Linux あれこれ

Linux 関連(一部 Windows11 )の備忘録です。

Fedora 32 Xfce にて、カーネル5.8 で VScode、Atom、Chrome を動かす〈H88〉

登録日: 2020-09-17 更新日: 2021-01-12

Fedora 32 Xfce をUSB メモリにインストール しました。 カーネルは 新しい 5.8 です。

システム更新後のカーネル「5.8.7-200」において、インストールした「VScode」アプリを起動すると、ウィンドウの中の表示が真っ白とか真っ暗で、デスクトップ操作ができなくなりました。

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問題となる「VScode」、「Atom」、「Chrome」を(不具合報告が上げやすい)公式サイトからダウンロードしてのインストールを行い、その回避策も書きました。

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「目次」

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Fedora 32 Xfce のデスクトップ画面:

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情報:

2020-10-07

$ cat /etc/fedora-release
Fedora release 32 (Thirty Two)

$ uname -r
5.8.12-200.fc32.x86_64

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1. Visual Studio Code のインストール

Visual Studio Code(略して VSCode )は、マイクロソフトが開発したオープンソース(MITライセンスでライセンス)のテキストエディタです。

Fedora でインストールするには、キーとリポジトリの追加が必要でした:

$ sudo rpm --import https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc

$ sudo sh -c 'echo -e "[code]\nname=Visual Studio Code\nbaseurl=https://packages.microsoft.com/yumrepos/vscode\nenabled=1\ngpgcheck=1\ngpgkey=https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc" > /etc/yum.repos.d/vscode.repo'

$ sudo dnf check-update
Visual Studio Code                                                       98 kB/s | 5.5 MB     00:57

インストール:

$ sudo dnf install code
:
インストール済み:
  code-1.48.2-1598353576.el7.x86_64

→動作が不安定になってもいいように、他のアプリを終了してから起動します。

やはり、カーネル「5.8」だと、ウィンドウ画面が最初、真っ白でした。その後、だいぶ経ってからウィンドウの中が真っ黒に変わりました。

アプリが使えないだけでなく、デスクトップ自体の操作ができません。 解除は、Ctrl+Alt+F2 でコンソール画面にしてユーザでログイン。「reboot」しかありませんでした。

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カーネルを「5.6.6-300」にして立ち上げると正常に使えます:

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Visual Studio Code の日本語化:

Visual Studio Code の日本語化だけでなく、「Python 拡張機能」のインストールも行うときは、下記も行っておきます。

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python プログラムファイルを作成:
$ echo 'print("Hello world!")'  > ~/ドキュメント/hello.py

$ cat ~/ドキュメント/hello.py
print("Hello world!")

→「~/ドキュメント/hello.py」

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インストール手順:

Visual Studio Code の日本語化」、に続いて、必要なら「Python 拡張機能」のインストールを行います。 開くPython プログラムファイルは上記で作成した「~/ドキュメント/hello.py」を指定します。

下記の手順を参照:

Fedora 32 「Python Classroom」Lab をUSBメモリにインストール〈H77〉

Visual Studio Code の日本語化:

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日本語化された画面:

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バージョン情報:

追記: 2020-10-07 更新

バージョン: 1.49.3
コミット: 2af051012b66169dde0c4dfae3f5ef48f787ff69
日付: 2020-10-02T17:56:11.027Z
Electron: 9.2.1
Chrome: 83.0.4103.122
Node.js: 12.14.1
V8: 8.3.110.13-electron.0
OS: Linux x64 5.8.12-200.fc32.x86_64

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$ dnf list code
:
インストール済みパッケージ
code.x86_64                     1.49.3-1601661990.el7                      @code

$ code --version
1.49.3
2af051012b66169dde0c4dfae3f5ef48f787ff69
x64

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VSCode の使い方の参考:

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2. 「Atom」エディタをインストール:

VSCode の切り分けのために、同じ「Electron フレームワーク」で作られている「Atom」エディタをインストールしてみました。

参考:

Atom wiki

Atomオープンソース(MITライセンス)で、GitHub によって開発されたテキストエディタです。 Electron フレームワークの上にWebテクノロジーを使用して構築されました。(VSCode と同じ手法)

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公式バイナリによるインストール:

Atom 公式サイト を開いて、

「Download .rpm」ボタンをクリック

→ファイルを保存する→「atom.x86_64.rpm」がダウンロードされました。

右クリック→「dnfdoragora パッケージインストーラで開く」

→インストールされました。

dnfdoragora だと同期だけでも時間がかかったので、dnf コマンドでインストールした方が速いと思います。

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参考: ローカルのパッケージをインストール:

$ cd ~/ダウンロード/
$ sudo dnf localinstall --nogpgcheck atom.x86_64.rpm

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$ dnf search atom | grep editor
:
atom.x86_64 : A hackable text editor for the 21st Century.

