですが、更新のたびに差分が保存されて行き、立ち上げで余分なロードが増えてだんだん遅くなります。最終的にはエリアが一杯になる可能性もあります。
使ってみての経験から「sudo dnf update」は控えて、My setting でのソフトウェア更新だけを行う使い方が快適です。
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「livecd-iso-to-disk」ツールで、ライブUSB メモリを作成:
Fedora でのみで使える「livecd-iso-to-disk」でライブUSB メモリを作成すると、「更新したデータを保持する」設定にできます。
3つ機能をサポートしており、特に項番 2 の機能が重要です。
1. 推奨されませんが、USB メモリ上の既存のファイルを残すことができます。 逆に、--format パラメータを使うと、USB メモリ上のすべてのデータを破棄します。
2. ライブイメージでは、「永続的なオーバーレイ」(persistent overlay) を含めることで、変更分が再起動しても消えません。
3. ライブイメージでは、「/home オーバーレイ」を含めることで、ユーザーアカウント情報とドキュメントやダウンロードしたファイルなどのデータを保存できます。外部とのやり取りをするなら設定が必要です。オプションで、セキュリティを向上させる暗号化も使えます。
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1. Fedora (GNOME) を立ち上げ
ライブUSB メモリを作成する母艦となるシステムを立ち上げます。 Fedora でないと「livecd-tools パッケージ」は使えません。
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2. livecd-tools パッケージのインストール:
$ sudo dnf install livecd-tools
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3. 32GB USB メモリをセット
32GB USB メモリをライブUSB メモリとして使いました。 最低 4GB でも作成できますが、パラメータの値を変える必要があります。
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4. gparted を起動
右上にて、/dev/sdc 選択 右クリック→アンマウント 削除
New →サイズ: 10000 、fat32 で「適用」 右クリック→「フラグを編集」→「boot」にチェック→閉じる
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5. USB メモリを抜き差し
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6. コマンドでアンマウント
$ umount /dev/sdc1 $
→エラーが返らなければOK
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7. 確認
$ sudo parted /dev/sdc [sudo] USER_NAME のパスワード: GNU Parted 3.3 /dev/sdc を使用 GNU Parted へようこそ! コマンド一覧を見るには 'help' と入力してください。 (parted) print モデル: Verbatim STORE N GO (scsi) ディスク /dev/sdc: 31.0GB セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B パーティションテーブル: msdos ディスクフラグ: 番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ 1 1049kB 10.0GB 10.0GB primary fat32 boot (parted) quit
→しつこく確認するのは、デバイス番号を間違えないためです。
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8. USB メモリにインストール
「fat32」でのフォーマットは、ひとつのファイルのサイズが4GB という壁があり、--overlay-size-mb は4095 以上(0 オリジン)になると受付けないようです。「ext4」でフォーマットするとファイルサイズの制限はなくなりますが、手持ちの古いPC では立ち上がらず、使えませんでした。新しいパソコンなら使えるかもしれません。
また、--home-size-mb を指定して作成(home.img というファイルが作られるのでサイズは 4GB まで)するとパスワードの入力を求められます。SoaS の場合、ログイン画面でユーザ名とパスワードを聞いてくるようになりました。
SoaS では、(LIVEUSER は無効になっていて)ユーザが作られていないのでユーザ名が指定できず、ログイン画面でログインできませんでした。
これらは、下記のパラメータを追加すると、パスワードを聞いて来なくなり、回避できました。
今回は容量の大きなUSB メモリを使ったので、先頭しか使われないので、有効に使うため、先頭だけを使い、後ろに未使用エリアを残しました。インストール完了後に、fat32 でフォーマットすると自動でマウントされ、データの受け渡しに使えます。
今回は、32GB のUSB メモリなので、システム: 2GB、overlay: 4GB(最大)、home: 4GB(最大)、未使用: 20GB(残り全部) としました。
8GB のUSB メモリなら、システム: 2GB、overlay: 2GB、home: 2GB、未使用: 2GB として、 4GB のUSB メモリなら、システム: 2GB、overlay: 1GB、home: 1GB とできそうです。
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$ cd ~/ダウンロード/Fedora-SoaS/ $ ls -1 Fedora-SoaS-Live-x86_64-32-1.6.iso Fedora-Spins-32-1.6-x86_64-CHECKSUM
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- 「/home の暗号化なし、/home の削除(作らない)」のパラメータを追加して実行:
