Linux あれこれ

Linux 関連(一部 Windows11 )の備忘録です。

VirtualBox の「Arch Linux」に「OpenBox + Xfce パネル」デスクトップ〈H125〉

登録日: 2021-07-17 更新日: 2021-08-18

前回、「Xubuntu 20.04.2 LTS」に、ハードウェアの違いを仮想マシンにより吸収してくれる「VirtualBox」をインストールして、ゲストOS として「Arch Linux」をインストール しました。

そこに「OpenBox」デスクトップ環境をインストール しましたが、Tint2 パネルではなく「Xfce パネル」を使えるようにトライしました。見た目は「Xfce」ですが、右クリックメニューがカスタマイズされた「Xfce 強化?」デスクトップです。

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重要なのは「xfwm4」ウィンドウマネージャがなくても動くことです。 カーネルアップに伴う、将来的な「自分のPC にとっての不安」を解消してくれるはずです。

その備忘録です。

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ホストOS : Xubuntu 20.04.2 LTS

ゲストOS : Arch Linux(2021.07.01 のiso イメージ) ←(作業時のバージョン)

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使用したPC は「ASUS Chromebox CN60 」で、プロセッサは第4世代の古い「Intel Celeron 2955U 」です。

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(注)リンクを戻るときはブラウザの左上の「←」をクリック

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目次

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「OpenBox のインストール:」

「Xfce パネル、xfce4-goodies のインストール:」

「Xfce パネルに切り替え:」

「上のパネルのカスタマイズ:」

「デスクトップ画面(OpenBox) の壁紙を変更:」

「ログイン画面(lightdm) の壁紙を変更:」

「まとめ へ」

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「目次詳細 へ」

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VirtualBox での「Arch Linux」の「OpenBox + Xfce パネル」の画面:

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通常のXfce のメニュー表示:

→見た目は「Xfce」デスクトップそのものですが、「OpenBox」セッションとして起動しています。 なので、「xfwm4」ウィンドウマネージャは使われていません(重要)。

アプリの起動には、「Xfce」と同じように、 メニュー、画面の上のパネルのランチャー、画面の右のパネルのドックが使えます。

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OpenBox の右クリックのメニュー表示:

→こちらからもアプリを起動できます。

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画面の一番下は、ホストOS の「Xubuntu 20.04.2 LTS」 のパネルです。

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Xfce」ではなく、「OpenBox + Xfce パネル」デスクトップとした理由

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1). 「Arch Linux」をインストールした仮想マシンに「Xfce」をインストール

インストールして再起動。ログイン画面が表示され、ログインでいつもの「Xfce」デスクトップが表示されました。

→上部にパネルと下部にランチャーのパネルがあるデフォルト画面です。

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おかしなことに、最初のデスクトップ画面の表示で、パネルの質問「デフォルト設定を使用するか」が表示されずに、そのまま立ち上がりました。

→Arch Linux のインストール後に行った何かの設定の影響?

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2). システム更新の表示があり、システム更新後に再起動

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3). ログイン画面でログイン、しばらくするとログイン画面に戻ります。(ログインループ)

→やっぱり、パネルの質問がないのは、正常ではなかったみたい。

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4). 作業したことで気づいたこと:

「Arch Linux」に「OpenBox」をインストールした環境に「Xfce」をインストールすると、「Xfce パネル」が使え、ちゃんと通知が表示されることを知りました。

これなら、「Tint2 パネル」よりも設定が楽で、扱いにも慣れていて、機能が豊富です。

なので、「OpenBox」の仮想マシンに「Xfce パネル」をインストールすることにトライしました。

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Xfce」でカーネル「5.8」の問題があっても、回避策として使えるかも

問題となるのは、アクセラレータを使う、ウィンドウマネージャの「xfwm4」です。

→「OpenBox」をインストールして「Xfce パネル」を使うことで、「xfwm4」ウィンドウマネージャを使わないようにできます。古いPC でも支障なく使い続けることができそう。

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5). ログイン画面を「slim」から「lightdm」に切り替えてみて、見えたこと:

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(1). 「lightdm」は「~/.xinitrc」にセッションを書かなくて良いので楽。

→「lightdm」サービスを有効化するだけで自動起動されます。セッションの切り替えはログイン画面で行います。

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(2). VrtualBox で使うなら、ゲストOS にてCtrl+Alt+F2 が使えないので、簡単にコンソールに戻れる「slim」がオススメ。

ユーザ名に「exit」とするだけでコンソール画面に抜けられます。また、解像度の調整もログイン画面のウィンドウを拡げてからユーザ名に「reboot」、パスワードにEnter するだけです。

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(3). 「lightdm」だと、正常に動くセッション(今回はOpenBox)が残っていないとお手上げ。

→VrtualBox でゲストOS だとログインループに陥ります。ライブ立ち上げして、マウントして、chroot して、「~/.xinitrc」を戻し、「slim」を有効化すれば抜けられます。もしくは、「lightdm」を無効化。

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VirtualBox での作業での反省:

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1). Arch Linuxクリーンインストールした状態で、仮想マシンのクローンを作っておかなかったこと

→少し設定を変更した状態でクローンを作成しました。タイミング遅れで、クリーンインストールとは言えません。 役に立ちません。

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2). クローンを作成したら、それは触らずに「保存しておく」べきでした

→それを使い、失敗したので、保存がなくなりました。お手上げです。 使うときは保存したものを更にクローンして使うべきでした。

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3). 作業前に、スナップショットを作成しておかなかったこと

スナップショットを作成しておけば、問題があっても元に戻せたかも。

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参考: 仮想マシンのスナップショットの作成と復元:

何かしらの作業前に、スナップショットを作成(復元ポイントの作成)しておくと、 「復元」により、スナップショットを作成した時点に仮想マシンを戻せる、作業をやらなかったことにできる、ありがたい機能です。

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仮想マシンのスナップショット作成

仮想マシンを起動(電源オフだとクローンの作成しかできません)

VirtualBox のウィンドウのメニューにて、「仮想マシン」→「スナップショット作成」

「スナップショット名」と「説明」を入力

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仮想マシンのスナップショットの復元
  • システムだけでなく、保存したデータも元に戻る(消える)ので注意。

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仮想マシンを「電源オフ」にします

左で仮想マシンを選択、そのすぐ右の「横三本」のアイコンをクリック→「スナップ…」

スナップショットを作成していれば、右に履歴一覧として表示(複数の復元ポイントを作れます)

復元したい「スナップショット名」を選択

「復元」アイコンをクリック

→「復元」

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Xfce について:

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参考:

Arch wiki Xfce

  • カスタマイズしやすいシステム構成です。

Xfce は、数々のコンポーネントで構成されていて、それらが独立にパッケージ化されているので、 自由にパッケージを選択して、自分にとって最適な作業環境に構築できます。

→他のディストリビューションでも利用できるので、今回の作業ができました。

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  • 動作が軽いです。

  • ほとんどの設定がGUI 操作で行えます。

  • 現在のパネルは安定しており、パネル消えはほとんど見ません。

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インストールを行う前に、X サーバーがインストールされていて正しく動作することを確認しました。

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パッケージグループのインストールでは、インストールするパッケージを選べます。

Enter: 全てのパッケージを選択

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参考: 基本パッケージ「xfce4」グループ:

Xfce システムのベースとなります。

$ pamac list -g xfce4
exo                            4.16.2-1  extra  2.2 MB
garcon                         4.16.1-1  extra  1.2 MB
thunar                         4.16.8-1  extra  6.6 MB   ←(ファイルマネージャ)
thunar-volman                  4.16.0-1  extra  676.3 kB
tumbler                        4.16.0-3  extra  877.4 kB
xfce4-appfinder                4.16.1-2  extra  702.0 kB
xfce4-panel                    4.16.3-2  extra  4.1 MB
xfce4-power-manager            4.16.0-3  extra  3.8 MB
xfce4-session                  4.16.0-2  extra  1.5 MB
xfce4-settings                 4.16.2-1  extra  4.7 MB
xfce4-terminal      [インストール済み] 0.8.10-2  extra  2.2 MB   ←(端末)
xfconf              [インストール済み] 4.16.0-2  extra  1.2 MB   ←(フォントの管理)
xfdesktop                      4.16.0-2  extra  3.0 MB
xfwm4                          4.16.1-2  extra  2.3 MB   ←(ウィンドウマネージャ)
xfwm4-themes                   4.10.0-4  extra  3.6 MB

