Linux あれこれ

Linux 関連(一部 Windows11 )の備忘録です。

「Windows11」(22H2) の「VirtualBox 7.0.8」に、「Ubuntu 22.04 LTS」をインストール〈H166-2〉

登録日: 2023-05-07 更新日: 2023-05-07

こちらの「Linux あれこれ」は「Linux」メインの投稿ですが、「Windows11」にて「Linux」を使う機能にも興味があるので、投稿しました。

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前回 、ホストOS として「Windows11」(22H2) に、「VirtualBox 7.0.8」をインストールしました。

残念ながら、「VirtualBox 7.0.8」にて、現行の「Windows11」(22H2) をホストOS として使うのは、今のところ対象外(未サポート)です。

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VirtualBox」に Linux ディストリビューションをインストールしての最初の確認に、 「Linux」で定番の「Ubuntu」をインストールしてみました。

その備忘録です。

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使用したPC は、USB 3.0 ポートのある「Windows 11」のノートPC です。メモリ 12GB、SSD 1TB に増設しています。 「UEFI 立ち上げ」のPC です。ディスプレイの解像度が HD (1360 x 768) なのが惜しいところ。

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(注)リンクを戻るときはブラウザの左上の「←」をクリック

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目次

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前回の作業:

「Windows11」(22H2) に、「VirtualBox 7.0.8」をインストール〈H166〉

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今回の作業:

  1. 「ゲストOS」のISO イメージをダウンロード:

  2. 「仮想マシン」の作成:

  3. 「Ubuntu 22.04 LTS」のインストール:

  4. インストール後の「システム更新」:

  5. デスクトップ等の設定:

  6. 「日本語入力:

  7. ゲストOS に「VirtualBox Guest Additions」をインストール:

  8. アプリのインストール:

  9. ゲームのインストール:

  10. ESR 版の「Firefox」をインストール:

  11. 「VirtualBox 7.0.8」で、気付いたところ:

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「まとめ へ」

「目次詳細 へ」

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「Windows11」(22H2) を起動:

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VirtualBox 7.0.8」を起動したときの画面:

→「Windows」(スタート)ボタンだけでなく、デスクトップに置かれた「VirtualBox」アイコンからも起動できます。

Windows」共通のフォント(MS ゴシック ?)が使われているようで、フォントはあまり美しくありません。

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現在のバージョンを表示:

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ホストOS : 「Windows11」(22H2)

→「VirtualBox」のホストOS として使うのは、今のところ、未サポート

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ゲストOS : Ubuntu 22.04.2 LTS

2023-05-06 現在

カーネル:

$ uname -r
5.19.0-41-generic

リリース:

$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=22.04
DISTRIB_CODENAME=jammy
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 22.04.2 LTS"

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参考:「VirtualBox」について:

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VirtualBox 」は、Oracle が開発している「仮想マシン」を構築するためのソフトウェアです。

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  • 仮想マシンを使うことで、ハードウェアで問題となりそうなPC でも、最新のLinux ディストリビューションをインストールできる可能性が高くなります。

  • Linux」をイチからインストールするため、手間はかかりますが、「WSL 2」よりも確実に動きます。

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今回使用の「VirtualBox 7.0.8」については、「こちら 」を参照:

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参考:「Ubuntu」について:

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Linux」で定番の「Linux ディストリビューション」です。

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オープンソース」にこだわりのある「Debian」がベースですが、広く使ってもらうために、使い勝手が良くなるならオープンにこだわらないのが「Ubuntu」です。「Canonical」(カノニカル)という英国の有力ベンダーが支援しています。

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Ubuntu 22.04 LTS」については、「項番 14. 」を参照:

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1. 「ゲストOS」のISO イメージをダウンロード:

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1). 「Ubuntu 22.04 LTS」のダウンロード:

Ubuntu 22.04.2 LTS (Jammy Jellyfish)

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ダウンロードするイメージ:

64-bit PC (AMD64) desktop image

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2). チェックサムのダウンロード:

SHA256SUMS

ブラウザ画面に表示:

b98dac940a82b110e6265ca78d1320f1f7103861e922aa1a54e4202686e9bbd3 *ubuntu-22.04.2-desktop-amd64.iso
5e38b55d57d94ff029719342357325ed3bda38fa80054f9330dc789cd2d43931 *ubuntu-22.04.2-live-server-amd64.iso

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3). ダウンロードした「VirtualBox」を確認:

PS C:\Users\user> ls C:\Users\user\Downloads\ubuntu*
:
    ディレクトリ: C:\Users\user\Downloads

Mode                 LastWriteTime         Length Name
----                 -------------         ------ ----
-a----     2023/04/30 日     18:46     4927586304 ubuntu-22.04.2-desktop-amd64.iso

→「PS C:\Users\user>」は「PowerShell」のプロンプトで、入力しません。

「user」はユーザ名で、任意です。

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4). チェックサムを「Windows11」で確認:

PS C:\Users\user> Get-FileHash C:\Users\user\Downloads\ubuntu*
:
Algorithm       Hash                                                                   Path
---------       ----                                                                   ----
SHA256          B98DAC940A82B110E6265CA78D1320F1F7103861E922AA1A54E4202686E9BBD3       C:\Users\user\Downloads\ubuntu-22.04.2-desktop-amd64.iso

→デフォルトは「SHA256」なので、チェックサムの指定を省略できます。

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5). 管理しやすいようにダウンロードしたファイルを移動:

PS C:\Users\user> cd C:\Users\user\Downloads\
PS C:\Users\user\Downloads> mkdir Ubuntu\
PS C:\Users\user\Downloads> mv ubuntu-22.04.2-desktop-amd64.iso Ubuntu\ubuntu-22.04.2-desktop-amd64.iso

→「powershell」は、bash と違い「*」が使えなかったりと融通がきかないことがあるので、ちょっと面倒です。

たぶん、使用したエイリアスのコマンドと、本来のコマンド でパラメータの与え方が違うからだろうと思います。

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確認:

PS C:\Users\user> ls C:\Users\user\Downloads\Ubuntu\ubuntu-22.04.2-desktop-amd64.iso
:
    ディレクトリ: C:\Users\user\Downloads\Ubuntu