$ sudo livecd-iso-to-disk --noverify --overlay-size-mb 4094 --home-size-mb 4094 --unencrypted-home --delete-home Fedora-SoaS-Live-x86_64-32-1.6.iso /dev/sdc1 : Copying LiveOS image to target device... squashfs.img 993,484,800 100% 37.16MB/s 0:00:25 (xfr#1, to-chk=0/1) Syncing filesystem writes to disc. Please wait, this may take a while... Setting up /EFI/BOOT Copying /images directory to the target device. efiboot.img 11,462,656 100% 36.83MB/s 0:00:00 (xfr#1, to-chk=0/1) macboot.img 23,994,368 100% 37.16MB/s 0:00:00 (xfr#1, to-chk=0/1) initrd.img 57,300,264 100% 45.93MB/s 0:00:01 (xfr#1, to-chk=0/1) vmlinuz 10,782,824 100% 43.63MB/s 0:00:00 (xfr#1, to-chk=0/1) Updating boot config files. Initializing persistent overlay... ←(永続的オーバーレイエリアの初期化) 4094+0 レコード入力 4094+0 レコード出力 4292870144 bytes (4.3 GB, 4.0 GiB) copied, 162.277 s, 26.5 MB/s Initializing persistent /home ←(/home エリアの初期化) 4094+0 レコード入力 4094+0 レコード出力 4292870144 bytes (4.3 GB, 4.0 GiB) copied, 172.998 s, 24.8 MB/s Formatting unencrypted home.img mke2fs 1.45.5 (07-Jan-2020) Creating filesystem with 1048064 4k blocks and 262144 inodes Filesystem UUID: 17557834-83b1-4ec1-9bcf-2ae865d6a65d Superblock backups stored on blocks: 32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736 Allocating group tables: done Writing inode tables: done Creating journal (16384 blocks): done Writing superblocks and filesystem accounting information: done tune2fs 1.45.5 (07-Jan-2020) Setting maximal mount count to -1 Setting interval between checks to 0 seconds Installing boot loader... Target device is now set up with a Live image!
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9. 作成されたUSB メモリを確認:
$ cd /run/media/ubn/LIVE/ $ ls -1 EFI LiveOS images syslinux $ cd /run/media/ubn/LIVE/LiveOS/ $ ls -1 home.img livecd-iso-to-disk overlay-LIVE-C09C-F42C squashfs.img $ ls -l 合計 9354800 -rw-r--r--. 1 ubn ubn 4292870144 6月 8 15:56 home.img ←(/home エリア)4GB -rw-r--r--. 1 ubn ubn 83031 6月 8 15:47 livecd-iso-to-disk -rw-r--r--. 1 ubn ubn 4292870144 6月 8 15:50 overlay-LIVE-C09C-F42C ←(永続的オーバーレイエリア)4GB -rw-r--r--. 1 ubn ubn 993484800 6月 8 15:47 squashfs.img ←(/ イメージ)1GB
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作成された「ライブUSB メモリ」で立ち上げ
1. 使用したい名前を入力。
2. アバター(人形アイコン)をクリックしてアバターの色を変更。
3. Sugar は、「Home ビュー」(F3 キー)から始まります。
→アプリのアイコンがサークル表示で、並んでいます。
4. 右上の「横四本」アイコンをクリックして、すべてのアプリを表示して、 「Terminal」アクティビティに星印を付け、「Terminal」(端末)を起動します。
→全画面で端末が開きます。
右上の「停止」か、F3 キーで、「Home ビュー」に戻れます。
- 「シャットダウン」や「再起動」は、サークルの中心にあるアバターにカーソルを持っていくと、メニューが開きます。
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端末で、テキストエディタとして「nano」を使う
エディタは、「Write」ではなく、端末から起動する「nano」がおすすめです。 メニューも日本語化されるし、日本語入力も可能です。候補窓も適切な位置に表示されます。
「nano」は、右上の「+」で違うタブで起動して使うと、タブの切り替えで、端末のメッセージを貼り付けできます。
$ nano memo.md
最初、マウスの選択範囲が有効でないので戸惑いますが、 マウスで使うのはスクロールボタンだけと思えば、だんだん慣れて快適に使えます。
Alt+6 : コピー
Ctrl+k : 切り取り
Ctrl-u : 貼り付け
端末でのコピー: Ctrl+Shift+c
端末からの貼り付け: Ctrl+Shift+v
マウスの中央ボタン: 貼り付け
やり直し: Alt+u
上書き保存: Ctrl+o