$ dnf list atom
:
インストール済みパッケージ
atom.x86_64                       1.51.0-0.1                       @@commandline

$ atom --version
Atom    : 1.51.0
Electron: 5.0.13
Chrome  : 73.0.3683.121
Node    : 12.0.0

→動作が不安定になってもいいように、他のアプリを終了してから起動します。

やはり、カーネル「5.8」だとタイトルバーは表示されるけど、ウィンドウ画面は真っ白です。

アプリが使えないだけでなく、デスクトップ自体の操作ができなくなります。 ログイン画面に落るときもあります。

それ以外での解除は、Ctrl+Alt+F2 でコンソール画面にしてユーザでログイン。「reboot」しました。

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カーネルを「5.6.6-300」にして立ち上げると正常に使えます:

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Atom の日本語化:

1. Edit → Preferences → 「+ Install」

2. 検索欄に「japanese」

3. 表示された「japanese-menu」パッケージの「Install」ボタンをクリック。

4. メニューが日本語で表示されました。

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Atom の使い方の参考:

[徹底解説]Atomの使い方から基本まで

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テーマの変更

Ctrl+「,」(カンマ)→「Settings」タブ表示→左側の「Themes」タブ

Choose a Theme にて、テーマを選択。

  • UI Theme(全体のテーマ)

  • Syntax Theme(画面の背景色、特定文字の色分け)

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プラグインのインストール

Ctrl+「,」(カンマ)→「Settings」タブ表示→左側の「Install」タブ

検索窓に「プラグイン名」を入力→「Packages」をクリック。

該当の「Install」をクリック。

→標準の「Markdown Preview」は無効にします。

  • Project Manager(開いたフォルダを記憶)

  • Subline Style Column Selector(矩形選択が使用可能)

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Emmet(HTML 入力支援)を使ってみる:
  1. 新規ファイルを開きます。

  2. 英数モードで「!」を入力。

Ctrl+E

→「HTML の基本のソース文」が自動で入力されます。

  1. カーソルを「body」タグの下の空行に移動して、「p.top」と入力。

Ctrl+E

→「 <p class="top"></p> 」が自動で入力されます。

ファイルを一度保存(index.html 等)してから開くと、「Syntax Theme」が適用されて文字色が変わります。

参考:

Emmet チートシート

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ショートカットキーの割当の変更:

Ctrl+「,」(カンマ)→「Settings」タブ表示→左側の「Keybindings」タブ

ショートカットキー(キーバインド)やプラグイン名で検索できます。

一覧の項目の左側のアイコンをクリックすると、設定内容がコピーできます。

「your keymap file」という青いリンクをクリック。 →「Keymap.cson」が開きます。

最終行で、Ctrl+P として貼り付け。

貼り付けた後に、それを修正します。

例えば、

'ctrl-e' → 'ctrl-shift-e'

保存。

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3. 「Chrome」ブラウザをインストール:

VSCodeAtom の切り分けのために、元になっている環境の「Chrome」ブラウザをインストールしてみました。

公式サイト を開きます。

Chrome をダウンロード」をクリック

「64 ビット .rpmFedora/openSUSE 用)」にチェック

「同意してインストール」をクリック

→ファイルを保存する

google-chrome-stable_current_x86_64.rpm」がダウンロードされました。

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Google のレポジトリを追加しない場合:

$ ls /etc/default/
grub  useradd

$ sudo touch /etc/default/google-chrome

$ ls /etc/default/
google-chrome  grub  useradd

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インストール:

リモートにはないことを確認:

$ dnf search google-chrome-stable
:
一致する項目はありませんでした。

ローカルのパッケージをインストール:

$ cd ~/ダウンロード/
$ sudo dnf localinstall --nogpgcheck google-chrome-stable_current_x86_64.rpm
:
インストール:
 google-chrome-stable     x86_64     85.0.4183.102-1     @commandline      67 M
依存関係のインストール:
 liberation-fonts         noarch     1:2.1.0-1.fc32      fedora           8.3 k

これでよろしいですか? [y/N]: y

Fedora 以外からダウンロードしたパッケージには、GPG キーがないので無視する指定にします。

動作が不安定になってもいいように、他のアプリを終了してから起動します。

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カーネル「5.8」だとタイトルバーは表示されますが、ウィンドウ画面が表示しきれません。

ログイン画面に落るときもあります。

ログイン画面に落ちないときの解除は、Ctrl+Alt+F2 でコンソール画面にしてユーザでログイン。「reboot」しました。

端末から起動すると、エラーメッセージを確認できました。

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カーネルを「5.6.6-300」にして立ち上げると正常に使えます:

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バージョンの確認:

$ cat /etc/fedora-release
Fedora release 32 (Thirty Two)

$ uname -r
5.8.7-200.fc32.x86_64

$ /usr/bin/google-chrome-stable --version
Google Chrome 85.0.4183.102

-

端末から起動してエラーを確認:

$ /usr/bin/google-chrome-stable 2>test.txt

$ cat test.txt
[3461:3461:0912/093119.954196:ERROR:sandbox_linux.cc(374)] InitializeSandbox() called with multiple threads in process gpu-process.
[3461:3461:0912/093131.633339:ERROR:gl_surface_egl.cc(741)] EGL Driver message (Critical) eglCreateContext: Context lost.
:

→終了できないので、Ctrl+Alt+F2 でコンソール画面にしてユーザでログイン。「reboot」しました。

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Google Chrome の不具合報告

2020-09-12

  • Google Chrome にて、問題を報告(Chrome に関するフィードバックを送信)しました。

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要約:

カーネル「5.8.7-200」において、「Electron フレームワーク」を利用している「VSCode」と「Atom」のアプリを起動すると、ウィンドウが真っ白で動作しない現象が出ています。

その元になっている環境の「Chrome」ブラウザをインストールしてみました。 今回はその「Chrome」ブラウザで発生した現象です。

Chrome」ブラウザの障害は、「ハードウェアアクセラレーションが使用可能なときは使用する」をオフに設定することで、回避できました。

問題なのは、「Chrome」ブラウザがエラーとなる障害で、「Electron フレームワーク」を利用している「VSCode」と「Atom」のアプリが使えないこと、および、デスクトップの操作ができなくなることです。回避するには、カーネルを「5.6.6」にします。

希望:

「ハードウェアアクセラレーションの初期化で失敗するときは、オフで起動される」と、自動的に回避できると思います。

-


送信した内容:

表題:

Fedora 32 Xfce: When launching Chrome with kernel "5.8.7", "InitializeSandbox () called with multiple threads in process gpu-process."

