Linux あれこれ

Linux 関連(一部 Windows11 )の備忘録です。

CentOS 8.2 Xfce で、スクリーンセーバーのテーマとゲームを追加〈H95〉

登録日: 2020-11-14 更新日: 2020-12-27

前回、CentOS 8.2 にデスクトップ環境として、「Xfce 」をインストールしました。

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その後の設定として、スクリーンセーバーの「xfce4-screensaver」 にテーマを追加。 および、ゲームをインストールしたので、備忘録として残しました。

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備忘録なので、役立ちそうな関連する情報も詰め込んでいます。 見づらいときは「参考:」とある部分は読み飛ばしてください。

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「目次」

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CentOS 8.2 Xfce」のデスクトップ画面:

→カスタマイズしています。 使いやすいようにパネルを下と右に配置、壁紙、「アプリケーション」ボタン、「あ」の色を変更。 壁紙は少しだけ修正。

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CentOS 8.2 Xfce のロック画面とスクリーンセーバーについて

$ dnf list *screensaver
:
インストール済みパッケージ
xfce4-screensaver.x86_64                   0.1.10-1.el8                    @epel

→「xfce4-screensaver」は、スクリーンセーバーと「ロック画面」の機能を持つアプリです。

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ロック画面の設定

設定→「設定マネージャ」→「スクリーンセーバー」→「ロック画面」タブ

「ロック画面を有効にする」: オン

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スクリーンセーバーで画面をロックする」: オン(1 分)

「セッションステータスメッセージ」: オン

その他はすべて: オフ

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スクリーンセーバーの設定

設定→「スクリーンセーバー」→「スクリーンセーバーの設定」画面 →「スクリーンセーバー」タブ

スクリーンセーバーを有効にする」: オン

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テーマ: ブランク画面(デフォルト)

「コンピューターがアイドル状態のときにスクリーンセーバーをアクティブにする」: オン

3 分

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スクリーンセーバーのテーマ

- ブランク画面
- ランダム
- Slideshow
- フローティングXfce
- ポップアートスクウェア

→上 2つが「xfce4-screensaver」アプリが持つ機能としてのテーマです。 下 3つが「スクリーンセーバー」のプログラム(Xscreensaver と互換性のあるテーマ)です。

  • テーマを選び、左下の「スクリーンセーバーを設定する」をクリック→そのテーマの設定ができます:
slideshow        →表示するフォルダを変更
フローティングXfce   →表示するネズミの数を変更
ポップアートスクウェア →設定なし

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「xfce4-screensaver」のテーマの置き場所:

$ ls -l /usr/libexec/xfce4-screensaver/
:
-rwxr-xr-x. 1 root root 41976  3月 30  2020 floaters  →「Xfce のネズミ」が飛び回ります
-rwxr-xr-x. 1 root root 42136  3月 30  2020 popsquares  →5x5 の画面分割でランダムに明るさが変化
-rwxr-xr-x. 1 root root 57224  3月 30  2020 slideshow →「画像」フォルダのすべてをスライドショー表示

→「xfce4-dict」で表示されているみたい。

  • このフォルダに「xscreensaver」のテーマを持ってくればテーマの追加ができそう。

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「xfce4-screensaver」のデスクトップファイルの置き場所:

$ ls -1 /usr/share/applications/
:
screensavers
xfce4-screensaver-preferences.desktop

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「xfce4-screensaver」のテーマごとのデスクトップファイルの置き場所:

$ ls -1 /usr/share/applications/screensavers/
xfce-floaters.desktop
xfce-personal-slideshow.desktop
xfce-popsquares.desktop

→テーマごとにデスクトップファイルが「screensavers」フォルダに置かれています。 「テーマの登録」には、こちらにそのデスクトップファイルを置く必要があります。

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参考: XScreenSaver のホームページにて「xscreensaver」をダウンロード

「xscreensaver」のスクリーンセーバーのテーマを入手できるか試しました。

XScreenSaver のホームページ

ソースコード(xscreensaver-5.44.tar.gz) でした。 「依存が多くてコンパイルは難しいので、バイナリの入手がおすすめ」と説明があり断念。

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参考: 別のリポジトリからバイナリ(rpm) を入手

rpm ファイルをダウンロード、展開、そこからテーマを入手できるか試しました。

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1. rpmfind.net で検索

RedHat/Centos:

EPEL 7 for x86_64: xscreensaver-5.43-2.el7.x86_64.rpm

→「ファイルを保存する」にチェック

作業しやすいように、任意のフォルダにファイルを移動:

$ ls ~/ダウンロード/test/
xscreensaver-5.43-2.el7.x86_64.rpm

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2. ダウンロードした「xscreensaver-5.43-2.el7.x86_64.rpm」を確認

-

rpm ファイルに含まれるファイルの一覧を表示:
$ cd ~/ダウンロード/test/

$ rpm2cpio xscreensaver-5.43-2.el7.x86_64.rpm | cpio --list
1 ブロック

→予想外。何も表示されません。

もしくは、

$ rpm -qpl xscreensaver-5.44-1.el8.x86_64.rpm

警告: xscreensaver-5.44-1.el8.x86_64.rpm: ヘッダー V4 RSA/SHA256 Signature、鍵 ID 2dcd03a2: NOKEY
(ファイルが含まれていません)

→パッケージリリース元のGPG公開鍵がサーバに取り込まれていないときの警告です。 サードパーティからのダウンロードなので当然といえば当然。

(ファイルが含まれていません) は「公開鍵がないこと」、「ファイル自体がないこと」のどちらにも取れる表現です。

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3. 念の為に、同じようにダウンロードした別のアプリのrpm ファイルで確認:

-

rpm ファイルに含まれるファイルの一覧を表示:
$ rpm2cpio aisleriot-3.22.2-1.el7.x86_64.rpm | cpio --list
./etc/gconf/schemas/aisleriot.schemas
./usr/bin/sol
./usr/lib64/aisleriot
./usr/lib64/aisleriot/guile
:
./usr/share/locale/zh_HK/LC_MESSAGES/aisleriot.mo
./usr/share/locale/zh_TW/LC_MESSAGES/aisleriot.mo
./usr/share/man/man6/sol.6.gz
./usr/share/metainfo/sol.appdata.xml
30456 ブロック

