登録日: 2025-10-19 更新日: 2025-10-19
前回、「Xubuntu 24.04 LTS」に「VirtualBox 7.1.10」と「Vagrant 2.4.7」をインストールしました:
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今回、現時点で最新の「VirtualBox 7.2.2」と「Vagrant 2.4.9」をインストールして、うまく動くか確認しました:
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その備忘録です。
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使用したPC は、以前に購入した ミニPC「MINISFORUM NAB5」で、Linux マシンとして運用中です。
プロセッサは「Core i5-12450H」で、メモリ 16GB、SSD 512GB です。
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(注)リンクを戻るときはブラウザの左上の「←」をクリック
Android スマホであれば「ホーム」ボタン隣の「<」をタップ
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目次
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今回の作業:
2. 「仮想マシン」の整理:
4. 最新の「VirtualBox 7.2.2」をダウンロード:
6. 「VirtualBox Extension Pack」をインストール:
7. 最新の「Vagrant 2.4.9」をダウンロードしてインストール:
8. Vagrant に「vagrant-vbguest」プラグインをインストール:
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Xubuntu 24.04 LTS の立ち上げ:
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VirtualBox マネージャを起動:
左側に「アイコン」(ボタン)が縦に並びます:
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「ホーム」ボタン:(デフォルト)

→VirtualBox マネージャの左側に縦にボタン(アイコン)が並ぶデザインに変わりました:
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「仮想マシン」ボタン:

→今までと同じ画面です:
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「機能拡張」ボタン:

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「メディア」ボタン:

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「ネットワーク」ボタン:

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「クラウド」ボタン:

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「リリース」ボタン:

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機能が使いやすくなった印象です:
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現在のOS のバージョンを表示:
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2025-10-19 現在
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ホストOS : 「Xubuntu 24.04.2 LTS」
カーネル:
$ uname -r 6.8.0-85-generic
→安定志向なので、更新は少なめです:
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リリース:
$ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=Ubuntu DISTRIB_RELEASE=24.04 DISTRIB_CODENAME=noble DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 24.04.3 LTS"
→LTS 版の更新(ポイントリリース)は、ほぼ 6ヶ月ごとです:
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「x11」と「Wayland」のどちらで動作しているか確認:
$ echo $XDG_SESSION_TYPE x11
→「Wayland」ではなく、「x11」で動作しています。
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「Xubuntu」について:
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Ubuntu の公式フレーバー(性格の違う兄弟?)です
Ubuntu ベースの、軽量な「Xfce」デスクトップ環境です。
個人的には使い慣れた環境です。
安定していることと、カスタマイズしやすく、自分にとって使い勝手の良い環境を再現しやすいのが利点です。
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「VirtualBox」について:
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「VirtualBox 」は、Oracle が開発している「仮想マシン」を構築するためのソフトウェアです。
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「VirtalBox」は「仮想的なパソコン」(仮想デバイス)を実現するソフトウェアです。別のパソコンに「Linux」をインストールするのと変わりません。
仮想マシンを使うことで、ハードウェアで問題になりそうなPC でも、最新のLinux ディストリビューションをインストールできる可能性が高くなります。
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「Vagrant」について:
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公式サイト:
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「Vagrant」 (ベイグラント) は、「仮想マシン」の管理をしやすくするための「フロントエンド」のソフトウェアです:
「仮想マシン」の管理を「vagrant コマンド」で行います:
複数の「仮想マシン」の環境(ベンダーと言います)に対応しており、
ベンダー指定を省略した時のデフォルトは「VirtualBox」です。
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例えば、「VirtualBox」の場合は、
「vagrant コマンド」の実行で、「VirtualBox」が内蔵する「VBoxManage」コマンドを発行して、「仮想マシン」の制御を行っています。
つまり、「VirtualBox」がインストールされていないと使えません。
また、「Vagrant」は、仮想環境を統一するのに便利なので、共同作業の多い「ソフト開発」でよく使われています。
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個人的にはいろいろなOS にトライしており、ssh 接続よりも、GUI をよく使っていて、 GUI で使うときに便利になる、Guest Additions のインストールを手動で行うのですが、 その都度環境が違うので、よく失敗します。
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なので、Guest Additions を(ほぼ 100% の成功率で)仮想マシンに自動インストールしてくれる、「vagrant plugin」機能を使うために、「Vagrant」を使っています。
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1. 「VirtualBox」のインストール状況を確認:
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1). 現在のインストール状況を確認:
$ apt search virtualbox | grep 済 : virtualbox-7.1/now 7.1.10-169112~Ubuntu~noble amd64 [インストール済み、ローカル]
→「ローカル」の表示は、.deb ファイルからインストールされているということです
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パッケージ名が「virtualbox-7.1」でインストールされています:
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2). インストールされている「VirtualBox」の詳細バージョンをコマンドで確認:
$ VBoxManage --version : 7.1.10r169112
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3). 「VirtualBox マネージャ」を起動して、作成された「仮想マシン」をGUI で確認:

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コマンドでも確認できます:
$ ls -1p ~/'VirtualBox VMs'/ : Void-Linux/ 'Void-Linux の原本3'/
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2. 事前に、不要な「仮想マシン」を整理:
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ディスクの空きを増やすため、いくつかの「仮想マシン」を削除しました:
もし、必要な「仮想マシン」があれば、削除の必要はありません。
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ただし、vagrant で管理されている場合は、今回は vagrant のバージョンをアップするので、「仮想マシン」を(制御ファイルを含めて)再作成する必要がある(?)かもしれません。
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2-1. Vagrant で管理されている「仮想マシン」を削除:
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操作例です。各々の環境で異なります。
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1). 現在の「仮想マシン」の確認:
$ vagrant global-status
==> vagrant: A new version of Vagrant is available: 2.4.9 (installed version: 2.4.7)! ==> vagrant: To upgrade visit: https://www.vagrantup.com/downloads.html
id name provider state directory -------------------------------------------------------------------- There are no active Vagrant environments on this computer! Or, you haven't destroyed and recreated Vagrant environments that were started with an older version of Vagrant.
→「Vagrant」の最新バージョンがあるとの通知が表示されました:
ここでは、Vagrant で管理されている「仮想マシン」はなしです:
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3). 不要な「Box」の削除:
確認:
$ vagrant box list
xubuntu2504-4 (virtualbox, 0)
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削除:
$ vagrant box remove xubuntu2504-4
Removing box 'xubuntu2504-4' (v0) with provider 'virtualbox'...
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確認:
$ vagrant box list
There are no installed boxes! Use `vagrant box add` to add some.
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4). 不要な「作業フォルダ」の削除:
個人的に管理しやすいように、「作業フォルダ」を置くフォルダを決めています:
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作業フォルダ名の確認:
$ ls -1 ~/ダウンロード/vm/ : box-share xubuntu2504-4
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削除1:
$ rm -r ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-4
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削除2:
$ rm -r ~/ダウンロード/vm/box-share
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確認:
$ ls -1 ~/ダウンロード/vm/ $
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5). 作成されている「仮想マシン」を確認:
$ ls -lA ~/'VirtualBox VMs' : drwxrwxr-x 3 ubn ubn 4096 10月 16 07:19 Void-Linux drwx------ 2 ubn ubn 4096 10月 16 07:20 'Void-Linux の原本3'
→Vagrant で管理されている「仮想マシン」はありません:
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2-2. VirtualBox マネージャで管理している「仮想マシン」を削除:
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操作例です。各々の環境で異なります。
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1). VirtualBox マネージャにて、不要な「仮想マシン」を削除:
VirtualBox マネージャにて、左の一覧から該当の「仮想マシン」を右クリック→「除去」
→「すべてのファイルを削除」
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2). VirtualBox マネージャを起動して、確認:

→ 2つのみ残っています:
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3. 「VirtualBox」のインストール準備:
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1). システム更新:
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade : アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
→「アップグレード:」の行が、すべて 0 かを確認:
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2). 「dkms」のインストール:
「.deb」ファイルから(最新の)「VirtualBox」をインストールしたい場合に、パッケージ名「dkms」をインストールしておきます:
カーネルの更新があったときに自動で依存が解決(システム更新に、カーネルのビルドに必要なカーネルヘッダー等が追加)されます:
$ sudo apt install dkms
: dkms はすでに最新バージョン (3.0.11-1ubuntu13) です。
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注意: パッケージ名は似ていますが、違う環境に間違えてインストールすると、正しく機能しません:
「.deb」ファイルから(最新の)「VirtualBox」をインストールしたい場合に、
→パッケージ名「dkms」をインストールしておきます:apt コマンドで(最新ではないけど問題の少ない)「VirtualBox」をインストールする場合は、
→パッケージ名「virtualbox-dkms」をインストールしておきます:
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3). 再起動:
「端末」以外のすべてのウィンドウを閉じてから、
$ reboot
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4. 使用できる「Virtualbox」の最新バージョンを確認:
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1). Ubuntu の(開発)「コード名」を確認:
$ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=Ubuntu DISTRIB_RELEASE=24.04 DISTRIB_CODENAME=noble ←(コード名) DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 24.04.3 LTS"
→Xubuntu は「Ubuntu」が元(デスクトップ環境が異なるだけ)なので、「Ubuntu」と同じイメージファイルを使います:
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使用しているホストOS の種類とリリース番号によって、ダウンロードするファイルを選びます:
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2). ブラウザで「virtualbox」の最新版を確認:
→「virtualbox」の最新リリースは「7.2.2」です。
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5. 最新の「virtualbox 7.2.2」をダウンロード:
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1). ファイルのダウンロード:
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→ファイルを「~/ダウンロード/virtualbox/」フォルダに移動:
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→ファイルを「~/ダウンロード/virtualbox/」フォルダに移動:
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表示される内容から抜粋:
a7f5904e35b3c34c000f74e0364f1d1c0efdb126a4d3c4a264244959711c7f42 *Oracle_VirtualBox_Extension_Pack-7.2.2-170484.vbox-extpack 2e5f48404328476f15dd35b7bde710b2a58e5e64bfa7fa78b64970336ba13aac *virtualbox-7.2_7.2.2-170484~Ubuntu~noble_amd64.deb
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2). ファイルの確認:
$ cd ~/ダウンロード/virtualbox/
$ ls -1 : Oracle_VirtualBox_Extension_Pack-7.2.2-170484.vbox-extpack virtualbox-7.2_7.2.2-170484~Ubuntu~noble_amd64.deb
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3). ファイルの「チェックサム」を確認:
「VirtualBox」:
$ sha256sum virtualbox-7.2_7.2.2-170484~Ubuntu~noble_amd64.deb : 2e5f48404328476f15dd35b7bde710b2a58e5e64bfa7fa78b64970336ba13aac virtualbox-7.2_7.2.2-170484~Ubuntu~noble_amd64.deb
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「VirtualBox Extension Pack」:
$ sha256sum Oracle_VirtualBox_Extension_Pack-7.2.2-170484.vbox-extpack : a7f5904e35b3c34c000f74e0364f1d1c0efdb126a4d3c4a264244959711c7f42 Oracle_VirtualBox_Extension_Pack-7.2.2-170484.vbox-extpack
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6. 「.deb」ファイルから「VirtualBox」をインストール:
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こちらは「Xubuntu 24.04 LTS」にて、「virtualbox 7.2.2」をインストールする場合ですが、
違う「.deb」ファイルにすれば、そのバージョンがインストール出来ます:
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1). インストール:
$ cd ~/ダウンロード/virtualbox/ $ sudo apt install ./virtualbox-7.2_7.2.2-170484~Ubuntu~noble_amd64.deb
注意、'./virtualbox-7.2_7.2.2-170484~Ubuntu~noble_amd64.deb' の代わりに 'virtualbox-7.2' を選択します 以下のパッケージが自動でインストールされましたが、もう必要とされていません: libqt6help6 libqt6statemachine6 libqt6xml6t64 これを削除するには 'sudo apt autoremove' を利用してください。 以下の追加パッケージがインストールされます: libxcb-cursor0 以下のパッケージは「削除」されます: virtualbox-7.1 以下のパッケージが新たにインストールされます: libxcb-cursor0 virtualbox-7.2 アップグレード: 0 個、新規インストール: 2 個、削除: 1 個、保留: 0 個。 : virtualbox-7.2 (7.2.2-170484~Ubuntu~noble) を設定しています ... info: グループ `vboxusers' はシステムグループとしてすでに存在しています。終了し ます。 : N: ファイル '/home/ubn/ダウンロード/virtualbox/virtualbox-7.2_7.2.2-170484~Ubuntu~noble_amd64.deb' がユーザ '_apt' からアクセスできないため、ダウンロードは root でサンドボックスを通さずに行われます。 - pkgAcquire::Run (13: 許可がありません) ubn@ubnbox:~/ダウンロード/virtualbox$
-
2). インストールされたか確認:
$ apt search virtualbox | grep 済 : virtualbox-7.2/now 7.2.2-170484~Ubuntu~noble amd64 [インストール済み、ローカル]
→「ローカル」の表示に注目:
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パッケージ名が「virtualbox-7.2」でインストールされました:
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3). コマンドでバージョンを確認:
$ VBoxManage --version : 7.2.2r170484
→上記に、エラーメッセージが含まれていなければ、「VirtualBox マネージャ」が使える状態です:
つまり、Vagrant で仮想マシンを作成して立ち上げできます:
-
参考: もし、上記で、エラーメッセージが含まれている場合の対応は:
→「こちら」を参照:
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4). 再起動:
「端末」画面以外を閉じてから、
$ reboot
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5). ログイン後、デスクトップ画面が表示:
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6). 「VirtualBox」を起動して確認:
メニュー →「システム」→「Oracle VirtualBox」