→デフォルトのウィンドウマネージャは「Xfwm4」です。

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ちなみに、pamac コマンドを使うにはAUR アプリの「pamac-aur」のインストールが必要です。

前回の作業を参照

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参考: 追加パッケージ「xfce4-goodies」グループ:

パネルプラグイン、通知、システムツール…

$ pamac list -g xfce4-goodies
mousepad                   0.5.5-3               extra      1.9 MB   ←(テキストエディタ)
parole                     4.16.0-1              community  2.1 MB
ristretto                  0.11.0-1              extra      1.0 MB
thunar-archive-plugin      0.4.0-3               extra      153.2 kB
thunar-media-tags-plugin   0.3.0-2               extra      270.4 kB
xfburn                     0.6.2-1               extra      2.1 MB
xfce4-artwork              0.1.1a_git20110420-6  extra      10.3 MB   ←(Xfce 壁紙)
xfce4-battery-plugin       1.1.4-1               extra      488.9 kB
xfce4-clipman-plugin       1.6.2-1               extra      831.4 kB
xfce4-cpufreq-plugin       1.2.5-1               extra      245.6 kB
xfce4-cpugraph-plugin      1.2.3-1               extra      245.1 kB
xfce4-datetime-plugin      0.8.1-1               extra      133.5 kB
xfce4-dict                 0.8.4-1               extra      838.6 kB
xfce4-diskperf-plugin      2.6.3-1               extra      245.5 kB
xfce4-eyes-plugin          4.5.1-1               extra      96.6 kB
xfce4-fsguard-plugin       1.1.2-1               extra      251.2 kB
xfce4-genmon-plugin        4.1.1-1               extra      195.3 kB
xfce4-mailwatch-plugin     1.3.0-1               extra      752.8 kB
xfce4-mount-plugin         1.1.5-1               extra      331.6 kB
xfce4-mpc-plugin           0.5.2-2               extra      150.8 kB
xfce4-netload-plugin       1.4.0-1               extra      195.5 kB
xfce4-notes-plugin         1.9.0-1               extra      551.5 kB
xfce4-notifyd              0.6.2-2               extra      635.1 kB   ←(通知)
xfce4-pulseaudio-plugin    0.4.3-1               extra      383.7 kB
xfce4-screensaver          4.16.0-1              extra      1.1 MB   ←(スクリーンセーバー)
xfce4-screenshooter        1.9.9-2               extra      807.4 kB
xfce4-sensors-plugin       1.3.95-1              extra      571.6 kB
xfce4-smartbookmark-plugin 0.5.2-1               extra      75.2 kB
xfce4-systemload-plugin    1.3.1-1               extra      196.4 kB
xfce4-taskmanager          1.4.2-1               extra      492.1 kB
xfce4-time-out-plugin      1.1.2-1               extra      222.4 kB
xfce4-timer-plugin         1.7.1-1               extra      211.2 kB
xfce4-verve-plugin         2.0.1-1               extra      173.1 kB
xfce4-wavelan-plugin       0.6.2-1               extra      128.0 kB
xfce4-weather-plugin       0.11.0-1              extra      4.7 MB
xfce4-whiskermenu-plugin   2.5.3-1               community  701.9 kB   ←(パネルのメニュー)
xfce4-xkb-plugin           0.8.2-1               extra      1.9 MB

プラグインを使うには、パネルに追加する必要があります。ただし、デフォルトで追加されているものもあります。

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参考: パッケージグループを削除(すべての依存関係を削除)したいとき:

インストールに失敗して、元に戻したいときの話です。

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→「-R」では依存だらけで削除できません。

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事前確認:

パッケージグループに含まれているアプリが全部アンインストールされるので、 削除する前に、パッケージグループに含まれているアプリが、単独でインストールされていなかったかを確認しておく必要があります。

確認:

$ pamac list -g xfce4
$ pamac list -g xfce4-goodies

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ちなみに、pamac コマンドを使うにはAUR アプリの「pamac-aur」のインストールが必要です。

前回の作業を参照

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「xfce4-goodies」グループの削除:

$ sudo pacman -Rcns xfce4-goodies

依存関係を確認しています...
:: qt5-multimedia は任意で gst-plugins-good: camera support, additional plugins を必要とします
:: thunar は任意で thunar-archive-plugin: archive creation and extraction を必要とします
:: thunar は任意で thunar-media-tags-plugin: view/edit ID3/OGG tags を必要とします
:: webkit2gtk は任意で gst-plugins-good: media decoding を必要とします
:: xf86-video-intel は任意で libxss: for intel-virtual-output を必要とします
:: xfce4-session は任意で xfce4-screensaver: for locking screen with xflock4 を必要とします

パッケージ (51) aalib-1.4rc5-14  gst-plugins-good-1.18.4-2  libburn-1.5.4-1
                libcaca-0.99.beta19-5  libdv-1.0.0-9  libisofs-1.5.4-1
                libkeybinder3-0.3.2-3  libmpd-11.8.17-5  libshout-1:2.4.5-1
                libxss-1.2.3-3  qrencode-4.1.1-1  taglib-1.12-1
                twolame-0.4.0-2  xfce4-power-manager-4.16.0-3  mousepad-0.5.5-3
                parole-4.16.0-1  ristretto-0.11.0-1
                thunar-archive-plugin-0.4.0-3  thunar-media-tags-plugin-0.3.0-2
                xfburn-0.6.2-1  xfce4-artwork-0.1.1a_git20110420-6
                xfce4-battery-plugin-1.1.4-1  xfce4-clipman-plugin-1.6.2-1
                xfce4-cpufreq-plugin-1.2.5-1  xfce4-cpugraph-plugin-1.2.3-1
                xfce4-datetime-plugin-0.8.1-1  xfce4-dict-0.8.4-1
                xfce4-diskperf-plugin-2.6.3-1  xfce4-eyes-plugin-4.5.1-1
                xfce4-fsguard-plugin-1.1.2-1  xfce4-genmon-plugin-4.1.1-1
                xfce4-mailwatch-plugin-1.3.0-1  xfce4-mount-plugin-1.1.5-1
                xfce4-mpc-plugin-0.5.2-2  xfce4-netload-plugin-1.4.0-1
                xfce4-notes-plugin-1.9.0-1  xfce4-notifyd-0.6.2-2
                xfce4-pulseaudio-plugin-0.4.3-1  xfce4-screensaver-4.16.0-1
                xfce4-screenshooter-1.9.9-2  xfce4-sensors-plugin-1.3.95-1
                xfce4-smartbookmark-plugin-0.5.2-1
                xfce4-systemload-plugin-1.3.1-1  xfce4-taskmanager-1.4.2-1
                xfce4-time-out-plugin-1.1.2-1  xfce4-timer-plugin-1.7.1-1
                xfce4-verve-plugin-2.0.1-1  xfce4-wavelan-plugin-0.6.2-1
                xfce4-weather-plugin-0.11.0-1  xfce4-whiskermenu-plugin-2.5.3-1
                xfce4-xkb-plugin-0.8.2-1

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「xfce4」グループの削除:

$ sudo pacman -Rcns xfce4
依存関係を確認しています...
:: gtk2 は任意で gnome-themes-standard: Default widget theme を必要とします
:: libxcursor は任意で gnome-themes-standard: fallback icon theme を必要とします
:: pamac-aur は任意で polkit-gnome: needed for authentification in Cinnamon, Gnome を必要とします
:: xdg-utils は任意で exo: for Xfce support in xdg-open を必要とします

