Linux あれこれ

Linux 関連（一部 Windows11 ）の備忘録です。

Vagrant で、「Xubuntu 25.04」の「Box」を作成〈H175-2〉

VirtualBox Xubuntu Ubuntu

登録日: 2025-07-18 更新日: 2025-07-21

前回、「Xubuntu 24.04 LTS」にて、「VirtualBox」のゲストOS（仮想マシン）として、通常版の「Xubuntu 25.04」をインストールしました:

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今回は、その「仮想マシン」を元に、Vagrant で使える（管理される）「仮想マシン」を作成しました:

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その備忘録です。

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使用したPC は、新しく購入した ミニPC「MINISFORUM NAB5」です。
プロセッサは「Core i5-12450H」で、メモリ 16GB、SSD 512GB です。

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（注）リンクを戻るときはブラウザの左上の「←」をクリック
Android スマホであれば「ホーム」ボタン隣の「＜」をタップ

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目次

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参考にした作業:

Vagrant 実践編7: 「EndeavourOS」(Openbox) の「Box」を作り直し〈H170-10〉

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今回の作業:

  1. 現在の「仮想マシン」の状態を確認:

  2. 「仮想マシン」の整理:

  3. 「Xubuntu 25.04」の「Box」を作成して、「仮想マシン」を立ち上げ:

  4. 「仮想マシン」の立ち上げと電源オフ時の「ssh の認証障害」を解消:

  5. 任意: vagrant での「sudo」の設定:

  6. vagrant で「仮想マシン」を立ち上げて確認:

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参考: vagrant での設定作業:

  1. VirtualBox の「仮想マシン」から「Box」を作成するには:

  2. Vagrant の「仮想マシン」から「Box」を作成するには:

  3. vagrant のエラーがないよう、「ssh の認証キー」を同梱した「Box」を作成するには:

  4. 既存の「仮想マシン」を元に作ったとき、既存の「ユーザ名」のまま vagrant コマンドを使いたいときは:

  5. VirtualBox で表示される「仮想マシン名」を変えるには:

  6. vagrant で表示される「仮想マシン名」を変えるには:

  7. 同じ作業フォルダで新規に「仮想マシン」を作り直す場合の手順:

  8. 今回試した、設定項目のコメントが付加された「Vagrantfile」:

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「まとめ へ」

「目次詳細 へ」

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Xubuntu 24.04.2 LTS を立ち上げ:

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「VirtualBox」マネージャを使い、仮想マシンの「Xubuntu 25.04」を起動:

→デスクトップ画面の半分のサイズで右に移動しました:

壁紙はデフォルトから変更しています。

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上記から、vagrant で起動できるようにした「仮想マシン」を作成:

→上記の「VirtualBox」の「仮想マシン」（Xubuntu 25.04）を元にBox を作成し、
そこから「仮想マシン」を作りました:

「VirtualBox」マネージャを使わず、「端末」で「vagrant up」と入力するだけで起動できます:

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「VirtualBox」について:

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「VirtualBox 」は、Oracle（オラクル）社が開発している「仮想マシン」を構築するためのソフトウェアです。

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「VirtualBox Guest Additions」について:

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「VirtualBox Guest Additions」は、Oracle（オラクル）社が無償で提供している、VirtualBox のゲストOS 向けの追加コンポーネントです:

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Oracle（オラクル）社のライセンスのある「デバイスドライバ」、「システムアプリケーション」等は、「VirtualBox」から分離され、個人がインストールするか選べるようにしてあります。

→手動でゲストOS にインストールすると、「ライセンスに同意した」と見なされ、使えるようになります。

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「VirtualBox Guest Additions」で、使える（かもしれない）機能:
- マウスポインタの統合
- 共有フォルダ
- 高解像度ディスプレイのサポート
- ウィンドウサイズの変更
- シームレスウィンドウ
- 時刻同期
- 共有クリップボード
- 自動ログオン

→OS により、何が使えるかは変わります:

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早めにインストールしておくと、今回の「Xubuntu 05.04」のインストール後の作業が楽になります:

  • 「仮想マシン」のウィンドウサイズに合わせ、解像度が変わり、見やすい大きさに出来ます:

  • 「クリップボードの共有」機能により、「ホストOS」と「ゲストOS」間でコピーと貼り付けが出来ます:

→ブラウザの設定手順の、書かれたコマンドを利用（コピー）して、「ゲストOS」の「端末」に貼り付け、簡単に実行できます。

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「Xubuntu」について:

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Ubuntu の公式フレーバー（性格の違う兄弟？）です

Ubuntu ベースの、軽量な「Xfce」デスクトップ環境です。

Ubuntu ベースにつき、多くのノウハウ、情報等があること、および問題の少ない「x11」で動いていることが強みです。

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個人的には使い慣れた環境です。
カスタマイズが色々とできるので、自分にとって使い勝手の良い環境を作れるのが利点です。

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現在のOS のバージョンを表示:

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ホストOS : 「Xubuntu 24.04.2 LTS」

2025-07-18 現在

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カーネル:
$ uname -r
6.8.0-64-generic

→LTS版は安定志向なので、更新の回数は少なめです:

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リリース:
$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=24.04
DISTRIB_CODENAME=noble
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 24.04.2 LTS"

→LTS 版の更新（ポイントリリース）は、6ヶ月前後で、
　今は「24.04.2」にアップされています

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「x11」と「Wayland」のどちらで動作してるか確認:
$ echo $XDG_SESSION_TYPE
x11

→「Wayland」ではなく、「x11」で動作しています。

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ゲストOS : 「Xubuntu 25.04」

2025-07-18 現在

-

カーネル:
$ uname -r
6.14.0-23-generic

→ホストOS よりも進んでいます:

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リリース:
$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=25.04
DISTRIB_CODENAME=plucky
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 25.04"

→通常版はサポートが短く、2026年 1月 までです:

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「x11」と「Wayland」のどちらで動作してるか確認:
$ echo $XDG_SESSION_TYPE
x11

→「Wayland」ではなく、「x11」で動作しています。

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1. 現在の「仮想マシン」の状態を確認:

-

ホストOS の「Xubuntu 24.04 LTS」で操作します:

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1). vagrant の（ローカルに登録された）「Box」を確認:

$ vagrant box list
:
aaronvonawesome/ubuntu-2404-cinnamon (virtualbox, 1.1.0, (amd64))

→ひとつありました:

-

2). vagrant で管理される「仮想マシン」を確認:

$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state   directory                           
------------------------------------------------------------------------
adb835a  default virtualbox running /home/ubn/ダウンロード/vm/ubn2404

→ひとつありました:

-

3). コマンドで、「仮想マシン」を確認:

$ ls -1Ap ~/'VirtualBox VMs'
:
Xubuntu25-04/
ubn2404_default_1750752271101_35243/

→「仮想マシン」は 2つ

「Xubuntu25-04」以外は削除することにしました:

-

4). 「VirtualBox マネージャ」で、「仮想マシン」を確認:

→「仮想マシン」は 2つ

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2. 「仮想マシン」の整理:

-

必要な「仮想マシン」があれば残します:

-

今回の作業では、ひとつ 25 GB ほどの「仮想マシン」を複数作成するので、ディスク容量が心配です。

なので、事前に、要らなくなった「仮想マシン」を削除しました:

-

1). 「vagrant」で管理されている「仮想マシン」を削除:

-

(1). 不要な「仮想マシン」の削除:

[id] の確認:

$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state   directory
------------------------------------------------------------------------
adb835a  default virtualbox running /home/ubn/ダウンロード/vm/ubn2404

→こちらは不要になった「仮想マシン」です:

-

削除:

$ vagrant destroy adb835a
:
    default: Are you sure you want to destroy the 'default' VM? [y/N] y
==> default: Destroying VM and associated drives...

-

確認:

$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state   directory
------------------------------------------------------------------------

-

(2). 不要な「Box」の削除:

「Box」の名前を確認:

$ vagrant box list
:
aaronvonawesome/ubuntu-2404-cinnamon (virtualbox, 1.1.0, (amd64))

-

削除:

$ vagrant box remove aaronvonawesome/ubuntu-2404-cinnamon
:
Removing box 'aaronvonawesome/ubuntu-2404-cinnamon' (v1.1.0) with provider 'virtualbox'...

-

確認:

$ vagrant box list
:
There are no installed boxes! Use `vagrant box add` to add some.

→なし

-

2). 参考: Vagrant で管理されていない「仮想マシン」は、「VirtualBox」マネージャで削除します:

「仮想マシン」を右クリック→「除去」→「すべてのファイルを削除」で削除:

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3. 「Xubuntu 25.04」の「Box」を作成して、「仮想マシン」を立ち上げ:

-

参考:

Vagrant 実践編7: 「EndeavourOS」(Openbox) の「Box」を作り直し〈H170-10〉

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3-1. まずは何もせず、すぐに「仮想マシン」から「Box」を作成:

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例えば、 （「Vagrant」で管理されない）「仮想マシン」から「Box」を作成した場合:

ssh の認証キーを設定していたとしても、それは「Box」に梱包されず、 「仮想マシン」の立ち上げや、電源オフした時に、ssh 関連の警告メッセージが表示されます。

-

なので、 まずは、「仮想マシン」を「Vagrant」で管理される状態にします:

-

1). 「仮想マシン」の名前（フォルダ名）を確認:

$ ls -1Ap ~/'VirtualBox VMs'
:
Xubuntu25-04/

→「仮想マシン」の「Xubuntu25-04」から「Box」を作成します:

-

2). 「.box」ファイルを作成したい場所を準備:

$ mkdir -p ~/ダウンロード/vm/box-share/

-

作成されたことを確認:

$ ls ~/ダウンロード/vm/box-share/
$

-

3). 「.box」ファイルを作成:

-

$ cd ~/ダウンロード/vm/box-share/
$ vagrant package --base Xubuntu25-04 --output pkg-xubuntu2504_base.box

「Xubuntu25-04」は、「virtualbox」での「仮想マシン」名です。
これから「Box」ファイルが作成されます。

==> Xubuntu25-04: Exporting VM...