-

usage environment:

-

Check version:

Google Chrome
Version: 85.0.4183.102 (Official Build) (64-bit)

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$ cat /etc/fedora-release
Fedora release 32 (Thirty Two)

$ uname -r
5.8.7-200.fc32.x86_64

$ /usr/bin/google-chrome-stable --version
Google Chrome 85.0.4183.102

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Detailed contents:

When I start Chrome with kernel "5.8.7", the title bar of the app is displayed, but nothing is displayed on the window screen. It is white. After a while, the login screen may be displayed. Or I can't control the desktop.

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The problem is here:

When I launch the "VSCode" and "Atom" apps that use the "Electron framework" in the kernel "5.8.7-200", the window turns white and does not work. As a test, I installed the "Chrome" browser, which is the foundation of the "Electron framework".

This time it is a phenomenon that occurred in that "Chrome" browser. The "Chrome" browser failure could be avoided by turning off "Use when hardware acceleration is available".

The problem is that the "Chrome" browser causes an error that makes the "VSCode" and "Atom" apps that use the "Electron framework" unavailable and the desktop inoperable.

To avoid this, set the kernel to "5.6.6" and boot.

If possible, if the initialization of hardware acceleration fails, I think that it can be automatically avoided by not using hardware acceleration.

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Launch a Chrome browser in a terminal emulator and check for errors:

$ /usr/bin/google-chrome-stable 2>test.txt

$ cat test.txt
[3461:3461:0912/093119.954196:ERROR:sandbox_linux.cc(374)] InitializeSandbox() called with multiple threads in process gpu-process.
[3461:3461:0912/093131.633339:ERROR:gl_surface_egl.cc(741)] EGL Driver message (Critical) eglCreateContext: Context lost.
[3461:3461:0912/093131.633662:ERROR:gl_context_egl.cc(233)] eglCreateContext failed with error EGL_CONTEXT_LOST
[3461:3461:0912/093131.635060:ERROR:gles2_command_buffer_stub.cc(319)] ContextResult::kFatalFailure: Failed to create context.
[3461:3461:0912/093131.635645:ERROR:gl_surface_egl.cc(741)] EGL Driver message (Critical) eglCreateContext: Context lost.
[3461:3461:0912/093131.643738:ERROR:gl_context_egl.cc(233)] eglCreateContext failed with error EGL_CONTEXT_LOST
[3461:3461:0912/093131.645366:ERROR:gles2_command_buffer_stub.cc(319)] ContextResult::kFatalFailure: Failed to create context.
[3461:3461:0912/093131.646807:ERROR:gl_surface_egl.cc(741)] EGL Driver message (Critical) eglCreateContext: Context lost.
[3461:3461:0912/093131.646959:ERROR:gl_context_egl.cc(233)] eglCreateContext failed with error EGL_CONTEXT_LOST
[3461:3461:0912/093131.647184:ERROR:gles2_command_buffer_stub.cc(319)] ContextResult::kFatalFailure: Failed to create context.
[3461:3461:0912/093131.647498:ERROR:shared_context_state.cc(721)] SharedContextState context lost via ARB/EXT_robustness. Reset status = GL_GUILTY_CONTEXT_RESET_KHR
[3461:3461:0912/093131.649273:ERROR:gpu_service_impl.cc(1124)] Exiting GPU process because some drivers can't recover from errors. GPU process will restart shortly.
[3569:1:0912/093131.668900:ERROR:command_buffer_proxy_impl.cc(122)] ContextResult::kTransientFailure: Failed to send GpuChannelMsg_CreateCommandBuffer.
[3543:1:0912/093131.669648:ERROR:command_buffer_proxy_impl.cc(122)] ContextResult::kTransientFailure: Failed to send GpuChannelMsg_CreateCommandBuffer.
[3554:1:0912/093131.670296:ERROR:command_buffer_proxy_impl.cc(122)] ContextResult::kTransientFailure: Failed to send GpuChannelMsg_CreateCommandBuffer.
[3524:1:0912/093131.671317:ERROR:command_buffer_proxy_impl.cc(122)] ContextResult::kTransientFailure: Failed to send GpuChannelMsg_CreateCommandBuffer.
[3609:3609:0912/093131.785766:ERROR:sandbox_linux.cc(374)] InitializeSandbox() called with multiple threads in process gpu-process.
[3609:3609:0912/093138.099181:ERROR:gles2_cmd_decoder_passthrough.cc(1495)]   GLES2DecoderPassthroughImpl: Context reset detected after MakeCurrent.
[3609:3609:0912/093138.099466:ERROR:gpu_service_impl.cc(1124)] Exiting GPU process because some drivers can't recover from errors. GPU process will restart shortly.
[3621:3621:0912/093141.912201:ERROR:sandbox_linux.cc(374)] InitializeSandbox() called with multiple threads in process gpu-process.
[3621:3621:0912/093148.469808:ERROR:x11_util.cc(112)] X IO error received (X server probably went away)
[3415:3415:0912/093148.470385:ERROR:x11_error_handler.cc(64)] X IO error received (X server probably went away)

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Workaround:

If I can't see the login screen, press Ctrl + Alt + F2 to switch to the console screen and log in as a user. "reboot" to recover. Booting with the "5.6.6-300" kernel works fine.