パッケージ (25) colord-1.4.5-4  gnome-themes-extra-3.28-2
                libgtop-2.40.0+2+g31db82ef-2  libgusb-0.3.7-1  libwnck3-40.0-1
                libxfce4ui-4.16.0-1  libxfce4util-4.16.0-1  libxpresent-1.0.0-2
                libxres-1.2.1-1  polkit-gnome-0.105-8  xorg-iceauth-1.0.8-2
                exo-4.16.2-1  garcon-4.16.1-1  thunar-4.16.8-1
                thunar-volman-4.16.0-1  tumbler-4.16.0-3
                xfce4-appfinder-4.16.1-2  xfce4-panel-4.16.3-2
                xfce4-session-4.16.0-2  xfce4-settings-4.16.2-1
                xfce4-terminal-0.8.10-2  xfconf-4.16.0-2  xfdesktop-4.16.0-2
                xfwm4-4.16.1-2  xfwm4-themes-4.10.0-4

→「-R」では依存だらけで削除できません。ごっそり削除されるので、以下のように、その他の依存も削除されるリスクがあります。

確認:

$ pamac list -g xfce4
exo                            4.16.2-1  extra  2.2 MB
garcon                         4.16.1-1  extra  1.2 MB
thunar                         4.16.8-1  extra  6.6 MB
thunar-volman                  4.16.0-1  extra  676.3 kB
tumbler                        4.16.0-3  extra  877.4 kB
xfce4-appfinder                4.16.1-2  extra  702.0 kB
xfce4-panel                    4.16.3-2  extra  4.1 MB
xfce4-power-manager            4.16.0-3  extra  3.8 MB
xfce4-session                  4.16.0-2  extra  1.5 MB
xfce4-settings                 4.16.2-1  extra  4.7 MB
xfce4-terminal                 0.8.10-2  extra  2.2 MB   ←(削除されました)
xfconf                         4.16.0-2  extra  1.2 MB   ←(削除されました)
xfdesktop                      4.16.0-2  extra  3.0 MB
xfwm4                          4.16.1-2  extra  2.3 MB
xfwm4-themes                   4.10.0-4  extra  3.6 MB

→事前に見ておかないと、どれを個別でインストールしていたのかわかりません。

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端末(xfce4-terminal) を閉じる前に、削除された端末(xfce4-terminal) と「xfconf」を再インストール:

$ sudo pacman -S xfce4-terminal xfconf
:
パッケージ (5) libgtop-2.40.0+2+g31db82ef-2  libxfce4ui-4.16.0-1
               libxfce4util-4.16.0-1  xfce4-terminal-0.8.10-2  xfconf-4.16.0-2

→ギリギリセーフ。最悪は「xterm」があります。

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事前に確認しておくこと:

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ホストOS 側の確認:

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ホストOS : Xubuntu 20.04.2 LTS

$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=20.04
DISTRIB_CODENAME=focal
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 20.04.2 LTS"

$ uname -r
5.8.0-59-generic

-


ゲストOS 側の確認:

-

ゲストOS : Arch Linux

-

Arch Linux の現時点のバージョンを表示:

-

Arch Linux はローリングリリースにつき更新されて行くので、現時点のバージョンを表示:

2021-07-15 現在:

$ cat /etc/os-release
NAME="Arch Linux"
PRETTY_NAME="Arch Linux"
ID=arch
BUILD_ID=rolling
ANSI_COLOR="38;2;23;147;209"
HOME_URL="https://www.archlinux.org/"
DOCUMENTATION_URL="https://wiki.archlinux.org/"
SUPPORT_URL="https://bbs.archlinux.org/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.archlinux.org/"
LOGO=archlinux

$ uname -r 
5.12.15-arch1-1

→Arch Linux には、Manjaro Linux にもある「/etc/lsb-release」は提供されていません。

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Arch Linux の仮想コンソールには、勝手に改行されて、ひどいときには固まってしまう現象があります

  • レビューで見かけないので、PC 固有(自分のPC だけ)の問題かもしれません。

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その対処、および日本語が豆腐文字に化けることの解消に「kmscon」サービスに切り替え できるように、

また、コンソール画面でマウスを使えるようにする「gpm」サービスに切り替え できるようにしました。

惜しいかな、どちらも一緒には機能しません。現在は動作を安定させるために、「kmscon」サービスに切り替えています。

どのモードなのかは、「date」で日本語が表示されれば「kmscon」サービスが動いています。 文字化けしたら動いていません。

$ date
2021年  7月  5日 月曜日 02:42:42 JST

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「OpenBox」のインストール:

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前回までの作業で完了:

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VirtualBox に「Arch Linux」をインストール(改定版)〈H122-4〉 (https://furuya7.hatenablog.com/entry/2021/07/03/112916)

VirtualBox の「Arch Linux」に「OpenBox」をインストール〈H123〉 (https://furuya7.hatenablog.com/entry/2021/07/11/175847)

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今回の作業に使う、仮想マシンのクローンを作成:

「Arch Linux」をインストールしたての仮想マシンのクローンが欲しいところですが、 それらは、使えないので、

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「Arch Linux」に「OpenBox」をインストールした仮想マシンを選んで、クローン(複製)を作成:

やり方はこちら:

→「ハードウェアUUID を保持」にチェックすることがポイント。

忘れると、新しいUUID が生成され簡単には立ち上がらなくなります。 立ち上げ操作項目を増やすか、UUID の登録をやり直す必要があります。 

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Arch Linux の仮想コンソールを「kmscon」に切り替えることで、コンソール画面での日本語表示と、フリーズ回避をしている環境です。(コンソールメインで使うなら必要。Xfce デスクトップをメインで使うなら、不要な作業)

残念ながら「kmscon」はコンソールとは認識されていません。sudo を付けないとxinit できません。 これがクリーンインストールとは言えない理由。

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1. 事前のシステム更新

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1). 仮想マシン名:「Arch-Linux-Kmscon-Xfce」を起動

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2). ログイン画面 (slim) 表示

→ユーザでログイン

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3). 「OpenBox」デスクトップ画面が表示

$ uname -r
5.12.15-arch1-1

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4). 基本のシステム更新

$ sudo pacman -Syu
[sudo] パスワード:
:: パッケージデータベースの同期中...
 core                  134.2 KiB   425 KiB/s 00:00 [######################] 100%
 extra                1565.3 KiB  7.04 MiB/s 00:00 [######################] 100%
 community               5.6 MiB  9.82 MiB/s 00:01 [######################] 100%
 multilib              149.7 KiB  2022 KiB/s 00:00 [######################] 100%
:: システム全体の更新を開始...
 何も行うことがありません

→Arch Linux で使われているシステム更新のやり方です。

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5). AUR も含めたシステム更新

$ paru
[sudo] パスワード:
:: パッケージデータベースの同期中...
 core                  134.2 KiB   425 KiB/s 00:00 [######################] 100%
 extra                1565.3 KiB  7.04 MiB/s 00:00 [######################] 100%
 community               5.6 MiB  9.82 MiB/s 00:01 [######################] 100%
 multilib              149.7 KiB  2022 KiB/s 00:00 [######################] 100%
:: システム全体の更新を開始...
 何もおこなうことがありません
:: Looking for AUR upgrades
:: Looking for devel upgrades
 there is nothing to do

→AUR アプリのひとつである「paru 」を使ったシステム更新です。 インストールした公式アプリだけでなく、AUR アプリのアップグレードまで管理できます。 sudo を入れる手間と、パラメータを入力する手間がありません。毎回使うので楽です。

本当は、「paru」に一本化できますが、pacman の基本的なパラメータを覚えるため、当分は両方を使うようにすると良いです。Arch Linux では、できるだけAUR アプリは入れないようにすることが安定稼働につながります。

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6). 再起動

カーネル関連の更新がある場合があるので、再起動して反映させます。

$ sudo reboot

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7). ログイン画面 (slim) 表示:

→ユーザでログイン

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8). 「OpenBox」デスクトップ画面が表示

$ uname -r
5.12.15-arch1-1

カーネルが更新されている場合があります。ゲストOS の場合はVirtualBox 関連のモジュールに影響するので注意。

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2. Xfce パネル、xfce4-goodies のインストール

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参考:

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1). 作業前の基本パッケージの確認:

$ pamac list -g xfce4
exo                            4.16.2-1  extra  2.2 MB
garcon                         4.16.1-1  extra  1.2 MB
thunar                         4.16.8-1  extra  6.6 MB
thunar-volman                  4.16.0-1  extra  676.3 kB
tumbler                        4.16.0-3  extra  877.4 kB
xfce4-appfinder                4.16.1-2  extra  702.0 kB
xfce4-panel                    4.16.3-2  extra  4.1 MB
xfce4-power-manager            4.16.0-3  extra  3.8 MB
xfce4-session                  4.16.0-2  extra  1.5 MB
xfce4-settings                 4.16.2-1  extra  4.7 MB
xfce4-terminal      [インストール済み] 0.8.10-2  extra  2.2 MB
xfconf              [インストール済み] 4.16.0-2  extra  1.2 MB
xfdesktop                      4.16.0-2  extra  3.0 MB
xfwm4                          4.16.1-2  extra  2.3 MB
xfwm4-themes                   4.10.0-4  extra  3.6 MB

→グループに含まれる2つのアプリが個別にインストール済みです。

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2). 作業前の追加パッケージの確認:

パネルプラグイン、通知、システムツール…

$ pamac list -g xfce4-goodies
mousepad                              0.5.5-3               extra      1.9 MB
parole                                4.16.0-1              community  2.1 MB
ristretto                             0.11.0-1              extra      1.0 MB
thunar-archive-plugin                 0.4.0-3               extra      153.2 kB
thunar-media-tags-plugin              0.3.0-2               extra      270.4 kB
xfburn                                0.6.2-1               extra      2.1 MB
xfce4-artwork                         0.1.1a_git20110420-6  extra      10.3 MB
xfce4-battery-plugin                  1.1.4-1               extra      488.9 kB
xfce4-clipman-plugin                  1.6.2-1               extra      831.4 kB
xfce4-cpufreq-plugin                  1.2.5-1               extra      245.6 kB
xfce4-cpugraph-plugin                 1.2.3-1               extra      245.1 kB
xfce4-datetime-plugin                 0.8.1-1               extra      133.5 kB
xfce4-dict                            0.8.4-1               extra      838.6 kB
xfce4-diskperf-plugin                 2.6.3-1               extra      245.5 kB
xfce4-eyes-plugin                     4.5.1-1               extra      96.6 kB
xfce4-fsguard-plugin                  1.1.2-1               extra      251.2 kB
xfce4-genmon-plugin                   4.1.1-1               extra      195.3 kB
xfce4-mailwatch-plugin                1.3.0-1               extra      752.8 kB
xfce4-mount-plugin                    1.1.5-1               extra      331.6 kB
xfce4-mpc-plugin                      0.5.2-2               extra      150.8 kB
xfce4-netload-plugin                  1.4.0-1               extra      195.5 kB
xfce4-notes-plugin                    1.9.0-1               extra      551.5 kB
xfce4-notifyd                         0.6.2-2               extra      635.1 kB
xfce4-pulseaudio-plugin               0.4.3-1               extra      383.7 kB
xfce4-screensaver                     4.16.0-1              extra      1.1 MB
xfce4-screenshooter                   1.9.9-2               extra      807.4 kB
xfce4-sensors-plugin                  1.3.95-1              extra      571.6 kB
xfce4-smartbookmark-plugin            0.5.2-1               extra      75.2 kB
xfce4-systemload-plugin               1.3.1-1               extra      196.4 kB
xfce4-taskmanager                     1.4.2-1               extra      492.1 kB
xfce4-time-out-plugin                 1.1.2-1               extra      222.4 kB
xfce4-timer-plugin                    1.7.1-1               extra      211.2 kB
xfce4-verve-plugin                    2.0.1-1               extra      173.1 kB
xfce4-wavelan-plugin                  0.6.2-1               extra      128.0 kB
xfce4-weather-plugin                  0.11.0-1              extra      4.7 MB
xfce4-whiskermenu-plugin              2.5.3-1               community  701.9 kB
xfce4-xkb-plugin                      0.8.2-1               extra      1.9 MB

→こちらは無し。

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3). 「xfce4-panel」パッケージのインストール

$ sudo pacman -S xfce4-panel
:
パッケージ (5) exo-4.16.2-1  garcon-4.16.1-1  libwnck3-40.0-1  libxres-1.2.1-1
               xfce4-panel-4.16.3-2

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基本パッケージのどれがインストールされたか確認:
$ pamac list -g xfce4
exo                 [インストール済み] 4.16.2-1  extra  2.2 MB
garcon              [インストール済み] 4.16.1-1  extra  1.2 MB
thunar              [インストール済み] 4.16.8-1  extra  6.6 MB
thunar-volman                  4.16.0-1  extra  676.3 kB
tumbler             [インストール済み] 4.16.0-3  extra  877.4 kB
xfce4-appfinder                4.16.1-2  extra  702.0 kB
xfce4-panel         [インストール済み] 4.16.3-2  extra  4.1 MB
xfce4-power-manager            4.16.0-3  extra  3.8 MB
xfce4-session                  4.16.0-2  extra  1.5 MB
xfce4-settings                 4.16.2-1  extra  4.7 MB
xfce4-terminal      [インストール済み] 0.8.10-2  extra  2.2 MB
xfconf              [インストール済み] 4.16.0-2  extra  1.2 MB
xfdesktop                      4.16.0-2  extra  3.0 MB
xfwm4                          4.16.1-2  extra  2.3 MB
xfwm4-themes                   4.10.0-4  extra  3.6 MB

→「xfce4-panel」のインストールで、ファイルマネージャの「thunar」がインストールされました。

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4). 「xfce4-goodies」パッケージ グループのインストール

$ sudo pacman -S xfce4-goodies

:: 37 個のパッケージがグループ xfce4-goodies に存在します:
:: リポジトリ extra
   1) mousepad  2) ristretto  3) thunar-archive-plugin
   4) thunar-media-tags-plugin  5) xfburn  6) xfce4-artwork
   7) xfce4-battery-plugin  8) xfce4-clipman-plugin  9) xfce4-cpufreq-plugin
   10) xfce4-cpugraph-plugin  11) xfce4-datetime-plugin  12) xfce4-dict
   13) xfce4-diskperf-plugin  14) xfce4-eyes-plugin  15) xfce4-fsguard-plugin
   16) xfce4-genmon-plugin  17) xfce4-mailwatch-plugin  18) xfce4-mount-plugin
   19) xfce4-mpc-plugin  20) xfce4-netload-plugin  21) xfce4-notes-plugin
   22) xfce4-notifyd  23) xfce4-pulseaudio-plugin  24) xfce4-screensaver
   25) xfce4-screenshooter  26) xfce4-sensors-plugin
   27) xfce4-smartbookmark-plugin  28) xfce4-systemload-plugin
   29) xfce4-taskmanager  30) xfce4-time-out-plugin  31) xfce4-timer-plugin
   32) xfce4-verve-plugin  33) xfce4-wavelan-plugin  34) xfce4-weather-plugin
   35) xfce4-xkb-plugin
:: リポジトリ community
   36) parole  37) xfce4-whiskermenu-plugin

選択して下さい (デフォルト=all):   ←(Enter)