→こちらはファイル一覧が表示されました。最後の数字はサイズみたい。1 ブロックは空と同じみたい。

もしくは、

$ rpm -qpl aisleriot-3.22.2-1.el7.x86_64.rpm
/etc/gconf/schemas/aisleriot.schemas
/usr/bin/sol
/usr/lib64/aisleriot
/usr/lib64/aisleriot/guile
:
/usr/share/locale/zh_HK/LC_MESSAGES/aisleriot.mo
/usr/share/locale/zh_TW/LC_MESSAGES/aisleriot.mo
/usr/share/man/man6/sol.6.gz
警告: aisleriot-3.22.2-1.el7.x86_64.rpm: ヘッダー V3 RSA/SHA256 Signature、鍵 ID 352c64e5: NOKEY

→ファイル一覧が表示されました。鍵の警告も出ました。

正常な方には(ファイルが含まれていません)が表示されないので、ファイル自体がないということでした。 fc32、fc31、とファイルを変えても同じなので、サイトに置かれたrpm が完全ではありません。使えません。

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参考: rpm ファイルに含まれるファイルを取り出すとき:

参考:

RPMパッケージからファイルを取り出すには

RPM ファイルにどのようなファイルが含まれているかを調べたり、一部のファイルを取り出したりするときは、 RPM パッケージを cpio 形式のアーカイブファイルに変換します。

cpio 形式のアーカイブファイルに変換するには「rpm2cpio」コマンドを使います。 cpio 形式のアーカイブファイルからファイルを取り出したり、ファイルの一覧を表示するには「cpio」コマンドを使います。

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作業用のディレクトリにて実行:

$ cd ~/ダウンロード/test/

$ rpm2cpio aisleriot-3.22.2-1.el7.x86_64.rpm | cpio -id
30456 ブロック

→本来ファイルがインストールされるはずのディレクトリが作成され、その下にファイルが作られます。

実行後に確認:

$ ls
aisleriot-3.22.2-1.el7.x86_64.rpm  etc  usr

$ ls -l
合計 6048
-rw-rw-r--. 1 ubn ubn 6181504 11月  3 01:11 aisleriot-3.22.2-1.el7.x86_64.rpm
drwxrwxr-x. 3 ubn ubn    4096 11月 11 07:03 etc
drwxrwxr-x. 6 ubn ubn    4096 11月 11 07:03 usr

$ tree

→「etc」と「usr」フォルダができました。 tree は色付きで階層表示され、見やすいです。マウスでスクロール表示できます。

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4. ダウンロードしたrpm には、ファイルが含まれていないことが判明。なので、断念

→やり方を代えました。リポジトリを登録、「xscreensaver」を仮にインストール、そこからテーマのファイルを入手することにしました。

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「xscreensaver」のホームページにて、好みのテーマを確認

  • すべては利用できないので、まずは、好みのものをひとつだけ選びます。

Screen Shots でレビューできます。

  • Eruption(噴火)→花火の爆発

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「xscreensaver」のインストール

  • 「xscreensaver」のテーマを入手するために、仮にアプリをインストールしました。

たぶん、ライブラリ構成が影響するので、利用できるのは同じ系列のディストリビューション間(FedoraCentOS)だろうと思います。

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1. 「CentOS 8 xscreensaver」で検索

サードバーティの「Ravenリポジトリがヒット

CentOS 8 Raven x86_64 Third-Party

xscreensaver-5.44-1.el8.x86_64.rpm

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2. リポジトリのインストールが必要ですが:

$ dnf search raven-release
:
一致する項目はありませんでした。

→公式リポジトリに肝心の「リポジトリの登録アプリ」が登録されていません。完全に信用するのはリスクがあります。

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Raven リポジトリの登録アプリについて:

raven-release-1.0-1.el8.noarch.rpm

rpm をダウンロードして、そのままインストールすると、リポジトリ構成ファイルだけでなく公開GPG鍵も登録されます。

/etc/yum.repos.d/raven.repo
/etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-raven

→鍵の登録によりチェックがスルーされるのでセキュリティホールができて危険です。鍵の登録は信頼できるときだけに行うことなので、リポジトリ構成ファイルだけを使います。

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3. リポジトリを登録するアプリの rpm ファイルをダウンロード

Source Package

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4. ダウンロードした rpm ファイルを作業用のディレクトリに移動:

$ cd ~/ダウンロード/test/

$ ls
raven-release-1.0-1.el8.src.rpm

$ rpm -qpl raven-release-1.0-1.el8.src.rpm
警告: raven-release-1.0-1.el8.src.rpm: ヘッダー V4 RSA/SHA256 Signature、鍵 ID 2dcd03a2: NOKEY
RPM-GPG-KEY-raven
raven-release.spec
raven.repo

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5. rpm ファイルを展開:

$ rpm2cpio raven-release-1.0-1.el8.src.rpm | cpio -id
9 ブロック

$ tree
.
├── RPM-GPG-KEY-raven
├── raven-release-1.0-1.el8.src.rpm
├── raven-release.spec
└── raven.repo

0 directories, 4 files

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6. raven.repo ファイルを修正:

$ cp ~/ダウンロード/test/raven.repo ~/ドキュメント/raven.repo
$ mousepad ~/ドキュメント/raven.repo

Raven リポジトリだけが有効でしたが、 3つとも enabled=0 に変更して、raven リポジトリのすべてを無効に設定しました。 また、gpg key を登録していないので、3つとも gpgcheck=0 に変更してチェックしないようにしました。

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7. raven.repo ファイルを修正した後の確認:

$ cat ~/ドキュメント/raven.repo

[raven]
name=Raven's RPM repo for el$releasever-$basearch - base
baseurl=https://pkgs.dyn.su/el8/base/$basearch/
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-raven
gpgcheck=0
enabled=0

[raven-multimedia]
name=Raven's RPM repo for el$releasever-$basearch  - multimedia
baseurl=https://pkgs.dyn.su/el8/multimedia/$basearch/
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-raven
gpgcheck=0
enabled=0

[raven-extras]
name=Raven's RPM repo for el$releasever-$basearch - extras
baseurl=https://pkgs.dyn.su/el8/extras/$basearch/
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-raven
gpgcheck=0
enabled=0