By the way, Fedora 32 Cinnamon works fine in "Cinnamon (Software ...)" sessions.

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Reference:

My PC doesn't support Gfxboot and it stops at boot when booting with Ubuntu 20.04.1 live USB stick.

Graphics initalization failed
Error Setting up gfxboot
boot: 

Press Tab, type "Live", and press Enter to start.

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これまでの調査のまとめ

1. Fedora 32 のGNOME やCinnamon にて、カーネル「 5.7」、「5.8」に更新すると、特定のPC(自分のPC のこと)で、デスクトップの描画が点滅したりしてデスクトップそのものが使えなくなりました。

2. それが、Fedora 32 Xfce だと使えます。

3. ただし、Fedora 32 Xfce であっても、カーネル「5.8」で「VSCode」を使うと、画面真っ白や真っ黒になります。 同じような現象です。

4. それらのアプリが必要なら、インストール時のカーネル「5.6.6」が削除されないように死守するか、 Fedora 32 Cinnamon の「Cinnamon (Software ...)」セッションで使うか、です。

追記:

もうひとつは、「Fedora 32 Xfce」で使い、アプリの起動用の .desktop ファイルを修正して「ハードウェアアクセレーターを使わない」設定にします。

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5. 切り分けのため、同じElectron フレームワークを使っている「Atom」をインストールしてみました。同じ現象。

6. Electron フレームワークの元になっている「Chrome ブラウザ」をインストールしてみました。同じ現象。

→こちらは端末にてエラーコードを確認できました。GPU の初期化でエラーしているみたい。 (問題として上がっていないので、特定のPC でのみ発生していると思われます)

7. 「Chrome ブラウザ」は、「ハードウェアアクセレーターを使わない」設定にすると立ち上がりました。

→「Atom」や「VSCode」アプリにもそのような指定があればいいのですが…。

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8. 問題は、Chrome を元にした「Electron フレームワーク」を利用している「Atom」や「VSCode」アプリを起動できないことと、起動するとデスクトップの操作ができなくなることです。影響が大きいです。

9. 不具合の報告先は、難しいところ(Fedora、kernel、AtomVSCodeGoogle Chrome)です。

→エラーメッセージのわかっている「Google Chrome」にて、問題を報告(Chrome に関するフィードバックを送信)しました。

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「ハードウェアアクセレーターを使わない」設定(GPU の無効化)

  • Atom」や「VSCode」アプリで「ハードウェアアクセレーターを使わない」設定を見つけました

まさか設定があるとは…。不具合報告が早過ぎたようです。たぶん取り上げられないので問題提起ということで…。

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参考:

WindowsでGPGPU (CUDA) するときに余計なGPUメモリの消費を削減するためのTips

→表題からは想像もできませんね。

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FirefoxGPU を無効化:

  • 問題がないので、さわりません。

設定→「推奨のパフォーマンス設定を使用する」のチェックを外すと、下記の設定ができるようになります。

パフォーマンス設定→「ハードウェアアクセラレーション機能を使用する(可能な場合)」のチェックを外す

-

設定してみたら、Firefox のパフォーマンスがガクッと落ちました。無応答になったりなので、問題がないのならさわらない方が無難です。

-


Google ChromeGPU を無効化:

設定→一番下の「詳細設定」→システム→「ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」オン→オフに変更。

-

または、

起動オプションとして --disable-gpu を付加します。

$ sudo nano /usr/share/applications/google-chrome.desktop

下記の行を修正:

Exec=/usr/bin/google-chrome-stable --incognito

↓ 変更:

Exec=/usr/bin/google-chrome-stable --incognito --disable-gpu

-


Atom エディタ(Electron 系アプリ) でGPU を無効化:

$ sudo nano /usr/share/applications/atom.desktop

下記の行を修正:

Exec=env ATOM_DISABLE_SHELLING_OUT_FOR_ENVIRONMENT=false /usr/bin/atom %F

↓ 変更:

Exec=env ATOM_DISABLE_SHELLING_OUT_FOR_ENVIRONMENT=false /usr/bin/atom --disable-gpu %F

AtomGPU 無効で起動するには、 --disable-gpu を付けますが、この起動方法では自動更新が無効になります。

-

更新のたびに修正が必要なので、設定を退避:
$ sudo cp /usr/share/applications/atom.desktop /usr/share/applications/atom.desktop-ORG

-

確認:

$ ls /usr/share/applications/*-ORG
/usr/share/applications/atom.desktop-ORG

-

設定をやり直すとき:
$ sudo cp /usr/share/applications/atom.desktop-ORG /usr/share/applications/atom.desktop

-


Visual Studio Code(Electron 系アプリ) でGPU を無効化:

$ sudo nano /usr/share/applications/code.desktop

-

1つ目の修正:

Exec=/usr/share/code/code --no-sandbox --unity-launch %F

↓ 変更:

Exec=/usr/share/code/code --no-sandbox --unity-launch --disable-gpu %F

-

2つ目の修正:

Exec=/usr/share/code/code --no-sandbox --new-window %F

↓ 変更:

Exec=/usr/share/code/code --no-sandbox --new-window --disable-gpu %F

-

  • もうひとつ desktop ファイルがありました。
$ sudo nano /usr/share/applications/code-url-handler.desktop

修正:

Exec=/usr/share/code/code --no-sandbox --open-url %U

↓ 変更:

Exec=/usr/share/code/code --no-sandbox --open-url --disable-gpu %U

-

更新のたびに修正が必要なので、設定を退避:
$ sudo cp /usr/share/applications/code.desktop /usr/share/applications/code.desktop-ORG
$ sudo cp /usr/share/applications/code-url-handler.desktop /usr/share/applications/code-url-handler.desktop-ORG

-

確認:

$ ls /usr/share/applications/*-ORG
/usr/share/applications/code-url-handler.desktop-ORG
/usr/share/applications/code.desktop-ORG

-

設定をやり直すとき:
$ sudo cp /usr/share/applications/code.desktop-ORG /usr/share/applications/code.desktop
$ sudo cp /usr/share/applications/code-url-handler.desktop-ORG /usr/share/applications/code-url-handler.desktop

-


GPU のエラーメッセージが登録されていました

$ dmesg

[53459.794035] i915 0000:00:02.0: [drm] GPU HANG: ecode 7:1:8edcfc79, in glxinfo [10703]
[53459.794045] GPU hangs can indicate a bug anywhere in the entire gfx stack, including userspace.
[53459.794046] Please file a _new_ bug report at https://gitlab.freedesktop.org/drm/intel/issues/new.
[53459.794046] Please see https://gitlab.freedesktop.org/drm/intel/-/wikis/How-to-file-i915-bugs for details.
[53459.794055] drm/i915 developers can then reassign to the right component if it's not a kernel issue.
[53459.794056] The GPU crash dump is required to analyze GPU hangs, so please always attach it.
[53459.794057] GPU crash dump saved to /sys/class/drm/card0/error
[53459.804236] i915 0000:00:02.0: [drm] Resetting chip for stopped heartbeat on rcs0
[53462.738026] i915 0000:00:02.0: [drm] GPU HANG: ecode 7:1:8edcfc7b
[53462.739861] i915 0000:00:02.0: [drm] Resetting chip for stopped heartbeat on rcs0

GPU がクラッシュしていました。

  • 検索すると、不具合報告がヒット:

[i915] GPU HANG: ecode 7:1:8edcfc79, in systemd-logind [411]

和訳:

2020年6月11日

Archlinux を使用しています。linux-5.7.2 にアップグレードした後、Xorgの起動直後にGPU がハングします。 システムが応答しなくなり、画面がランダムに点滅し始めます。 linux-lts-5.4.46、linux-5.6.15でも再現性がなかったため、linux-5.7.xでi915と互換性がないと考えられます。

→「/drm/intel/」というi915 の報告先に上がっていました。表現は違うけど、同じような現象です。デスクトップの描画がおかしくなる問題は「Fedora 32 Xfce」では表面化していないけど、裏ではコケていたようです。

-


まとめ

カーネル「 5.7」や「5.8」で、特定のPC(自分のPC のこと)でデスクトップの描画がおかしくなる問題は「Fedora 32 Xfce」では発生していません(表面化していません)でした。

ただし、「Visual Studio Code」や「Atom」だけは取り残された印象で、同じような現象でうまく起動できません。

しばらくして、アプリごとの「ハードウェアアクセレーターを使わない」設定が見つかり解決できました。検索ワードが良くなかったようです。

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GNOME で(同じように)デスクトップが使えない件は、別の投稿 にしました。

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目次

先頭

-


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Fedora 32 Xfce をUSBメモリにインストール〈H87〉

登録日: 2020-09-13 更新日: 2020-11-01

以前、「Fedora Workstation 32」の「GNOME 」および「Cinnamon 」 をインストールしました。自分のPC だと問題があるようで、カーネルを 5.7 や 5.8 に更新するとデスクトップの描画がおかしくなり使えません。

Manjaro Xfce 20.1 はカーネル 5.8 で動いているので、もしかしたらと、「Fedora Workstation 32」の「Xfce」をインストールしてみました。

-

「目次」

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Fedora 32 Xfce のデスクトップ画面:

→こちらは、個人的にパネル設定などをいろいろと変更した後のデスクトップ画面です。壁紙は他から持ってきました。 右のパネル(ドック)はアプリのウィンドウが重なると自動で隠れます。

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ウィンドウのタイトルをつかんで、上下左右、および4隅にぶつけるとウィンドウがタイリング表示されます。ゆっくりするのがコツです。速くするとワークスペースの移動になり、突き抜けます。

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Fedora について

Fedora では、いろいろな環境が提供されています。これも利点。

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Fedora 32 Workstation

基本となる「GNOME デスクトップ環境 」です。

→自分のPC では、カーネル更新すると使えなくなる問題があり、使うなら「5.6.6」の保持が必要でした。 たぶん、他のPC だと問題なく使えると思います。

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Fedora Spins

Fedoraコミュニティによる、「GNOME 以外のデスクトップ環境」が提供されています。

  1. Fedora KDE Plasma Spin

  2. Fedora Xfce Spin  ←( 今回のインストール

  3. Fedora LXQt Spin

  4. Fedora MATE Compiz Spin

  5. Fedora Cinnamon Spin

  6. Fedora LXDE Spin

  7. Fedora SoaS Spin (Sugar on a Stick)

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インストールした直後のカーネル:

$ uname -r
5.6.6-300.fc32.x86_64

→残しておくべきカーネル

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システム更新にて:

2020-10-07 現在:

$ uname -r
5.8.12-200.fc32.x86_64

→この新しいカーネル「5.8」は自分のPC では、GNOME やCinnamon では問題が発生しています。 Xfce の状況は確認中なので、システムを更新する前に「5.6.6-300」を保持できるようにしておきました。

フォーラム等で問題として上がっておらず、こちらのPC の固有の問題と思われます。

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使用しているPC :