Mode                 LastWriteTime         Length Name
----                 -------------         ------ ----
-a----     2023/04/30 日     18:46     4927586304 ubuntu-22.04.2-desktop-amd64.iso

→「powershell」では、文字列でなく、配列として値が返ってきます。

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2. 「仮想マシン」の作成:

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1). 「Windows」ボタン→「vm」で絞り込み→「Orcle VM VirtualBox」を起動

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2). 右上の「新規」ボタンをクリック

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3). Virtul machine Name and Operating System(名前とオペレーティングシステム):

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名前:Ubuntu22-04   ←(好みの英字の名前)

自動で下記が入力されました:

タイプ:Linux
バージョン:Ubuntu (64bit)

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ISO Image:<選択されていません>

右端をクリック→その他→ファイルを指定:

「C:\Users\user\Downloads\Ubuntu\ubuntu-22.04.2-desktop-amd64.iso」

→「開く」

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「Skip Unattended Installation」にチェックして、「無人インストール」をスキップ

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Detected OS type Ubuntu (64bit). This OS type can be installed unattendedly. 
The Install will start affetr this wizard is closed.

和訳:

検出された OS タイプ Ubuntu (64 bit)。この OS タイプは無人でインストールできます。
このウィザードを閉じると、インストールが開始されます。

→「無人インストール」がデフォルトですが、失敗すると二度手間なので、今のところは「無人インストール」は使いません。

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無人インストール」が使えるのは、そのためのベンダーからの情報が必要で、提供されているのは Ubuntu ぐらい?かも。

gnome-boxes」の「かんたんインストール」と同じであれば、「ホスト名」は仮の決まった文字列だろうと思われます。

ホスト名の修正には、2つのファイルの修正が必要ですが、Ubuntu の場合は「設定」で簡単にホスト名が修正できます。

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→「次へ」

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4). Hardware:

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(1). メインメモリー:

今回は、メモリ 12GB を分割します:

4106 MB   ←(大きすぎると、 ホストOS が不調になります)

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(2). Processors:

2 CPU   ←(パソコンで上限は変わります)

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(3). 「Enable EFI (special OSes only)」にチェック:

Ubuntu は、UEFI 立ち上げがデフォルトです。

→「次へ」

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5). Virtual Hard disk(仮想ハードディスク):

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「仮想ハードディスクを作成する」(Create a Virtual Hard Disk Now) にチェックされていることを確認

25.00 GB ←(デフォルトの表示のまま)

→「次へ」

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6). 概要:

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今まで指定した一覧が表示されるので確認:

→「完了」

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「概要」よりも「最終確認」の翻訳の方がわかりやすいかも。

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7). 仮想マシンの「Ubuntu-22-04」が作成されました:

  • これが今から使う、仮想マシン(仮想のパソコン)の性能です。

実際のハードウェアによっての制限はありますが、汎用のドライバーが使われることと、下記のように設定値を後から変更できるので便利です。

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8). 「ディスプレイ」の設定を変更:

「ディスプレイ」をクリック→「スクリーン」タブ

- ビデオメモリー: 16MB →「128MB」に変更
- グラフィックコントローラー: 「VMSVGA」 →そのまま

→「OK」

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  • 「VBoxVGA」や「VBoxSVGA」に設定を変更すると、デスクトップ画面の表示まで行きません。

「Orcle VM VirtualBox」ウィンドウの小窓の立ち上げ画面を見ると、斜めに流れており、ディスプレイの同期が取れないみたい。

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9). 右側の「ストレージ」の [光学ドライブ]に「ISO イメージ」がセットされていることを確認:

→「ubuntu-22.04.2-desktop-amd64.iso」

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3. 「Ubuntu 22.04 LTS」のインストール:

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1). 「起動」(緑色の右矢印)ボタンをクリック

仮想マシンが起動

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2). ブート選択画面が表示

→デフォルトの選択のまま待つか、Enter

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3). Welcome 画面が表示:

画面右の通知領域が邪魔なので、右上の水色の「吹き出し」アイコンをクリックすると閉じます。

もしくは、その一番右の黄色のアイコンで「通知を削除」すると閉じます。

→日本語を指定:

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→「Ubuntu を試す」を選択

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4). ライブ立ち上げのデスクトップ画面が表示されました

→水クラゲの背景画面が表示されます:

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5). デスクトップ画面にある「Ubuntu 22.04.2 LTS のインストール」をダブルクリック

→「インストール」画面表示

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6). ようこそ:

言語選択: 一番下の「日本語」をクリック

→「続ける」

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7). キーボードレイアウト:

Japanese Japanese

「キーボード入力をここで試してください」→ @@ で確認

→「続ける」

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8). アップデートと他のソフトウェア:
  • 「通常のインストール」にチェック

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  • Ubuntu のインストール中にアップデートをダウンロードする」にチェック

  • 「グラフィックとWi-Fi ハードウェアと追加のメディアフォーマットのサードパーティ製ソフトウェアをインストールする」にチェック

→「続ける」

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9). インストールの種類
  • 今回は、内臓の「仮想ディスク 30GB」にインストールしました。

「ディスクを削除してUbuntu をインストール」にチェック

→「インストール」

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以下のデバイスのパーティションテーブルが変更されます:
SCSI3(0,0,0) (sda) 

以下のパーティションは初期化されます:
SCSI3(0,0,0) (sda) のパーティション1 を ESP に
SCSI3(0,0,0) (sda) のパーティション2 を ext4 に

→ESP はUEFI パーティション(fat32 でboot フラグオン) のことです。

→「続ける」

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10). どこに住んでいますか?:

(インストールは開始しており、並行動作しています。)

Tokyo

→「続ける」

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11). あなたの情報を入力してください:
あなたの名前: 任意
コンピュータの名前: 任意
ユーザー名の入力: 任意
パスワードの入力: 任意
パスワードの確認: 任意
「ログイン時にパスワードを要求する」にチェック