終了: Ctrl+x
「gedit」をインストールする手もありますが、「gedit」よりも軽い「pluma」がオススメです。これらのアプリは全画面でなく、通常のウィンドウとして起動されます。タイトルバーをつかんで左右にぶつけると、半画面でタイリング表示されます。
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日本語表示の設定:
- 「My Setting」にて言語設定の画面が表示されません。タイトルは表示されます。
→以前のバージョンに比べ、日本語化にはひと手間かかります。
システムとしての設定:
$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
→「My Setting」にてアバターを変更してリセットすると日本語化されます。しかし、再起動で解除されます。
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しかたないので、ユーザーの設定ファイルで日本語化しました:
$ nano ~/.bash_profile
↓ 最終行に追記:
export LANG=ja_JP.UTF-8
再起動
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日本語表示の確認:
$ date 2020年 6月 8日 月曜日 21:40:57 JST
→時刻が日本語で返ってくるかを確認。
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$ cat /etc/locale.conf LANG=ja_JP.UTF-8
$ locale LANG=ja_JP.UTF-8 LC_CTYPE="ja_JP.UTF-8" LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8" LC_TIME="ja_JP.UTF-8" LC_COLLATE="ja_JP.UTF-8" LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8" LC_MESSAGES="ja_JP.UTF-8" LC_PAPER="ja_JP.UTF-8" LC_NAME="ja_JP.UTF-8" LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8" LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8" LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8" LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8" LC_ALL=
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$ localectl System Locale: LANG=ja_JP.UTF-8 VC Keymap: us X11 Layout: n/a
→システムとしてはキーボードの指定が英語のままですが、 Sugar の設定では日本語キーボードになっているので、支障ありません。
@@@ jp106 →ちゃんと@が入ります。
VC Keymap: jp106
X11 Layout: jp
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日本語入力の設定:
参考:
SoaS (Sugar on a Stick) V2 Blueberry を日本語で使う方法 ←(一部リンク切れ)
$ sudo dnf install ibus-anthy : インストール: ibus-anthy 依存関係のインストール: anthy anthy-unicode ibus ibus-anthy-python ibus-gtk2 ibus-gtk3 ibus-libs ibus-setup kasumi xemacs-filesystem
再起動
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設定の修正:
$ sudo nano /etc/X11/xinit/xinitrc.d/50-xinput.sh
下記の行を編集:
SYS_XINPUTRC="/etc/X11/xinit//xinputrc"
↓ 下記に修正:
SYS_XINPUTRC="/etc/X11/xinit/xinputrc"
再起動
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入力メソッドの選択:
$ im-chooser
→「anthy」を選択
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設定の追記:
$ sudo nano /etc/X11/xinit/xinitrc.d/40-sugar-imsettings.sh
↓ 下記を記述:
export IMSETTINGS_INTEGRATE_DESKTOP=no
再起動
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日本語入力できるかの確認:
「Write」アクティビティよりも、端末で「nano」を使うほうが確認しやすいです。
$ nano memo.md
→ファイル名は指定しなくてもよいですが、指定していたほうが書き込みが楽です。
ファイルはホーム配下 に作られます。
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USB メモリを手動マウントしてみます:
- ライブUSB メモリの未使用エリアをfat32 でフォーマット、「doc」フォルダを作ってテキストファイルをコピーしておきました。
手動でテストするので、マウントポイントを作ります: (本当は、自動マウントされるので要りませんが、勉強です)