→3つのリポジトリともに、gpgcheck=0 、enabled=0 に変更しました。

これらのリポジトリを使うときは下記のパラメータで一時的な有効化が必要です:

--enablerepo=raven
--enablerepo=raven-multimedia
--enablerepo=raven-extras

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8. raven.repo ファイルを配置:

$ sudo cp ~/ドキュメント/raven.repo /etc/yum.repos.d/raven.repo

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9. 再起動

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10. 現在 有効なリポジトリを確認:

$ dnf repolist
repo id            repo の名前
AppStream          CentOS-8 - AppStream
BaseOS             CentOS-8 - Base
epel               Extra Packages for Enterprise Linux 8 - x86_64
epel-modular       Extra Packages for Enterprise Linux Modular 8 - x86_64
extras             CentOS-8 - Extras

-

11. 現在 有効ではない(無効の)リポジトリを確認:

$ dnf repolist --disabled
:
PowerTools                     CentOS-8 - PowerTools
:
raven                          Raven's RPM repo for el8-x86_64 - base
raven-extras                   Raven's RPM repo for el8-x86_64 - extras
raven-multimedia               Raven's RPM repo for el8-x86_64  - multimedia

trinity-r14                    trinity-r14
trinity-r14-noarch             trinity-r14-noarch
trinity-r14-source             trinity-r14-noarch

→3つのraven リポジトリが登録され、無効であることを確認。

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12. raven リポジトリにて「xscreensaver」アプリを検索:

$ dnf --enablerepo=raven list xscreensaver
:
利用可能なパッケージ
xscreensaver.x86_64                      1:5.44-1.el8                      raven

-

13. raven リポジトリを有効にして「xscreensaver」アプリをインストール:

$ sudo dnf --enablerepo=raven install xscreensaver
:
エラー: 
 問題: package xscreensaver-1:5.44-1.el8.x86_64 requires xscreensaver-gl-extras = 1:5.44-1.el8, but none of the providers can be installed
  - conflicting requests
  - nothing provides libgdk_pixbuf_xlib-2.0.so.0()(64bit) needed by xscreensaver-gl-extras-1:5.44-1.el8.x86_64

→依存が足りないようです。

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14. 「libgdk_pixbuf_xlib-2.0.so.0()(64bit)」を検索

rpmfind.net で検索

CentOS 8-stream PowerTools for x86_64   gdk-pixbuf2-xlib-2.36.12-5.el8.i686.rpm
CentOS 8.2.2004 PowerTools for x86_64   gdk-pixbuf2-xlib-2.36.12-5.el8.i686.rpm

→「PowerTools」リポジトリにあるみたい。

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https://pkgs.org/download/libgdk_pixbuf_xlib-2.0.so.0()(64bit) 」で検索

CentOS 8

CentOS PowerTools x86_64 Official
gdk-pixbuf2-xlib-2.36.12-5.el8.x86_64.rpm   Additional library for using gdk-pixbuf with bare xlib

→「PowerTools」リポジトリにあるみたい。

「PowerTools」リポジトリにあることを確認:

$ dnf --enablerepo=PowerTools whatprovides */libgdk_pixbuf_xlib*
:
gdk-pixbuf2-xlib-2.36.12-5.el8.x86_64 : Additional library for using gdk-pixbuf
                                      : with bare xlib
Repo        : PowerTools
一致:
ファイル名    : /usr/lib64/libgdk_pixbuf_xlib-2.0.so.0
ファイル名    : /usr/lib64/libgdk_pixbuf_xlib-2.0.so.0.3612.0

-

15. 「xscreensaver」アプリを再びインストール:

$ sudo dnf --enablerepo=raven,PowerTools install xscreensaver
:
インストール中:
 xscreensaver                      x86_64   1:5.44-1.el8     raven         51 k
依存関係のインストール中:
 gdk-pixbuf2-xlib                  x86_64   2.36.12-5.el8    PowerTools    55 k
 libXaw                            x86_64   1.0.13-10.el8    AppStream    194 k
 libglade2                         x86_64   2.6.4-23.el8     epel          70 k
 mesa-libGLU                       x86_64   9.0.0-15.el8     AppStream    185 k
 perl-Compress-Raw-Bzip2           x86_64   2.081-1.el8      AppStream     40 k
 perl-Compress-Raw-Zlib            x86_64   2.081-1.el8      AppStream     68 k
 perl-Data-Dump                    noarch   1.23-7.el8       AppStream     36 k
 perl-Digest-HMAC                  noarch   1.03-17.el8      AppStream     20 k
 perl-Digest-SHA                   x86_64   1:6.02-1.el8     AppStream     66 k
 perl-Encode-Locale                noarch   1.05-9.el8       AppStream     21 k
 perl-File-Listing                 noarch   6.04-17.el8      AppStream     18 k
 perl-HTML-Parser                  x86_64   3.72-14.el8      AppStream    119 k
 perl-HTML-Tagset                  noarch   3.20-33.el8      AppStream     24 k
 perl-HTTP-Cookies                 noarch   6.04-2.el8       AppStream     39 k
 perl-HTTP-Date                    noarch   6.02-18.el8      AppStream     19 k
 perl-HTTP-Message                 noarch   6.18-1.el8       AppStream    100 k
 perl-HTTP-Negotiate               noarch   6.01-19.el8      AppStream     22 k
 perl-IO-Compress                  noarch   2.081-1.el8      AppStream    258 k
 perl-IO-HTML                      noarch   1.001-10.el8     AppStream     28 k
 perl-LWP-MediaTypes               noarch   6.02-14.el8      AppStream     29 k
 perl-NTLM                         noarch   1.09-17.el8      AppStream     24 k
 perl-Net-HTTP                     noarch   6.17-2.el8       AppStream     43 k
 perl-TimeDate                     noarch   1:2.30-13.el8    AppStream     53 k
 perl-Try-Tiny                     noarch   0.30-2.el8       AppStream     44 k
 perl-WWW-RobotRules               noarch   6.02-18.el8      AppStream     22 k
 perl-libwww-perl                  noarch   6.34-1.el8       AppStream    212 k
 xdg-utils                         noarch   1.1.2-5.el8      AppStream     84 k
 xorg-x11-fonts-ISO8859-1-100dpi   noarch   7.5-19.el8       AppStream    1.1 M
 xorg-x11-resutils                 x86_64   7.7-5.el8        raven         74 k
 xscreensaver-base                 x86_64   1:5.44-1.el8     raven        562 k
 xscreensaver-extras               x86_64   1:5.44-1.el8     raven        2.3 M
 xscreensaver-gl-base              x86_64   1:5.44-1.el8     raven         65 k
 xscreensaver-gl-extras            x86_64   1:5.44-1.el8     raven        6.1 M