-

すべての項目に緑色のチェックが付いたら、

→「続ける」

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12). バーグラフが表示されます

-


13). 「インストールが完了しました。」画面が表示

→ 「今すぐ再起動する」をクリック

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14). 下記が表示

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Please remove the installation medium, then press ENTER:

の表示

画面下のパネルの「CD ドライブ」のアイコンを見るとマウント解除されてます。

→Enter キーで、再起動

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15). 「アカウントが見つかりませんか?」が表示

→マウスでクリックするか、Enter キー

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16). ログイン画面が表示

→パスワード入力

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17). デスクトップ画面が表示:

-


18). すぐに「オンラインアカウント」画面が表示:

-

オンラインアカウントへの接続:

→「スキップ」

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Ubuntu Pro:

→「次へ」

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Ubuntu の改善を支援する:

「はい、システム情報をCanonical に送信します」にチェックあり

-

「いいえ、送信しません」にチェックして、

→「次へ」

-

プライバシー:

位置情報サービス: 「オフ」

→「次へ」

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準備が完了しました!:

「ソフトウェア」アプリの紹介画面が表示

→「完了」

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4. インストール後の「システム更新」:

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1). すぐに、「ソフトウェアの更新」画面が表示:

→「今すぐインストールする」をクリック

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完了:

→「すぐに再起動」をクリック

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2). 問題 1: 最初のシステム更新の再起動で、VirtalBox のロゴ画面のまま、止まってしまいました:

右下のステータスバーのアイコンにある「バーグラフ」が振れています。

フリーズではなく、ループしているみたい。画面が変わりません。

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3). 再起動

Ubuntu のウィンドウの右上の「x」をクリック:

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仮想マシンを閉じる」画面が表示:

→「仮想マシンの電源オフ」をクリック:

→「OK」

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4). ログイン画面が表示:

→解像度が合っておらず、画面の下部に、オレンジ色の「Ubuntu」マークの一部だけ見えています。

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クリックすると、

→パスワード入力

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5). デスクトップ画面が表示:

→解像度が合っておらず、画面の上部のタイトルバーが表示されていません。

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6). 参考: コマンドでシステム更新する場合:

ドックまたは、Ctrl+Alt+T で端末を起動

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リポジトリの同期:
$ sudo apt update
:
ヒット:1 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu jammy InRelease
ヒット:2 http://security.ubuntu.com/ubuntu jammy-security InRelease
ヒット:3 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu jammy-updates InRelease
ヒット:4 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu jammy-backports InRelease
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了
状態情報を読み取っています... 完了        
パッケージはすべて最新です。

-

パッケージの更新:
$ sudo apt upgrade
:
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了        
状態情報を読み取っています... 完了        
アップグレードパッケージを検出しています... 完了
Get more security updates through Ubuntu Pro with 'esm-apps' enabled:
  libpostproc55 libavcodec58 libavutil56 libswscale5 libswresample3
  libavformat58 libavfilter7
Learn more about Ubuntu Pro at https://ubuntu.com/pro
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

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不要となったパッケージがあるときの削除:
$ sudo apt autoremove
:
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了        
状態情報を読み取っています... 完了        
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

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5. デスクトップ等の設定:

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1). ドックに「ソフトウェアの更新」アイコンを追加:

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(1). 「ソフトウェアの更新」を実行しており、追加する場合:

Windows + A →「ソフトウェアの更新」アイコン(「A 」のアイコン)をクリック→「ソフトウェアの更新」が起動:

ドックの「ソフトウェアの更新」アイコンを右クリック→「お気に入りに追加」→Esc を2回

ドックに「ソフトウェアの更新」が追加されました。

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(2). アプリの一覧から「ソフトウェアの更新」を追加する場合:

Windows + A →「ソフトウェアの更新」アイコン(「A 」のアイコン)を右クリック→「お気に入りに追加」

ドックに「ソフトウェアの更新」が追加されました。

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2). ドックに「設定」アイコンを追加:

Windows + A →「設定」アイコンを右クリック→「お気に入りに追加」

ドックに「設定」が追加されました。

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3). ドックの「ゴミ箱」アイコンを表示させません:

デスクトップの空きで右クリック→「desktop icons の設定」→「設定」画面:

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Dock の挙動の設定

「ゴミ箱を表示する」をオフに変更

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4). デスクトップアイコンの設定:

デスクトップアイコンのサイズ: 大きい→「小さい」に変更

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5). デスクトップの「ホーム」フォルダを表示しないようにする場合:

ドックの「設定」をクリック→「設定」画面:

「外観」タブ

個人フォルダを表示する:  →「オフ」に変更

→デスクトップの「ホーム」フォルダが表示されなくなります。

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6). ドックを小さくして、右に移動:

Dock

Dock を自動的に隠す:  →「オン」に変更
パネルモード:  →「オフ」に変更
アイコンのサイズ:  → 「26」に変更
表示位置:   →「右」に変更

→アプリのウィンドウが重なるとドックが隠れます。

ドックはバーではなく、アイコンがある部分のみの表示にしました。

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7). 「ログイン」もしくは「ロック解除」画面のアイコンを変更:

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「ユーザー」タブ

ユーザー名の左隣の丸い円(アバター)をクリック →アイコン一覧が表示:

「英字 1文字」か、好みの「アイコン」を選択:

→ログイン画面やパスワード入力画面で表示されるようになります。クール。

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「英字 1文字」を選んだ場合:

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好みの「アイコン」を選んだ場合:

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6. 日本語入力:

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パネルの「ja」をクリックして「日本語 - Mozc」を選ぶだけで、日本語入力ができました:

→パネルの「ja」をクリックしたときのメニューに「設定」がありません。

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1). インストールされている入力メソッドを確認:

$ apt list ibus* | grep 済
:
ibus-data/jammy,jammy,now 1.5.26-4 all [インストール済み、自動]
ibus-gtk3/jammy,now 1.5.26-4 amd64 [インストール済み、自動]
ibus-gtk4/jammy,now 1.5.26-4 amd64 [インストール済み、自動]
ibus-gtk/jammy,now 1.5.26-4 amd64 [インストール済み、自動]
ibus-mozc/jammy,now 2.26.4220.100+dfsg-5.2 amd64 [インストール済み]
ibus-table/jammy,jammy,now 1.16.7-1 all [インストール済み、自動]
ibus/jammy,now 1.5.26-4 amd64 [インストール済み、自動]