$ cd /mnt $ sudo mkdir DATA $ ls DATA $ cd $ sudo mount -o iocharset=utf8 -t vfat /dev/sdb2 /mnt/DATA/ $ ls /mnt/DATA/doc/ 2020-05-29-memo.md 2020-06-04-memo.md 2020-06-07-Fedora-Sugar-インストール.md Fedora-SPINS-「Sugar-on-a-Stick」.md $ cd $ ls memo.md $ sudo cp /mnt/DATA/doc/*.md ./ $ ls 2020-05-29-memo.md 2020-06-04-memo.md 2020-06-07-Fedora-Sugar-インストール.md Fedora-SPINS-「Sugar-on-a-Stick」.md memo.md $ umount /dev/sdb2 umount: /mnt/DATA: must be superuser to unmount. $ sudo umount /dev/sdb2 $ nano memo.md
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Sugar のシステムについて調べてみました
$ ls /run/ NetworkManager avahi-daemon console dmeventd-client firewalld initctl lightdm.pid lvm mdadm motd.d plymouth rpcbind samba sm-notify.pid sudo udev utmp alsactl.pid blkid cryptsetup dmeventd-server gssproxy.pid initramfs lock mcelog-client media mount ppp rpcbind.sock sepermit spice-vdagentd systemd udisks2 xtables.lock auditd.pid chrony dbus faillock gssproxy.sock lightdm log mcelog.pid motd pcscd rpc.statd.pid rsyslogd.pid setrans sssd.pid tmpfiles.d user
USB メモリのパーティション /dev/sdb2(fat32) は自動でマウントされました: ボリューム名 DATA
$ ls /run/media/liveuser/DATA/doc/ 2020-05-29-memo.md 2020-06-04-memo.md 2020-06-07-Fedora-Sugar-インストール.md Fedora-SPINS-「Sugar-on-a-Stick」.md
マウントの状態を確認:
$ mount sysfs on /sys type sysfs (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,seclabel) proc on /proc type proc (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime) devtmpfs on /dev type devtmpfs (rw,nosuid,seclabel,size=4010096k,nr_inodes=1002524,mode=755) securityfs on /sys/kernel/security type securityfs (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime) tmpfs on /dev/shm type tmpfs (rw,nosuid,nodev,seclabel) devpts on /dev/pts type devpts (rw,nosuid,noexec,relatime,seclabel,gid=5,mode=620,ptmxmode=000) tmpfs on /run type tmpfs (rw,nosuid,nodev,seclabel,mode=755) cgroup2 on /sys/fs/cgroup type cgroup2 (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,seclabel,nsdelegate) pstore on /sys/fs/pstore type pstore (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,seclabel) none on /sys/fs/bpf type bpf (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,mode=700) configfs on /sys/kernel/config type configfs (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime) /dev/sdb1 on /run/initramfs/live type vfat (rw,relatime,fmask=0022,dmask=0022,codepage=437,iocharset=ascii,shortname=mixed,errors=remount-ro) /dev/mapper/live-rw on / type ext4 (rw,relatime,seclabel) rpc_pipefs on /var/lib/nfs/rpc_pipefs type rpc_pipefs (rw,relatime) selinuxfs on /sys/fs/selinux type selinuxfs (rw,relatime) systemd-1 on /proc/sys/fs/binfmt_misc type autofs (rw,relatime,fd=29,pgrp=1,timeout=0,minproto=5,maxproto=5,direct,pipe_ino=21550) hugetlbfs on /dev/hugepages type hugetlbfs (rw,relatime,seclabel,pagesize=2M) mqueue on /dev/mqueue type mqueue (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,seclabel) tracefs on /sys/kernel/tracing type tracefs (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,seclabel) tmpfs on /tmp type tmpfs (rw,nosuid,nodev,seclabel) debugfs on /sys/kernel/debug type debugfs (rw,nosuid,nodev,noexec,relatime,seclabel) vartmp on /var/tmp type tmpfs (rw,relatime,seclabel) /dev/loop3 on /home type ext4 (rw,relatime,seclabel) tmpfs on /run/user/1000 type tmpfs (rw,nosuid,nodev,relatime,seclabel,size=808396k,mode=700,uid=1000,gid=1000) /dev/sdb2 on /run/media/liveuser/DATA type vfat (rw,nosuid,nodev,relatime,uid=1000,gid=1000,fmask=0022,dmask=0022,codepage=437,iocharset=ascii,shortname=mixed,showexec,utf8,flush,errors=remount-ro,uhelper=udisks2)