→正常に立ち上がりました:
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ヘルプ表示を確認:
ヘルプ →「VirtualBox について」:

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VirtualBox グラフィカルユーザーインターフェース バージョン 7.2.2 r170484 (Qt6.8.0 on xcb) Copyright © 2025 Oracle and/or its affiliates.
→「閉じる」
-
「VirtualBox」マネージャを画面右上の「x」で閉じました:
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7). 任意: 「VirtualBox」の「USB 機能」を使いたい場合の確認:
→「こちら」を参照:
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7. 「VirtualBox Extension Pack」をインストール:
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「virtualbox 7.2.2」をインストールした場合です:
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続けて、機能拡張パッケージをインストールしました。
インストールされている VirtualBox のバージョンと同じバージョンの「拡張パック」が必要です:
作業は任意です。
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拡張パックで提供される追加機能:
VirtualBox リモート デスクトップ プロトコル (VirtualBox RDP) のサポート:
ホスト Web カメラ パススルー:
AES アルゴリズムによる「ディスク イメージ」の暗号化:
クラウド統合機能:
→リモートで使うなら必要だけど、必要がなければ要らない機能です。
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1). ファイルマネージャで、「~/ダウンロード/virtualbox/」フォルダを開きます:

フォルダ名は任意なので変わります。
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2). ダウンロードした、緑色で四角いボックスのアイコンの「Oracle_VirtualBox_Extension_Pack-7.2.2-170484.vbox-extpack」をダブルクリック:
「virtualbox」(「VirtualBox」マネージャ)をインストールしたことで使える機能です:
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3). 「VirtualBox」マネージャが起動されて、ダイアログが表示:

→「アップグレード」が表示されていれば、「アップグレード」をクリック:
→「インストール」が表示されていれば、「インストール」をクリック:
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4). ライセンス画面が表示:
一番下までスクロール:
→「同意します」をクリック
→パスワード入力:
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5). 「VirtualBox」マネージャの画面に戻りました:

-
6). 「機能拡張」がインストールされたか確認:
左側の 3つ目の「機能拡張」アイコンをクリック
-
「機能拡張」がインストールされたか確認できます:

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参考: もし、以前の「7.1.10」の「機能拡張」が残ったままだったら、
「7.1.10」をクリック→「アンインストール」をクリック
→「除去」
→「パスワード」入力
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7). 左側の 1つ目の「ホーム」アイコンをクリック

→元の画面に戻りました:
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8). 左側の 2つ目の「仮想マシン」アイコンをクリック