→「ibus-mozc」がインストールされていました。

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2). インストールされているmozc 関連を確認:

$ apt list *mozc* | grep 済
:
ibus-mozc/jammy,now 2.26.4220.100+dfsg-5.2 amd64 [インストール済み]
mozc-data/jammy,jammy,now 2.26.4220.100+dfsg-5.2 all [インストール済み]
mozc-server/jammy,now 2.26.4220.100+dfsg-5.2 amd64 [インストール済み]

→「mozc-utils-gui」がインストールされていません。

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「Mozc の設定」をインストール:
$ sudo apt install mozc-utils-gui
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libdouble-conversion3 libmd4c0 libpcre2-16-0 libqt5core5a libqt5dbus5
  libqt5gui5 libqt5network5 libqt5svg5 libqt5widgets5 libxcb-xinerama0
  libxcb-xinput0 mozc-utils-gui qt5-gtk-platformtheme qttranslations5-l10n

-

確認:
$ apt list *mozc* | grep 済
:
ibus-mozc/jammy,now 2.26.4220.100+dfsg-5.2 amd64 [インストール済み]
mozc-data/jammy,jammy,now 2.26.4220.100+dfsg-5.2 all [インストール済み]
mozc-server/jammy,now 2.26.4220.100+dfsg-5.2 amd64 [インストール済み]
mozc-utils-gui/jammy,now 2.26.4220.100+dfsg-5.2 amd64 [インストール済み]

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ログアウト →ログイン

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3). 日本語入力できるかの確認:

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テキストエディター「gedit」を起動
  • Windows+スペース」キーで入力メソッドの切替えができます。(「あ」/「ja」)

→「半角/全角」キーを押して、日本語入力できました。

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4). 任意: 「日本語 キーボード」にて、日本語オン/オフを別々のキーに割当:

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「Mozc の設定」を起動:

パネルの「あ」をクリック →ツール →プロパティ →「Mozc プロパティ」画面

もしくは、

Windows+A →「Mozc の設定」→「Mozc プロパティ」画面

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「一般」タブ

「初期値に戻す」をクリック →「OK」

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キー設定の選択: MS-IME →「カスタム」に変更

→「編集」 →「編集」→「定義済のキーマップからインポート」→「MS-IME

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表題の「入力キー」を数回押して、「入力キー」を並び替え

「Hiragana」キーのすべてのコマンド(4つ)を「IME を有効化 」に変更

「Muhenkan」キーのすべてのコマンド(3つ)を「IME を無効化 」に変更

-

「編集」 → 「エントリーを追加」 →最後に 1行追加されます

→左から、「直接入力」、「Muhenkan」、「IME を無効化 」に変更

→「OK」→「OK」

→「適用」→「OK」

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キーの割当の確認:
- 入力メソッドの切替:  Windows+スペース   ←(「ja」/「A」に切替)
- 日本語オン/オフの切替:   半角/全角   ←(「あ」/「A」に切替)

- 日本語オン:     ひらがな   ←(「あ」に切替)
- 日本語オフ:     無変換   ←(「A」に切替)

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問題 2: 「クリップボードの共有」機能が使えません:

クリップボードの共有」機能をオンに設定しても、

Ubuntu」のアプリから「Windows11」のアプリへの貼付けができません。 機能が無効です。

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7. 「ディスプレイ」の設定:

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Ubuntu 22.04 LTS」にて、
まだ、「VirtualBox Guest Additions」をインストールしていない場合の設定です:

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1). 「マウス統合」の機能は正常に動いています:

VM VirtualBox」ウィンドウにマウスを持っていくだけで、ゲストOS でマウス操作できます。

「マウス統合」がオフだと、マウスをVM のウィンドウの位置で使うには、そのたびに「ホームキー」(右Ctrl))を押す必要があります。

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2). 問題 3: メニューの「画面サイズの自動調整」のアイコンをオンに切替できますが、表示のみで機能は無効です:

→オンに切替ても、ウィンドウの右下隅をドラッグして画面サイズを広げても、リアルタイムに解像度が自動調整されません。

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3). 設定の「ディスプレイ」で、設定一覧の画面サイズへの変更は可能です:

→縦横比が固定なので、モニタの表示機能を超えて広げると、画面の右か下に「スクロールバー」が表示されます。

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4). 問題 4: モニタが HD (1366 x 798) の場合は、 デフォルトの解像度のままだと、デスクトップ画面の「タイトルバー」が隠れて見えません:

→「タイトルバー」の右の「電源」ボタンを表示させないと、「ログアウト」、「再起動」、「シャットダウン」ができません:

→いちいち、(右と)上にスクロールさせるのは面倒です。

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5). 使い勝手を良くする、スクロールさせる手間がない「ディスプレイの設定」の解像度に設定:

デスクトップの空きで右クリック→「解像度」を選択

→「適用」→「設定を保存」

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モニタが HD (1366 x 798) の場合のオススメ:

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(1).「右Ctrl + F」を押して、「フルスクリーンモード」オンで使う場合:
  • 解像度: 「1366 x 798 (16 : 9)」

→「VirtualBox」でなく、普通に「Ubuntu」を使うときの表示と同じです。

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VirtualBox」ウィンドウの上下のバーと、「Windows11」のタスクバーが表示されないので、フルで使えます。 画面下にマウスを持って行くと、「VirtualBox」のステータスバーが表示されます。

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欠点は、ホストOS の「Windows11」 との連携が取りづらいこと。

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(2). 再度「右Ctrl + F」を押して、「フルスクリーンモード」オフで使う場合:
  • 解像度: 「800 x 600 (4 : 3)」

→「Windows11」のタスクバーの高さ(縦幅)の分だけ、解像度が小さくなりました。

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VirtualBox」ウィンドウの上下のバーが表示されたまま使える最大の解像度です。