→マウントされたすべての情報が表示されます。重要なのは、一番下。それと /home
F5 ジャーナル画面にて、マウントされたことで、画面下に黒いバーが表示され、「ジャーナル」、「DATA」のアイコンが表示されています。
「DATA」はUSB メモリの/dev/sdb2(fat32) のボリューム名です。領域確保していないときは表示されませんでしたが、fat32 で領域を確保したら自動でマウントされました。そして、表示切り替えできるように黒いバーが表示されたということです。
「F5 ジャーナル画面」で確認できる、画面下の黒いバーのアイコンは、
「ジャーナル」: 内部のストレージ(デフォルトは2GB で保持なし。ここでは、4GB 弱で保持あり)→ 「/dev/sdb1」に作られたhome.img(/home/liveuser/)
「DATA」: 外部のストレージ(ここでは、20GB 弱)→ 「/dev/sdb2」(/run/media/liveuser/DATA/) 未使用領域を使用。
ジャーナル画面で表示を切り替えることで、各々のファイルの一覧が確認できます。 ただし、ジャーナルでは、利用者にとってファイル名は意味不明の文字列なので、代わりにユーザごとに色分けされた(編集可能な)タイトルが表示されます。ファイルの概念を知らなくても使えますが、他のパソコンに持っていったりとかファイルとしては扱いにくいです。
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$ ls -a /home . .. liveuser lost+found $ ls -a /home/liveuser/ . .bash_history .bash_profile .cache .esd_auth .local .xsession-errors 2020-05-29-memo.md 2020-06-07-Fedora-Sugar-インストール.md memo.md .. .bash_logout .bashrc .config .gnome2 .sugar .xsession-errors.old 2020-06-04-memo.md Fedora-SPINS-「Sugar-on-a-Stick」.md $ ls -a /home/liveuser/.sugar/ . .. default $ ls -a /home/liveuser/.sugar/default/ . .. data datastore debug favorite_activities logs org.laptop.AbiWordActivity org.laptop.Terminal org.laptop.WebActivity org.laptop.sugar.ReadActivity owner.key owner.key.pub terminalrc $ ls -a /home/liveuser/.sugar/default/data/ . .. 0b91e3c7-784f-4a51-abfe-05cc7735ed49_jmvakon0.txt 20855898-71d7-4989-9210-2549af6146b9_idif87gt.md d3593cfc-17f6-4a5d-80df-5cdd61e4ecd1_mdpys26a.png
$ cd /run/media/liveuser/DATA/ $ ls doc
→ドキュメント用にフォルダを作りました。
データのやり取りのためのフォルダを作成:
$ sudo mkdir test $ ls doc test $ cd /run/media/liveuser/DATA/test/ $ sudo cp /home/liveuser/.sugar/default/data/*.* ./ $ ls 0b91e3c7-784f-4a51-abfe-05cc7735ed49_jmvakon0.txt 20855898-71d7-4989-9210-2549af6146b9_idif87gt.md d3593cfc-17f6-4a5d-80df-5cdd61e4ecd1_mdpys26a.png
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Sugar のデータ(ジャーナル)が置かれている場所:
$ date 2020年 6月 9日 火曜日 05:18:43 JST $ ls -a /home/liveuser/.sugar/default/datastore/ . .. 0b 11 20 21 2b 3a 53 5a 5d 77 7b 93 cf checksums d3 ds_clean index index_updated version $ ls -l /home/liveuser/.sugar/default/datastore/ drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 8 16:07 0b drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 04:06 11 drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 04:04 20 drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 00:22 21 drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 00:02 2b drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 