→いつも使っている画面です:
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8. 最新の「Vagrant 2.4.9」をインストール:
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公式サイト:
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最新の「Vagrant 2.4.9」をインストールする場合です:
違う「.deb」ファイルにすれば、そのバージョンがインストール出来ます:
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1). 「Vagrant 2.4.9」のダウンロード:
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→ダウンロードしたファイルを「~/ダウンロード/virtualbox」フォルダに移動(任意):
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2). チェックサムのダウンロード:
「[vagrant_2.4.9_SHA256SUMS[(https://releases.hashicorp.com/vagrant/2.4.9/vagrant_2.4.9_SHA256SUMS)」
→ダウンロードしたファイルを「~/ダウンロード/virtualbox」に移動(任意):
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3). ダウンロードしたチェックサムの「書類ファイル」をダブルクリック:
表示の中から、チェックサムを抜粋:
42d830d05e6e9e647f8a5c854d9f5295e319dac74edd37d54b97b4f29cbbd70d vagrant_2.4.9-1_amd64.deb
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4). ファイルの確認:
$ cd ~/ダウンロード/virtualbox $ ls -1p : Oracle_VirtualBox_Extension_Pack-7.2.2-170484.vbox-extpack vagrant_2.4.9-1_amd64.deb vagrant_2.4.9_SHA256SUMS virtualbox-7.2_7.2.2-170484~Ubuntu~noble_amd64.deb
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5). ダウンロードしたファイルのチェックサムを確認:
$ sha256sum vagrant_2.4.9-1_amd64.deb : 42d830d05e6e9e647f8a5c854d9f5295e319dac74edd37d54b97b4f29cbbd70d vagrant_2.4.9-1_amd64.deb
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6). すでに「Vagrant」、および、そのプラグインをインストールしていたら、完全削除が必要です:
「上書きインストール」を行なうと、依存関連のエラーでプラグインがインストールできませんでした:
-
プラグインを削除した後に、「Vagrant」と設定ファイルを含めての削除が必要です:
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(1). 「vagrant」がインストールされているか確認:
$ apt list vagrant : vagrant/now 2.4.7-1 amd64 [インストール済み、ローカル]
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(2). インストールされているプラグインを確認:
$ vagrant plugin list
vagrant-vbguest (0.32.0, global)
→プラグインはひとつのみインストールされています:
-
(3). インストールされているプラグインを削除:
$ vagrant plugin uninstall vagrant-vbguest : Uninstalling the 'vagrant-vbguest' plugin... Successfully uninstalled micromachine-3.0.0 Successfully uninstalled vagrant-vbguest-0.32.0
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(4). インストールされているプラグインを確認:
$ vagrant plugin list : No plugins installed.
→プラグインはなし:
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(5). 「vagrant」を完全に削除:
$ sudo apt purge vagrant
以下のパッケージは「削除」されます: vagrant* アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 1 個、保留: 0 個。 この操作後に 274 MB のディスク容量が解放されます。 続行しますか? [Y/n]
→Enter
(データベースを読み込んでいます ... 現在 251198 個のファイルとディレクトリがイン ストールされています。) vagrant (2.4.7-1) を削除しています ... dpkg: 警告: vagrant の削除中、ディレクトリ '/opt' が空でないため削除できませんで した
-
(6). 「/opt」フォルダを確認:
$ ls -A /opt firefox
→「firefox」は別件につき、問題なし
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(7). 「vagrant」が削除されたか確認:
$ apt list vagrant $
→なし:
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(8). 念の為、一度再起動:
「端末」以外の画面を閉じてから、
$ reboot
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7). 「.deb」ファイルから「Vagrant」をインストール:
$ cd ~/ダウンロード/virtualbox/ $ sudo apt install ./vagrant_2.4.9-1_amd64.deb
: 以下のパッケージが自動でインストールされましたが、もう必要とされていません: libqt6help6 libqt6statemachine6 libqt6xml6t64 これを削除するには 'sudo apt autoremove' を利用してください。 以下のパッケージが新たにインストールされます: vagrant アップグレード: 0 個、新規インストール: 1 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
→「新たにインストールされます:」であることを確認:
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8). インストールされたか確認:
$ apt list vagrant : vagrant/now 2.4.9-1 amd64 [インストール済み、ローカル]
→「ローカル」の表示に注目:
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9). バージョンを確認:
$ vagrant --version : Vagrant 2.4.9
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9. 「vagrant-vbguest」プラグインをインストール:
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ホストOS 側の「Vagrant」のインストールをしたら、「vagrant-vbguest」プラグインをインストールしておくと、
「vagrant up」や「vagrant reload」時、及び「vagrant vbguest」実行時に
「Guest Additions」のバージョンを自動でチェックして、 自動で「Guest Additions」をインストールしてくれます。