ここで、マウスで画面を横に縮めて、Windows 側でも使いやすいように「1/2 画面」にすると、下にスクロールバーが表示されて操作が面倒になります。

回避するには、そのような正方形に近い解像度の設定を作成するしかありません。

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モニタが フルHD (1920 x 1080) の場合のオススメ:

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(1).「右Ctrl + F」を押して、「フルスクリーンモード」オンで使う場合:
  • 解像度: 「1920 x 1080 (16 : 9)」

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(2). 再度「右Ctrl + F」を押して、「フルスクリーンモード」オフで使う場合:
  • 解像度: 「1440 x 900 (16 : 10)」

もしくは、「1280 x 720 (16 : 9)」

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6). 画面サイズを操作するショートカットキー:

同じキーを再度押すとモードは解除。

「ホストキー」は、ステータスバーの右下に表示:

→「Right Control」(右Ctrl)

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  • 「右Ctrl + F」 : フルスクリーンモード
    (全画面表示: 上2行と下2行を表示せず。ゲストOS だけの表示)

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  • 「右Ctrl + L」 : シームレスモード
    (ホストOS とゲストOS のパネルのみ表示。ホストOS 側にウィンドウとして表示)

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  • 「右Ctrl + C」 : スケールモード
    (ホストOS 側にて、VirtualBox のウィンドウが通常サイズのウィンドウになります)  VirtualBox のウィンドウを選んでおいて、再度押すと解除。

-

  • 「右Ctrl + A」 : ウィンドウのサイズを調整
    (ウィンドウの余計な余白を削除)

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-

  • 「右Ctrl + Home」 : メニューバーが表示されないモードのときに、メニュー ダイアログを表示:

-

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8. ゲストOS に「VirtualBox Guest Additions」をインストール:

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VirtualBox Guest Additions」について:

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  • VirtualBox Guest Additions」は、Oracle(オラクル)が提供する、VirtualBox のゲストOS 側の追加コンポーネント(ライセンスを回避するために、わざわざ分離したデバイスドライバ、システムアプリケーション等)です。

  • VM 上にゲストOS をインストールした後に、任意で「ゲストOS」に手動でインストールできます。

→手動でインストールすることで、ライセンスに同意したと見なされて、同意することで使えるようになります。

-

VirtualBox Guest Additions」で、追加が期待できる機能:
- マウスポインタの統合
- 共有フォルダ
- 高解像度ディスプレイのサポート
- ウィンドウサイズの変更
- シームレスウィンドウ
- 時刻同期
- 共有クリップボード
- 自動ログオン

→機能が、高い確率で使えるようになります。

マウスポインタの統合」と「高解像度ディスプレイのサポート」は重要ですが、Ubuntu の場合は入れなくても使えてます。

-

Ubuntu の場合、「ウィンドウサイズの変更」と「共有クリップボード」の機能は、 有効に設定できますが、機能は無効でした。

VirtualBox Guest Additions」を入れることで使えました。

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1). ゲストOS にて、カーネルヘッダを確認:

$ uname -r
5.19.0-41-generic
$ apt list linux-headers-generic
:
linux-headers-generic/jammy-updates,jammy-security 5.15.0.71.69 amd64

カーネルのバージョンとカーネルヘッダ(カーネルコンパイルするための情報)のバージョンを合わせます。

今回は、「linux-headers-generic」はバージョン違いで使えません。

ちなみに、「generic」は Debian 系のカーネルに付く文字列です。なので、他のディストリビューションでは他のパッケージ名になります。

-

VirtualBox Guest Additions」の機能の追加には、カーネルの設定変更が必要です。

つまり、カーネルの設定を変更してビルドを行います。

-

2). リポジトリにバージョンが同じカーネルヘッダがないので、自動で肩代わりしてくれる「dkms」をインストール:

$ apt list dkms
:
dkms/jammy-updates,jammy-updates 2.8.7-2ubuntu2.1 all
$ sudo apt install dkms
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  binutils binutils-common binutils-x86-64-linux-gnu build-essential cpp-12
  dctrl-tools dkms dpkg-dev fakeroot g++ g++-11 gcc gcc-11 gcc-12
  libalgorithm-diff-perl libalgorithm-diff-xs-perl libalgorithm-merge-perl
  libasan6 libasan8 libbinutils libc-dev-bin libc-devtools libc6-dev libcc1-0
  libcrypt-dev libctf-nobfd0 libctf0 libdpkg-perl libfakeroot
  libfile-fcntllock-perl libgcc-11-dev libgcc-12-dev libitm1 liblsan0
  libnsl-dev libstdc++-11-dev libtirpc-dev libtsan0 libtsan2 libubsan1
  linux-libc-dev lto-disabled-list make manpages-dev rpcsvc-proto
アップグレード: 0 個、新規インストール: 45 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

→多くの依存パッケージが必要です。

-

3). 参考: 同じバージョンのカーネルヘッダをゲストOS にインストールする場合:

バージョンが合わないときは、使用できません。

$ sudo apt install linux-headers-generic
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  linux-headers-generic

→依存パッケージは少ないのですが、カーネルのアップデートがあるたびに、カーネルのビルドが必要なので、「dkms」をインストールした方が楽です。

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注意:

他のディストリビューションだと「dkms」をインストールできない(リポジトリに登録がない)場合があります。

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4). カーネルのビルドに必要なパッケージをインストール:

$  sudo apt install gcc make perl
:
gcc はすでに最新バージョン (4:11.2.0-1ubuntu1) です。
gcc は手動でインストールしたと設定されました。
make はすでに最新バージョン (4.3-4.1build1) です。
make は手動でインストールしたと設定されました。
perl はすでに最新バージョン (5.34.0-3ubuntu1.1) です。
perl は手動でインストールしたと設定されました。

→「dkms」のインストールで入った可能性があります。

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5). メニューから Guest Additions のCD イメージを挿入(マウント)

ゲストOS の上部バーのメニュー→「デバイス」→「Guest Additions CDイメージの挿入…」

インストールされていなければ、自動で(ホストOS 側に)インストールしてくれます。

(ゲストOS 側に)マウント準備もしてくれます。

→手動でダウンロードすることもできますが、バージョンを合わせる手間を省けます。

-

6). 端末からビルドとインストールを実行:

-

(1). ゲストOS の「ファイルマネージャ」で、左の「CD イメージ名」をクリック:

→CD イメージが開きました(自動マウント)

スクリプトは実行されません)

-

→マウントされず、手動でマウントするときは、指示の仕方でマウントポイントが変わります。

例えば、/mnt/ 配下

-

(2). ファイルマネージャの空きで右クリック→「端末で開く」

-

(3). 「ゲストOS」に合わせたスクリプトを実行:

自動マウントされた位置に移動:

$ pwd
/media/ubn/VBox_GAs_7.0.8

-

「ゲストOS」は「Ubuntu」なので、「Linux」のスクリプトを実行:

$ sudo ./VBoxLinuxAdditions.run
:
[sudo] ubn のパスワード: 
Verifying archive integrity...  100%   MD5 checksums are OK. All good.
Uncompressing VirtualBox 7.0.8 Guest Additions for Linux  100%  
VirtualBox Guest Additions installer
Copying additional installer modules ...
Installing additional modules ...
VirtualBox Guest Additions: Starting.
VirtualBox Guest Additions: Setting up modules
VirtualBox Guest Additions: Building the VirtualBox Guest Additions kernel 
modules.  This may take a while.
VirtualBox Guest Additions: To build modules for other installed kernels, run
VirtualBox Guest Additions:   /sbin/rcvboxadd quicksetup <version>
VirtualBox Guest Additions: or
VirtualBox Guest Additions:   /sbin/rcvboxadd quicksetup all
VirtualBox Guest Additions: Building the modules for kernel 5.19.0-41-generic.
update-initramfs: Generating /boot/initrd.img-5.19.0-41-generic
VirtualBox Guest Additions: Running kernel modules will not be replaced until 
the system is restarted or 'rcvboxadd reload' triggered
VirtualBox Guest Additions: reloading kernel modules and services
VirtualBox Guest Additions: kernel modules and services 7.0.8 r156879 reloaded

VirtualBox Guest Additions: NOTE: you may still consider to re-login if some 
user session specific services (Shared Clipboard, Drag and Drop, Seamless or 
Guest Screen Resize) were not restarted automatically

最後の部分の和訳:

注: 場合によっては、再ログインしてください。
ユーザー セッション固有のサービス (共有クリップボード、ドラッグ アンド ドロップ、
シームレスまたはゲスト画面のサイズ変更) が自動的に再起動されませんでした。

→再起動が必要みたい。

-

7). 再起動:

$ reboot

-

8). ドックに「CD-ROM」アイコンが表示されたままです:

Guest Additions のCD イメージ(.iso) はもう使わないので、

右クリック→「取り出す」

-

9). 動作確認:

-

(1). 右Ctrl+F で「フルスクリーンモード」を解除

-

(2). 「VM VirtualBox」ウィンドウのメニュー →表示 →「ゲストOS の画面を自動リサイズ」をオフ/オンして、チェックが付いたアイコンにします

-

(3). ウィンドウの右下をドラッグして画面を広げると、自動で解像度が調整されました:

→OK

これでほとんどの問題が解決しました:

-

-


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9. 「VirtualBox Guest Additions」をインストールした場合の「ディスプレイ」の設定:

-

リアルタイムに解像度が調整されます:

-


モニタが HD (1366 x 798) の場合:

-

(1). 解像度を「1366 x 798 (16 : 9)」に設定

-

(2). 画面を「1/2 画面」に縮めます

-

(3). 「右Ctrl + F」を押すと、「全画面」表示で使えます:

再び、「右Ctrl + F」を押すと、「1/2 画面」表示で使えます:

-

(4). 「Ubuntu 22.04 LTS」を立ち上げたときに、小さな画面で表示されたら、

→「右Ctrl + F」を何度か押すと、「全画面」表示になります:

-


モニタが フルHD (1920 x 1080) の場合:

-

(1). 解像度を「1920 x 1080 (16 : 9)」に設定

-

(2). 画面を「1/2 画面」に縮めます

-

(3). 「右Ctrl + F」を押すと、「全画面」表示で使えます:

再び、「右Ctrl + F」を押すと、「1/2 画面」表示で使えます:

-

-


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10. アプリのインストール

-

前回の作業を参照:

アプリをインストール

-

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11. ゲームのインストール

-

前回の作業を参照:

ゲームのインストール

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-


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12. 任意: 「Ubuntu」に、ESR 版の「Firefox」をインストール:

-

ESR 版にすることで、起動を速くでき、更新回数も減ります。 「広告ブロック」のプラグインの追加も簡単です。

すでに Snap 版の「Firefox」がプリインストールされているので任意です。

-

ブラウザの動きが軽くなるので、早めにインストールしておくのがオススメです。

インストールで、ブックマークの登録のやり直しになるので、事前にブックマークを控えておくと良いです。

-


1). 「Ubuntu」で不足しているパッケージをインストール:

$ sudo apt install bzip2
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  bzip2

-

$ sudo apt install libdbus-glib-1-2
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libdbus-glib-1-2

-

上記がないと起動時にエラーします:

$ firefox --version
:
XPCOMGlueLoad error for file /opt/firefox/libxul.so:
libdbus-glib-1.so.2: cannot open shared object file: No such file or directory
Couldn't load XPCOM.