↓ 時間がかかりました:

==> Xubuntu25-04: Compressing package to: /home/ubn/ダウンロード/vm/box-share/pkg-xubuntu2504_base.box
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/box-share$

→プロンプトに戻りました。

-

4). 作成された「.box」ファイルを確認:

$ ls -lA ~/ダウンロード/vm/box-share/
:
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn 7263600889  7月 15 01:29 pkg-xubuntu2504_base.box

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----

3-2.「Box」を登録:

-

作成された「Box」ファイルを（ローカルの）「Box」として登録しました:

-

1). 「Box」の登録:

$ cd ~/ダウンロード/vm/box-share/
$ vagrant box add --name xubuntu2504 pkg-xubuntu2504_base.box
==> box: Box file was not detected as metadata. Adding it directly...
==> box: Adding box 'xubuntu2504' (v0) for provider: 
    box: Unpacking necessary files from: file:///home/ubn/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89/vm/box-share/pkg-xubuntu2504_base.box
==> box: Successfully added box 'xubuntu2504' (v0) for ''!
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/box-share$

→しばらくすると、プロンプトに戻りました。

-

2). 「Box」の一覧に追加されたか確認:

$ vagrant box list
:
xubuntu2504 (virtualbox, 0)

→「Box」の「xubuntu2504」が登録されました:

-

-

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3-3. 「Vagrantfile」の作成:

-

1). 「仮想マシン」を管理するための「作業フォルダ」を作成:

$ mkdir -p ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/

-

2). 「Vagrantfile」の作成:

GUI（デスクトップ環境）を使う場合の設定です:

メモリ「8192」MB、CPU「8」個で、ディスプレイを 「vmsvga」に設定:

-

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ nano Vagrantfile

↓ すべて貼付け:

# -*- mode: ruby -*-
# vi: set ft=ruby :

Vagrant.configure("2") do |config|
  config.vm.box = "xubuntu2504"
  config.vm.boot_timeout = 300
  #config.vm.boot_timeout = 60
  config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
    # Display the VirtualBox GUI when booting the machine
    vb.gui = true
    #vb.memory = "4096"
    vb.memory = "8192"
    #vb.cpus = 2
    vb.cpus = 8
    #vb.customize ["modifyvm", :id, "--graphicscontroller", "vboxsvga"]
    vb.customize ["modifyvm", :id, "--graphicscontroller", "vmsvga"]
  end
end

→Crtl+O で、書き込み先を確認して Enter

→Ctrl+X で、終了

-

参考:「config.vm.box = "xubuntu2504"」の行を変更すれば、他の「仮想マシン」でも使い回し出来ます:

-

3). 確認:

$ cat Vagrantfile

-

$ ls -lA
:
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn 520  7月 15 05:07 Vagrantfile

→ひとつのテキストファイルのみです:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- -

3-4. 「仮想マシン」を（作成して）立ち上げ:

-

1). 「仮想マシン」を（作成して）立ち上げ:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant up
Bringing machine 'default' up with 'virtualbox' provider...
==> default: Importing base box 'xubuntu2504'...
==> default: Matching MAC address for NAT networking...
==> default: Setting the name of the VM: xubuntu2504_default_1752524024177_84095
==> default: Clearing any previously set network interfaces...
==> default: Preparing network interfaces based on configuration...
    default: Adapter 1: nat
==> default: Forwarding ports...
    default: 22 (guest) => 2222 (host) (adapter 1)
==> default: Running 'pre-boot' VM customizations...
==> default: Booting VM...
==> default: Waiting for machine to boot. This may take a few minutes...
    default: SSH address: 127.0.0.1:2222
    default: SSH username: vagrant
    default: SSH auth method: private key
    default: Warning: Connection reset. Retrying...
    default: Warning: Connection reset. Retrying...
    default: Warning: Connection reset. Retrying...
    default: Warning: Remote connection disconnect. Retrying...
    default: Warning: Connection reset. Retrying...

認証失敗を繰り返しますが、

「仮想マシン」が立ち上がりました:

-

「300 秒」後、

赤色の警告表示があり、タイムアウトで停止:

Timed out while waiting for the machine to boot. This means that
Vagrant was unable to communicate with the guest machine within
the configured ("config.vm.boot_timeout" value) time period.

If you look above, you should be able to see the error(s) that
Vagrant had when attempting to connect to the machine. These errors
are usually good hints as to what may be wrong.

If you're using a custom box, make sure that networking is properly
working and you're able to connect to the machine. It is a common
problem that networking isn't setup properly in these boxes.
Verify that authentication configurations are also setup properly,
as well.

If the box appears to be booting properly, you may want to increase
the timeout ("config.vm.boot_timeout") value.
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504$

→プロンプトに戻り、「端末」画面が開放されました:

-

2). 参考: これ以降の設定をせずに、「仮想マシン」をこのまま使うなら、

Vagrantfile に含まれる行を、下記のように修正すると、短い時間で「端末」画面が開放されます:

  #config.vm.boot_timeout = 300
  config.vm.boot_timeout = 60

→ここを修正しなくても、今開いている「端末」を閉じて、新しい「端末」を起動すれば良いだけです:

-

3). 立ち上がった「仮想マシン」:

→デスクトップ画面の 1/2 サイズで、「ログイン」画面が表示:

つまり、「Box」作成時に設定されていた画面の状態が引き継がれています:

-

4). 「作業フォルダ」のファイルを確認:

$ ls -lA
:
drwxrwxr-x 5 ubn ubn 4096  7月 15 05:12 .vagrant
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn  520  7月 15 05:07 Vagrantfile

→「仮想マシン」の作成により、（隠された）「.vagrant」フォルダが作られました:

-

確認:

$ ls -lA .vagrant
:
drwxrwxr-x 2 ubn ubn 4096  7月 15 05:12 bundler
drwxrwxr-x 3 ubn ubn 4096  7月 15 05:12 machines
drwxrwxr-x 2 ubn ubn 4096  7月 15 05:12 rgloader

-

ツリー表示:

$ pwd
/home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504
$ tree -a
.
├── .vagrant
│   ├── bundler
│   │   └── global.sol
│   ├── machines
│   │   └── default
│   │       └── virtualbox
│   │           ├── action_set_name
│   │           ├── creator_uid
│   │           ├── disk_meta
│   │           ├── id
│   │           ├── index_uuid
│   │           └── vagrant_cwd
│   └── rgloader
│       └── loader.rb
└── Vagrantfile

7 directories, 9 files

-

5). 「仮想マシン」の状態を確認できるか確認:

$ vagrant status
:
Current machine states:
default                   running (virtualbox)

→「仮想マシン」は起動中です:

-

6). ssh 接続関連の情報を確認:

-

(1). 「ssh」コマンドで接続するときに必要な情報を表示:
$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant ssh-config
:
Host default
  HostName 127.0.0.1
  User vagrant
  Port 2222
  UserKnownHostsFile /dev/null
  StrictHostKeyChecking no
  PasswordAuthentication no
  IdentityFile /home/ubn/.vagrant.d/insecure_private_keys/vagrant.key.ed25519
  IdentityFile /home/ubn/.vagrant.d/insecure_private_keys/vagrant.key.rsa
  IdentitiesOnly yes
  LogLevel FATAL
  PubkeyAcceptedKeyTypes +ssh-rsa
  HostKeyAlgorithms +ssh-rsa

→ssh 認証のための（vagrant 共通で使われるキー）が 2行あります

-

(2). ファイルで指定されている「認証キー」があるか確認:
$ ls -lA ~/.vagrant.d/insecure_private_keys/
:
-rw------- 1 ubn ubn  411  5月 20  2024 vagrant.key.ed25519
-rw------- 1 ubn ubn 1675  5月 20  2024 vagrant.key.rsa

-

7). ssh 接続できるか確認:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant ssh
$

→ssh 接続できません。すぐにプロンプトに戻りました:

-

8). 「仮想マシン」の電源オフ:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant halt
:
==> default: Attempting graceful shutdown of VM...
    default: Guest communication could not be established! This is usually because
    default: SSH is not running, the authentication information was changed,
    default: or some other networking issue. Vagrant will force halt, if
    default: capable.
==> default: Forcing shutdown of VM...
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504$

→ssh 関連の余計なメッセージが表示されています:

「仮想マシン」の画面が閉じました:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- --

3-5. 「仮想マシン」（ゲストOS） 側の設定を見直し:

-

「ssh 接続」に関する設定は行っていないので、見直しました:

-

1). 「仮想マシン」を立ち上げ:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant up

→「仮想マシン」が立ち上がりました:

-

2). 「仮想マシン」のウィンドウで、「ログイン」画面が表示:

→パスワード入力:

-

要らなくなったホストOS 側の「端末」画面は、右上の「x」で閉じました:

-

3). 「デスクトップ」画面が表示:

-

4). 「仮想マシン」を選んでから、Windows+Enter

→ゲストOS の「Xubuntu 25.04」で、「端末」が起動:

vagrant@vagrant:~$

-

ここで、プロンプトの表示が「ユーザ名: vagrant、コンピュータ名: vagrant （ついでに、パスワードも vagrant）」なのは、「Xubuntu 25.04」のインストール時に、そのように設定した からです:

-

5). システム更新:

$ sudo apt update
:
アップグレードできるパッケージが 13 個あります。表示するには 'apt list --upgradable' を実行してください。