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手動だと半分しかうまく行かなかった「Guest Additions」のインストールがほぼ成功するのが利点:
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1). 「vagrant-vbguest」プラグインを確認:
$ vagrant plugin list : No plugins installed.
→プラグインなし:
エラーの表示はありません:
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参考: 先にプラグインを削除せずに、「vagrant」を再インストールすると、ここでエラーが出る場合があり、面倒なことになります:
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2). 「vagrant-vbguest」プラグインのインストール:
$ vagrant plugin install vagrant-vbguest : Installing the 'vagrant-vbguest' plugin. This can take a few minutes... Fetching micromachine-3.0.0.gem Fetching vagrant-vbguest-0.32.0.gem Installed the plugin 'vagrant-vbguest (0.32.0)'!
→赤い警告が表示されなければ OK:
プラグイン自体のバージョンは上がっていません
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3). ホストOS を再起動:
「端末」以外のすべてのウィンドウを閉じてから、
$ reboot
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10. 「Vagrant」の動作を確認:
-
「Vagrant 2.4.9」を確認するには、「仮想マシン」をイチから作ってみないと、テストになりません:
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1). vagrant のプラグインを確認:
$ vagrant plugin list : vagrant-vbguest (0.32.0, global)
-
2). 登録された「Box」を確認:
$ vagrant box list : There are no installed boxes! Use `vagrant box add` to add some.
→なし
-
3). 作成された「仮想マシン」を確認:
$ vagrant global-status : id name provider state directory -------------------------------------------------------------------------
-
4). 「Vagrant 2.4.9」で、「仮想マシン」を作成して、動作を確認:
-
→次に投稿する、〈H175-9〉にて、動作を確認しました:
「Vagrant」で「Void Linux」の「仮想マシン」を作成:
→OK
-
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まとめ
今回は、「Xubuntu 24.04.3 LTS」に、最新の「VirtualBox 7.2.2」と「Vagrant 2.4.9」をインストールしました。
-
「VirtualBox 7.2.2」は、機能がわかりやすい画面のデザインに変わり、そこで確認できる項目も増えています:
少しずつ、進歩しています。
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また、バージョンアップで問題となる、最新の「Vagrant 2.4.9」を使い、最新の「VirtualBox 7.2.2」の「仮想マシン」が作成できるかは、次の「投稿」で正常に動くことを確認しました。
この組み合わせだとスムーズに移行できるので、オススメかも。
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目次
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- 目次
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - -
- Xubuntu 24.04 LTS の立ち上げ:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --
- 現在のOS のバージョンを表示:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ---
- 「Xubuntu」について:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----
- 「VirtualBox」について:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - -----
- 「Vagrant」について:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- -
- 1. 「VirtualBox」のインストール状況を確認:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- --
- 2. 事前に、不要な「仮想マシン」を整理:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ---
- 2-1. Vagrant で管理されている「仮想マシン」を削除:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----
- 2-2. VirtualBox マネージャで管理している「仮想マシン」を削除:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- -----
- 3. 「VirtualBox」のインストール準備:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- -
- 4. 使用できる「Virtualbox」の最新バージョンを確認:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- --
- 5. 最新の「virtualbox 7.2.2」をダウンロード:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ---
- 6. 「.deb」ファイルから「VirtualBox」をインストール:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----
- 7. 「VirtualBox Extension Pack」をインストール:
- 拡張パックで提供される追加機能:
- 1). ファイルマネージャで、「~/ダウンロード/virtualbox/」フォルダを開きます:
- 2). ダウンロードした、緑色で四角いボックスのアイコンの「Oracle_VirtualBox_Extension_Pack-7.2.2-170484.vbox-extpack」をダブルクリック:
- 3). 「VirtualBox」マネージャが起動されて、ダイアログが表示:
- 4). ライセンス画面が表示:
- 5). 「VirtualBox」マネージャの画面に戻りました:
- 6). 「機能拡張」がインストールされたか確認:
- 7). 左側の 1つ目の「ホーム」アイコンをクリック
- 8). 左側の 2つ目の「仮想マシン」アイコンをクリック
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- -----
- 8. 最新の「Vagrant 2.4.9」をインストール:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- -
- 9. 「vagrant-vbguest」プラグインをインストール:
- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- --
- 10. 「Vagrant」の動作を確認:
- まとめ
- -
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