→今回は「gdk-pixbuf2-xlib」のインストールが必要なので「PowerTools」リポジトリの指定を追加しました。

-


スクリーンセーバー「xscreensaver」のテーマが「xfce4-screensaver」で使えるか確認:

-

1. 「xscreensaver」のテーマの置き場所:

$ ls /usr/libexec/xscreensaver/
abstractile    engine          juggler3d        rotzoomer
anemone        epicycle        julia            rubik
anemotaxis     eruption        kaleidescope     rubikblocks
antinspect     esper           kaleidocycle     sballs
antmaze        etruscanvenus   klein            scooter
antspotlight   euler2d         kumppa           shadebobs
apollonian     fadeplot        lament           sierpinski
apple2         fiberlamp       lavalite         sierpinski3d
atlantis       filmleader      lcdscrub         skytentacles
attraction     fireworkx       ljlatest         slidescreen
atunnel        flame           lockward         slip
barcode        flipflop        loop             sonar
binaryring     flipscreen3d    m6502            speedmine
blaster        fliptext        maze             spheremonics
blinkbox       flow            maze3d           splitflap
blitspin       fluidballs      memscroller      splodesic
blocktube      flurry          menger           spotlight
boing          flyingtoasters  metaballs        sproingies
bouboule       fontglide       mirrorblob       squiral
bouncingcow    fuzzyflakes     moebius          stairs
boxed          galaxy          moebiusgears     starfish
boxfit         gears           moire            starwars
braid          geodesic        moire2           stonerview
bsod           geodesicgears   molecule         strange
bubble3d       gflux           morph3d          substrate
bumps          gibson          mountain         superquadrics
cage           glblur          munch            surfaces
carousel       glcells         nerverot         swirl
ccurve         gleidescope     noof             tangram
celtic         glhanoi         noseguy          tessellimage
circuit        glitchpeg       pacman           thornbird
cityflow       glknots         pedal            timetunnel
cloudlife      glmatrix        peepers          topblock
companioncube  glplanet        penetrate        triangle
compass        glschool        penrose          tronbit
coral          glslideshow     petri            truchet
crackberg      glsnake         phosphor         twang
crumbler       gltext          photopile        unicrud
crystal        goop            piecewise        unknownpleasures
cube21         grav            pinion           vermiculate
cubenetic      gravitywell     pipes            vfeedback
cubestack      greynetic       polyhedra        vidwhacker
cubestorm      halftone        polyominoes      vigilance
cubetwist      halo            polytopes        voronoi
cubicgrid      handsy          pong             wander
cwaves         helix           popsquares       webcollage
cynosure       hexadrop        projectiveplane  webcollage-helper
dangerball     hexstrut        providence       webcollage.original
decayscreen    hilbert         pulsar           whirlwindwarp
deco           hopalong        pyro             winduprobot
deepstars      hydrostat       qix              wormhole
deluxe         hypertorus      quasicrystal     xanalogtv
demon          hypnowheel      queens           xflame
discoball      ifs             raverhoop        xjack
discrete       imsmap          razzledazzle     xlyap
distort        interaggregate  rd-bomb          xmatrix
drift          interference    ripples          xrayswarm
dymaxionmap    intermomentary  rocks            xspirograph
endgame        jigglypuff      romanboy         zoom
energystream   jigsaw          rorschach

-

2. xscreensaver のテーマを再利用できるように保存:

$ cd ~/ダウンロード/
$ mkdir xscreensaver-theme
$ sudo cp -r /usr/libexec/xscreensaver/ ~/ダウンロード/xscreensaver-theme
$ ls ~/ダウンロード/xscreensaver-theme/xscreensaver/
abstractile    engine          juggler3d        rotzoomer
:

→保存しておけば、「xscreensaver」をアンインストールしてもテーマが利用可能です。 どういうテーマだったかは、公式サイト でレビューを確認できます。

-

3. 「xfce4-screensaver」のテーマごとのデスクトップファイル:

$ ls -1 /usr/share/applications/screensavers/

xfce-floaters.desktop
xfce-personal-slideshow.desktop
xfce-popsquares.desktop

→テーマを持ってくるときは、これらのようなデスクトップファイルが必要です。

-

4. ファイルマネージャでデスクトップファイルを確認すると:

- Slideshow
- フローティングXfce
- ポップアートスクウェア

-


5. ついでに、「Slideshow」テーマのアプリ名を日本語に修正:

$ sudo mousepad /usr/share/applications/screensavers/xfce-personal-slideshow.desktop

-

Name=Slideshow

↓ 1 行追記:

Name=Slideshow
Name[ja]=スライドショー

確認:

$ cat /usr/share/applications/screensavers/xfce-personal-slideshow.desktop
[Desktop Entry]
Name=Slideshow
Name[ja]=スライドショー
Comment=Display a slideshow from your Pictures folder
Comment[ja]=画像フォルダーからスライドショーを表示
:
Exec=/usr/libexec/xfce4-screensaver/slideshow
TryExec=/usr/libexec/xfce4-screensaver/slideshow
StartupNotify=false
Terminal=false
Type=Application
Categories=Screensaver;X-XFCE;
OnlyShowIn=XFCE;
Hidden=true
X-Desktop-File-Install-Version=0.23

-


6. 「フローティング Xfce」テーマの飛び回る「マウス」を「CentOS」に変更:

$ sudo mousepad /usr/share/applications/screensavers/xfce-floaters.desktop

-

Exec=/usr/libexec/xfce4-screensaver/floaters /usr/share/pixmaps/xfce-logo-white.svg

↓ 修正:

Exec=/usr/libexec/xfce4-screensaver/floaters /usr/share/icons/hicolor/scalable/apps/start-here.svg

確認:

$ cat /usr/share/applications/screensavers/xfce-floaters.desktop
[Desktop Entry]
Name=Floating Xfce
Name[ja]=フローティング Xfce
Comment=Bubbles the Xfce logo around the screen
Comment[ja]=ロゴが画面の周りで飛び回る
:
Exec=/usr/libexec/xfce4-screensaver/floaters /usr/share/icons/hicolor/scalable/apps/start-here.svg
TryExec=/usr/libexec/xfce4-screensaver/floaters
StartupNotify=false
Terminal=false
Type=Application
Categories=Screensaver;X-XFCE;
OnlyShowIn=XFCE;
Hidden=true
X-Desktop-File-Install-Version=0.23

-


7. 「ポップアートスクウェア」テーマのデスクトップファイルの確認:

$ cat /usr/share/applications/screensavers/xfce-popsquares.desktop
[Desktop Entry]
Name=Pop art squares
Name[ja]=ポップアートスクウェア
:
Comment=A pop-art-ish grid of pulsing colors.
Comment[ja]=パルス色のポップアート風のグリッド
Exec=/usr/libexec/xfce4-screensaver/popsquares
TryExec=/usr/libexec/xfce4-screensaver/popsquares
StartupNotify=false
Terminal=false
Type=Application
Categories=Screensaver;X-XFCE;
OnlyShowIn=XFCE;
Hidden=true
X-Desktop-File-Install-Version=0.23

-


8. 「xscreensaver」のデスクトップファイル

  • 「xscreensaver」では、テーマ別にデスクトップファイルは置かれていません。
$ ls -1 /usr/share/applications/xscreensaver*
/usr/share/applications/xscreensaver-properties.desktop

$ cat /usr/share/applications/xscreensaver-properties.desktop
[Desktop Entry]
Exec=xscreensaver-demo
Icon=xscreensaver
Terminal=false
Name=Screensaver
Name[ja]=スクリーンセーバー
:
Comment=Change screensaver properties
Comment[ja]=スクリーンセーバーの設定を変更する
:
Type=Application
Categories=Settings;DesktopSettings;Security;X-XFCE;
X-Desktop-File-Install-Version=0.23
OnlyShowIn=GNOME;

-

9. テーマ別のデスクトップファイルではなく、実行指定のファイルが使われていました:

$ cat /usr/share/xscreensaver/hacks.conf.d/xscreensaver.conf
                maze -root                  \n\
  GL:               superquadrics -root             \n\
                attraction -root                \n\
                blitspin -root                  \n\
                greynetic -root                 \n\
                helix -root                 \n\
                hopalong -root                  \n\
                imsmap -root                    \n\
-               noseguy -root                   \n\
-               pyro -root                  \n\
                qix -root                   \n\
-               rocks -root                 \n\
                rorschach -root                 \n\
: (省略)
                eruption -root                  \n\    ←(注目)
:
  GL:               gibson -root                    \n

→先頭に「-」があるものは無効化されたものです。すべてに「-root」が付いていることに注目。

-

10. 「xscreensaver」では、テーマごとの設定ファイルもありましたが今回は使いません:

追加する「eruption」テーマの設定ファイルを確認してみます:

$ cat /usr/share/xscreensaver/config/eruption.xml
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>

<screensaver name="eruption" _label="Eruption">

  <command arg="-root"/>

  <video href="https://www.youtube.com/watch?v=CQ6jDBnumT8"/>  ←(サンプル動画のアドレス)

  <hgroup>
   <vgroup>
    <number id="delay" type="slider" arg="-delay %"
            _label="Frame rate" _low-label="Low" _high-label="High"
            low="0" high="100000" default="10000"
            convert="invert"/>

    <number id="ncolors" type="slider" arg="-ncolors %"
              _label="Number of colors" _low-label="Few" _high-label="Many"
              low="16" high="256" default="256"/>

    <number id="nparticles" type="slider" arg="-particles %"
              _label="Number of particles" _low-label="Little" _high-label="Many"
              low="100" high="2000" default="300"/>

    <number id="cooloff" type="slider" arg="-cooloff %"
              _label="Cooling factor" _low-label="Slow" _high-label="Fast"
              low="0" high="10" default="2"/>
   </vgroup>
   <vgroup>
    <number id="heat" type="slider" arg="-heat %"
              _label="Heat" _low-label="Pleasant" _high-label="Inferno"
              low="64" high="256" default="256"/>

    <number id="gravity" type="slider" arg="-gravity %"
              _label="Gravity" _low-label="Negative" _high-label="Positive"
              low="-5" high="5" default="1"/>

    <number id="cycles" type="slider" arg="-cycles %"
             _label="Duration" _low-label="Short" _high-label="Long"
            low="10" high="3000" default="80"/>

    <boolean id="showfps" _label="Show frame rate" arg-set="-fps"/>
   </vgroup>
  </hgroup>

  <xscreensaver-updater />

  <_description>
Exploding fireworks.  See also the "Fireworkx", "XFlame" and "Pyro"
screen savers.

Written by W.P. van Paassen; 2003.
  </_description>
</screensaver>

→サンプル動画のアドレスも書かれています。

-

11. 追加する「eruption」テーマのデスクトップファイルを作成:

Screen Shots

  • Eruption(噴火)→花火の爆発
$ sudo mousepad /usr/share/applications/screensavers/eruption.desktop

下記を入力:

[Desktop Entry]
Name=Eruption
Name[ja]=噴火
Comment=Exploding fireworks
Comment[ja]=花火の爆発
Exec=/usr/libexec/xfce4-screensaver/eruption -root
TryExec=/usr/libexec/xfce4-screensaver/eruption -root
StartupNotify=false
Terminal=false
Type=Application
Categories=Screensaver;X-XFCE;
OnlyShowIn=XFCE;
Hidden=true
X-Desktop-File-Install-Version=0.23

→実行指定で「-root」を付けているのがポイント。これがないとレビュー枠内に表示されず、別のウィンドウでレビューが開きます。

-

12. 「xscreensaver」のテーマを「xfce4-screensaver」にコピー:

$ sudo cp /usr/libexec/xscreensaver/eruption /usr/libexec/xfce4-screensaver/

$ ls -1 /usr/libexec/xfce4-screensaver/
eruption
floaters
popsquares
slideshow

-

13. スクリーンセーバー「xfce4-screensaver」にテーマが追加されたか確認:

設定→「スクリーンセーバー」→「スクリーンセーバーの設定」画面 →「スクリーンセーバー」タブ

テーマ:

- ブランク画面
- ランダム
- Slideshow
- フローティングXfce
- ポップアートスクウェア
- 噴火

→「噴火」が追加されました。レビューも動作確認できました。

-


14. 「xscreensaver」のメニューが表示されないので修正:

$ sudo mousepad /usr/share/applications/xscreensaver-properties.desktop

-

修正 1:

OnlyShowIn=GNOME;

↓ メニューが表示されないので修正:

OnlyShowIn=XFCE;

修正 2:

Name=Screensaver

↓ 重なっているアプリ名を変更:

Name=XScreensaver

修正 3:

Name[ja]=スクリーンセーバー

↓ 重なっているアプリ名を変更:

Name[ja]=Xスクリーンセーバー

修正 4:

Comment[ja]=スクリーンセーバーの設定を変更する

↓ 重なっているアプリ名を変更:

Comment[ja]=Xスクリーンセーバーの設定を変更する

-

確認:
$ cat /usr/share/applications/xscreensaver-properties.desktop

[Desktop Entry]
Exec=xscreensaver-demo
Icon=xscreensaver
Terminal=false
Name=XScreensaver
Name[ja]=Xスクリーンセーバー
:
Comment=Change screensaver properties
Comment[ja]=Xスクリーンセーバーの設定を変更する
:
Type=Application
#Categories=Settings;DesktopSettings;Security;X-XFCE;
X-Desktop-File-Install-Version=0.23
OnlyShowIn=XFCE;

→「xscreensaver-demo」が実行ファイルです。

-


15. 「xscreensaver」の無効化:

スクリーンセーバーがシステムで 2つ動いているとおかしな影響(例えばロック画面が解除できない等)が出ます。なので、XScreenSaver を無効化しました。

設定→「Xスクリーンセーバー」→「XScreenSaverの設定」画面

「表示モード」タブ

モード: 「セーバーを無効にする」を選択

ウィンドウの右上の「x」で閉じます

-


「xfce4-screensaver」と「xscreensaver」を共存させて使う場合:

  • 「xscreensaver」を使いたいときは、「xfce4-screensaver」を無効にしてから「xscreensaver」を有効にします。

  • 「xfce4-screensaver」を使いたいときは、「xscreensaver」を無効にしてから「xfce4-screensaver」を有効にします。

-

完全に「xscreensaver」を削除して「xfce4-screensaver」を使う場合:

「xscreensaver」を無効にしてから、

$ sudo dnf remove xscreensaver
$ sudo dnf remove gdk-pixbuf2-xlib

-

完全に「xfce4-screensaver」を削除して「xscreensaver」を使う場合:

「xfce4-screensaver」を無効にしてから、

$ sudo dnf remove xfce4-screensaver

-


CentOS 8.2 でゲーム

Fedora 32 にインストールしたゲームをCentOS 8.2 にもインストールしてみました。 CentOS 8.2 のリポジトリにアプリが含まれているかが問題。

-


1. マインスイーパ

-

実行時の画面:

インストール:

$ sudo dnf install kmines

-


2. ソリティアクロンダイク

-

実行時の画面:

インストール:

$ sudo dnf install aisleriot

CentOS 8 のリポジトリには見つかりません。

-

rpmCentOS 7 から持ってきます:

rpm ファイルも個々に依存関係を記述したファイルを含んでいますが、インストールするときに自動で依存関係は解決されません。ちなみに、そのためのrpm を管理するマネージャが「dnf」です。

アプリのあるリポジトリを検索:

CentOS Repositories

アーキテクチャに注意。間違えると動きません。

-

「aisleriot」で検索:

CentOS 7

EPEL x86_64 Official aisleriot-3.22.2-1.el7.x86_64.rpm

Download:

Binary Package

aisleriot-3.22.2-1.el7.x86_64.rpm

→「ファイルを保存する」にチェック

  • ダウンロードするときは、アーキテクチャを間違えないようにします。 誤って「aarch64」にしたら、インストール途中で終わりました。エラー表示なし。

-

事前準備:

mockbuild ユーザを追加:

$ sudo useradd -s /sbin/nologin mockbuild

→ビルドで使われる特別なユーザです。

-

rpm で「aisleriot」をインストール:

ダウンロードしてインストールしてみます:

「--nosignature」オプションを付けて、RPMパッケージにGnuPG を使った署名が行われていないという警告を無視します。

$ sudo rpm -ivh --nosignature aisleriot-3.22.2-1.el7.x86_64.rpm
:
エラー: 依存性の欠如:
    libgc.so.1()(64bit) は aisleriot-1:3.22.2-1.el7.x86_64 に必要とされています
    libguile-2.0.so.22()(64bit) は aisleriot-1:3.22.2-1.el7.x86_64 に必要とされています
    libguile-2.0.so.22(GUILE_2.0)(64bit) は aisleriot-1:3.22.2-1.el7.x86_64 に必要とされています

rpm でのインストールは自動で依存関係を解決してくれません。自分で依存を解決します。

-

依存を解決してのインストール:

-

1. RPM resource (libgc.so.1) で検索
CentOS 8.2.2004 AppStream for x86_64
gc-7.6.4-3.el8.i686.rpm

-

2. RPM resource (libguile-2.0.so.22) で検索
CentOS 8.2.2004 AppStream for x86_64
guile-2.0.14-7.el8.i686.rpm

-

3. 依存パッケージのインストール
$ sudo dnf install gc
:
インストール済み:
  gc-7.6.4-3.el8.x86_64
  libatomic_ops-7.6.2-3.el8.x86_64

$ sudo dnf install guile
:
インストール済み:
  guile-5:2.0.14-7.el8.x86_64

-

4. aisleriot のインストール
$ sudo rpm -ivh --nosignature aisleriot-3.22.2-1.el7.x86_64.rpm
Verifying...                          ################################# [100%]
準備しています...              ################################# [100%]
更新中 / インストール中...
   1:aisleriot-1:3.22.2-1.el7         ################################# [100%]