-

vagrant@vagrant:~$ apt list --upgradable
:
apport-core-dump-handler/plucky-updates,plucky-security 2.32.0-0ubuntu5.3 all [>
apport-gtk/plucky-updates,plucky-security 2.32.0-0ubuntu5.3 all [2.32.0-0ubuntu>
apport/plucky-updates,plucky-security 2.32.0-0ubuntu5.3 all [2.32.0-0ubuntu5.2 >
firmware-sof-signed/plucky-updates 2025.01-1ubuntu1~25.04.1 all [2025.01-1 から>
libc-bin/plucky-updates,plucky-security 2.41-6ubuntu1.1 amd64 [2.41-6ubuntu1 か>
libc-dev-bin/plucky-updates,plucky-security 2.41-6ubuntu1.1 amd64 [2.41-6ubuntu>
libc6-dbg/plucky-updates,plucky-security 2.41-6ubuntu1.1 amd64 [2.41-6ubuntu1  >
libc6-dev/plucky-updates,plucky-security 2.41-6ubuntu1.1 amd64 [2.41-6ubuntu1  >
libc6/plucky-updates,plucky-security 2.41-6ubuntu1.1 amd64 [2.41-6ubuntu1 から >
libgnutls30t64/plucky-updates,plucky-security 3.8.9-2ubuntu3.1 amd64 [3.8.9-2ub>
locales/plucky-updates,plucky-security 2.41-6ubuntu1.1 all [2.41-6ubuntu1 から >
python3-apport/plucky-updates,plucky-security 2.32.0-0ubuntu5.3 all [2.32.0-0ub>
python3-problem-report/plucky-updates,plucky-security 2.32.0-0ubuntu5.3 all [2.>
lines 1-13/13 (END)

→q で終了:

-

$ sudo apt upgrade
:
Upgrading:                                                          
  apport                    libc-dev-bin    locales
  apport-core-dump-handler  libc6           python3-apport
  apport-gtk                libc6-dbg       python3-problem-report
  firmware-sof-signed       libc6-dev
  libc-bin                  libgnutls30t64

Summary:
  Upgrading: 13, Installing: 0, Removing: 0, Not Upgrading: 0
12 standard LTS security updates
  Download size: 26.8 MB
  Freed space: 25.7 MB

Continue? [Y/n]

→Enter

-

ここで、「Xubuntu 25.04」での apt コマンドは、簡素化されて表示されるようになりました。表示形式が変わったので、日本語への翻訳が追いついていません:

-

漏れがないよう、再度、実行:

$ sudo apt update
:
ヒット:1 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu plucky InRelease                  
ヒット:2 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu plucky-updates InRelease          
ヒット:3 http://security.ubuntu.com/ubuntu plucky-security InRelease           
ヒット:4 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu plucky-backports InRelease
パッケージはすべて最新です。

-

$ sudo apt upgrade
:
Summary:                                                            
  Upgrading: 0, Installing: 0, Removing: 0, Not Upgrading: 0

→更新がない場合、上記の表示のみになります:

和訳:

アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

-

6). sudo が使えるかの確認と、sudo の動作の確認:

vagrant@vagrant:~$ sudo pwd
/home/vagrant

→ユーザのホームフォルダです:

システム更新でパスワードを入力したので、もうしばらくしてから確認する必要がありますが、

たぶん、パスワード入力が必要です:

-

7). 「ssh 接続」できるように設定:

-

(1). 確認:
vagrant@vagrant:~$ ls -1Ap | grep ssh
:
.ssh/

→「~/.ssh」フォルダがありました:

-

$ ls -1Ap .ssh/
:
authorized_keys

→鍵もありました:

-

(2). ssh 関連のアプリがインストールされているか確認:
$ apt search ssh | grep 済 | grep openssh
:
openssh-client/plucky-updates,plucky-security,now 1:9.9p1-3ubuntu3.1 amd64 [インストール済み]

→「openssh-client」しか、インストールされていません:

-

(3). インストール:
$ sudo apt install openssh-client openssh-server

-

(4). インストールされたか確認:
$ apt search ssh | grep 済 | grep openssh
:
openssh-client/plucky-updates,plucky-security,now 1:9.9p1-3ubuntu3.1 amd64 [インストール済み]
openssh-server/plucky-updates,plucky-security,now 1:9.9p1-3ubuntu3.1 amd64 [インストール済み]
openssh-sftp-server/plucky-updates,plucky-security,now 1:9.9p1-3ubuntu3.1 amd64 [インストール済み、自動]

→「openssh-client」と「openssh-server」がインストールされました:

-

(5). 「端末」画面を横に広げて、ssh 関連のサービスが起動されているか確認:
$ sudo systemctl status sshd
:
○ ssh.service - OpenBSD Secure Shell server
     Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ssh.service; disabled; preset: enabled)
     Active: inactive (dead)
TriggeredBy: ● ssh.socket
       Docs: man:sshd(8)
             man:sshd_config(5)
vagrant@vagrant:~$

-

$ sudo systemctl status ssh
:
○ ssh.service - OpenBSD Secure Shell server
     Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ssh.service; disabled; preset: enabled)
     Active: inactive (dead)
TriggeredBy: ● ssh.socket
       Docs: man:sshd(8)
             man:sshd_config(5)
vagrant@vagrant:~$

→サービスはありますが、起動されていません:

-

(6). ssh サービスの有効化:
$ sudo systemctl enable ssh
:
Synchronizing state of ssh.service with SysV service script with /usr/lib/systemd/systemd-sysv-install.
Executing: /usr/lib/systemd/systemd-sysv-install enable ssh
Created symlink '/etc/systemd/system/sshd.service' → '/usr/lib/systemd/system/ssh.service'.
Created symlink '/etc/systemd/system/multi-user.target.wants/ssh.service' → '/usr/lib/systemd/system/ssh.service'.

→シンボリックリンクが張られました

-

(7). 「端末」画面を横に広げてから、ssh 関連のサービスの変化を確認:
$ sudo systemctl status sshd

○ ssh.service - OpenBSD Secure Shell server
     Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ssh.service; enabled; preset: enabled)
     Active: inactive (dead)
TriggeredBy: ● ssh.socket
       Docs: man:sshd(8)
             man:sshd_config(5)

-

vagrant@vagrant:~$ sudo systemctl status ssh
○ ssh.service - OpenBSD Secure Shell server
     Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ssh.service; enabled; preset: enabled)
     Active: inactive (dead)
TriggeredBy: ● ssh.socket
       Docs: man:sshd(8)
             man:sshd_config(5)

→service; enabled になりました:

-

(8). ゲストOS を再起動:

「端末」画面以外を閉じてから、

$ reboot

-

(9). 「端末」画面を横に広げて、ssh 関連のサービスが起動されているか確認:
$ sudo systemctl status sshd
:
[sudo] vagrant のパスワード: 
● ssh.service - OpenBSD Secure Shell server
     Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ssh.service; enabled; preset: enab>
     Active: active (running) since Tue 2025-07-15 10:18:46 JST; 1min 12s ago
 Invocation: d25c7d4dde95456d80e1f3f4ca381dd9
TriggeredBy: ● ssh.socket
       Docs: man:sshd(8)
             man:sshd_config(5)
    Process: 1490 ExecStartPre=/usr/sbin/sshd -t (code=exited, status=0/SUCCESS)
   Main PID: 1504 (sshd)
      Tasks: 1 (limit: 9373)
     Memory: 1.7M (peak: 2.4M)
        CPU: 24ms
     CGroup: /system.slice/ssh.service
             └─1504 "sshd: /usr/sbin/sshd -D [listener] 0 of 10-100 startups"

 7月 15 10:18:46 vagrant systemd[1]: Starting ssh.service - OpenBSD Secure Shel>
 7月 15 10:18:46 vagrant sshd[1504]: Server listening on 0.0.0.0 port 22.
 7月 15 10:18:46 vagrant sshd[1504]: Server listening on :: port 22.
 7月 15 10:18:46 vagrant systemd[1]: Started ssh.service - OpenBSD Secure Shell>
lines 1-19/19 (END)

→q で終了:

ログ表示されれば OK

-

$ sudo systemctl status ssh
:
● ssh.service - OpenBSD Secure Shell server
     Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/ssh.service; enabled; preset: enab>
     Active: active (running) since Tue 2025-07-15 10:18:46 JST; 3min 9s ago
 Invocation: d25c7d4dde95456d80e1f3f4ca381dd9
TriggeredBy: ● ssh.socket
       Docs: man:sshd(8)
             man:sshd_config(5)
    Process: 1490 ExecStartPre=/usr/sbin/sshd -t (code=exited, status=0/SUCCESS)
   Main PID: 1504 (sshd)
      Tasks: 1 (limit: 9373)
     Memory: 1.7M (peak: 2.4M)
        CPU: 24ms
     CGroup: /system.slice/ssh.service
             └─1504 "sshd: /usr/sbin/sshd -D [listener] 0 of 10-100 startups"

 7月 15 10:18:46 vagrant systemd[1]: Starting ssh.service - OpenBSD Secure Shel>
 7月 15 10:18:46 vagrant sshd[1504]: Server listening on 0.0.0.0 port 22.
 7月 15 10:18:46 vagrant sshd[1504]: Server listening on :: port 22.
 7月 15 10:18:46 vagrant systemd[1]: Started ssh.service - OpenBSD Secure Shell>
lines 1-19/19 (END)

→q で終了:

ログ表示されれば OK

-

8). 「仮想マシン」（ゲストOS）を電源オフ:

-

9). ホストOS を再起動:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ---

3-6. 「仮想マシン」を立ち上げ:

-

1). 「仮想マシン」を立ち上げ:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant up
Bringing machine 'default' up with 'virtualbox' provider...
==> default: Clearing any previously set forwarded ports...
==> default: Fixed port collision for 22 => 2222. Now on port 2200.
==> default: Clearing any previously set network interfaces...
==> default: Preparing network interfaces based on configuration...
    default: Adapter 1: nat
==> default: Forwarding ports...
    default: 22 (guest) => 2200 (host) (adapter 1)
==> default: Running 'pre-boot' VM customizations...
==> default: Booting VM...
==> default: Waiting for machine to boot. This may take a few minutes...
    default: SSH address: 127.0.0.1:2200
    default: SSH username: vagrant
    default: SSH auth method: private key
    default: Warning: Authentication failure. Retrying...
    default: Warning: Remote connection disconnect. Retrying...
    default: Warning: Remote connection disconnect. Retrying...
    default: Warning: Authentication failure. Retrying...
    default: Warning: Remote connection disconnect. Retrying...
    default: Warning: Remote connection disconnect. Retrying...
問題: 「仮想マシン」の立ち上げで、ssh の認証障害の警告メッセージが繰り返し表示されます:

-

2). 「仮想マシン」が立ち上がりました:

-

3). 今開いている「端末」を閉じて、新しい「端末」を起動:

→現在の Vagrantfile の設定だと、5分しないと「端末」は開放されません:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----

4. 「仮想マシン」の立ち上げと電源オフ時の「ssh の認証障害」を解消:

-

vagrant コマンドの「ssh の認証障害」のメッセージが表示されても、 表示を気にしなければ、（sudo をパスワードなしで使える設定であれば）そのまま使えます:

-

1). Vagrant で「Box」を作成するときに留意すること:

-

(1). Vagrant で管理されていない、「VirtualBox」の通常の「仮想マシン」から「Box」を作成すると、ssh 認証キーが.box に同梱されません。

-

(2). Vagrant で管理している、id 指定で「Box」を作成すれば同梱されます。

-

(3). ssh 認証キーが同梱されているかの確認:

「vagrant ssh-config」の認証キーのパス指定が 1行 であれば 、同梱されています。

-

2). 「ssh の認証障害」のメッセージを解消したいときの対応:

-

「Vagrant 用公開鍵認証キー」を取得し直せば 解消します:

参考:

vagrant での「ssh 接続」の設定:

-

(1). 「ssh 接続」:
$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant ssh
vagrant@127.0.0.1's password: 
Welcome to Ubuntu 25.04 (GNU/Linux 6.14.0-23-generic x86_64)

 * Documentation:  https://help.ubuntu.com
 * Management:     https://landscape.canonical.com
 * Support:        https://ubuntu.com/pro

0のアップデートはすぐに適用されます。

Last login: Tue Jul 15 11:51:29 2025 from 10.0.2.2
vagrant@vagrant:~$

-

(2). 「curl」のインストール:
$ sudo apt  install curl

-

(3). Vagrant 用公開鍵認証キーの取得をやり直し:
$ mkdir -p /home/vagrant/.ssh
$ chmod 700 /home/vagrant/.ssh

$ cd /home/vagrant/.ssh 
$ curl -k -L -o authorized_keys 'https://raw.github.com/mitchellh/vagrant/master/keys/vagrant.pub'
$ chmod 600 /home/vagrant/.ssh/authorized_keys
$ chown -R vagrant:vagrant /home/vagrant/.ssh

-

(4). 「ssh 接続」の終了:
vagrant@vagrant:~/.ssh$ exit
ログアウト
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504$

→ホストOS のプロンプトに戻りました

-

(5). 「仮想マシン」の電源オフ:
$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant halt
==> default: Attempting graceful shutdown of VM...
    default: 
    default: Vagrant insecure key detected. Vagrant will automatically replace
    default: this with a newly generated keypair for better security.
    default: 
    default: Inserting generated public key within guest...
    default: Removing insecure key from the guest if it's present...
    default: Key inserted! Disconnecting and reconnecting using new SSH key...

赤色の警告が表示:

The following SSH command responded with a non-zero exit status.
Vagrant assumes that this means the command failed!

shutdown -h now

Stdout from the command:
Stderr from the command:
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504$

和訳:

==> default: 仮想マシン を正常にシャットダウンしようとしています...
    default: 
    default: Vagrant の安全でないキーが検出されました。 Vagrant は、セキュリティを
    default: 向上させるために、これを新しく生成されたキーペアに自動的に置き換えます。
    default: 
    default: 生成された公開キーをゲスト内に挿入しています...
    default: 安全でないキーが存在する場合はゲストから削除しています...
    default: キーが挿入されました！切断し、新しい SSH キーを使用して再接続しています...

→「仮想マシン」の電源オフ時に、ssh の認証キーが「自動的に更新」されました:

これは Vagrant の機能で、この機能が働いたのは、わざと「安全でないキー」を設定したからです。
通常であれば、ゲストOS でキーを生成してセットする必要があります。

-

→ssh の認証キーについては解決しました:

-

3). 問題: 「vagrant halt」による「仮想マシン」の電源オフに失敗します:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant halt
==> default: Attempting graceful shutdown of VM...

赤色表示:

The following SSH command responded with a non-zero exit status.
Vagrant assumes that this means the command failed!

shutdown -h now

Stdout from the command:
Stderr from the command:

→SSH コマンドによる、シャットダウンに失敗しました。

-

--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　

(1). vagrant コマンドで「電源オフ」を可能にするには、
「vagrant」ユーザが「パスワードなし」で、sudo できる設定が必要です:

-

(2). もし、その設定をしないとき、「電源オフ」するには:

単にOS をインストールしただけの場合の操作です:

つまり、「仮想マシン」に「vagrant」で使うことを前提にした設定が行われていない場合です:

-

GUI 操作で「電源オフ」する、

もしくは、

-

ssh 接続して、シャットダウンを実行:
$ vagrant ssh
vagrant@vagrant:~$ sudo shutdown -h now
[sudo] vagrant のパスワード: 
vagrant@vagrant:~$ Connection to 127.0.0.1 closed by remote host.
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504$

→「仮想マシン」が閉じました:

-

確認:

$ vagrant status
Current machine states:
default                   poweroff (virtualbox)

-

4). 問題: 「vagrant up」による「仮想マシン」の立ち上げで、「Guest additions」のチェックに失敗:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant up
Bringing machine 'default' up with 'virtualbox' provider...
==> default: Clearing any previously set forwarded ports...
==> default: Fixed port collision for 22 => 2222. Now on port 2200.
==> default: Clearing any previously set network interfaces...
==> default: Preparing network interfaces based on configuration...
    default: Adapter 1: nat
==> default: Forwarding ports...
    default: 22 (guest) => 2200 (host) (adapter 1)
==> default: Running 'pre-boot' VM customizations...
==> default: Booting VM...
==> default: Waiting for machine to boot. This may take a few minutes...
    default: SSH address: 127.0.0.1:2200
    default: SSH username: vagrant
    default: SSH auth method: private key
==> default: Machine booted and ready!
==> default: Checking for guest additions in VM...

赤色の警告表示:

The following SSH command responded with a non-zero exit status.
Vagrant assumes that this means the command failed!

cat /proc/modules

Stdout from the command:
Stderr from the command:
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504$

→SSH コマンドによる、処理に失敗しました。

それ以降の「Guest additions」の整合は行われません:

-

「仮想マシン」は立ち上がりました。

-

--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　

プラグインの機能による、「Guest additions」のチェックで失敗しています:

→これだと、せっかく入れた Vagrant の「プラグイン」が無駄になります:

-

やはり、

「vagrant」ユーザが「パスワードなし」で、sudo できる設定が必要です:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- -----

5. vagrant での「sudo」の設定:

-

正式な vagrant の「Box」でない（公開を前提に設定していない）場合、

（前提条件の）「vagrant」ユーザが「パスワードなし」で、sudo できるように設定していないので、

SSH コマンドによる、処理に失敗しました:

- 「vagrant halt」による「仮想マシン」の電源オフに失敗:
- 「vagrant up」による「仮想マシン」の立ち上げで、「Guest additions」のチェックに失敗:

-

なので、「/etc/sudoers」や「/etc/sudoers.d/vagrant」の設定で、

→「vagrant」ユーザが「パスワードなし」で、sudo できるようにします:

-

--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　

参考:

「vagrant」ユーザにて、vagrant で使われている? sudo の設定に変更:

-

「/etc/sudoers」ファイルの最後に、下記の「数行の設定」を追加します:
## Allow root to run any commands anywhere
root    ALL=(ALL)   ALL
Defaults:vagrant    !requiretty
vagrant ALL=(ALL)   NOPASSWD: ALL

-

説明:

下から 2行目:

　全ユーザではなく、特定の「vagrant」ユーザだけに「tty なしでの sudo」を認めます:
　→sudo エラーの回避
　
下から 1行目:

　「vagrant」ユーザが、sudo をパスワードなしで実行できるようにします:

-

「/etc/sudoers」ファイルの最終行に追記、つまり、「@includeir /etc/sudoers.d」の定義行よりも後に追記することで、

→外部ファイルの定義があって、それを取り込んだ場合でも、上書きされるので、「追記した設定」が最優先になります:

-

ちなみに、「visudo」で起動される CLI エディタは、
Ubuntu や Fedora の場合、「nano」が起動します:

-

CLI エディタが起動して（指定がなければ）「/etc/sudoers」ファイルが開かれ、すぐに修正できます。
入力ミスしても、ファイルの保存時に構文チェックして、問題がない場合に限って元ファイルと置き換えます。 なので、システムに致命的なダメージを与えるリスクが減らせます。