古めのPC(Intel Celeron 2955U: 第4世代)です。

  1. 「Lubuntu」のライブUSB メモリのBIOS 立ち上げで、gfxboot のところで「Graphics initalization failed」になります。 Tab キー後に、「live」入力が必要です。

  2. Fedora 32」のライブUSB メモリのBIOS 立ち上げで、「Enter」キーで進むと「画面真っ暗」になります。 Tab キー後に、ブートコマンドの編集(後ろから20文字分を削除)が必要です。

同じ動作になるPC だと、こちらの投稿と同じ問題が発生するかもしれませんが、インストール完了すればふつうに使えます。

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ダウンロード

1. イメージファイルのダウンロード

Fedora 32 Xfce デスクトップのダウンロード

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2. イメージファイルの検証で使う CHECKSUM ファイルをダウンロード

Verify 64bit! 」 を右クリックして、「名前を付けてリンク先を保存」

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3. ダウンロードした、Fedora のCHECKSUM ファイルを、先程のイメージの保存場所と同じフォルダーに保存します。

$ cd ~/ダウンロード/Fedora-spins-Xfce/

$ ls -1
Fedora-Spins-32-1.6-x86_64-CHECKSUM
Fedora-Xfce-Live-x86_64-32-1.6.iso

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4. Fedora のGPG 鍵をインポート:

$ curl https://getfedora.org/static/fedora.gpg | gpg --import
  % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
                                 Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
  0     0    0     0    0     0      0      0 --:--:-- --:--:-- --:--:--     0gpg: keybox'/home/ubn/.gnupg/pubring.kbx'が作成されました
100 10955  100 10955    0     0  20137      0 --:--:-- --:--:-- --:--:-- 20100
gpg: /home/ubn/.gnupg/trustdb.gpg: 信用データベースができました
gpg: 鍵EF3C111FCFC659B9: 公開鍵"Fedora (30) <fedora-30-primary@fedoraproject.org>"をインポートしました
gpg: 鍵50CB390B3C3359C4: 公開鍵"Fedora (31) <fedora-31-primary@fedoraproject.org>"をインポートしました
gpg: 鍵6C13026D12C944D0: 公開鍵"Fedora (32) <fedora-32-primary@fedoraproject.org>"をインポートしました
gpg: 鍵3B49DF2A0608B895: 公開鍵"EPEL (6) <epel@fedoraproject.org>"をインポートしました
gpg: 鍵6A2FAEA2352C64E5: 公開鍵"Fedora EPEL (7) <epel@fedoraproject.org>"をインポートしました
gpg: 鍵21EA45AB2F86D6A1: 公開鍵"Fedora EPEL (8) <epel@fedoraproject.org>"をインポートしました
gpg: 鍵7BB90722DBBDCF7C: 公開鍵"Fedora (iot 2019) <fedora-iot-2019@fedoraproject.org>"をインポートしました
gpg:           処理数の合計: 7
gpg:             インポート: 7

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ここ で、GPGキーの詳細を確認できます。

現行のキーはこちら:

Fedora 32
id:

4096R/12C944D0 2019-08-12

Fingerprint:

97A1 AE57 C3A2 372C CA3A 4ABA 6C13 026D 12C9 44D0 ←(注目2)

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5. CHECKSUM ファイルが有効か、CHECKSUMファイル自身を検証:

チェックサムの改ざんがあるとお手上げなので、まずはこちらを確認。

$ gpg --verify-files *-CHECKSUM

gpg: 2020年04月25日 01時58分26秒 JSTに施された署名
gpg:                RSA鍵6C13026D12C944D0を使用                  ←(注目)
gpg: "Fedora (32) <fedora-32-primary@fedoraproject.org>"からの正しい署名 [不明の]  ←(注目)
gpg: *警告*: この鍵は信用できる署名で証明されていません!
gpg:       この署名が所有者のものかどうかの検証手段がありません。
 主鍵フィンガープリント: 97A1 AE57 C3A2 372C CA3A  4ABA 6C13 026D 12C9 44D0 ←(注目2)

「Fedora (32) <fedora-32-primary@fedoraproject.org>"からの正しい署名」 となっていれば OK。さらにフィンガープリントの値(注目2)も確認するとベスト。

パッケージ署名鍵:

Fedora Project が公開するそれぞれの安定版 RPM パッケージは、GPG で署名されています。 そのパッケージが、Fedora Project によって提供されたもので、改ざんされていないことを確認できます。

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6. CHECKSUM ファイルは以下のキーの内の1つから適切な署名を持っている必要があります:

    12C944D0 - Fedora 32 ←(注目)
    3C3359C4 - Fedora 31
    CFC659B9 - Fedora 30
    DBBDCF7C - IOT 2019

項番5. の段階では、gpg の鍵を作成していないので「この鍵は信用できる署名で証明されていません!」と表示されます。

下記の操作でgpg の鍵を作成できますが、作るのは面倒なので、ダウンロードの回数が少ないのならパス。

$ gpg --gen-key

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7. ダウンロードしたイメージのチェックサムが同じかを検証:

$ sha256sum -c *-CHECKSUM
:
Fedora-Xfce-Live-x86_64-32-1.6.iso: 完了  ←(この行が「完了」表示ならば、チェックサムは同じです)

→残りの6つのファイルの定義は、ファイルがないので警告メッセージが表示されます。それらは無視。

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参考:

sigファイルの電子署名を確認する方法

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インストール

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1. 事前作業

インストールがスムーズに行くように「インストール先となるUSB メモリをパーティションがない状態」にしておきます。

今回は fat32 でフォーマットした64GB を使いました。ドライブを間違えないように注意。

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Fedora 32 GNOME で作業した場合:

Windows」キー →一番下の「Show Applications」→「Disks」で検索→「Disks」アプリを起動

左側で、63GB(/dev/sdc) をクリック→fat がひとつであることを確認。(重要)

「■」(四角)をクリックしてアンマウント→「▶」(三角)に変わります。

「ー」→「Delete」でパーティションを削除→すべて「FreeSpace」にします。(つまり、何もない状態)

右上の「x」でウィンドウを閉じます。

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2. ライブUSB メモリで立ち上げ

ブート選択画面が表示されます。

  Fedora-Xfce-Live 32

Start Fedora-Xfce-Live 32
:

→自分のPC だと、メニューは中途半端な表示で、「Enter」キーで進むと「画面真っ暗」になりました。

下記の操作で、回避できました:

「Tab」キーを押します。(ブートコマンドの編集モード)

> vmlimz initrd=initrd.img root=live:CDLABEL=Fedora-Xfce-Live-32-1-6 rd.live.img rd.live.check quiet

↓ カーソルは行末です。「BS」キーを20回押します。

> vmlimz initrd=initrd.img root=live:CDLABEL=Fedora-Xfce-Live-32-1-6 rd.live.img

修正後に「Enter」キー

画面真っ暗から30秒ほどで、メッセージが流れて立ち上がりました。

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3. デスクトップ画面が表示されます。

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4. インストール先になるUSB メモリ(パーティションなし)を挿します。

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5. インストールアプリを立ち上げます

デスクトップにある「Install to Hard Drive」アイコンをダブルクリック

Fedora 32へようこそ」画面表示

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同じインストーラのはずですが、テキパキ動いて、クールに感じます。

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6. 言語:

  • 日本語 →日本語

→「続行」

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7. インストール概要: (自動で入力されているので確認)

  • 地域設定

  キーボード(K)  日本語

  時刻と日付(T)  アジア/東京 タイムゾーン

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  • システム

  インストール先(D)  ディスクが選択されていません

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  • ネットワークとホスト名(N)  有線(enp1s0)で接続されました

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  • ユーザの設定

  root パスワード(R):  root アカウントは無効になっています

  ユーザの作成(U) ユーザは作成されません

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8. 「インストール先(D)」をクリック

  • バイスの選択 今回は「sdc」を選択

  • ストレージの設定

  「自動構成」→「カスタム」にチェック

→自動構成にすると、LVM フォーマットになります。(マウントが難しくて融通が効きません)

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画面左下の青色の「完全なディスク要約とブートローダー」をクリック

  • 選択したディスク

  sdc にて「ブート」にチェックあり ←確認

→「閉じる」

→左上の「完了」をクリック

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9. 「手動パーティション設定 」画面

→左下の「+」をクリック

  マウントポイント「/」を選んで、「マウントポイントの追加」をクリック

画面右側にて、

→右下の「設定を更新」をクリック

→左上の「完了」をクリック

→再度、「完了」をクリック

「変更の概要」が表示 →「変更を許可する」をクリック

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10. 「インストール概要: 」画面に戻りました。

  • システム

  インストール先(D)  ストレージ設定チェックに警告(←スワップ領域の指定がないからですが、作りません)

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  • ユーザの設定

  ユーザの作成(U) をクリック

  • フルネーム: (任意)英字

  • ユーザ名: (任意)英字(ユーザー名はホームフォルダの名前にもなります)

「このユーザーを管理者にする」にチェック

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  • パスワード:(任意)

  • パスワードの確認:(任意)

→左上のユーザの作成「完了」をクリック

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11. 「インストール概要: 」画面に戻りました。

各項目にオレンジ色の警告がないことを確認

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12. 画面右下の「インストールの開始」をクリック

「インストールの進行状況」を表示

  ステータスバーが伸びていきます。

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13. 「完了しました!」表示

→「終了」

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14. Applications →「Log Out」ボタン→「Shut down」→電源オフされます

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15. ライブUSB メモリだけを抜いて、電源オン

ブート選択画面:

Fedora (5.6.6-300.fc32.x86_64) 32 (Thirty Two)
Fedora (0-rescue-af6cee91f78a45979383182dabb25035) 32 (Thirty Two)


   Use the  and  keys to change the selection.
   Press 'e' to edit the selected item, or 'c' for a command prompt.
The selected entry will be started automatically in 3s.

→3 秒後に一番上の (5.6.6-300) が選ばれます。

ログイン画面 →設定したパスワード入力

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16. 「初期セットアップ」画面が表示され、すぐ消えました

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17. デスクトップ画面が表示されました

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→標準的なXfce のデスクトップ画面です。Fedora としてのカスタマイズは壁紙くらいですが、入っている壁紙はひとつだけ。

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システムのバージョンの確認:

$ cat /etc/fedora-release
Fedora release 32 (Thirty Two)

$ cat /etc/redhat-release
Fedora release 32 (Thirty Two)

$ uname -r
5.6.6-300.fc32.x86_64

$ uname -a
Linux localhost.localdomain 5.6.6-300.fc32.x86_64 #1 SMP Tue Apr 21 13:44:19 UTC 2020 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

日本語化の確認:

$ locale
LANG=ja_JP.UTF-8
LC_CTYPE="ja_JP.UTF-8"
LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8"
LC_TIME="ja_JP.UTF-8"
LC_COLLATE="ja_JP.UTF-8"
LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8"
LC_MESSAGES="ja_JP.UTF-8"
LC_PAPER="ja_JP.UTF-8"
LC_NAME="ja_JP.UTF-8"
LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8"
LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8"
LC_ALL=