-


2). ダウンロードするフォルダを準備:

$ mkdir -p ~/ダウンロード/apps
$ cd ~/ダウンロード/apps/

-


3). ESR 版の「Firefox」をインストール:

-

(1). firefox をダウンロード

2023-03-19 現在:

以前のバージョンですが、自動更新で最新になります:

firefox-102.8.0esr.tar.bz2 2023-02-14

→下記でダウンロードします:

$ sudo wget https://archive.mozilla.org/pub/firefox/releases/102.8.0esr/linux-x86_64/ja/firefox-102.8.0esr.tar.bz2
:
2023-05-05 04:45:35 (10.3 MB/s) - ‘firefox-102.8.0esr.tar.bz2’ へ保存完了 [77610028/77610028]

-

(2). ダウンロードしたファイルを展開:
$ tar xjf firefox-*.tar.bz2
$

-

(3). 展開した Firefox フォルダを「/opt」に移動:
$ sudo mv firefox /opt
$ ls /opt
firefox

-

(4). Firefox の実行ファイルへのシンボリックリンクを作成:
$ sudo ln -s /opt/firefox/firefox /usr/local/bin/firefox

-

(5). Firefox の「デスクトップファイル」のコピーをダウンロード
$ sudo wget https://raw.githubusercontent.com/mozilla/sumo-kb/main/install-firefox-linux/firefox.desktop -P /usr/local/share/applications
:
2023-05-05 04:50:48 (12.4 MB/s) - ‘/usr/local/share/applications/firefox.desktop’ へ保存完了 [608/608]

-

(6). 「Ubuntu」を再起動:

一度、再起動しないと ESR 版が起動されませんでした。

-


4). 「Firefox」の確認:

$ which firefox
/usr/local/bin/firefox

-

$ firefox --version
:
Mozilla Firefox 102.8.0esr

-

ちなみに、起動するときのアプリ名は、

-

Snap 版の「Firefox」: 「Firefox ウェブ・ブラウザ」

/snap/bin/firefox

-

ESR 版の「Firefox」: 「Firefox Web Browser」

/usr/local/bin/firefox -> /opt/firefox/firefox

-


5). 「Firefox」を起動:

$ firefox &

-

→起動が速くなりました

-


6). ドックに「Firefox Web Browser」を追加:

Windows + A →「fire」と入力(リアルタイムで絞り込み) →表示された「Firefox Web Browser」アイコンを右クリック →「お気に入りに追加」

→ドックの下側に「Firefox Web Browser」アイコンが表示

-

ちなみに、「お気に入りに追加」すると「ドッグ」にそのアイコンが移動して、一覧からは消えます。

-


7). ドックの上側の「Firefox ウェブ・ブラウザ」を右クリック →「お気に入りから削除」

「ドッグ」から「Firefox ウェブ・ブラウザ」アイコンが消えて、一覧に移動しました。

-


8). ドックの下側の「Firefox Web Browser」アイコンを元の位置にドラッグして移動:

-


9). ドックの「Firefox」アイコンをクリックして、ESR 版の「Firefox」が起動されることを確認:

ブラウザ右上の「横三本線」ボタン(設定)→「ヘルプ」→「Firefoxについて」

→「Extended Support Relese」の文字列が表示に含まれていることを確認:

-

-


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13. 参考: 「スクリーンショット」について:

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「Windows11」の「VirtualBox 7.0.8」に、「Ubuntu 22.04 LTS」をインストールした場合、
撮りたい画面によって、操作法(使われるアプリ)や保存される場所が異なります:

どの「ウィンドウ」を選択してから、キーを押すかで、どの画面が撮れるかが決まります。

-


1). 「Windows11」でスクリーンショットを撮る場合:

→「PrintScreen」キーのみではクリップボードにコピーされるだけで、 保存は「ペイント」等に貼り付けて保存するので手間です。

-

その場合は、

Windows+PrintScreen」キーを押下:

C:\Users\user\Pictures\Screenshots\スクリーンショット (115).png

→全画面が撮れて、自動で保存されます。

-


2). 「VirtualBox」のゲストOS でスクリーンショットを撮る場合:

→ゲストOS のログイン画面やロック解除画面を撮りたいときに使えます。

-

VirtualBox」のウィンドウを選んで、「右Ctrl+E」キーを押下:

-

ファイルの保存場所をを聞いてくるので、指定:

保存場所が散らばらないように、「Windows11」と同じ保存場所の指定でも良いです:

C:\Users\user\Pictures\Screenshots\

-

デフォルトの保存場所:

C:\Users\user\VirtualBox VMs\Ubuntu-22-04\VirtualBox_Ubuntu-22-04_05_05_2023_09_41_10.png

-


3). ゲストOS の「Ubuntu 22.04 LTS」でスクリーンショットを撮る場合:

Ubuntu 22.04 LTS」のウィンドウを選んで、「PrintScreen」キーを押下:

-

GUI で「ウィンドウ」を選択すると全画面が撮れます:

/home/ubn/ピクチャ/Screenshot from 2023-05-01 09-16-45.png

-

タイマーの機能が欲しいときは、Xfce で使われている「xfce4-screenshooter」アプリの方が便利です。

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14. 参考:「Ubuntu 22.04 LTS」について:

-

Ubuntu の LTS 版は、ひとつ前のリリースを使う、安定志向のポイントリリース版(延命版)です。

大きな更新があったときに「ポイントリリース番号」(22.04.2) がアップします。

Ubuntu」は、問題があっても、多くの人に使われているので、検索で解決策を見つけやすいのが利点です。

-

1). インストールしたときに使ったイメージを確認:

$ cat /var/log/installer/media-info
:
Ubuntu 22.04.2 LTS "Jammy Jellyfish" - Release amd64 (20230223)

→インストール時のログにて、ダウンロードして使ったライブイメージの提供日がわかります。

-

2). システム更新で、表示メッセージに「Ubuntu Pro」の広告が含まれています:

Ubuntu Pro」は、「Ubuntu」の有料サポート版で、業務でUbuntu を使う場合にセキュリティ関連のサポートを延ばすことができるので安心です。ただし、無料で使える台数に制限があり、個人的には「試し」のインストールが多いので、有効化してません。

こちらが表示されるということは、通常の「Ubuntu」として動いているということです。

-

$ sudo apt upgrade
:
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了        
状態情報を読み取っています... 完了        
アップグレードパッケージを検出しています... 完了
Get more security updates through Ubuntu Pro with 'esm-apps' enabled:
  libpostproc55 libavcodec58 libavutil56 libswscale5 libswresample3
  libavformat58 libavfilter7
Learn more about Ubuntu Pro at https://ubuntu.com/pro
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

→通常のシステム更新がないときでも、「Ubuntu Pro」の広告が含まれています。

-

3). firefox ブラウザは「snap」アプリです:

snap アプリに変更されています。 ディストリビューションが違っても snap アプリであれば、多くの環境で行う必要があるメンテ時の「確認」の手間が減らせます。