03:57 3a drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 04:12 53 drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 00:21 5a drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 03:44 5d drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 00:22 77 drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 04:10 7b drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 03:44 93 drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 00:23 cf drwxr-xr-x. 14 liveuser liveuser 4096 6月 9 05:15 checksums drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 03:45 d3 -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 0 6月 9 05:17 ds_clean drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 05:15 f7 drwx------. 2 liveuser liveuser 4096 6月 9 05:17 index -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 0 6月 9 05:17 index_updated -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 1 6月 8 16:07 version
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"ジャーナル画面"のスクリーンショット画像 (png):
$ ls -l /home/liveuser/.sugar/default/datastore/d3/ drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 03:45 d3593cfc-17f6-4a5d-80df-5cdd61e4ecd1 $ ls -l /home/liveuser/.sugar/default/datastore/d3/d3593cfc-17f6-4a5d-80df-5cdd61e4ecd1/ -rw-------. 2 liveuser liveuser 72578 6月 9 03:45 data drwxr-xr-x. 2 liveuser liveuser 4096 6月 9 03:58 metadata $ cat /home/liveuser/.sugar/default/datastore/d3/d3593cfc-17f6-4a5d-80df-5cdd61e4ecd1/metadata/title "ジャーナル"のさらに含んだスクリーンショット
→「data」がpng ファイルになります。
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Write でプレーンテキストとして保存したファイル:
$ ls -l /home/liveuser/.sugar/default/datastore/f7/ drwxr-xr-x. 3 liveuser liveuser 4096 6月 9 05:15 f7215d19-91c9-401f-b360-80569a44c2df $ ls -l /home/liveuser/.sugar/default/datastore/f7/f7215d19-91c9-401f-b360-80569a44c2df/ -rw-rw-r--. 2 liveuser liveuser 345 6月 9 00:21 data drwxr-xr-x. 2 liveuser liveuser 4096 6月 9 05:15 metadata $ ls -l /home/liveuser/.sugar/default/datastore/f7/f7215d19-91c9-401f-b360-80569a44c2df/metadata/ -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 26 6月 9 05:15 activity -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 0 6月 9 05:15 activity_id -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 32 6月 9 05:15 checksum -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 10 6月 9 05:15 creation_time -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 3 6月 9 05:15 filesize -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 345 6月 9 05:15 fulltext -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 15 6月 9 05:15 icon-color -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 1 6月 9 05:15 keep -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 10 6月 9 05:15 mime_type -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 26 6月 9 05:15 mtime -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 9062 6月 9 05:15 preview -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 7 6月 9 05:15 share-scope -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 10 6月 9 05:15 timestamp -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 39 6月 9 05:15 title -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 1 6月 9 05:15 title_set_by_user -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 36 6月 9 05:15 uid $ cat /home/liveuser/.sugar/default/datastore/f7/f7215d19-91c9-401f-b360-80569a44c2df/metadata/title Write アクティビティ (TXT) (TXT) $ cat /home/liveuser/.sugar/default/datastore/f7/f7215d19-91c9-401f-b360-80569a44c2df/data Write では、うまくやらないと日本語入力がオンになりません。 フォントの指定を何でもいいので、切り替えてやらないと日本語が入力できません。 また、日本語の切り貼りで不具合があり、貼り付けで文字化けします。 もしかしたら、致命的かも。
→タイトルは自動で付きますが、ジャーナル画面で編集可能です。 「data」がtxt ファイルになります。ファイル名の変更はできません。
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受け渡しのためのメモ(memo.md) のコピー:
$ cd /run/media/liveuser/DATA/test/ $ sudo cp /home/liveuser/memo.md ./ $ ls -l 合計 144 -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 3988 6月 9 04:50 0b91e3c7-784f-4a51-abfe-05cc7735ed49_jmvakon0.txt -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 17604 6月 9 04:50 20855898-71d7-4989-9210-2549af6146b9_idif87gt.md -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 72578 6月 9 04:50 d3593cfc-17f6-4a5d-80df-5cdd61e4ecd1_mdpys26a.png -rw-r--r--. 1 liveuser liveuser 11840 6月 9 06:08 memo.md
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受け渡しのための画像のコピー:
$ cd /run/media/liveuser/DATA/test/ $ sudo cp /home/liveuser/.sugar/default/data/3b27761a-74ec-479c-b41e-74914e05fe24_rb0xv1rq.png ./ $ ls /run/media/liveuser/DATA/test/ 0b91e3c7-784f-4a51-abfe-05cc7735ed49_jmvakon0.txt 20855898-71d7-4989-9210-2549af6146b9_idif87gt.md 3b27761a-74ec-479c-b41e-74914e05fe24_rb0xv1rq.png d3593cfc-17f6-4a5d-80df-5cdd61e4ecd1_mdpys26a.png memo.md
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気づいたところ
「Write」は、日本語を貼り付けると文字化けします。致命的です。
「Write」は、フォント指定が新規だと、日本語のフォント(VLゴシック)が表示されませんが、フォント指定を適当に変更すると、日本語入力できます。すでに日本語入力されたファイルを読み込むと、VLゴシックが表示されます。
「Write」は、日本語入力時の候補窓が左下に固定なので、日本語入力がやりづらいです。
「Write」は、文章をRTF、TXT、HTML で保存できます。
「My Setting」にて言語設定の画面が表示されません。タイトルは表示されています。なので、以前のバージョンに比べ、日本語化にはひと手間かかります。
日本語のフォント(VLゴシック)がすでにインストールされています。
USB は、fat32 であれば自動マウントされ、フレームやバーで「USB」のアイコンが表示されます。
スクリーンショットをパソコンに持っていくときは、F5 ジャーナル画面にて、該当するアイコンにマウスを持っていって、ブラウザで開くようにすると、~/.sugar/default/data/ にpng ファイルが現れます。
作成したUSB メモリをFedora のシステムでマウントできない場合があります。 LVM2 で作成されると、仮想のパーティション名がホスト名のため、同じホスト名だと拒否されます。
ホスト名がデフォルトだと、この現象になります。仮想ボリューム名を変更するとマウントできますが、今度はUSB メモリで立ち上がらなくなります。LVM2 はやっかいです。
→簡単な解決法は、Fedora 以外にマウントすることです。
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アプリのマルチ(複数起動的)な使い方
1. アプリ(アクティビティ)は全画面表示なので、使い方を知らないと、ウィンドウ操作に慣れた身からすると「使えない」と思えますし、アプリは終了して使いたいときに再度起動する、という使い方ではなく、停止のみで、どんどんアプリが起動されていくようで、違和感ありです。これはあとで、なるほどと思います。
2. F6 を押すか、マウスを四隅に持っていって黒いフレーム(枠)を表示させて、トップバーに並んだアプリのアイコンをクリックすれば、起動しているアプリ(アクティビティ)に切り替えできます。マルチでアプリが使えます。