-

--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　

-

1). 「仮想マシン」を立ち上げ:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant up

-

2). 「ssh 接続」:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant ssh
Welcome to Ubuntu 25.04 (GNU/Linux 6.14.0-23-generic x86_64)

 * Documentation:  https://help.ubuntu.com
 * Management:     https://landscape.canonical.com
 * Support:        https://ubuntu.com/pro

0のアップデートはすぐに適用されます。

Last login: Tue Jul 15 12:55:47 2025 from 10.0.2.2
vagrant@vagrant:~$

3). 設定前の sudo の動作を確認:

vagrant@vagrant:~$ sudo pwd
[sudo] vagrant のパスワード: 
/home/vagrant

→sudo は有効ですが、パスワードの入力が必要です:

-

4). 「/etc/sudoers」を修正:

vagrant@vagrant:~$ sudo visudo

→ 「sudo の設定」を安全に書き換えできるコマンドです:

-

5). 「visudo」で、「nano」エディタが起動された場合の操作:

事前に下記を Ctrl+C か、右クリックで「コピー」:

## Allow root to run any commands anywhere
root    ALL=(ALL)   ALL
Defaults:vagrant    !requiretty
vagrant ALL=(ALL)   NOPASSWD: ALL

-

「↓」キーでファイルの最後に行きます:

マウスの「中央ボタン」で貼り付けるか、右クリック→「貼り付け」

見やすいように、空行を修正:

-

Ctrl+O で、保存するファイル（今回は、一時的な保存ファイル /etc/sudoers.tmp）が表示されるので、そのまま Enter

Ctrl+X で、終了

-

vagrant@vagrant:~$

→「visudo」にて入力ミスがあると、やり直さないとコマンドプロンプトには戻れません:

コマンドプロンプトに戻ったということは、構文のミスはなかったということ。

-

6). 「仮想マシン」の再起動:

vagrant@vagrant:~$ sudo reboot

ssh 接続は、再起動により切断されました。

→「仮想マシン」が立ち上がり、ログイン画面になりました:

-

7). ssh 接続:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant ssh
Welcome to Ubuntu 25.04 (GNU/Linux 6.14.0-23-generic x86_64)

 * Documentation:  https://help.ubuntu.com
 * Management:     https://landscape.canonical.com
 * Support:        https://ubuntu.com/pro

0のアップデートはすぐに適用されます。

Last login: Tue Jul 15 19:50:09 2025 from 10.0.2.2
vagrant@vagrant:~$

→パスワードの入力はなし:

-

8). sudo が使えるかの確認と、sudo の動作の確認:

vagrant@vagrant:~$ sudo pwd
/home/vagrant

→パスワードなしで、sudo で表示されました:

→OK

-

9). 「仮想マシン」の電源オフ:

vagrant@vagrant:~$ sudo shutdown -h now
vagrant@vagrant:~$ Connection to 127.0.0.1 closed by remote host.
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504$

→「仮想マシン」の画面が閉じました:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- -

6. vagrant で「仮想マシン」を立ち上げて確認:

-

今まで行った vagrant の設定がうまく行ったか確認しました:

-

1). 「仮想マシン」の立ち上げ

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant up
Bringing machine 'default' up with 'virtualbox' provider...
==> default: Clearing any previously set forwarded ports...
==> default: Clearing any previously set network interfaces...
==> default: Preparing network interfaces based on configuration...
    default: Adapter 1: nat
==> default: Forwarding ports...
    default: 22 (guest) => 2222 (host) (adapter 1)
==> default: Running 'pre-boot' VM customizations...
==> default: Booting VM...
==> default: Waiting for machine to boot. This may take a few minutes...
    default: SSH address: 127.0.0.1:2222
    default: SSH username: vagrant
    default: SSH auth method: private key
==> default: Machine booted and ready!
[default] GuestAdditions seems to be installed (7.1.10) correctly, but not running.
update-initramfs: Generating /boot/initrd.img-6.14.0-23-generic
VirtualBox Guest Additions: Starting.
VirtualBox Guest Additions: Setting up modules
VirtualBox Guest Additions: Building the VirtualBox Guest Additions kernel 
modules.  This may take a while.
VirtualBox Guest Additions: To build modules for other installed kernels, run
VirtualBox Guest Additions:   /sbin/rcvboxadd quicksetup <version>
VirtualBox Guest Additions: or
VirtualBox Guest Additions:   /sbin/rcvboxadd quicksetup all
VirtualBox Guest Additions: Building the modules for kernel 6.14.0-23-generic.
update-initramfs: Generating /boot/initrd.img-6.14.0-23-generic
Restarting VM to apply changes...
==> default: Attempting graceful shutdown of VM...
==> default: Booting VM...
==> default: Waiting for machine to boot. This may take a few minutes...
==> default: Machine booted and ready!
==> default: Checking for guest additions in VM...
==> default: Mounting shared folders...
    default: /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504 => /vagrant
==> default: Machine already provisioned. Run `vagrant provision` or use the `--provision`
==> default: flag to force provisioning. Provisioners marked to run always will still run.
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504$

→「仮想マシン」の立ち上げ時の「警告表示」が解消:

「共有フォルダ」がマウントされました:

-

2). 「仮想マシン」の状態を確認:

$ vagrant status
:
Current machine states:
default                   running (virtualbox)

→「仮想マシン」は起動中です:

-

3). 「vagrant ssh-config」の確認:

「ssh」コマンドで接続するときに必要な情報を表示:

-

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant ssh-config
Host default
  HostName 127.0.0.1
  User vagrant
  Port 2222
  UserKnownHostsFile /dev/null
  StrictHostKeyChecking no
  PasswordAuthentication no
  IdentityFile /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504/.vagrant/machines/default/virtualbox/private_key
  IdentitiesOnly yes
  LogLevel FATAL
  PubkeyAcceptedKeyTypes +ssh-rsa
  HostKeyAlgorithms +ssh-rsa

→ssh 認証キーの行が 1つになりました:

-

4). ssh 接続:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant ssh
Welcome to Ubuntu 25.04 (GNU/Linux 6.14.0-23-generic x86_64)

 * Documentation:  https://help.ubuntu.com
 * Management:     https://landscape.canonical.com
 * Support:        https://ubuntu.com/pro

0のアップデートはすぐに適用されます。

Last login: Tue Jul 15 20:03:36 2025 from 10.0.2.2
vagrant@vagrant:~$

→パスワードなし

-

参考:

ssh 接続したときの「初期画面」がうるさく感じたら「こちら」を参照:

任意の行（例えば、Last login:）だけの表示とか、すべて表示しない設定にできます

-

確認:

vagrant@vagrant:~$ sudo pwd
/home/vagrant
vagrant@vagrant:~$ sudo date
2025年  7月 15日 火曜日 20:17:56 JST

→パスワードなしで「sudo」が使えます:

-

5). ssh 接続の終了:

vagrant@vagrant:~$ exit
ログアウト
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504$

-

6). 「仮想マシン」の電源オフ:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/
$ vagrant halt
==> default: Attempting graceful shutdown of VM...
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504$

→「仮想マシン」の電源オフ時の「警告表示」が解消:

-

7). ssh-config で指定されている「認証キー」があるか確認:

$ ls -lA ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504/.vagrant/machines/default/virtualbox/private_key
:
-rw------- 1 ubn ubn 400  7月 15 12:45 /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504/.vagrant/machines/default/virtualbox/private_key

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- --

7. 参考: vagrant のエラーがないよう、「ssh の認証キー」を同梱した「Box」を作成する場合:

-

共用して使う「Box」を作成するときは、行っていた方が良い「処理」です:

-

相手の「Box」を使うときの手間を減らせます:

-

参考:

Vagrant 実践編7: 「EndeavourOS」(Openbox) の「Box」を作り直し〈H170-10〉

-

まずは、「Box」を作成し、それで「仮想マシン」を作って、（「項番 3.」）

その「仮想マシン」に、Vagrant で使うことを前提にした設定を行ない、（「項番 4.」、「5.」）

Vagrant で管理された「仮想マシン」から「Box」を作成する、

必要があります:

-

二度手間ですが、「Box」を 2度作ります。

-

--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　--　

参考: 既存の「仮想マシン」を元に「Box」を作成する場合:

-

たぶん、ユーザ名（ログイン名、ホームフォルダ名）は「vagrant」以外になっていると思います:

こちらは、既存のユーザを使いながら、vagrant コマンドを使いたいときの設定です:

-

1). 一番確実なのは、既存の「仮想マシン」に「vagrant」ユーザを追加して、「vagrant」ユーザにログインして設定作業を行うことです:

-

2). 下記は、「vagrant」ユーザを作らずに、vagrant コマンドを使えるようにする試みです:
ただし、下記の手順で「動くかは未確認」:

-

(1). 「仮想マシン」を作成するとき、「Vagrantfile」に、以下の設定を追加して、「vagrant up」します:
config.ssh.private_key_path = "鍵のパス"
config.ssh.username = "ユーザ名"

鍵のパスは、作業フォルダに移動後、「仮想マシン」を起動して、「vagrant ssh-config」で確認できます:

-

(2). 作成した「仮想マシン」に、Vagrant コマンドで使うことを前提にした設定を行います:

（「項番 4.」、「5.」）

ただし、「vagrant」のユーザ名でなく、使用する「ユーザ名」で、sudo をパスワードなしで実行する設定にします:

また、

「項番 4.」の「 2). の (3). Vagrant 用公開鍵認証キーの取得をやり直し:」では、

→すべての「vagrant」の文字列の部分を使用する「ユーザ名」に変えて、実行します:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ---

7-1. Vagrant で管理された「仮想マシン」から「Box」を作成:

-

1). Vagrant にて、「仮想マシン」の [id] を確認:

$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state    directory                           
-------------------------------------------------------------------------
3a3f91e  default virtualbox poweroff /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504

-

2). 「.box」ファイルを作成したい場所を準備:

すでに作成済みです:

$ mkdir -p ~/ダウンロード/vm/box-share/

-

3). 「.box」ファイルを作成する場所に移動:

$ cd ~/ダウンロード/vm/box-share/

-

$ ls -lA
:
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn 7263600889  7月 15 01:29 pkg-xubuntu2504_base.box

-

4). 「.box」ファイルを作成:

$ vagrant package 3a3f91e --output pkg-xubuntu2504_base2.box
==> default: Clearing any previously set forwarded ports...
==> default: Exporting VM...

