Linux あれこれ

Linux 関連(一部 Windows11 )の備忘録です。

「ミニPC」の「Xubuntu 24.04 LTS」に、「VirtualBox 7.0.18」をインストール〈H171-6〉

登録日: 2024-05-21 更新日: 2024-06-02

前回、「ミニPC」にUSB 立ち上げで「Xubuntu 24.04 LTS」をインストールしました。

今回は、(個人的な)ブログを書くための環境として「VirtualBox 7.0.18」をインストールします。

その備忘録です。

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使用したPC は、新しく購入した「Windows 11」のミニPC「MINISFORUM NAB5」です。
プロセッサは「Core i5-12450H」で、メモリ 16GB、SSD 512MB です。 最新のモデルではなく、1年落ちなので、安く買えました。そして、ついに「Linux マシン」化しました。

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(注)リンクを戻るときはブラウザの左上の「←」をクリック
Android スマホであれば「ホーム」ボタン隣の「<」をタップ

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目次

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今回の作業:

  1.  最新の「VirtualBox 7.0.18」をダウンロード:

  2. 「VirtualBox 7.0.18」をインストール:

  3. 「VirtualBox Extension Pack」をインストール:

  4.  最新の「Vagrant 2.4.1」をダウンロード:

  5. 「Vagrant 2.4.1」をインストール:

  6.  Vagrant に「vagrant-vbguest」プラグインをインストール:

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「まとめ へ」

「目次詳細 へ」

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Xubuntu 24.04 LTS の立ち上げ:

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デスクトップ画面:

→左のウィンドウが「端末」アプリ、右のウィンドウがテキストエディタの「featherpad」で、よく使う組み合わせです:

デスクトップの設定 で、壁紙を変え、パネルを下に移動、パネルにいくつかのアイテムを追加しました:

シンプルですが、使い勝手が良いです。

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VirtualBox 7.0.18」を起動:

→バージョンはアップしましたが、見た目は変わりません。

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Xubuntu」について:

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Ubuntu の公式フレーバー(性格の違う兄弟?)です

Ubuntu ベースの、軽量な「Xfce」デスクトップ環境です。

個人的には使い慣れた環境です。
カスタマイズが色々とできるので、自分にとって使い勝手の良い環境を作れるのが利点です。

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Xubuntu 24.04 LTS」の現在のバージョンを表示:

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ホストOS のバージョン:

2024-06-02 現在

カーネル:

$ uname -r
6.8.0-31-generic

→安定志向なので、めったに更新されません

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リリース:

$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=24.04
DISTRIB_CODENAME=noble
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 24.04 LTS"

→ポイントリリースは、ほぼ 6ヶ月ごと

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Xubuntu 24.04 LTS」が、「x11」と「Wayland」のどちらで動作しているか、の確認:
$ echo $XDG_SESSION_TYPE
x11

→「Wayland」ではなく、「x11」で動作しています。

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VirtualBox」について:

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VirtualBox 」は、Oracle が開発している「仮想マシン」を構築するためのソフトウェアです。

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  • 「VirtalBox」は「仮想的なパソコン」(仮想デバイス)を実現するソフトウェアです。別のパソコンに「Linux」をインストールするのと変わりません。

  • 仮想マシンを使うことで、ハードウェアで問題となりそうなPC でも、最新のLinux ディストリビューションをインストールできる可能性が高くなります。

  • 問題があっても、Linux の情報をそのまま使えるのが強みです。

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ホストOS とゲストOS でメモリを分割して使うので、メモリのサイズと割当て方は重要です。

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1. 最新の「VirtualBox 7.0.18」をダウンロード:

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1). Ubuntu の「コード名」を確認:

$ cat /etc/lsb-release
:
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=24.04
DISTRIB_CODENAME=noble          ←(コード名)
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 24.04 LTS"

Xubuntu(フレーバー違い)で使用するイメージファイルは「Ubuntu」と同じです。

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2). ブラウザで下記を開きました:

Index of /virtualbox/7.0.18/

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3). 「VirtualBox」のダウンロード:

使用しているホストOS の種類とリリース番号によって、ファイルを選びました:

サイトの一番下にある、

virtualbox-7.0_7.0.18-162988~Ubuntu~noble_amd64.deb をクリック:

→ファイルを「~/ダウンロード/virtualbox/」フォルダに移動

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4). 「VirtualBox Extension Pack」のダウンロード:

サイトの上にある、

Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-7.0.18-162988.vbox-extpack

→ファイルを「~/ダウンロード/virtualbox/」フォルダに移動しました

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インストールを行う「VirtualBox」のバージョンと同じバージョンの「拡張パック」をダウンロードしてインストールします:

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5). 「チェックサム」のダウンロード:

SHA256SUMS

→ブラウザで下記が表示されました:

cab1abad478679fc34a0c5cb4a6d3566edc20e3c54cbed39c8e895d8cfad3ee2 *Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-7.0.18-162988.vbox-extpack
:
db33949542f5b0fdba10587a118a7084519d4ca3a53f242ca97976f2a778da83 *virtualbox-7.0_7.0.18-162988~Ubuntu~noble_amd64.deb

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6). 「チェックサム」の確認:

$ cd ~/ダウンロード/virtualbox/

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$ ls -1
Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-7.0.18-162988.vbox-extpack
virtualbox-7.0_7.0.18-162988~Ubuntu~noble_amd64.deb

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(1). 「VirtualBox」の確認:
$ sha256sum virtualbox-7.0_7.0.18-162988~Ubuntu~noble_amd64.deb
db33949542f5b0fdba10587a118a7084519d4ca3a53f242ca97976f2a778da83  virtualbox-7.0_7.0.18-162988~Ubuntu~noble_amd64.deb

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(2). 「VirtualBox Extension Pack」の確認:
$ sha256sum Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-7.0.18-162988.vbox-extpack
cab1abad478679fc34a0c5cb4a6d3566edc20e3c54cbed39c8e895d8cfad3ee2  Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-7.0.18-162988.vbox-extpack

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(3). ホームに移動:
$ cd

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2. 「VirtualBox 7.0.18」をインストール:

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1). システム更新:

$ sudo apt update
[sudo] パスワード: 
ヒット:1 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu noble InRelease                   
取得:2 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu noble-updates InRelease [89.7 kB]   
ヒット:3 http://security.ubuntu.com/ubuntu noble-security InRelease            
ヒット:4 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu noble-backports InRelease
89.7 kB を 3秒 で取得しました (30.5 kB/s)
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了
状態情報を読み取っています... 完了        
パッケージはすべて最新です。

-

$ sudo apt upgrade
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています... 完了        
状態情報を読み取っています... 完了        
アップグレードパッケージを検出しています... 完了
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

→「アップグレード:」の行が、すべて 0 かを確認:

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2). 「dkms」のインストール:

カーネルの更新があっても自動で依存(カーネルヘッダー等)を解決してもらえます:

$ sudo apt install dkms
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  dkms

-

注意:「.deb」ファイルから「VirtualBox」をインストールする場合は、「dkms」でなく、「virtualbox-dkms」をインストールしてはいけません:

apt で「VirtualBox」をインストールする場合に、「virtualbox-dkms」はインストールします:

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3). 再起動:

「端末」以外のすべてのウィンドウを閉じてから、

$ reboot

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4). 立ち上がったら、ファイルを確認:

$ cd ~/ダウンロード/virtualbox/

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$ ls -1
Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-7.0.18-162988.vbox-extpack
virtualbox-7.0_7.0.18-162988~Ubuntu~noble_amd64.deb

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5). 「.deb」ファイルから「VirtualBox」をインストール:

$ cd ~/ダウンロード/virtualbox/
$ sudo apt install ./virtualbox-7.0_7.0.18-162988~Ubuntu~noble_amd64.deb
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  liblzf1 libtpms0 virtualbox-7.0
:
info: グループ `vboxusers' (グループ ID 126) を追加しています...
:
vboxdrv.sh: failed: modprobe vboxdrv failed. Please use 'dmesg' to find out why.
(和訳: vboxdrv.sh: 失敗しました: modprobe vboxdrv が失敗しました。理由を確認するには、「dmesg」を使用してください。)
:
N: ファイル '/home/ubn/ダウンロード/virtualbox/virtualbox-7.0_7.0.18-162988~Ubuntu~noble_amd64.deb' がユーザ '_apt' からアクセスできないため、ダウンロードは root でサンドボックスを通さずに行われます。 - pkgAcquire::Run (13: 許可がありません)

→これは既知のバグです (This is a known bug :1543280)

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6). 上記のエラーの回避:

$ sudo chown _apt /var/lib/update-notifier/package-data-downloads/partial/

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7). 再インストール:

$ cd ~/ダウンロード/virtualbox/
$ sudo apt install ./virtualbox-7.0_7.0.18-162988~Ubuntu~noble_amd64.deb

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8). 次の画面が表示:

→「Tab」キーで <了解> を赤くしてから、Enter

-

和訳:

システムでは UEFI セキュア ブートが有効になっています。

UEFI セキュア ブートをサードパーティ製ドライバーで動作させるには追加の構成が必要です。

システムは、UEFI セキュア ブートの構成を支援します。
サードパーティ製ドライバーの使用を許可するために、新しいマシン所有者キー (MOK) が生成されました。
このキーをシステムのファームウェアに登録する必要があります。
この変更が攻撃者ではなく、承認されたユーザーによって行われていることを確認するには、
ここでパスワードを選択し、再起動後に同じパスワードを使用して変更を確認する必要があります。
「MOK の登録」(Enroll MOK) と「安全な変更」(Change Secure Boot state) の両方で
「ブート状態」メニューが表示されます

-


9). 次の画面が表示:

→(忘れない、簡単な一時的な)8桁の「パスワード」を入力、
「Tab」キーで <了解> を赤くしてから、Enter

-

和訳:

セキュアブートのパスワードを入力します。再起動後に再度尋ねられます。

-


10). 次の画面が表示:

パスワードの再入力:

→同じ8桁の「パスワード」を入力、
「Tab」キーで <了解> を赤くしてから、Enter

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11). インストールされたか確認:

$ apt list virtualbox* | grep 済
:
virtualbox-7.0/now 7.0.18-162988~Ubuntu~noble amd64 [インストール済み、ローカル]

→「ローカル」の表示に注目:

-

パッケージ名が「virtualbox-7.0」でインストールされました:

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12). コマンドでバージョンを確認:

$ VBoxManage --version
:
WARNING: The vboxdrv kernel module is not loaded. Either there is no module
         available for the current kernel (6.8.0-31-generic) or it failed to
         load. Please recompile the kernel module and install it by

           sudo /sbin/vboxconfig

         You will not be able to start VMs until this problem is fixed.
7.0.18r162988

和訳:

警告: vboxdrv カーネル モジュールがロードされていません。
現在のカーネル (6.8.0-31-generic) で使用できるモジュールがないか、
ロードに失敗しました。カーネルモジュールを再コンパイルし、
「sudo /sbin/vboxconfig」でインストールしてください。

この問題が解決されるまで、VM を起動することはできません。
7.0.18r162988

-

追記:

→エラーメッセージが含まれていると、「VirtualBox マネージャ」が使えない状態です:

つまり、Vagrant仮想マシンを作成できません。
vagrant up」すると、ブロバイダーが見つからないエラーになります:

-

BIOS で「セキュアブート」が有効のときは、今回の再起動後に「MOK の登録」を行わないと、VirtualBoxカーネルにその機能が追加されていないので、「仮想マシン」の作成と立ち上げができません。

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例えば、仮想マシンを作成する「vagrant up」の場合、「MOK の登録」を行わないと、「MOK の認証」がないのでエラーします:

$ cd ~/ダウンロード/vm/ubn2404/
$ vagrant up --provider=virtualbox
The provider 'virtualbox' that was requested to back the machine
'default' is reporting that it isn't usable on this system. The
reason is shown below:

VirtualBox is complaining that the kernel module is not loaded. Please
run `VBoxManage --version` or open the VirtualBox GUI to see the error
message which should contain instructions on how to fix this error.

和訳:

マシン「default」をサポートするように要求されたプロバイダー「virtualbox」は、
このシステムでは使用できないことを報告しています。その理由を以下に示します。

VirtualBox は、カーネル モジュールがロードされていないと警告しています。
「VBoxManage --version」を実行するか、VirtualBox GUI を開いて、
このエラーの修正方法に関する指示が含まれるエラー メッセージを確認してください。

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13). なので、「セキュアブート」を使わない場合は、BIOS で「セキュアブート」をオフにします:

-

(1). 再起動:
$ reboot

-

(2). 画面真っ暗になったら、「Delete」キーを連打:

-

(3). BIOS 設定画面(Aptio Setup - AMI)
セキュアブートをオフにします:

「Security」タブ→「Secure Boot」

Secure Boot [Enbled]

↓ 「+」キーで変更:

Secure Boot [Disabled]

-

設定を保存:

「Save & Exit」タブ

→「Save Changes and Reset」

→「Yes」

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そのまま、立ち上がります:

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14). カーネル モジュールのロードを実施:

$ sudo /sbin/vboxconfig
:
[sudo] ubn のパスワード: 
vboxdrv.sh: Stopping VirtualBox services.
vboxdrv.sh: Starting VirtualBox services.
vboxdrv.sh: Building VirtualBox kernel modules.