-

5. インストールされているrpm パッケージを表示:
$ rpm -qa aisleriot
aisleriot-3.22.2-1.el7.x86_64

-

6. インストールされているrpm パッケージの情報を表示:
$ rpm -qi aisleriot
Name        : aisleriot
Epoch       : 1
Version     : 3.22.2
Release     : 1.el7
Architecture: x86_64
Install Date: 2020年11月03日 01時43分11秒
Group       : Unspecified
Size        : 15269298
License     : GPLv3+ and LGPLv3+ and GFDL
Signature   : RSA/SHA256, 2017年08月29日 21時25分10秒, Key ID 6a2faea2352c64e5
Source RPM  : aisleriot-3.22.2-1.el7.src.rpm
Build Date  : 2017年08月29日 21時02分26秒
Build Host  : buildvm-06.phx2.fedoraproject.org
Relocations : (not relocatable)
Packager    : Fedora Project
Vendor      : Fedora Project
URL         : https://wiki.gnome.org/Apps/Aisleriot
Summary     : A collection of card games
Description :
Aisleriot is a collection of over 80 card games programmed in scheme.

-

7. インストールしたパッケージのドキュメント(ヘルプファイル)一覧を表示:
$ rpm -qd aisleriot
:
/usr/share/help/fr/aisleriot/elevator.xml
:
/usr/share/help/fr/aisleriot/zebra.xml
:
/usr/share/man/man6/sol.6.gz

→man 以外で、英語のドキュメントがないアプリもあるみたい。

こちらの場合は、「man sol」でマニュアルが確認できます。

-


3. 四川省 (Shisen-Sho):

-

Fedora 32 でインストールした場合の画面:

インストール:

$ sudo dnf install kshisen

CentOSリポジトリにはありません。

-

「kshisen」アプリの置かれたリポジトリを検索:

CentOS Repositories

「kshisen」で検索:

アーキテクチャに注意

-

CentOS 8 Trinity R14 x86_64 Official (nginx-release)

trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64.rpm Shisen-Sho for Trinity

-

Repository: Trinity R14 x86_64 Official

Alternatives:

Package: trinity-kshisen をクリック

Trinity-kshisen Download for Linux (rpm)
 CentOS 8
Trinity R14 x86_64 Official
trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64.rpm

-

rpm をダウンロード:

Download Binary Package

-

ダウンロードしたrpm をインストール:

「--nosignature」オプションを付けて、RPM パッケージにGnuPG を使った署名がないという警告を無視。

$ sudo rpm -ivh --nosignature trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64.rpm
:
エラー: 依存性の欠如:
    libDCOP.so.14()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libavahi-tqt.so.1()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libgamin-1.so.0()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libtdecore.so.14()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libtdednssd.so.1()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libtdefx.so.14()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libtdegames.so.1()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libtdeio.so.14()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libtdesu.so.14()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libtdeui.so.14()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libtdewalletclient.so.1()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libtqt-mt.so.3()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています
    libtqt.so.4()(64bit) は trinity-kshisen-14.0.8-1.el8.x86_64 に必要とされています

→これだけ多いと依存の解決が大変です。リポジトリを登録してのインストールが楽。

-

リポジトリの登録:

1. 最新のrpm パッケージの「trinity-repo」(リポジトリ設定)をダウンロード:

http://mirror.ppa.trinitydesktop.org/trinity/trinity/rpm/el8/trinity-r14/RPMS/noarch/ 」を開いて、

trinity-repo.rpm をクリック →保存

2. rpm の trinity-repo をインストール:

$ cd ~/ダウンロード/
$ sudo rpm -Uvh trinity-repo*.rpm
:
更新中 / インストール中...
   1:trinity-repo-14.0.9-1.el8

3. 追加したリポジトリの修正

$ sudo nano /etc/yum.repos.d/trinity.repo

→「enabled=1」を「enabled=0」に修正(上2箇所です):

4. 確認:

$ cat /etc/yum.repos.d/trinity.repo
[trinity-r14]
name=trinity-r14
#baseurl=http://mirror.ppa.trinitydesktop.org/trinity/rpm/el8/trinity-r14/RPMS/$basearch
mirrorlist=http://mirror.ppa.trinitydesktop.org/trinity/rpm/el8/trinity-r14-$basearch.list
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-trinity

[trinity-r14-noarch]
name=trinity-r14-noarch
#baseurl=http://mirror.ppa.trinitydesktop.org/trinity/rpm/el8/trinity-r14/RPMS/noarch
mirrorlist=http://mirror.ppa.trinitydesktop.org/trinity/rpm/el8/trinity-r14-noarch.list
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-trinity

[trinity-r14-source]
name=trinity-r14-noarch
#baseurl=http://mirror.ppa.trinitydesktop.org/trinity/rpm/el8/trinity-r14/SRPMS
mirrorlist=http://mirror.ppa.trinitydesktop.org/trinity/rpm/el8/trinity-r14-SRPMS.list
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-trinity

-

有効なリポジトリを確認:

$ dnf repolist
repo id            repo の名前
AppStream          CentOS-8 - AppStream
BaseOS             CentOS-8 - Base
epel               Extra Packages for Enterprise Linux 8 - x86_64
epel-modular       Extra Packages for Enterprise Linux Modular 8 - x86_64
extras             CentOS-8 - Extras

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現在 有効ではない(無効の)リポジトリを確認:

$ dnf repolist --disabled
:
raven                          Raven packages
raven-extras                   Raven extra packages
raven-multimedia               Raven multimedia packages
trinity-r14                    trinity-r14
trinity-r14-noarch             trinity-r14-noarch
trinity-r14-source             trinity-r14-noarch

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trinity-r14 リポジトリの「kshisen」アプリを検索:

$ dnf --enablerepo=trinity-r14,trinity-r14-noarch list *kshisen
:
利用可能なパッケージ
trinity-kshisen.x86_64                 14.0.9-1.el8                  trinity-r14

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trinity-r14 リポジトリの「trinity-kshisen」アプリをインストール:

$ sudo dnf --enablerepo=trinity-r14,trinity-r14-noarch install trinity-kshisen
:
インストール中:
 trinity-kshisen          x86_64 14.0.9-1.el8          trinity-r14        156 k
依存関係のインストール中:
 OpenEXR-libs             x86_64 2.2.0-11.el8          AppStream          675 k
 audiofile                x86_64 1:0.3.6-23.el8        epel               141 k
 esound-libs              x86_64 1:0.2.41-22.el8       epel                84 k
 fileshareset             x86_64 2.0-1.el8             trinity-r14         41 k
 gamin                    x86_64 0.1.10-31.el8         BaseOS             127 k
 hspell                   x86_64 1.4-6.el8             AppStream          691 k
 ilmbase                  x86_64 2.2.0-11.el8          AppStream          115 k
 jack-audio-connection-kit
                          x86_64 1.9.14-4.el8          epel               523 k
 libart_lgpl_2-2          x86_64 2:2.3.22-14.0.9_1.el8 trinity-r14         59 k
 libavahi-tqt1            x86_64 2:0.6.30-14.0.9_1.el8 trinity-r14         16 k
 libdbus-1-tqt0           x86_64 2:0.9-14.0.9_1.el8    trinity-r14         90 k
 libffado                 x86_64 2.4.3-2.el8           epel               835 k
 libiec61883              x86_64 1.2.0-18.el8          AppStream           43 k
 libmad                   x86_64 0.15.1b-25.el8        AppStream           84 k
 libraw1394               x86_64 2.1.2-5.el8           AppStream           72 k
 libsamplerate            x86_64 0.1.9-1.el8           AppStream          1.0 M
 libtqt3-mt               x86_64 3.5.0-14.0.9_1.el8    trinity-r14        2.7 M
 libtqt4                  x86_64 2:4.2.0-14.0.9_1.el8  trinity-r14         11 k
 libxml++                 x86_64 2.40.1-10.el8         epel               102 k
 trinity-arts             x86_64 2:1.5.10-14.0.9_1.el8 trinity-r14        925 k
 trinity-filesystem       noarch 14.0.9-1.el8          trinity-r14-noarch  58 k
 trinity-libtdegames1     x86_64 14.0.9-1.el8          trinity-r14        299 k
 trinity-tdelibs          x86_64 14.0.9-1.el8          trinity-r14         19 M

trinity tde デスクトップ環境 をゲームを含めてごっそり持ってきている印象。

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インストールされたかの確認:

$ /opt/trinity/bin/kshisen --version
Qt: 3.5.0
TDE: R14.0.9
Shisen-Sho: 1.5.1

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メニューにアプリが登録されていないので登録:

デスクトップファイルを修正:

$ cd /opt/trinity/share/applications/tde/
$ sudo mousepad kshisen.desktop

修正 1:

Exec=kshisen %i %m -caption "%c"
↓
Exec=/opt/trinity/bin/kshisen %i %m -caption "%c"

修正 2:

Icon=kshisen
↓
Icon=/opt/trinity/share/icons/hicolor/32x32/apps/kshisen.png

確認:

$ cat kshisen.desktop

配置:

$ sudo cp kshisen.desktop /usr/share/applications/

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kshisen を実行してみると麻雀パイの絵柄が変?につき、画像を入れ替え:

  • 「kmahjong」で使われているリアルな麻雀パイの画像(svgz) を参考にして再作成(png) しました。

きれいに作るには、大きく作って、矢印キーでパイを並べ、小さくするやり方。

ゲームとしては、麻雀パイは 9個 x 4列 の種類が使われています。

通常使う麻雀パイは、数牌( 1〜 9の萬子・筒子・索子)、字牌(東南西北・白發中)で合計 34種。 残りは 2個なので、春夏秋冬と花牌(梅、竹、菊、蘭) の計 8種から選ぶことになります。 あと 2個使えればキリが良いけど…。

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参考にした画像:
/usr/share/kmahjongglib/tilesets/default.svgz →リアルな麻雀パイ、絵柄
/usr/share/kmahjongglib/backgrounds/summerfield.svg →背景の色

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元の画像(作成する画像):
/opt/trinity/share/apps/kshisen/tileset.png(360x224 ピクセル): 麻雀パイ(9個x4列)
/opt/trinity/share/apps/kshisen/kshisen_bgnd.png(287x287 ピクセル): 背景(タイル)

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「kolourpaint」で加工した画像を配置:
$ sudo cp ~/画像/kshisen/tileset.png /opt/trinity/share/apps/kshisen/tileset.png
$ sudo cp ~/画像/kshisen/kshisen_bgnd.png /opt/trinity/share/apps/kshisen/kshisen_bgnd.png

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実行時の画面:

→メニューは日本語化されていません。 パイの絵柄を選ぶ機能がないので、リアルな絵柄を作成して入れ替えました。作り方の差でパイのすき間が広くなりましたがいい感じです。Fedora 32 では麻雀パイのすべての種類が使えますがこちらは少なめ。使えるパイの種類は少なくても同じように遊べます。

同じパイが 8個あり、2コーナー以内でつながれば消せます。画面クリアはめったにありません。 ゲームはパイの位置が変わらないように上から攻めていくのが定石。時間がつぶせます。

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4. 上海 (KMahjongg):

実行時の画面:

インストール:

$ sudo dnf install kmahjongg
:
インストール済み:
  kmahjongg-19.12.2-1.el8.x86_64            libkmahjongg-19.12.2-1.el8.x86_64
  libkmahjongg-data-19.12.2-1.el8.noarch

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まとめ

CentOS 8.2 Xfce デスクトップ」を使って感じたのは、RHEL ゆずりの機能(パッケージだけでなくグループやモジュールでのインストールや、公式外のリポジトリ等のインストールや有効化)が使え、起動が速く、軽くてサクサク動き、安定していることです。

安定しているのは、(自分のPC にとっては)問題の多いGNOME でないこと、安定したカーネル、および、余計なパッケージや機能が入っていないこと、などからです。

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逆に、Fedora 32 で使えるアプリでも CentOS 8.2 のリポジトリにないことが多いので、アプリを使えるようにするには手間が必要でした。でも、探せば(信頼性は別にして)何かしらのリポジトリに見つかるのは RHEL というかCentOS のすごいところです。熱心な開発者がいるということかな。なので、やり方がわかれば初心者でも難しくありません。

CentOS は、安定していてサポート期間も長いので、古いPC でも長く使い続けられます。 使いたいアプリも入れられたので、メインで使っても良さそう。

参考まで。

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目次

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