「3a3f91e」は、「Vagrant」の仮想マシンの「id」です。 これからベースとなる「Box」ファイルが作成されます。

↓ 時間がかかりました

==> default: Compressing package to: /home/ubn/ダウンロード/vm/box-share/pkg-xubuntu2504_base2.box

↓ 時間がかかりました

ubn@ubn-box:~/ダウンロード/vm/box-share$

→プロンプトに戻りました。

-

5). 作成された「.box」ファイルを確認:

$ ls -lA
:
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn 7263600889  7月 15 01:29 pkg-xubuntu2504_base.box
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn 7503369337  7月 15 22:44 pkg-xubuntu2504_base2.box ←（追加）

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ----

7-2. 作成した「.box」ファイルを「Box」として登録:

-

1). 作成した「.box」ファイルをローカルの「Box」一覧に追加:

$ cd ~/ダウンロード/vm/box-share/
$ vagrant box add --name xubuntu2504-2 pkg-xubuntu2504_base2.box
==> box: Box file was not detected as metadata. Adding it directly...
==> box: Adding box 'xubuntu2504-2' (v0) for provider: 
    box: Unpacking necessary files from: file:///home/ubn/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89/vm/box-share/pkg-xubuntu2504_base2.box
==> box: Successfully added box 'xubuntu2504-2' (v0) for ''!
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/box-share$

プロンプトに戻りました。

-

2). 「Box」の一覧に追加されたか確認:

$ vagrant box list
xubuntu2504   (virtualbox, 0)
xubuntu2504-2 (virtualbox, 0)     ←（追加）

-

3). 参考: ローカルに登録された「Box」の一覧:

$ ls -lA ~/.vagrant.d/boxes/
:
drwxrwxr-x 3 ubn ubn 4096  7月 15 04:52 xubuntu2504
drwxrwxr-x 3 ubn ubn 4096  7月 15 22:52 xubuntu2504-2

-

最初に登録した「Box」にあるファイル:
$ ls -lA ~/.vagrant.d/boxes/xubuntu2504/0/virtualbox/
:
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn        505  7月 15 04:52 Vagrantfile
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn 7341506048  7月 15 04:52 box-disk001.vmdk
-rwx------ 1 ubn ubn       9940  7月 15 04:52 box.ovf
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn         25  7月 15 04:52 metadata.json

「VirtualBox」で作った「仮想マシン」を元に「.box」パッケージを作成しました:

→「ssh の認証キー」である「vagrant_private_key」がありません:

-

このまま「仮想マシン」を作成すると、立ち上げ時に「認証」エラーが発生します:

-

今回登録した「Box」にあるファイル:
$ ls -lA ~/.vagrant.d/boxes/xubuntu2504-2/0/virtualbox/
:
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn        630  7月 15 22:52 Vagrantfile
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn 7583653888  7月 15 22:52 box-disk001.vmdk
-rwx------ 1 ubn ubn      10172  7月 15 22:52 box.ovf
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn         25  7月 15 22:52 metadata.json
-rw------- 1 ubn ubn        400  7月 15 22:52 vagrant_private_key   ←（注目）

「vagrant」で作った「仮想マシン」を元に「.box」パッケージを作成しました:

→「ssh の認証キー」である「vagrant_private_key」があります:

このように「ssh の認証キー」を同梱すると、「仮想マシン」を作成するとき問題が少なくできます:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- -----

7-3. 「Vagrantfile」の作成:

-

1). 「仮想マシン」を管理するための「作業フォルダ」を作成:

$ mkdir -p ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/

-

2). 「Vagrantfile」の作成:

GUI（デスクトップ環境）を使う場合の設定です:

メモリ「8192」MB、CPU「8」個で、ディスプレイを 「vmsvga」に設定:

-

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ nano Vagrantfile

↓ すべて貼付け:

# -*- mode: ruby -*-
# vi: set ft=ruby :

Vagrant.configure("2") do |config|
  config.vm.box = "xubuntu2504-2"
  config.vm.boot_timeout = 300
  #config.vm.boot_timeout = 60
  config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
    # Display the VirtualBox GUI when booting the machine
    vb.gui = true
    # VirtualBox での仮想マシン名
    #vb.name = "xubuntu2504-test"
    #vb.memory = "4096"
    vb.memory = "8192"
    #vb.cpus = 2
    vb.cpus = 8
    #vb.customize ["modifyvm", :id, "--graphicscontroller", "vboxsvga"]
    vb.customize ["modifyvm", :id, "--graphicscontroller", "vmsvga"]
  end
end

→Crtl+O で、書き込み先を確認して Enter

→Ctrl+X で、終了

-

参考:「config.vm.box = "xubuntu2504-2"」の行を変更すれば、他の「仮想マシン」でも使い回し出来ます:

-

3). 確認:

$ cat Vagrantfile

-

$ ls -lA
:
-rw-rw-r-- 1 ubn ubn 522  7月 15 23:15 Vagrantfile

→ひとつのテキストファイルのみです:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ----- -

7-4. 「仮想マシン」を（作成して）立ち上げ:

-

1). 「仮想マシン」を（作成して）立ち上げ:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ vagrant up
Bringing machine 'default' up with 'virtualbox' provider...
==> default: Importing base box 'xubuntu2504-2'...
==> default: Matching MAC address for NAT networking...
==> default: Setting the name of the VM: xubuntu2504-2_default_1752589106039_89725
==> default: Clearing any previously set network interfaces...
==> default: Preparing network interfaces based on configuration...
    default: Adapter 1: nat
==> default: Forwarding ports...
    default: 22 (guest) => 2222 (host) (adapter 1)
==> default: Running 'pre-boot' VM customizations...
==> default: Booting VM...
==> default: Waiting for machine to boot. This may take a few minutes...
    default: SSH address: 127.0.0.1:2222
    default: SSH username: vagrant
    default: SSH auth method: private key
==> default: Machine booted and ready!
[default] GuestAdditions 7.1.10 running --- OK.
==> default: Checking for guest additions in VM...
==> default: Mounting shared folders...
    default: /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2 => /vagrant
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2$

→すんなり「仮想マシン」が立ち上がり、「端末」が開放されました:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ----- --

7-5. 動作確認:

-

vagrant でちゃんと動作するか確認しました:

→サイズが大きすぎですが、それを除くと、サイトで公開されている「Box」と同じように使えました:

-

(1). vagrant で管理されている「仮想マシン」の一覧:
$ vagrant global-status
id       name    provider   state    directory                           
-------------------------------------------------------------------------
3a3f91e  default virtualbox poweroff /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504     
83a88e9  default virtualbox poweroff /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2

→立ち上げに使う作業フォルダ名がわかります:

-

(2). ローカルに登録されている「Box」の一覧:
$ vagrant box list
:
xubuntu2504   (virtualbox, 0)
xubuntu2504-2 (virtualbox, 0)

-

(3). 「仮想マシン」の状態の確認:
$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2
$ vagrant status
Current machine states:

default                   running (virtualbox)

-

(4). ssh 接続情報の表示:
$ vagrant ssh-config
:
Host default
  HostName 127.0.0.1
  User vagrant
  Port 2222
  UserKnownHostsFile /dev/null
  StrictHostKeyChecking no
  PasswordAuthentication no
  IdentityFile /home/ubn/.vagrant.d/boxes/xubuntu2504-2/0/virtualbox/vagrant_private_key
  IdentitiesOnly yes
  LogLevel FATAL
  PubkeyAcceptedKeyTypes +ssh-rsa
  HostKeyAlgorithms +ssh-rsa

-

(5). ssh 接続:
$ vagrant ssh
Welcome to Ubuntu 25.04 (GNU/Linux 6.14.0-23-generic x86_64)

 * Documentation:  https://help.ubuntu.com
 * Management:     https://landscape.canonical.com
 * Support:        https://ubuntu.com/pro

0のアップデートはすぐに適用されます。

Last login: Tue Jul 15 20:17:02 2025 from 10.0.2.2
vagrant@vagrant:~$

-

(6). sudo でパスワードなしか確認:
vagrant@vagrant:~$ sudo pwd
/home/vagrant

-

(7). ssh 接続を終了:
vagrant@vagrant:~$ exit
ログアウト
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2$

-

(8). 電源オフ:
$ vagrant halt
==> default: Attempting graceful shutdown of VM...
==> default: Forcing shutdown of VM...

-

(9). ちゃんと動作する「仮想マシン」が作成できたので、

最初に作成した「Box」と「仮想マシン」は削除しても良さそう。

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ----- ---

8. 「仮想マシン」の整理:

-

不要になった「仮想マシン」を削除しました:

-

1). 「vagrant」で管理されている「仮想マシン」を削除:

-

(1). 不要な「仮想マシン」の削除:

[id] の確認:

$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state    directory                           
-------------------------------------------------------------------------
3a3f91e  default virtualbox poweroff /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504
83a88e9  default virtualbox poweroff /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2

→上の方が不要になった「仮想マシン」です:

-

削除:

$ vagrant destroy 3a3f91e
:
    default: Are you sure you want to destroy the 'default' VM? [y/N] y
==> default: Destroying VM and associated drives...

