登録日: 2020-04-26 更新日: 2020-05-08
2020/04/23 に「Lubuntu 20.04 LTS」がリリースされました。コードネームは「Focal Fossa」です。 LXQt を備えた最初の長期サポートリリースで、2023年4月までサポートされます。
Lubuntu は、軽量のQt デスクトップ環境(LXQt)を使用する公式のUbuntu フレーバーです。 その公開されたばかりの「Lubuntu 20.04 LTS」をUSB メモリにインストールしてみました。
事前にベータ版をインストールしており、公開版になっての違いを確認しました。
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ダウンロード
Lubuntu 20.04 LTS (Focal Fossa)
lubuntu-20.04-desktop-amd64.iso 2020-04-23 07:47 1.6G
チェックサムの確認: (正常にダウンロードされたかの確認)
$ sha256sum lubuntu-20.04-desktop-amd64.iso cc18a581d2e4d86f3f29ef44c12a0c42b54cde93db9fc5f7c3f10db1aff3fa9a lubuntu-20.04-desktop-amd64.iso
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参考:
Daily 版は日々更新されているので、最新の「.iso」と「SHA256SUMS」の確認が必要です。
groovy-desktop-amd64.iso 2020-05-07 17:14 1.7G
→次期バージョンのLubuntu 20.10 (groovy) 開発版が動き出しています。不安定になりがちなので実際の運用は避けるべきです。
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ライブUSB メモリを作成して、立ち上げ
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マシンが古くてGfxboot に対応しておらず、ライブUSB メモリで立ち上げるとブート時に停止します:
Graphics initalization failed Error Setting up gfxboot boot:
→「Tab」キー:
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live check memotest hd mainmenu help boot:
→「live」と入れて、Enter
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ライブUSB メモリで立ち上がりました
1. デスクトップ画面が表示されます。
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2. インストール先となるUSB メモリ(fat32 で初期化済)を挿入。
マウントするかが聞いてきて、ファイルマネージャが開きます。 USB メモリにあるEject ボタンをクリックしてアンマウントします。 →ファイルマネージャを閉じます。
以前は、マウントしているとアンマウントしますか?と聞いてきたと思いますが、今回は聞いてきません。アンマウントしないと、インストーラで、「パーティションの置換」項目が表示されないようです。
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3. デスクトップ画面にある「Install Lubuntu 20.04 LTS」をダブルクリック。
インストーラは、定番の Calamares です。
「Lubuntu インストーラーへようこそ」全画面表示。日本語でちゃんと表示されています。
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4. ようこそ:
「日本語」が自動セットされるまで待ちます。 →「次へ」
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5. ロケーション:
地域: Asia、ゾーン: Tokyo (地図で日本をクリックしても設定されます) →「次へ」
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6. キーボード:
キーボードモデル: Generic 105-key PC (intel.) Japanese、デフォルト 「ここでタイプしてキーボードをテストしてください」→ @@ で確認。
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7. パーティション:
「パーティションの置換」にチェック
インストールするパーティションの選択
現在:
の右のエリアをクリック。
↓
後:
の右のエリアが赤く表示。
ブートローダーの場所: (/dev/sdc) ←忘れずに設定。
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8. ユーザ情報:
任意設定
ユーザーパスワードのみ聞いてきます。
→「次へ」
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9. 要約:
今までに設定した内容を確認。 画面に入りきれてないメッセージがあります。スクロールさせます。 「/dev/sdc にブートローダーをインストール」になっていることを確認。
→「インストール」 →「今すぐインストール」
インストールが開始されます。 →「すべて完了しました。」表示。
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10. 「今すぐ再起動」にチェック。
→「実行」 →「インストーラ」のウィンドウが閉じます。
Please remove the installation medium, then press ENTER:
ライブUSB メモリを抜いて、Enter
→再起動
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11. インストールしたUSB メモリで起動
ログイン画面にて、パスワード入力。
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デスクトップ画面が表示:
→ログイン画面とデスクトップ画面の背景が新しくなりました。
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すぐに、システム更新の通知画面が表示されました。
→新しく加わった機能です。日本語化されていません。
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まとめ
ログイン画面になるまでと、ログインからデスクトップ画面が表示されるまでが非常に速く、ベータ版のときよりも、軽快さが増しています。それに、システム更新の通知のやり方が変わりました。個人的にはこちらの方が良いと思います。期待が持てます。
次回は、インストール後の設定についてです。
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目次
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