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Lubuntu 20.04 LTS (Beta) のログイン画面にて「空撮動画」を試してみました〈H19〉

登録日: 2020-04-25 更新日: 2020-04-25

公開直前の「Lubuntu 20.04 LTS」の未公開版(ベータ版)をUSB メモリにインストールしました。

ログイン画面で、「aerial-sddm-theme」を試してみました。機能として壁紙だけでなく、「Apple TV のスクリーンセーバーの空撮動画を表示」できます。

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「目次」

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「aerial-sddm-theme」のインストール:

「Aerial」について:

Lubuntu 20.04 LTS 」のベータ版で、 「SDDM」のテーマとして「Aerial」をダウンロード して使っています。単なるログイン画面のテーマのつもりで使っていましたが、「Apple TV のスクリーンセーバーの空撮ビデオをログイン画面の背景に表示する」機能が売りのテーマだったようで、それが表示できないときは壁紙表示になるようです。

iOS ベースの「tvOS」になってからの「Apple TV 」では、ライブ空撮動画を表示するスクリーンセーバーがあるようです。その動作を真似たのが、Arch Linux のAUR でも公開。Arch Linux のログイン画面のテーマは、「sddm-theme-aerial-git」というパッケージ名です。有志の方に感謝。

Manjaro Linux で使えるか試しました。うまく動いたので、Lubuntu 20.04 LTS でも動かないか試してみました。

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ただし、Arch Linux では動きますが、Lubuntu などの他のディストリビューションでは動作確認されていません。 動作に必要なパッケージがいくつか必要ですが、Arch Linux のパッケージ名や機能は他のものとは違います。参考になりません。

また、再生できないときは 壁紙が表示されるだけ です。 エラーメッセージなどの表示がなく、原因がつかめないので対処が難しいです。手探りで色々と試してみるしかありません。また、運よくそろえられても修正しないとパッケージごとの機能の差で動かない可能性もあります。逆に、すんなり動くかもしれません。

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公開サイト:

3ximus/aerial-sddm-theme

Apple TV Aerial ビデオを使用したSDDMテーマ「aerial」:

ビデオはランダムに再生され、異なるプレイリストが時刻に基づいて使用されます(昼と夜の区別のみ、午後5時から5時の間)。微調整してより多くの時間を区別することができます。使用されている方はビデオで提供されます。

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依存関係:

qt5 の「Phonon GStreamer バックエンド」、「GStreamer ffmpeg プラグイン」、「GStreamer プラグイン」が必要です。

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必要と思われる? パッケージのインストール

問題となるのは、「依存パッケージ」がどれなのかがわからないことです。

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ソースを参考にすれば少しは違うかもしれません:

/usr/share/sddm/themes/aerial/Main.qml 先頭行から抜粋:

import QtQuick 2.0
import SddmComponents 2.0
import QtMultimedia 5.7
import "components"

/usr/share/sddm/themes/aerial/components/

resources/
    reboot.svg
    shutdown.svg
    warning_red.png

および、

/usr/share/sddm/themes/aerial/components/

    WallpaperFader.qml

↓ こちらも確認:

/usr/share/sddm/themes/aerial/components/WallpaperFader.qml 先頭行から抜粋:

import QtQuick 2.6
import QtQuick.Controls 1.1
import QtQuick.Layouts 1.1
import QtGraphicalEffects 1.0

ゆえに、必要なパッケージは、下記に関連すること:

  • SddmComponents 2.0
  • QtMultimedia 5.7
  • QtQuick 2.6
  • QtQuick.Controls 1.1
  • QtQuick.Layouts 1.1
  • QtGraphicalEffects 1.0

これらをManjaro Linux LXQt で検索してみます。

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SddmComponents 2.0
~ >>> yay -Ss Sddm | grep Components

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QtMultimedia 5.7
~ >>> yay -Ss QtMultimedia                                                                                            
aur/qt51-multimedia 5.1.1-7 (+1 0.00%) 
    A cross-platform application and UI framework (QtMultimedia) (5.1.x)

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QtQuick 2.6
~ >>> yay -Ss QtQuick

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QtQuick.Controls 1.1
~ >>> yay -Ss QtQuick | grep Controls                                                                                 
    Universal QtQuick 2.0 components. Qt Quick Controls 2.0 backend

~ >>> yay -Ss QtQuick
:
aur/universal-components-git 20171203-1 (+0 0.00%) 
    Universal QtQuick 2.0 components. Qt Quick Controls 2.0 backend

aur/qt51-quickcontrols 5.1.1-7 (+1 0.00%) 
    A cross-platform application and UI framework (QtQuick) (5.1.x)

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QtQuick.Layouts 1.1
~ >>> yay -Ss QtQuick | grep Layouts

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QtGraphicalEffects 1.0
~ >>> yay -Ss  QtGraphicalEffects
aur/qt51-graphicaleffects 5.1.1-7 (+1 0.00%) 
    A cross-platform application and UI framework (QtGraphicalEffects) (5.1.x)

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ソースを元に調べてみたけど(現在動いているのに)これらはインストールされていません。つまり、ハズレ。

このやり方ではだめなので、実際にManjaro にインストールしているパッケージを参考に、Lubuntu で検索して、Debian で似たようなパッケージを探しました。