-

確認:

$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state   directory
------------------------------------------------------------------------
83a88e9  default virtualbox poweroff /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2

-

(2). 不要な「Box」の削除:

「Box」の名前を確認:

$ vagrant box list
:
xubuntu2504   (virtualbox, 0)
xubuntu2504-2 (virtualbox, 0)

→上の方が不要になった「Box」です:

-

削除:

$ vagrant box remove xubuntu2504
:
Removing box 'xubuntu2504' (v0) with provider 'virtualbox'...

-

確認:

$ vagrant box list
:
xubuntu2504-2 (virtualbox, 0)

不要になった作業フォルダの削除:

$ cd ~/ダウンロード/vm/
$ ls -1Ap
:
box-share/
ubn2404/
xubuntu2504/
xubuntu2504-2/

-

$ rm -R ubn2404
$ rm -R xubuntu2504

-

$ ls -1Ap
:
box-share/
xubuntu2504-2/

-

2). Vagrant で管理されていない「仮想マシン」は、「VirtualBox」マネージャで削除:

「仮想マシン」を右クリック→「除去」→「すべてのファイルを削除」で削除:

作業前:

$ ls -1 ~/'VirtualBox VMs'
:
Xubuntu25-04
xubuntu2504-2_default_1752589106039_89725

作業後:

$ ls -1 ~/'VirtualBox VMs'
:
xubuntu2504-2_default_1752589106039_89725

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ----- ----

9. 参考: VirtualBox で表示される「仮想マシン名」を変えてみた:

-

Vagrant で「仮想マシン」を作成すると、長い名前になります:

好みの「仮想マシン名」に設定できるか確認してみました:

-

作業前:

$ ls -1 'VirtualBox VMs'
xubuntu2504-2_default_1752589106039_89725

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ----- -----

9-1. 「Vagrantfile」の修正:

-

1). 「Vagrantfile」の修正:

GUI（デスクトップ環境）を使う場合の設定で、
メモリ「8192」MB、CPU「8」個で、ディスプレイを 「vmsvga」に設定しています:

-

今回は VirtualBox での「仮想マシン名」を任意に設定できる、

「vb.name = "xubuntu2504-vagrant"」の行を有効にしてみました:

-

できたら、vagrant で作成した「仮想マシン」であることがわかる名前が良いかも:

-

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ nano Vagrantfile

Ctrl+K を数回押して、すべて削除してから、

↓ すべて貼付け:

# -*- mode: ruby -*-
# vi: set ft=ruby :

Vagrant.configure("2") do |config|
  config.vm.box = "xubuntu2504-2"
  config.vm.boot_timeout = 300
  #config.vm.boot_timeout = 60
  config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
    # Display the VirtualBox GUI when booting the machine
    vb.gui = true
    # VirtualBox での仮想マシン名
    vb.name = "xubuntu2504-vagrant"
    #vb.memory = "4096"
    vb.memory = "8192"
    #vb.cpus = 2
    vb.cpus = 8
    #vb.customize ["modifyvm", :id, "--graphicscontroller", "vboxsvga"]
    vb.customize ["modifyvm", :id, "--graphicscontroller", "vmsvga"]
  end
end

→Crtl+O で、書き込み先を確認して Enter

→Ctrl+X で、終了

-

参考:「config.vm.box = "xubuntu2504-2"」の行を変更すれば、他の「仮想マシン」でも使い回し出来ます:

-

2). 確認:

$ cat Vagrantfile

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ----- ----- -

9-2. 「仮想マシン」を作り直し:

-

1). 「仮想マシン」を（作成して）立ち上げ:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ vagrant reload
==> default: Setting the name of the VM: xubuntu2504-vagrant 　　←（注目）
==> default: Clearing any previously set forwarded ports...
==> default: Clearing any previously set network interfaces...
==> default: Preparing network interfaces based on configuration...
    default: Adapter 1: nat
==> default: Forwarding ports...
    default: 22 (guest) => 2222 (host) (adapter 1)
==> default: Running 'pre-boot' VM customizations...
==> default: Booting VM...
==> default: Waiting for machine to boot. This may take a few minutes...
    default: SSH address: 127.0.0.1:2222
    default: SSH username: vagrant
    default: SSH auth method: private key
==> default: Machine booted and ready!
[default] GuestAdditions 7.1.10 running --- OK.
==> default: Checking for guest additions in VM...
==> default: Mounting shared folders...
    default: /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2 => /vagrant
==> default: Machine already provisioned. Run `vagrant provision` or use the `--provision`
==> default: flag to force provisioning. Provisioners marked to run always will still run.
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2$

-

2). 確認:

-

(1). 立ち上がった「仮想マシン」を見ると、画面のタイトルが「xubuntu2504-vagrant 」です:

-

(2). ファイルで確認:
$ ls -1 ~/'VirtualBox VMs'
:
xubuntu2504-vagrant

→新しく「仮想マシン」が作られずに、既存の「仮想マシン」の名前だけ変わりました:

-

(3). 「VirtualBox」マネージャを起動して確認:

-

(4). 「vagrant global-status」で確認:
$ vagrant global-status
id       name    provider   state   directory                           
------------------------------------------------------------------------
83a88e9  default virtualbox running /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2

→vagrant での見え方は変わらないので、わかりません:

「仮想マシン」の名前は「default」です:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ----- ----- --

10. 参考: Vagrant で表示される「仮想マシン名」を変えてみた:

-

Vagrant での「仮想マシン名」は、（定義しないと）「default」です:

任意に設定できるか確認してみました:

-

作業前:

$ vagrant status
:
Current machine states:
default                   running (virtualbox)

→「default」は、Vagrant での「仮想マシン名」です:

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ----- ----- ---

10-1. 「Vagrantfile」の修正:

-

1). 「Vagrantfile」の修正:

GUI（デスクトップ環境）を使う場合の設定で、
メモリ「8192」MB、CPU「8」個で、ディスプレイを 「vmsvga」に設定しています:

-

今回は Vagrant で複数の「仮想マシン」を定義するときに使われる、

「config.vm.define "Xubuntu"」を使って、「仮想マシン名」を変えてみました:

-

「vagrant status」で表示したとき、すぐにわかる名前が良いかも:

-

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ nano Vagrantfile

Ctrl+K を数回押して、すべて削除してから、

↓ すべて貼付け:

# -*- mode: ruby -*-
# vi: set ft=ruby :

Vagrant.configure("2") do |config|
  # Vagrant での仮想マシン名:
  config.vm.define "Xubuntu"
  # 使用するBox 名:
  config.vm.box = "xubuntu2504-2"
  config.vm.boot_timeout = 300
  #config.vm.boot_timeout = 60
  config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
    # Display the VirtualBox GUI when booting the machine
    vb.gui = true
    # VirtualBox での仮想マシン名:
    vb.name = "xubuntu2504(vagrant)"
    #vb.memory = "4096"
    vb.memory = "8192"
    #vb.cpus = 2
    vb.cpus = 8
    #vb.customize ["modifyvm", :id, "--graphicscontroller", "vboxsvga"]
    vb.customize ["modifyvm", :id, "--graphicscontroller", "vmsvga"]
  end
end

→Crtl+O で、書き込み先を確認して Enter

→Ctrl+X で、終了

-

参考:「config.vm.box = "xubuntu2504-2"」の行を変更すれば、他の「仮想マシン」でも使い回し出来ます:

-

2). 確認:

$ cat Vagrantfile

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ----- ----- ----

10-2. 「仮想マシン」を作り直し:

-

1). 「仮想マシン」を（作成して）立ち上げ:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ vagrant reload
==> Xubuntu: VM not created. Moving on...
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2$

→「reload」はできないみたい:

新規に「仮想マシン」を作成することになるので、追加になります。

-

2). 追記: 新規に「仮想マシン」を作り直す場合の事前の処理:

「項番 10-3」での（古い「仮想マシン」が削除できなくなる）経験を反映させました:

-

(1). 「仮想マシン」の確認:
$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state    directory                           
-------------------------------------------------------------------------
83a88e9  default virtualbox poweroff /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2

-

(2). 今まであった「仮想マシン」を削除:
$ vagrant destroy 83a88e9

→先に削除しておかないと、作業フォルダの制御ファイルに矛盾が生じます:

-

(3). 「仮想マシン」の確認:
$ vagrant global-status
id       name   provider state  directory                           
--------------------------------------------------------------------

→空になりました:（重要）

-

3). 新規に「仮想マシン」を作成:

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ vagrant up
Bringing machine 'Xubuntu' up with 'virtualbox' provider... ←（virtualboxでの名）
==> Xubuntu: Importing base box 'xubuntu2504-2'...       ←（使われるBoxの名）
==> Xubuntu: Matching MAC address for NAT networking...
==> Xubuntu: Setting the name of the VM: xubuntu2504(vagrant)  ←（vagrantでの名）
==> Xubuntu: Clearing any previously set network interfaces...
==> Xubuntu: Preparing network interfaces based on configuration...
    Xubuntu: Adapter 1: nat
==> Xubuntu: Forwarding ports...
    Xubuntu: 22 (guest) => 2222 (host) (adapter 1)
==> Xubuntu: Running 'pre-boot' VM customizations...
==> Xubuntu: Booting VM...
==> Xubuntu: Waiting for machine to boot. This may take a few minutes...
    Xubuntu: SSH address: 127.0.0.1:2222
    Xubuntu: SSH username: vagrant
    Xubuntu: SSH auth method: private key
==> Xubuntu: Machine booted and ready!
[Xubuntu] GuestAdditions 7.1.10 running --- OK.
==> Xubuntu: Checking for guest additions in VM...
==> Xubuntu: Mounting shared folders...
    Xubuntu: /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2 => /vagrant
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2$