-

和訳:

vboxdrv.sh: VirtualBox サービスを停止しています。
vboxdrv.sh: VirtualBox サービスを開始しています。
vboxdrv.sh: VirtualBox カーネル モジュールを構築します。

→「セキュアブート」を使わない設定で、カーネル モジュールが構築されました

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15). 再起動:

$ reboot

-


16). デスクトップ画面表示:

-


17). 「VirtualBox」のバージョンを確認:

$ VBoxManage --version
7.0.18r162988
→エラーメッセージが含まれていなければ、「VirtualBox マネージャ」が使える状態です:

つまり、Vagrant仮想マシンを作成して立ち上げできます:

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18). 参考: BIOS で「セキュアブート」を有効にして、パスワード設定後に再起動した場合の画面:

次の「青色の画面」が表示:
   ┌───────────────┤ Perform MOK manegement ├───────────
   │ 
   │               Continue boot
   │                 Enroll MOK
   │         Enroll key forom disk
   │         Enroll hash from disk

「Continue boot」が選ばれている状態です:

もし、「セキュアブート」を使いたい場合は、「Enroll MOK」で「MOK の登録」を行う必要があります。 そのときに、(今回だけ有効な)先ほど入力した一時的なパスワードが必要になります。

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19). 「VirtualBox 7.0.18」を起動して確認:

メニュー →「システム」→「Oracle VM VirtualBox

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ヘルプ →「VirtualBox について」:

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ヘルプ表示を確認:
VirtualBox グラフィカルユーザーインターフェース
バージョン 7.0.18 r162988 (Qt5.15.13)

→「閉じる」

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20). ホストOS のログイン時のユーザが「vboxusers」グループに追加されているか確認:

下記の右にある通知が気になります:

-

「USB 機能」を使えるようにするには、「VirtualBox」のインストール後に「vboxusers」グループに、現在使用しているユーザを追加します:

ちなみに、VirtualBox インストーラは、「Oracle VM VirtualBox」に必要な USB 機能をサポートするため、「VirtualBox」のインストール中にシステムユーザグループ「vboxusers」を作成します。

VirtualBox ゲスト OS から USB デバイスを使用するシステム ユーザは、このグループに参加する必要があります。

VirtualBox」のインストール後にカーネルの更新があると、この「vboxusers」グループへの参加が解除される場合があります。

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(1). 現在、ログイン時のユーザが属するグループを確認:
$ id
uid=1000(ubn) gid=1000(ubn) groups=1000(ubn),4(adm),24(cdrom),27(sudo),30(dip),46(plugdev),100(users),114(lpadmin)

もしくは、

$ id ubn
uid=1000(ubn) gid=1000(ubn) groups=1000(ubn),4(adm),24(cdrom),27(sudo),30(dip),46(plugdev),100(users),114(lpadmin)

→「ubn」はユーザ名で任意です

-

「vboxusers」グループが含まれていれば(リスクの高い)下記の操作は要りません:

-

(2). 含まれていなかったので、ログイン時のユーザを「vboxusers」グループに追加しました:

このコマンドは誤入力するとリスクが高いので、慎重に入力:

$ sudo usermod -a -G vboxusers ubn

→「ubn」はユーザ名で任意です

「-a -G」は「-aG」と入力できますが、入力漏れを防ぐために、わざと分けています:

-

「-a -G」または「-aG」を「-G」と入力すると新規作成になり、「vboxuser」以外に属していた他のグループが消えてしまい、「sudo」が使えなくなり、最悪(今回は、ホスト側の)OS の再インストールになります。入力時は注意。

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(3). 再起動:

「端末」以外のすべてのウィンドウを閉じてから、

$ reboot

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(4). ユーザが属するグループを確認:
$ id
uid=1000(ubn) gid=1000(ubn) groups=1000(ubn),4(adm),24(cdrom),27(sudo),30(dip),46(plugdev),100(users),114(lpadmin),126(vboxusers)

→「vboxusers」グループが追加されました

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3. 任意:「VirtualBox Extension Pack」をインストール:

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続けて、機能拡張パッケージをインストールしました。

インストールされている VirtualBox のバージョンと同じバージョンの「拡張パック」が必要です:

作業は任意です。

-

拡張パックで提供される追加機能:

→リモートで使うなら必要だけど、必要がなければ要らない機能です。

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1). ファイルマネージャで、「~/ダウンロード/virtualbox/」フォルダを開きます:

フォルダ名は任意なので変わります。

-

2). ダウンロードした、緑色で四角のアイコンの「Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-7.0.18-162988.vbox-extpack」をダブルクリック:

virtualbox」(「VirtualBox」マネージャ)をインストールしたことで使える機能です:

-

4). 「VirtualBox」マネージャが起動されて、ダイアログが表示:

→「インストール」をクリック

-

5). ライセンス画面が表示:

一番下までスクロール:

→「同意します」をクリック

→パスワード入力:

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6). 「VirtualBox」マネージャの画面に戻りました:

-

7). 「機能拡張」がインストールされたか確認:

左側の「ツール」をクリックして、その右側の「横3本線」ボタンをクリック→「機能拡張」

-

「機能拡張」がインストールされたか確認できます:

→バージョンを確認:

-

左側の「ツール」の右側の「横3本線」ボタンをクリック→「ようこそ」

→元の画面に戻りました:

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4. 最新の「Vagrant 2.4.1」をダウンロード:

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1). 最新の「Vagrant」をダウンロード:

ダウンロードのサイト:

-

→ファイルを「~/ダウンロード/virtualbox/」フォルダに移動しました

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2). チェックサムが同じか確認:

$ cd ~/ダウンロード/virtualbox/
$ sha256sum vagrant_2.4.1-1_amd64.deb
7d379e99eb757b81f31993634b34a3317d2b79607e2a20dab9b7071f4b278810  vagrant_2.4.1-1_amd64.deb

-

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5. 「Vagrant 2.4.1」をインストール:

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1). 「.deb」ファイルから「Vagrant」をインストール:

$ cd ~/ダウンロード/virtualbox/
$ sudo apt install ./vagrant_2.4.1-1_amd64.deb
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  vagrant
:
N: ファイル '/home/ubn/ダウンロード/virtualbox/vagrant_2.4.1-1_amd64.deb' がユーザ '_apt' からアクセスできないため、ダウンロードは root でサンドボックスを通さずに行われます。 - pkgAcquire::Run (13: 許可がありません)

→これは既知のバグです (This is a known bug :1543280)

-

2). 上記のエラーの回避:

$ sudo chown _apt /var/lib/update-notifier/package-data-downloads/partial/

-

3). 再インストール:

$ sudo apt install ./vagrant_2.4.1-1_amd64.deb

-

4). インストールされたか確認:

$ apt list vagrant
:
vagrant/now 2.4.1-1 amd64 [インストール済み、ローカル]

→「ローカル」の表示に注目:

-

バージョンを確認:
$ vagrant --version
Vagrant 2.4.1

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6. 「vagrant-vbguest」プラグインのインストール:

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ホストOS 側の「Vagrant」のインストール時に、「vagrant-vbguest」プラグインをインストールしておくと、

vagrant up」や「vagrant reload」時、及び「vagrant vbguest」実行時に

「Guest Additions」のバージョンを自動でチェックして、 自動で「Guest Additions」をインストールしてくれます

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1). 「vagrant-vbguest」プラグインのインストール:

$ vagrant plugin install vagrant-vbguest
:
Installing the 'vagrant-vbguest' plugin. This can take a few minutes...
Fetching micromachine-3.0.0.gem
Fetching vagrant-vbguest-0.32.0.gem
Installed the plugin 'vagrant-vbguest (0.32.0)'!

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2). ホストOS を再起動:

「端末」以外のすべてのウィンドウを閉じてから、

$ reboot

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7. 「Vagrant」の動作確認:

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1). 登録された「Box」を確認:

$ vagrant box list
There are no installed boxes! Use `vagrant box add` to add some.

→(今のところ、)ローカルに「Box」の登録はありません

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2). 作成された「仮想マシン」を確認:

$ vagrant global-status
id       name   provider state  directory                           
--------------------------------------------------------------------
There are no active Vagrant environments on this computer! Or,
you haven't destroyed and recreated Vagrant environments that were
started with an older version of Vagrant.

→(今のところ、)vagrant で作成された(管理されている)「仮想マシン」はありません

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まとめ

今回は、「ミニPC」の「Xubuntu 24.04 LTS」に、(個人的な)ブログを書くための環境として、最新の「VirtualBox 7.0.18」と最新の「Vagrant 2.4.1」をインストールしました。

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次回は「vagrant」を使って、「仮想マシン」として(確認として確実に動く?)「Ubuntu 24.04 LTS」をインストールする予定です。

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(開発目的で使われることの多い)「vagrant」を使うのは、
自動で確実に「VirtualBox Guest Additions」がインストールできるので、楽だから。

それだけ、「VirtualBox Guest Additions」のインストールで、インストールできても一部の機能が動かなかった(欲しかったクリップボードの共有機能等が使えないことが多かった)ということです。

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