パッケージ (52) aalib-1.4rc5-14  gst-plugins-good-1.18.4-2  libburn-1.5.4-1
                libcaca-0.99.beta19-5  libdv-1.0.0-9  libisofs-1.5.4-1
                libkeybinder3-0.3.2-3  libmpd-11.8.17-5  libshout-1:2.4.5-1
                libxss-1.2.3-3  qrencode-4.1.1-1  taglib-1.12-1
                thunar-4.16.8-1  tumbler-4.16.0-3  twolame-0.4.0-2
                mousepad-0.5.5-3  parole-4.16.0-1  ristretto-0.11.0-1
                thunar-archive-plugin-0.4.0-3  thunar-media-tags-plugin-0.3.0-2
                xfburn-0.6.2-1  xfce4-artwork-0.1.1a_git20110420-6
                xfce4-battery-plugin-1.1.4-1  xfce4-clipman-plugin-1.6.2-1
                xfce4-cpufreq-plugin-1.2.5-1  xfce4-cpugraph-plugin-1.2.3-1
                xfce4-datetime-plugin-0.8.1-1  xfce4-dict-0.8.4-1
                xfce4-diskperf-plugin-2.6.3-1  xfce4-eyes-plugin-4.5.1-1
                xfce4-fsguard-plugin-1.1.2-1  xfce4-genmon-plugin-4.1.1-1
                xfce4-mailwatch-plugin-1.3.0-1  xfce4-mount-plugin-1.1.5-1
                xfce4-mpc-plugin-0.5.2-2  xfce4-netload-plugin-1.4.0-1
                xfce4-notes-plugin-1.9.0-1  xfce4-notifyd-0.6.2-2
                xfce4-pulseaudio-plugin-0.4.3-1  xfce4-screensaver-4.16.0-1
                xfce4-screenshooter-1.9.9-2  xfce4-sensors-plugin-1.3.95-1
                xfce4-smartbookmark-plugin-0.5.2-1
                xfce4-systemload-plugin-1.3.1-1  xfce4-taskmanager-1.4.2-1
                xfce4-time-out-plugin-1.1.2-1  xfce4-timer-plugin-1.7.1-1
                xfce4-verve-plugin-2.0.1-1  xfce4-wavelan-plugin-0.6.2-1
                xfce4-weather-plugin-0.11.0-1  xfce4-whiskermenu-plugin-2.5.3-1
                xfce4-xkb-plugin-0.8.2-1

→選択するよりも全部入れてしまった方が管理は楽です。プラグインは使わなければいいだけです。

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追加パッケージの確認:
$ pamac list -g xfce4-goodies
mousepad                   [インストール済み] 0.5.5-3               extra      1.9 MB
parole                     [インストール済み] 4.16.0-1              community  2.1 MB
ristretto                  [インストール済み] 0.11.0-1              extra      1.0 MB
thunar-archive-plugin      [インストール済み] 0.4.0-3               extra      153.2 kB
thunar-media-tags-plugin   [インストール済み] 0.3.0-2               extra      270.4 kB
xfburn                     [インストール済み] 0.6.2-1               extra      2.1 MB
xfce4-artwork              [インストール済み] 0.1.1a_git20110420-6  extra      10.3 MB
xfce4-battery-plugin       [インストール済み] 1.1.4-1               extra      488.9 kB
xfce4-clipman-plugin       [インストール済み] 1.6.2-1               extra      831.4 kB
xfce4-cpufreq-plugin       [インストール済み] 1.2.5-1               extra      245.6 kB
xfce4-cpugraph-plugin      [インストール済み] 1.2.3-1               extra      245.1 kB
xfce4-datetime-plugin      [インストール済み] 0.8.1-1               extra      133.5 kB
xfce4-dict                 [インストール済み] 0.8.4-1               extra      838.6 kB
xfce4-diskperf-plugin      [インストール済み] 2.6.3-1               extra      245.5 kB
xfce4-eyes-plugin          [インストール済み] 4.5.1-1               extra      96.6 kB
xfce4-fsguard-plugin       [インストール済み] 1.1.2-1               extra      251.2 kB
xfce4-genmon-plugin        [インストール済み] 4.1.1-1               extra      195.3 kB
xfce4-mailwatch-plugin     [インストール済み] 1.3.0-1               extra      752.8 kB
xfce4-mount-plugin         [インストール済み] 1.1.5-1               extra      331.6 kB
xfce4-mpc-plugin           [インストール済み] 0.5.2-2               extra      150.8 kB
xfce4-netload-plugin       [インストール済み] 1.4.0-1               extra      195.5 kB
xfce4-notes-plugin         [インストール済み] 1.9.0-1               extra      551.5 kB
xfce4-notifyd              [インストール済み] 0.6.2-2               extra      635.1 kB
xfce4-pulseaudio-plugin    [インストール済み] 0.4.3-1               extra      383.7 kB
xfce4-screensaver          [インストール済み] 4.16.0-1              extra      1.1 MB
xfce4-screenshooter        [インストール済み] 1.9.9-2               extra      807.4 kB
xfce4-sensors-plugin       [インストール済み] 1.3.95-1              extra      571.6 kB
xfce4-smartbookmark-plugin [インストール済み] 0.5.2-1               extra      75.2 kB
xfce4-systemload-plugin    [インストール済み] 1.3.1-1               extra      196.4 kB
xfce4-taskmanager          [インストール済み] 1.4.2-1               extra      492.1 kB
xfce4-time-out-plugin      [インストール済み] 1.1.2-1               extra      222.4 kB
xfce4-timer-plugin         [インストール済み] 1.7.1-1               extra      211.2 kB
xfce4-verve-plugin         [インストール済み] 2.0.1-1               extra      173.1 kB
xfce4-wavelan-plugin       [インストール済み] 0.6.2-1               extra      128.0 kB
xfce4-weather-plugin       [インストール済み] 0.11.0-1              extra      4.7 MB
xfce4-whiskermenu-plugin   [インストール済み] 2.5.3-1               community  701.9 kB
xfce4-xkb-plugin           [インストール済み] 0.8.2-1               extra      1.9 MB

テキストエディタの「mousepad」が入りました。

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5). slim のインストール:

  • Openbox のときに、すでにインストール済みです。ただし、lightdm を使う場合でもインストールしてその設定ファイルを保存しておくと安心です。

ログイン画面(スタートアップマネージャ)です。デスクトップ環境を「~/.xinitrc」に従って立ち上げます。

$ sudo pacman -S slim
:
:: 8 この選択肢が ttf-font にはあります:
:: リポジトリ extra
   1) gnu-free-fonts  2) noto-fonts  3) ttf-bitstream-vesa  4) ttf-croscore  5) ttf-dejavu
:: リポジトリ  community
   6) ttf-droid  7) ttf-ibm-plex  8) ttf-liberation

数字を入力してください(デフォルト=1)

→2 Enter(noto-fonts を選択)

余計なフォントは要らないので、インストール済みのフォントを指定しました。

-

ちなみに、設定ファイルは「/etc/slim.conf」です。

-

slim は使わずに置いておきたいので、「~/.xinitrc」を保存して削除(つまり、ファイル名を変更):
$ cd
$ mv .xinitrc .xinitrc-ORG

$ ls ~/.xinitrc
ls: '/home/ubn/.xinitrc' にアクセスできません: そのようなファイルやディレクトリはありません

-

内容の確認(slim を使うときに使います):
$ cat ~/.xinitrc-ORG

#!/bin/sh
#
# ~/.xinitrc
#
# Executed by startx (run your window manager from here)

userresources=$HOME/.Xresources
usermodmap=$HOME/.Xmodmap
sysresources=/etc/X11/xinit/.Xresources
sysmodmap=/etc/X11/xinit/.Xmodmap

# merge in defaults and keymaps

if [ -f $sysresources ]; then
    xrdb -merge $sysresources
fi

if [ -f $sysmodmap ]; then
    xmodmap $sysmodmap
fi

if [ -f "$userresources" ]; then
    xrdb -merge "$userresources"
fi

if [ -f "$usermodmap" ]; then
    xmodmap "$usermodmap"
fi

if [ -f ~/.xprofile ]; then
    . ~/.xprofile
fi

kbdrate -d 400 -r 50
xset r rate 400 50
xset s 3600 3600

exec openbox-session

#exec startxfce4

→ログイン画面で「slim」を使うときは、このファイルをリネーム、またはコピーして戻します。 (slim を使うときに必要なだけで、lightdm を使うときは、こちらのファイルは不要です)

xfce4 の立ち上げの行は、slim を使うときの設定です。インストールに失敗して、ログインループするのでコメント化しました。

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6). lightdm のインストール:

よく使われているログイン画面(ディスプレイマネージャ)です。ログイン画面のボタンでデスクトップ環境(セッション)は切り替えます。

$ sudo pacman -S lightdm lightdm-gtk-greeter

確認:

$ pacman -Ss lightdm
:
extra/lightdm 1:1.30.0-4 [インストール済み]
    A lightweight display manager
extra/lightdm-gtk-greeter 1:2.0.8-1 [インストール済み]
    GTK+ greeter for LightDM
community/light-locker 1.9.0-4
    A simple session locker for LightDM
community/lightdm-gtk-greeter-settings 1.2.2-5
    Settings editor for the LightDM GTK+ Greeter

→通常のディスプレイマネージャでログイン画面を表示するには「greeter」というアプリを必要とします。

「lightdm の設定」と「ロック画面」はインストールされていません。

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7). ディスプレイマネージャを切り替え:

$ sudo systemctl disable slim
$ sudo systemctl enable lightdm

-


8). 再起動:

$ sudo reboot

-

9). ログイン画面 (lightdm) 表示:

背景のない真っ暗なログイン画面です。

→ユーザでログイン

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10). 「OpenBox」デスクトップ画面が表示

$ uname -r
5.12.15-arch1-1

-

11). 参考: Virtualbox で画面サイズを操作するショートカットキー:

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- Host +F : フルスクリーンモード(全画面表示: 上2行と下2行を表示せず。ゲストOS だけの表示)
- Host +L : シームレスモード(ホストOS とゲストOS のパネルのみ表示。ホストOS 側にウィンドウとして表示)
- Host +C : スケールモード(ホストOS 側にて、VirtualBox のウィンドウが通常サイズのウィンドウになります)、VirtualBox のウィンドウを選んでおいて、再度押すと解除。

- Host +Home : メニューバーが表示されないモードのときに、メニューバー(ダイアログ)を表示します
- Host +A : ウィンドウのサイズを調整(ウィンドウの余計な余白を削除)
- Host +E : スクリーンショットを撮ります

→同じキーを再度押すとモードは解除。

-

ちなみに、「Host」キーはウィンドウの右下に表示されている「右 Ctrl」です。

-

12). 参考: 画面を拡げられなくなったとき:

立ち上げのときに、VirtualBox ウィンドウの中のログイン画面が狭く表示されて、そのままのとき:

-

(1). ログイン画面にします
(2). VirtualBox ウィンドウの右上の「+」をクリック

VirtualBox ウィンドウが狭くなります。

-

(3). VirtualBox ウィンドウの右上の「+」をクリックするか、右下でドラッグして拡げます

VirtualBox ウィンドウが広くなります。白枠だけが拡がると思います。

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(4). ログイン画面の右上の電源ボタンで「reboot」を選択

再起動され、

→ウィンドウ内のログイン画面がウィンドウの広さになりました。

-

(5). ログイン

→そのままの広さでデスクトップを使用できます。

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3. Xfce パネルを起動

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$ xfce4-panel

xfce4-panel: Failed to connect to session manager: セッションマネージャーへの接続に失敗しました: SESSION_MANAGER environment variable not defined
xfce4-panel-Message: 05:09:01.006: Plugin "power-manager-plugin-9" was not found and has been removed from the configuration
:

→画面の上と下にパネルが表示されました。

「power-manager」がみつからないというエラーが出ています。 下のパネルのランチャーには数個のアプリが登録されてますが、アイコンが反映されていません。 その中のひとつの「アプリケーションランチャー」はインストールしていません。

-

足りないパッケージをインストール:

$ sudo pacman -S thunar-volman xfce4-appfinder xfce4-power-manager 
:
パッケージ (3) thunar-volman-4.16.0-1  xfce4-appfinder-4.16.1-2
               xfce4-power-manager-4.16.0-3

-

xfce」グループで削除しているパッケージ:

xfce4-session                  4.16.0-2  extra  1.5 MB
xfce4-settings                 4.16.2-1  extra  4.7 MB
xfdesktop                      4.16.0-2  extra  3.0 MB
xfwm4                          4.16.1-2  extra  2.3 MB   ←(ウィンドウマネージャ)
xfwm4-themes                   4.10.0-4  extra  3.6 MB

→外して選択せず、「xfce」グループをEnter で全部入れて、何も削除せず、ログイン画面で「xfce」セッションを使わない。というやり方もあります。これだと使える機能が増えそう。

ただし、カスタマイズした「OpenBox」の機能とぶつかって支障が出るかもしれません。 使わなくてもいいものは、外しておくのが無難だし、軽量にできます。

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4. 機能部品のインストール

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すでにインストール済みのパッケージが多いのですが、再確認。


1). ブラウザをインストール

  • すでにインストール済みです。
$ sudo pacman -S firefox

→xfce4 のパッケージグループのインストールではインストールされません。

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2). ファイル関連:

$ sudo pacman -S gvfs file-roller ntfs-3g
:
パッケージ (8) fuse-common-3.10.4-1  fuse2-2.9.9-4  fuse3-3.10.4-1
               unzip-6.0-14  zip-3.0-9  file-roller-3.40.0-1  gvfs-1.48.1-1
               ntfs-3g-2017.3.23-5

ゴミ箱の追加 (gvfs)

右クリックでの zip 展開 (file-roller)

NTFS パーティションの読み書き (ntfs-3g)

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3). サウンドとして PulseAudio をインストール

すでにインストール済みです。

$ sudo pacman -S pulseaudio pavucontrol
:
パッケージ (2) pavucontrol-1:4.0-2  pulseaudio-14.2-3

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サウンド関連の確認:
$ pacman -Ss pulseaudio | grep インストール済み
:
extra/pavucontrol 1:4.0-2 [インストール済み]
extra/pulseaudio 14.2-3 [インストール済み]
extra/pulseaudio-alsa 1:1.2.5-2 [インストール済み]
extra/xfce4-pulseaudio-plugin 0.4.3-1 (xfce4-goodies) [インストール済み]

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4). オーディオボリュームアプレット

$ sudo pacman -S volumeicon
:
パッケージ (1) volumeicon-0.5.1-5

-


5). 通知のサポート:

「xfce4-goodies」グループをall でインストールしていれば、すでに入っています。

$ sudo pacman -S xfce4-notifyd
:
パッケージ (1) xfce4-notifyd-0.6.2-2

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6). ネットワークマネージャのサポート:

$ sudo pacman -S network-manager-applet
:
パッケージ (1) network-manager-applet-1.22.0-1

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5. Xfce パネルに切り替え

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1). 「tint2」の代わりに「xfce4-panel」を自動起動に登録:

$ xed ~/.config/openbox/autostart

以下の行を置き換え:

tint2 &

# tint2 &
xfce4-panel &

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2). 現在設定済みの「自動起動の設定」を確認:

$ cat ~/.config/openbox/autostart
#
# These things are run when an Openbox X Session is started.
# You may place a similar script in $HOME/.config/openbox/autostart
# to run user-specific things.
#

# If you want to use GNOME config tools...
#
#if test -x /usr/lib/openbox/gnome-settings-daemon >/dev/null; then
#  /usr/lib/openbox/gnome-settings-daemon &
#elif which gnome-settings-daemon >/dev/null 2>&1; then
#  gnome-settings-daemon &
#fi

# If you want to use XFCE config tools...
#
#xfce-mcs-manager &

# tint2 &
xfce4-panel &

sleep 1; nitrogen --restore &
sleep 1; fcitx-autostart &

自動起動に登録しているのは、パネル、壁紙表示、日本語入力

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3). 再起動:

$ sudo reboot

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4). ログイン画面表示

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5). Xfce もどきのデスクトップ環境が表示

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6. 下のパネルのランチャーに、アイコンを登録

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アイコンが反映されておらず、未定義のアイコンが表示されているので、アイコンを定義。 デフォルトのアイコンがない可能性があるので、似た機能のアイコンで十分です。