-

デフォルトでインストールされている「snap」アプリを確認:
$ snap list
:
Name                       Version           Rev    Tracking         Publisher   Notes
bare                       1.0               5      latest/stable    canonical✓  base
core20                     20230308          1852   latest/stable    canonical✓  base
firefox                    110.0-3           2356   latest/stable/…  mozilla✓    -
gnome-3-38-2004            0+git.6f39565     140    latest/stable/…  canonical✓  -
gtk-common-themes          0.1-81-g442e511   1535   latest/stable/…  canonical✓  -
snap-store                 41.3-66-gfe1e325  638    latest/stable/…  canonical✓  -
snapd                      2.58.2            18357  latest/stable    canonical✓  snapd
snapd-desktop-integration  0.1               49     latest/stable/…  canonical✓  -

→「firefox」ブラウザが含まれています。

-

「snap」版の firefox は以前だと起動が遅かったです。現在は、だいぶマシです。

Linux を使うたびにブラウザは毎回起動するので、代わりに起動の速い「ESR」版をインストールすることが多いです。

-

4). Python のデフォルトは「3.10」です:

$ apt list python3.* | grep amd64
:
python3.10-dbg/jammy-updates,jammy-security 3.10.6-1~22.04.2ubuntu1 amd64
python3.10-dev/jammy-updates,jammy-security 3.10.6-1~22.04.2ubuntu1 amd64
python3.10-full/jammy-updates,jammy-security 3.10.6-1~22.04.2ubuntu1 amd64
python3.10-minimal/jammy-updates,jammy-security,now 3.10.6-1~22.04.2ubuntu1 amd64 [インストール済み、自動]
python3.10-nopie/jammy-updates,jammy-security 3.10.6-1~22.04.2ubuntu1 amd64
python3.10-venv/jammy-updates,jammy-security 3.10.6-1~22.04.2ubuntu1 amd64
python3.10/jammy-updates,jammy-security,now 3.10.6-1~22.04.2ubuntu1 amd64 [インストール済み、自動]
python3.11-dbg/jammy-updates 3.11.0~rc1-1~22.04 amd64
python3.11-dev/jammy-updates 3.11.0~rc1-1~22.04 amd64
python3.11-full/jammy-updates 3.11.0~rc1-1~22.04 amd64
python3.11-minimal/jammy-updates 3.11.0~rc1-1~22.04 amd64
python3.11-nopie/jammy-updates 3.11.0~rc1-1~22.04 amd64
python3.11-venv/jammy-updates 3.11.0~rc1-1~22.04 amd64
python3.11/jammy-updates 3.11.0~rc1-1~22.04 amd64

Python を必要とするアプリを使うときは、バージョンに注意が必要です:

すでに「3.9」はリポジトリにありません。 「3.11」への移行が進んでいます。

-

5). 「ディスプレイモード」と、「カーネル」のバージョンについて:

2023-05-05 現在

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Ubuntu 22.04.2 LTS」の場合:
$ echo $XDG_SESSION_TYPE
wayland
$ uname -r
5.19.0-41-generic

-

Xubuntu 22.04.2 LTS」の場合:
$ echo $XDG_SESSION_TYPE
x11

-

$ uname -r
5.15.0-71-generic

-

→環境が違うと、微妙に影響が出るので注意。

-

-


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15. 参考:「VirtualBox 7.0.8」で、気付いたところ:

-

問題 1 : 最初のシステム更新の再起動で、VirtalBox のロゴ画面のまま、止まってしまいました:

→強制電源オフ

-

問題 2 : 「クリップボードの共有」機能が使えません:

→「VirtualBox Guest Additions」のインストールで使えるようになりました。

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問題 3 : メニューの「画面サイズの自動調整」のアイコンをオンに切替できますが、表示のみで機能は無効です:

→「VirtualBox Guest Additions」のインストールで使えるようになりました。

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問題 4 : モニタが HD (1366 x 798) の場合は、 インストール時の解像度のままだと、デスクトップ画面の「タイトルバー」が隠れて見えません:

→「Ubuntu 22.04 LTS」のディスプレイの要件は「1024×768」なので、問題とは言えません。

上下のバーの幅だけ足りなくなるので、こうなります。

解像度を HD (1366 x 798) に設定してから、「右Ctrl + F」 を押して、「フルスクリーンモード 」で使うと良いです。

-

問題 5 : 「VirtualBox 7.0.8」のヘルプで「ユーザマニュアル」を表示させると、肝心の内容が見えません:

→ダーク系のテーマにした場合の確認漏れみたい。白い背景に白い文字です。

マウスで範囲選択すると、背景が反転するので文字が確認できます。

-

Ubuntu 22.04 LTS」の「ウィンドウ」のテーマのデフォルトは、ダーク系です。

他のディストリビューションでも起こりそうですが、日本語に翻訳されていないので、使うことはなさそう。

-

Ubuntu 22.04 LTS」を「800 x 600」の解像度で使うのはきびしいです:

例えば、「端末」アプリの設定を変更する場合:

→設定画面の横幅が広く、固定なので、設定画面を横にズラさないと、設定できません。

-

→「Ubuntu 22.04 LTS」のディスプレイの要件は「1024×768」なので、問題とは言えません。

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まとめ

「Windows11」(22H2) の「VirtualBox 7.0.8」に、定番の「Ubuntu 22.04 LTS」をインストール。

「7.0.8」の「仮想マシンの作成」の画面は、集約されて以前よりもシンプルになりました。

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また、追加されている「無人インストール」の機能はデフォルトでオンでした。

ただし、個人的には、「ISO イメージ」で立ち上がり、OS のインストールができて、問題なく動けば十分なので、 うまく行かなかったときのやり直しの手間を避けたいので、「無人インストール」はオフにして実施しました。

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感じたのは、「Ubuntu 22.04 LTS」の場合は、「VirtualBox Guest Additions」のインストールまでやった方が、 「VirtualBox」の使い勝手や問題点が改善されます。

また、ゲストOS として Linux を使うときは、「3 ボタンマウス」があると、「中央」ボタンで貼付け出来て、操作性が上がります。

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