Arch Linux とはパッケージ名とか含まれている機能が違うので、選んだパッケージにその機能が含まれていないかもしれないし、そもそも間違えた選択かもしれないので動かない可能性が高いです。

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Lubuntu で検索して、インストール

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gst-libav
$ sudo apt install gstreamer1.0-libav
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  gstreamer1.0-libav

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phonon-qt5-gstreamer
  • Phonon Qt5 GStreamer 1.0 backend
$ sudo apt install phonon4qt5-backend-gstreamer
:
提案パッケージ:
  phonon-backend-gstreamer gstreamer1.0-plugins-ugly
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  phonon-backend-gstreamer-common phonon4qt5-backend-gstreamer

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  • Phonon GStreamer 1.0.x backend icons
$ sudo apt install phonon-backend-gstreamer-common
:
phonon-backend-gstreamer-common はすでに最新バージョン (4:4.10.0-1build1) です。

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gst-plugins-good
  • GStreamer plugins from the "good" set
$ sudo apt install gstreamer1.0-plugins-good
:
gstreamer1.0-plugins-good はすでに最新バージョン (1.16.2-1ubuntu2) です。

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qt5-quickcontrols
  • Qt 5 Quick Controls QML module
$ sudo apt install qml-module-qtquick-controls
:
qml-module-qtquick-controls はすでに最新バージョン (5.12.8-0ubuntu2) です。

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$ sudo apt install qml-module-qtquick-controls2
:
qml-module-qtquick-controls2 はすでに最新バージョン (5.12.8+dfsg-0ubuntu1) です。

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qt5-graphicaleffects
  • Qt 5 Graphical Effects module
$ sudo apt install qml-module-qtgraphicaleffects
:
qml-module-qtgraphicaleffects はすでに最新バージョン (5.12.8-0ubuntu1) です。

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qt5-multimedia
  • APIs for multimedia functionality - development files
$ sudo apt install qtmultimedia5-dev
:
提案パッケージ:
  libgirepository1.0-dev libglib2.0-doc libxml2-utils
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libblkid-dev libglib2.0-dev libglib2.0-dev-bin libmount-dev libpcre16-3 libpcre2-32-0 libpcre2-dev
  libpcre2-posix2 libpcre3-dev libpcre32-3 libpcrecpp0v5 libpulse-dev libqt5multimediagsttools5
  libqt5multimediawidgets5 libselinux1-dev libsepol1-dev python3-distutils python3-lib2to3
  qtmultimedia5-dev uuid-dev zlib1g-dev

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  • Qt 5 base development files
$ sudo apt install qtbase5-dev
:
qtbase5-dev はすでに最新バージョン (5.12.8+dfsg-0ubuntu1) です。

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  • Qt 5 base development programs
$ sudo apt install qtbase5-dev-tools
:
qtbase5-dev-tools はすでに最新バージョン (5.12.8+dfsg-0ubuntu1) です。

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テーマを動かすには「qml-module」パッケージのインストールが必要でした:
$ sudo apt install qml-module-qtmultimedia
:                                                                           
以下のパッケージが新たにインストールされます:                                                          
  libqt5multimediaquick5 qml-module-qtmultimedia 

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動画の再生確認に「mpv」をインストール
$ sudo apt install mpv
:
提案パッケージ:
  ffmpeg-doc libportaudio2 python3-pyxattr-dbg python-pyxattr-doc libfribidi-bin | bidiv phantomjs
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  ffmpeg libavdevice58 libavresample4 libopenal-data libopenal1 libsdl2-2.0-0 mpv python3-pyxattr
  rtmpdump youtube-dl

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$ sudo apt install python2
:
提案パッケージ:
  python2-doc python-tk python2.7-doc
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libpython2-stdlib libpython2.7-minimal libpython2.7-stdlib python2 python2-minimal python2.7
  python2.7-minimal

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テーマの動作確認 (aerial):

$ sudo sddm-greeter --test-mode --theme /usr/share/sddm/themes/aerial
  • ログイン画面が、デスクトップでテストモードで表示されます。

→ ここで動画が再生されればOK ですが、壁紙が表示されました。ダメでした。 壁紙はデフォルトではなく、変更しています。

終了は、パネルバーにある「sddm-greeter」 を右クリック→「閉じる」

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プレイリストの再生

  • プレイリスト(/usr/share/sddm/themes/aerial/playlists/*.m3u) で、動画ファイル(.mov) のURL が指定されています。 なので、プレイリストを修正すると、ローカルに置いた動画の指定ができるかもしれません。

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まとめ

ログイン画面で、「aerial-sddm-theme」を試してみましたが、Arch Linux や Manjaro Linux 以外の、Lubuntu などの他のディストリビューションで動かすのはやはり難しいようです。エラーが出ないのでどこまで進捗しているかもわかりません。

デザインも悪くないので、単なるログイン画面のテーマとして今まで通り使ってもいいと思います。 インストールすることでおまけとして「Apple TV のスクリーンセーバーの空撮ビデオ」のプレイリストが手に入りました。動画の再生確認に「mpv」をインストールしているので、これで再生すればリアルな動画を楽しめます。

なのでわざわざ、ログイン画面で動画を見る必要もないのかな(負け惜しみ)。

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目次

先頭

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