下のパネルの空きで右クリック→「パネル」→「パネルの設定」→「アイテム」タブ

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1番目のアプリ:

1番目の「ランチャー」をクリック→「編集」ボタン→「ランチャー」画面

「ターミナルエミュレーター」を選択→「編集」ボタン→「ランチャーの編集」画面

アイコン: 「アイコンはありません」→「org.xfce.terminal」

→「OK」→「保存」

→「閉じる」

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2番目のアプリ:

2番目の「ランチャー」をクリック→「編集」ボタン→「ランチャー」画面

「ファイルマネージャー」を選択→「編集」ボタン→「ランチャーの編集」画面

アイコン: 「アイコンはありません」→「org.xfce.panel.directorymenu」

→「OK」→「保存」

→「閉じる」

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3番目のアプリ:

3番目の「ランチャー」をクリック→「編集」ボタン→「ランチャー」画面

「ウェブブラウザー」を選択→「編集」ボタン→「ランチャーの編集」画面

アイコン: 「アイコンはありません」→「firefox

→「OK」→「保存」

→「閉じる」

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4番目のアプリ:

アプリをインストールしたときに、アイコンは登録されました。

4番目の「ランチャー」をクリック→「編集」ボタン→「ランチャー」画面

「アプリケーションファインダー」を選択→「編集」ボタン→「ランチャーの編集」画面

アイコン: 「アイコンはありません」→「xfce4-appfinder」

→「OK」→「保存」

→「閉じる」

-

→「閉じる」

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7. 上のパネルのカスタマイズ:

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参考:

Fedora 33 Xfce をUSBメモリにインストール〈H101〉よりパネル関連

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上記では、パネルをひとつにまとめて、画面の下に移動しています。

今回は、デフォルトの 2つのパネルを使い、上のパネルを変更するだけにしました。

下のパネルは残しましたが、ウィンドウ表示させると(ウィンドウをクリックすると)自動で隠れるので表示を邪魔しません。

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1). 上のパネルに「firefox」、「thunar」、「xfce4-terminal」、「mousepad」、「xed」のランチャーを追加:

  • 他のランチャーも使えるので任意。特に「xfce4-terminal」はCtrl+Alt+T でも起動できます。

  • 下のパネルのランチャーと重ならないように、登録のない「エディタ類」だけを登録しても良さそう。

  • 後で入れる「Whisker Menu」の「お気に入り」カテゴリにアプリを登録してもよいので、悩むところ。

-

上のパネルの空きで右クリック →パネル →パネルの設定→「アイテム」タブ

→左下の「追加」ボタン→「新しいアイテムを追加する 」画面

→「ランチャー」を選んで「追加」を5回→パネルの右上に灰色の四角のアイコンが5つ追加されました。

→「閉じる」

-

追加された 1番目の「ランチャー」を選んで「設定」ボタン→「ランチャー」画面

「+」→「Firefox」を選んで「追加」

→「閉じる」

-

追加された 2番目の「ランチャー」を選んで「設定」ボタン→「ランチャー」画面

「+」→「Thunar ファイルマネージャー」を選んで「追加」

→「閉じる」

-

追加された 3番目の「ランチャー」を選んで「設定」ボタン→「ランチャー」画面

「+」→「Xfce Terminal」を選んで「追加」

→「閉じる」

-

追加された 4番目の「ランチャー」を選んで「設定」ボタン→「ランチャー」画面

「+」→「Mousepad」を選んで「追加」

→「閉じる」

-

追加された 5番目の「ランチャー」を選んで「設定」ボタン→「ランチャー」画面

「+」→「テキストエディタ」(xed) を選んで「追加」

→「閉じる」

-

アプリのアイコンに変わっているので、各「ランチャー」を選び、「上矢印」ボタンを押して移動

パネルの左端の使いやすい位置に移動しました。

→「閉じる」

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2). 上のパネルの右にある時計のカスタマイズ

パネルの時計を右クリック→プロパティ

時計のオプション

表示形式: 「カスタム」を選択

「%m/%d (%a) %H:%M」

→07/16 (金) 09:55

→「閉じる」

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3). 上のパネルの「アプリケーションメニュー」を「Whisker Menu」に変更

-

(1). 「Whisker Menu」の追加:

上のパネルの空きで右クリック →パネル →パネルの設定→「アイテム」タブ→左下の「追加」ボタン→

「新しいアイテムを追加する 」画面→「Whisker Menu」を選んで「追加」→パネルの右上に水色のネズミの「Whisker Menu」が追加されました。

-

追加された一番下の「Whisker Menu」(外部)をクリック後、上矢印アイコンで、パネルの左端に移動します

→「閉じる」

-

(2). 今まであった「アプリケーションメニュー」を右クリック→削除

→「削除」

-

(3). 「Whisker Menu」の設定を変更

パネルの「Whisker Menu」(水色のネズミ)ボタンを右クリック→プロパティ→「Whisker Menu」画面

「外観」タブ

「Show as list」を選択

「カテゴリを表示する」にチェック

「アプリケーションにツールチップを表示する」にチェック

「アプリケーションの説明を表示する」のチェックを外します

「カテゴリを左に表示する」にチェック

「検索フィールドをパネルボタンの後に置く」にチェック

-

Application icon size: 少し小さい

カテゴリのアイコンサイズ: 小さい

-

(4). 「Whisker Menu」に「再起動」ボタンを追加:

パネルの「Whisker Menu」(水色のネズミ)ボタンを右クリック→プロパティ→「Whisker Menu」画面

「コマンド」タブ

「Settings Manager」のチェックを外します ←(xfce4-settings-manager は無効)

「スクリーンのロック」のチェックを外します ←(xflock4 は無効)

「ユーザーの切り換え」のチェックを外します ←(未使用)

-

「ログアウト」にチェック

→「xfce4-session-logout --logout --fast」を「openbox --exit」に変更

-

「再起動」にチェック

→「xfce4-session-logout --reboot --fast」を「/sbin/reboot」に変更

-

「シャットダウン」にチェック

→「xfce4-session-logout --halt --fast」を「/sbin/poweroff」に変更

-

「ログアウト…」のチェックを外します ←(xfce4-session-logout は無効)

「アプリケーションの編集」のチェックを外します ←(menulibre は無効)

「プロファイルの編集」のチェックを外します ←(mugshot は無効)

-

→「閉じる」

-


4). パネルの右端の「ユーザ名」ボタンにて無効な項目を外しました

-

パネルの右端の「ユーザ名」(アクションボタン)を右クリック→プロパティ

アクション:

「画面をロック」のチェックを外しました ←(無効)

サスペンド」のチェックを外しました ←(無効)

「シャットダウン」のチェックを外しました ←(無効)

「再起動」のチェックを外しました ←(無効)

「ログアウト…」のチェックを外しました ←(無効)

「ログアウト」のチェックを外しました ←(無効)

→「閉じる」

-

「シャットダウン」、「再起動」、「ログアウト」の項目はデフォルトのコマンドが使われためか無効(グレー表示)です。 使えるのは「ユーザーの切り替え」だけです。

「Whisker Menu」か、デスクトップで右クリックの「メニュー」からこれらは実行できるので支障はありません。

-

-


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8. デスクトップ画面(OpenBox) の壁紙を変更:

-

1). デスクトップ画面の空きで右クリック→システム→設定→「壁紙の設定 nitrogen」

または、端末にて:

$ nitrogen

GUI で壁紙が設定できます。

-

2). 画像のフォルダを指定:

いくつかの異なるフォルダを指定できます。

「xfce4-goodies」の「xfce4-artwork」のインストールで「/usr/share/backgrounds/xfce/」フォルダに壁紙が入っているので利用できます。

ウィンドの下にある「Preferences」ボタン

Directories :

ここに「画像の置かれたフォルダ」を複数指定できます。一覧表示では、すべての画像がファイル名でソートされます。

-

個人的なフォルダを追加:

「+Add」ボタン →「画像の置かれたフォルダ」を指定:

「ubn」→「Pictures」→「壁紙」

→「Select」にて、指定したフォルダが登録されました:

/home/ubn/Pictures/壁紙

-

Xfce の画像フォルダを追加:

「+Add」ボタン →「画像の置かれたフォルダ」を指定:

「File System」→「usr」→「share」→「backgrounds」→「xfce」→Select

→指定したフォルダが登録されました:

/usr/share/backgrounds/xfce/

→「OK」

-

→画像一覧が表示されるので選択

→表示のしかたを、左下のボタンで選択→「Apply」

→壁紙に反映されました。

-

壁紙 1:

→画像を変更するだけでデスクトップの雰囲気が変わります。

-

壁紙 2:

→こちらは、「Xfce もどき」をインストールする前の「OpenBox」デスクトップ

Xfce もどき」でも、下のパネル2 を削除して、パネル1 を下に移動すれば同じ外観になります。 使いやすい方を選べばOK。

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9. ログイン画面(lightdm) の壁紙を変更:

-

  • 壁紙が味気ない黒なので、変更してみました。

-

参考:

Archwiki LightDM

Arch: Manjaro Xfce 21.0.5 をUSB メモリにインストール〈H56〉よりログイン画面の設定:

-

1). 「lightdm-gtk-greeter」の設定ファイルを修正:

[greeter] セッションにある、「background=」の行で指定します。 [greeter] セッションはファイルの最後にあるので、「background=」の行をファイルの最後に追加すればOK です。

-

(1). 画像なしの壁紙にする場合:
$ sudo mousepad /etc/lightdm/lightdm-gtk-greeter.conf

↓ ファイルの最後に下記を追記: (16進数の「色コード」で指定)

background=#2f4f4f

-

表示例:

参考:

色の名前とカラーコードが一目でわかるWEB色見本

「色コード」(抜粋)

black            #000000
:
darkgreen        #006400
darkslategray    #2f4f4f
steelblue        #4682b4
lightslategray   #778899

-

(2). 画像を指定する場合:

-

画像を準備
$ sudo cp ~/Pictures/login/lbravo_dew.jpg /usr/share/backgrounds/O-backgrounds.jpg

→コピー先の画像名を固定すると、次回からはコピーするだけで背景が変えられます。

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設定ファイルで指定(初回のみ):
$ sudo mousepad /etc/lightdm/lightdm-gtk-greeter.conf

↓ ファイルの最後に下記を追記:

background = /usr/share/backgrounds/O-backgrounds.jpg
user-background = false

-

もしくは下記ですべて置換:

[greeter]
background = /usr/share/backgrounds/O-backgrounds.jpg
user-background = false

→「/usr/share/pixmaps/」フォルダの指定が推奨されていますが「/usr/share/backgrounds/」でもOK

ホームの「~/Pictures/login/lbravo_dew.jpg」を指定したら背景が真っ暗になりました。

-

表示例:

-

2). GUI ツールの「lightdm-gtk-greeter-settings」でも設定できます:

設定ツールを使うと、単色を選ぶときは自分の好みの色を作成できます。

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インストール:
$ sudo pacman -S lightdm-gtk-greeter-settings
:
パッケージ (1) lightdm-gtk-greeter-settings-1.2.2-5

-

起動:

メニューにある「LightDM GTK+ Greeter の設定」からは起動できません。

(Exec=lightdm-gtk-greeter-settings-pkexec が無効)

なので、コマンドから起動:

$ sudo lightdm-gtk-greeter-settings

「LightDM GTK+ Greeter の設定」画面

「外観」タブ

「ユーザーが壁紙を設定している場合は使用する」のチェックを外します(機能しません)

「画像」にチェック

「なし」をクリック→画像を指定

/usr/share/backgrounds/kabegami/kabe018_1920x1080.jpg

→「開く」

→「保存」

→「閉じる」

-

表示例:

→「nitrogen」のように見え方の指定はできません。

-

ちなみに、ホームの画像を指定したら背景が真っ暗。

「/usr/share/pixmaps/」、「/usr/share/backgrounds/」、「/usr/share/backgrounds/xfce/」フォルダにある画像を選ぶと表示されました。

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10. 参考: 自分のPC (Haswell) を実機で動かす(ホストOS として使う)場合の話:

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Windows 向けだとメーカーからサポートされていて、ツールやドライバーのダウンロードが行えますが、 Linux 向けのインテル グラフィックス・ドライバー(Intel's graphics drivers) ではいろいろと問題があるようです。

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自分のPC では、Intel プロセッサ(Haswell) のディスプレイドライバー(アクセラレータ)がうまく動かないようで、カーネル5.7 以降(ハードウェアアクセラレータ前提?)で問題が発生しています。

VirtualBox のゲストOS として使う場合は仮想PC のドライバーが使われるので問題ありません。 VirtualBox のホストOS として、実機で使いたい場合に問題が発生します。

GNOME デスクトップ(特にFedora)、KDE Plasma、Cinnamon メインセッション、およびManjaro Linux の新しいインストーラ 、がまともに動きません。

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VScode アプリはハードウェアアクセラレータをオフに指定 すれば回避できますが、更新が多すぎて、そのたびに設定ファイルの修正が必要なので、code の更新は保留 しました。

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参考:

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パッケージグループ「xorg-driver」に含まれるパッケージ:

$ pamac list -g xorg-drivers

xf86-input-evdev                 2.10.6-2                    extra      76.9 kB
xf86-input-libinput   [インストール済み] 1.1.0-1                     extra      97.8 kB
xf86-input-synaptics             1.9.1-2                     extra      140.8 kB
xf86-input-vmmouse               13.1.0-5                    extra      41.4 kB
xf86-input-void                  1.4.1-5                     extra      18.1 kB
xf86-video-amdgpu                19.1.0-2                    extra      169.7 kB
xf86-video-ati                   1:19.1.0-2                  extra      528.5 kB
xf86-video-dummy                 0.3.8-4                     extra      23.3 kB
xf86-video-fbdev                 0.5.0-2                     extra      30.0 kB
xf86-video-intel      [インストール済み] 1:2.99.917+916+g31486f40-1  extra      2.3 MB
xf86-video-nouveau               1.0.17-1                    extra      228.2 kB
xf86-video-openchrome            0.6.0-4                     extra      494.2 kB
xf86-video-qxl                   0.1.5.r16.g52c421c-1        community  390.9 kB
xf86-video-vesa       [インストール済み] 2.5.0-1                     extra      33.9 kB
xf86-video-vmware     [インストール済み] 13.3.0-2                    extra      197.5 kB
xf86-video-voodoo                1.2.5-11                    extra      31.3 kB

→プロセッサはHaswell なので「xf86-video-intel 」を入れましたが、非推奨のようです。

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  • Xorg で 2D アクセラレーションを得るための DDX ドライバーが必要な場合は「xf86-video-intel」パッケージをインストール(非推奨)

→複数のディストリビューション (Debian & Ubuntu, Fedora, KDE) において、 第4世代以上の (2006年の GMA 3000 よりも新しい) GPU では代わりに「modesetting」ドライバーを使うことが推奨されています。

  • ディスプレイドライバーは、「mesa」パッケージをインストール(3D アクセラレーションのための DRI ドライバーが含まれます)

  • 32ビットのサポートが必要な場合は multilib リポジトリの「lib32-mesa」パッケージもインストール

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プロセッサが「Intel Haswell」の場合は:

$ sudo pacman -R xf86-video-intel
$ sudo pacman -S mesa lib32-mesa

→確認するには、VirtualBox 上でなく、実機で確認しないとわかりません。

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まとめ

OpenBox はカスタマイズしやすいので思ったよりも便利に使えます。

Xfce パネル」を使うのでOpenBox のカスタマイズは必要最小限にして、手順を見直すことでインストールはもっと楽になると思います。軽いし、将来「Xfce」が自分のPC の実機で動かなくなっても? 回避策として使えそうです。

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