→各行頭に表示の「default」が、「Xubuntu」に変わっていることに注目:

大文字を使うとメッセージがうるさいようなので、小文字だけのシンプルな名前が良いみたい:

-

4). 確認:

-

(1). 「vagrant global-status」で確認:
$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state    directory                           
-------------------------------------------------------------------------
83a88e9  default virtualbox poweroff /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2   
7b1e5b4  Xubuntu virtualbox running  /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2  ←（追加）

→新しく追加されることになるので、こちらの定義は最初にしておくのが良さそう:

ここで、仮想マシン名は、いつもの「default」ではありません:

-

(2). 「vagrant status」で確認:
$ vagrant status
:
Current machine states:
Xubuntu                   running (virtualbox)

→いつもの「default」でなく、「Xubuntu」に変わりました:

-

(3). 「vagrant halt」で確認:
$ vagrant halt
:
==> Xubuntu: Attempting graceful shutdown of VM...
==> Xubuntu: Forcing shutdown of VM...
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2$

→いつもの「default」でなく、「Xubuntu」に変わりました:

メッセージがわかりやすくなりました

-

-

- --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - --- - ----- ----- ----- ----- ----- -----

10-3. 参考: 「仮想マシン」を作り直したときの失敗例:

-

作業は要りません。確認のみです:

「項番 10-2」の「仮想マシン」を作り直すときの手順に反映させました:

-

同じ作業フォルダで、「仮想マシン」を新規に作り直すとき、

作成する前に、以前の古い「仮想マシン」を削除しておかないと、
管理ファイルに矛盾が生じ、以前の古い「仮想マシン」を削除できなくなります:

-

1). 失敗: 新規に「仮想マシン」を作成後、以前の「仮想マシン」を削除しました:

→以前の「仮想マシン」を削除してから、新規に「仮想マシン」を作成すべきでした:

順番が逆でした:

-

(1). 確認:
$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state    directory                           
-------------------------------------------------------------------------
83a88e9  default virtualbox poweroff /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2   ←（既存）
7b1e5b4  Xubuntu virtualbox running  /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2  ←（追加）

→使っている作業フォルダが同じです。

→制御ファイルは上書きされているはずなので、混乱しないように、 以前の「仮想マシン」は削除することにしました:

-

(2). 削除:
$ vagrant destroy 83a88e9

赤色の警告が表示:

The machine with the name 'default' was not found configured for
this Vagrant environment.

和訳:

「default」という名前のマシンは、この Vagrant 環境にはありません。

-

→以前の「仮想マシン」が削除できません:

「仮想マシン」の管理に矛盾が生じて、以前の「仮想マシン」が見えなくなっています。

先に（両方の）「仮想マシン」を削除してから、新規に「仮想マシン」を作るべきでした:

-

(3). 確認:
$ ls -1 ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/.vagrant/machines/
:
Xubuntu
default

→新しかないはずなのに、新旧 2つあります:

-

(4). 対応:
$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ ls -1A
:
.vagrant
Vagrantfile

-

(5). 管理用のフォルダを削除:
$ rm -R .vagrant
$ ls -1A
:
Vagrantfile

-

(6). 追加された「仮想マシン」も削除:
$ vagrant destroy 7b1e5b4
:
    Xubuntu: Are you sure you want to destroy the 'Xubuntu' VM? [y/N] y
==> Xubuntu: Destroying VM and associated drives...

→こちらは削除できました:

-

$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state    directory                           
-------------------------------------------------------------------------
83a88e9  default virtualbox poweroff /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2

→ゴミが残ったままです:

-

(7). 新規に、virtualbox での名前が「Xubuntu」の「仮想マシン」を作成:
$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ vagrant up
Bringing machine 'Xubuntu' up with 'virtualbox' provider...
==> Xubuntu: Importing base box 'xubuntu2504-2'...
==> Xubuntu: Matching MAC address for NAT networking...

赤色で警告表示:

A VirtualBox machine with the name 'xubuntu2504(vagrant)' already exists.
Please use another name or delete the machine with the existing
name, and try again.
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2$

→vagrant で同じ名前の「仮想マシン」（ゴミ）があるので、「仮想マシン」の作成に失敗しました。
違う名前にすれば「仮想マシン」を作成できるけど、たぶん、ゴミは残ったままです:

-

(8). VirtualBox マネージャを起動:

すべての「仮想マシン」を右クリックで、除去

-

(9). 確認:
$ ls -1A ~/'VirtualBox VMs'
$

-

(10). 新規に「仮想マシン」を作成:
$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ vagrant up
Bringing machine 'Xubuntu' up with 'virtualbox' provider...
==> Xubuntu: Importing base box 'xubuntu2504-2'...
==> Xubuntu: Matching MAC address for NAT networking...
==> Xubuntu: Setting the name of the VM: xubuntu2504(vagrant)
==> Xubuntu: Clearing any previously set network interfaces...
==> Xubuntu: Preparing network interfaces based on configuration...
    Xubuntu: Adapter 1: nat
==> Xubuntu: Forwarding ports...
    Xubuntu: 22 (guest) => 2222 (host) (adapter 1)
==> Xubuntu: Running 'pre-boot' VM customizations...
==> Xubuntu: Booting VM...
==> Xubuntu: Waiting for machine to boot. This may take a few minutes...
    Xubuntu: SSH address: 127.0.0.1:2222
    Xubuntu: SSH username: vagrant
    Xubuntu: SSH auth method: private key
==> Xubuntu: Machine booted and ready!
[Xubuntu] GuestAdditions 7.1.10 running --- OK.
==> Xubuntu: Checking for guest additions in VM...
==> Xubuntu: Mounting shared folders...
    Xubuntu: /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2 => /vagrant
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2$

-

(11). 確認:
$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state    directory                           
-------------------------------------------------------------------------
83a88e9  default virtualbox poweroff /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2   ←（ゴミ）
acc5136  Xubuntu virtualbox running  /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2

→新しい「仮想マシン」は作れるけど、ゴミが残ったままです。これではダメ。

-

2). たぶん、もう一度、「default」の「仮想マシン」を作らないと、削除できません:

-

(1). 「仮想マシン」を停止:
$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ vagrant halt

-

(2). 追加された「仮想マシン」を削除:
$ vagrant destroy acc5136
:
    Xubuntu: Are you sure you want to destroy the 'Xubuntu' VM? [y/N] y
==> Xubuntu: Destroying VM and associated drives...
ubn@ubnbox:~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2$

-

(3). 作業フォルダを作り直し:
$ cd
$ rm -R ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/

-

$ mkdir -p ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/

-

$ ls -1A
$

→空です:

-

(4). 「Vagrantfile」の作成:

以前作成した、「default」の仮想マシンを作成します:

-

GUI（デスクトップ環境）を使う場合の設定です:

メモリ「8192」MB、CPU「8」個で、ディスプレイを 「vmsvga」に設定:

-

$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ nano Vagrantfile

↓ すべて貼付け:

# -*- mode: ruby -*-
# vi: set ft=ruby :

Vagrant.configure("2") do |config|
  config.vm.box = "xubuntu2504-2"
  config.vm.boot_timeout = 300
  #config.vm.boot_timeout = 60
  config.vm.provider "virtualbox" do |vb|
    # Display the VirtualBox GUI when booting the machine
    vb.gui = true
    #vb.memory = "4096"
    vb.memory = "8192"
    #vb.cpus = 2
    vb.cpus = 8
    #vb.customize ["modifyvm", :id, "--graphicscontroller", "vboxsvga"]
    vb.customize ["modifyvm", :id, "--graphicscontroller", "vmsvga"]
  end
end

→Crtl+O で、書き込み先を確認して Enter

→Ctrl+X で、終了

-

(5). 新規に「仮想マシン」を作成:
$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ vagrant up

→正常に「仮想マシン」が作成され、立ち上がりました:

-

(6). 確認:
$ vagrant global-status
:
id       name    provider   state   directory                           
------------------------------------------------------------------------
83a88e9  default virtualbox running /home/ubn/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2

→名前が「default」です:

-

(7). 停止:
$ cd ~/ダウンロード/vm/xubuntu2504-2/
$ vagrant halt
:
==> default: Attempting graceful shutdown of VM...
==> default: Forcing shutdown of VM...

→先頭行が「default」であることに注目:

-

(8). 新しく作られた「仮想マシン」を削除:
$ vagrant destroy 83a88e9
:
    Xubuntu: Are you sure you want to destroy the 'Xubuntu' VM? [y/N] y
==> Xubuntu: Destroying VM and associated drives...

→削除できました:

-

後で気づいたのですが、上記のメッセージをみると削除されたのは「default」ではなく、「Xubuntu」です。 やはり、管理情報が乱れていたようです:

-

(9). 確認:
$ vagrant global-status
:
id       name   provider state  directory                           
--------------------------------------------------------------------
→やっとゴミが無くなりました:

-

(10). わかったこと:
vagrant の「仮想マシン名」を変えるときは、その前に、名前を変えたい「仮想マシン」を削除します。忘れると、その（古い方の）「仮想マシン」を削除できなくなります。

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まとめ

今回は、ゲストOS（仮想マシン）にインストールした「Xubuntu 25.04」を元に、 Vagrant で「Box」を作り、そこから「仮想マシン」を作成しました:

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「Box」の作成を前提としていない「仮想マシン」が元なので、色々と問題が出ました。

ただし、そのおかげで、Vagrant でなぜその設定が必要か、知ることができました。

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設定後は、vagrant で支障なく動いています。起動が楽です。

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