3. F5 を押すと、ジャーナル画面に飛びます。今まで作業した履歴でもあり、ファイル一覧でもあり、過去のファイルをつかんだ状態で起動できるランチャーでもあります。タイトルは編集可能なので、アプリを起動したらすぐにわかりやすい名前に変更しておくと使いやすくなります。やっておかないと、時間とアプリ名でしか判断できなくなります。また、使っていたアプリでなく、別のアプリでも開くことができます。
4. ジャーナル画面では、マウントすべきUSB メモリの領域(Fat32) があれば、自動でマウントされ、画面下に、「ジャーナル」と「USB のボリューム名」のアイコンとして表示されます。 クリックで、内部か外部かのストレージの切り替えができます。
→「livecd-iso-to-disk」ツールを使うとき、インストール先のUSB メモリに未使用エリアを残しておくのがコツです。インストール完了後にfat32 などでフォーマットします。パソコンとのデータの受け渡しに便利です。
5. アプリのアイコンの色は、アバターの色です。これは、同じネットワークに接続された学生が共同で作品を作り上げていくためのしくみです。共有というか共同作業ができます。「お隣さん」として表現されています。共同作業するとフレームの右側にアバターが表示されます。
6. フレームの左には、クリップボードの履歴が並びます。フレームの下はシステムトレイの表示です。
7. パソコン初心者向けの単なる「おもしろいアプリが使えるシステム」と思っていましたが、操作法を学んで行くに従って、簡単に共同作業のできる「グループウェア」ではないかと思えてきました。工夫しだいで業務にも使えそうな気がします。
8. どちらにしても、使えるアプリ(アクティビティ)しだい。ツールキットもあるようなのでスキルがあれば自分でつくれるかも。
$ dnf search sugar*
sugar-pippy.x86_64 : Pippy for Sugar →Python 言語の開発環境(インストール済み)
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参考: ライブUSB メモリにて「liveinst」を使い、別のUSB メモリにOS としてインストール:
- 通常のOS をUSB メモリにインストールするのと同じなので、更新した情報は保持されます。
1. Sugar のライブUSB メモリで立ち上げます。
2. 使用したい名前を入力。
3. アバター(人形アイコン)をクリックしてアバターの色を変更。
4. Sugar は、Homeビュー(F3)から始まります。
→アプリのアイコンがサークル表示で、並んでいます。
5. 右上の「横四本」アイコンをクリックして、すべてのアプリを表示して、 「Terminal」アクティビティに星印を付け、「Terminal」(端末)を起動します。
全画面で端末が開きます。
6. root 管理者になります:
$ su #
7. Anacondaインストーラーを起動:
# liveinst
8. Language を選択
9. Installation Summary にて、インストール先などの設定がされているかを確認。
Date & Time
Keyboard Layout
Installation Destination →(インストール先)
OK なら、「Begin Installation」
10. 動作確認
→通常のOS の立ち上げと同じです。ログイン画面で作成したユーザでログインするとSugar のデスクトップ画面になります。
立ち上げや、シャットダウン、システム更新、再起動がものすごく遅いです。 ノーマルのFedora の方がマシかもしれません。「高速なUSB メモリが必要」です。
利点は、好みのFedora のアプリをインストールできること。
→でも、Fedora に、Sugar のデスクトップ環境をインストールする方が、必要なアプリはすでにあるので楽だと思います。それに未確認だけど、起動が速いかもしれません。
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まとめ
ライブ起動ならば、ほどほどの性能のUSB メモリでもサクサク動き、最低4GB でも使えるのが利点です。
「Write」は共同制作の要になるアプリです。日本語入力できるようにできましたが、貼り付けで文字化け?します。 これだと日本でのメイン使用は難しそう。なので、テキストファイルのビュワーとして使っています。文字が大きく疲れませんし、表示だけなら日本語もちゃんと表示されます。
テキストエディタを使うときは、Terminal (端末)を起動してから、タブでもうひとつ端末画面を増やし、「nano」を起動して使っています。これなら端末の出力メッセージも、Ctrl+Shift+C や範囲選択してのマウスの中央ボタンで持ってこれます。操作の統一感のなさ(クセ)は使っていると慣れてきました。
個人的にハマっているアプリは、「Typing Turtle」(キーボード練習)のどこかで見たことのある風船割りゲームです。 このゲームだけなら、通常のライブUSB メモリの作成でいいと思います。
.iso ファイルを右クリック→「プログラムから開く」→「ディスクイメージライター」とすれば、簡単にライブUSB メモリを作成できます。本格的に使うときは紹介した「livecd-iso-to-disk」ツールで作成します。
- 次は、ヘビのアイコンの「pippy」アプリでpython の勉強をしようかなと思います。
pippy サイトにサンプルプログラム があり参考になります。
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目次
- Fedora のSPINS で選べるデスクトップ環境
- SoaS (Sugar-on-a-Stick) について
- Sugar のホーム画面:
- Sugar のジャーナル画面:
- 関連のリンク
- SoaS デスクトップのダウンロード
- Sugar のインストール
- 作成された「ライブUSB メモリ」で立ち上げ
- 端末で、テキストエディタとして「nano」を使う
- 日本語表示の設定:
- 日本語入力の設定:
- USB メモリを手動マウントしてみます:
- Sugar のシステムについて調べてみました
- Sugar のデータ(ジャーナル)が置かれている場所:
- 気づいたところ
- アプリのマルチ(複数起動的)な使い方
- 参考: ライブUSB メモリにて「liveinst」を使い、別のUSB メモリにOS としてインストール:
- まとめ
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