$ date
2020年  9月  9日 水曜日 00:57:14 JST

$ ls
ダウンロード  デスクトップ  ビデオ  画像
テンプレート  ドキュメント  音楽    公開

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システム更新の前に、立ち上げ時のカーネル選択メニューの保持数を増やしておきます

システム更新があれば、カーネルが新しい「5.8」にアップするはずです。 自分のPC でGNOME デスクトップ環境の場合、「5.8」はアプリが起動できない問題があります。

デフォルトの設定では、 3回の更新で一番古いカーネルは削除されます。 最初から動いているカーネルが削除されないように、「Fedora 32」をインストールしたらすぐに、 立ち上げ時の選択メニューの保持数を増やしました。

インストール時のカーネル:

$ uname -r
5.6.6-300.fc32.x86_64

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立ち上げ時のメニューの保持数を増やします:

$ sudo nano /etc/dnf/dnf.conf

下記の行を修正:

installonly_limit=3

↓ 数字を増やします:

installonly_limit=10

Ctrl+O 保存、 Ctrl+X 閉じる

確認:

$ cat /etc/dnf/dnf.conf
[main]
gpgcheck=1
installonly_limit=10
clean_requirements_on_remove=True
best=False
skip_if_unavailable=True

→保存される数を多すぎるくらいに増やしました。これだけあれば大丈夫でしょう。 カーネル更新が頻発されて足りなくなるときは、一時的に下記の「カーネルのバージョンを上げない設定」にします。

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再起動

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参考: カーネルのバージョンを上げない設定にする場合:

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参考:

アップデートの適応

バージョンが変わらないように、カーネルをパッケージ検索から除外します。

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カーネルのバージョンを上げない設定:
$ sudo nano /etc/dnf/dnf.conf

↓ 下記の行を追加:

exclude=kernel*

Ctrl+O 保存、 Ctrl+X 修了

確認:

$ cat /etc/dnf/dnf.conf
[main]
gpgcheck=1
installonly_limit=10
clean_requirements_on_remove=True
best=False
skip_if_unavailable=True
exclude=kernel*

→今回は、保存される数を多めに増やしているので、更新の頻度が少なくなれば、停止は解除できます。 ただし、くれぐれも削除されないように注意。

途中の不要なバージョンは非表示にできます。

(設定ファイル名 /boot/loader/entries/*.conf*.conf-ORG に名前を変更)

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再起動

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参考: コンピュータ名

システムのインストール時には、「コンピュータ名」を聞いこないので、インストール時に設定できません。 デフォルトだと、「コンピュータ名」はローカルドメイン名である「localhost.localdomain」になります。

ヘタすると、全部のパソコンや、USB メモリにおいて、「コンピュータ名が同じ」になるかもしれません。

$ uname -n
localhost.localdomain

これがLVM2 でフォーマットした場合に、マウントで問題になります。

インストール時に、自動でパーティションを作ると、デフォルトの「LVM2」でフォーマットされます。そこでは仮想のボリューム名にコンピュータ名「localhost.localdomain」が使われます。

これは、同じfedora のフレーバーのUSB メモリをマウントできない原因になります。 母艦と同じ名前だと、マウントで拒否されます。

LVM2 のボリュームのマウント操作は面倒(ボリューム名の変更が必要だけど、今度はUSB で立ち上がらなくなります)ですが、Fedora 以外の他の(LVM2 でない)Manjaro GNOME 等にマウントすれば解決します。

個人的は、インストール時に手動で「ext4」を選ぶことにしました。

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インストール直後のシステム更新

最新のカーネル更新への対策として、立ち上げ時のカーネル選択メニューの保存数を増やしました。 Fedora の場合は、立ち上げ時に必ず、カーネル選択メニューが表示されるので、安心してシステム更新が行えます。

(これがManjaro だと、カーネル選択メニューは表示しないのがデフォルトです。なので、事前に表示されるようにひと手間必要になります。)

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GUI でのシステム更新の操作を確認:

  • 「dnfdragora-updater」はすでに常駐しているので、パネルのアイコンをクリックして起動してもよいです。

アプリケーション →管理 →「dnfdragora」

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「ソフトウェアの管理-dnfdragora」の画面:

→しばらくすると、更新される一覧が表示されました。 一覧のパッケージについての説明が表示されますが、英語なのでさっぱりです。

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システム更新により「dnfdragora」もアップデートされ、カテゴリ分けして表示されるようになりましたが、使いやすさへの配慮が足りません。また、表示までに時間がかかります。

「すべて表示」の項目がないのでどのような更新が来ているかが一度にわかりません。カテゴリを選択しないと、アップデートの表示はされません。(今回の画面はクリックして選択したから、表示されています。)

すべてのカテゴリをクリックして開かないと、すべての更新が確認できないので手間です。

  • なので、更新するときは、コマンドを使っています。

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コマンドでの表示例:

→表示が速いし、一度で確認できます。

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追記 1: カーネルの更新 (5.8.6-201) がありました。コマンドで実施:

$ sudo dnf update
[sudo] USER_NAME のパスワード:
:
インストール:
 kernel                            x86_64 5.8.6-201.fc32          updates  25 k   ←(カーネル更新です)
 kernel-modules                    x86_64 5.8.6-201.fc32          updates  30 M
 kernel-modules-extra              x86_64 5.8.6-201.fc32          updates 2.0 M

アップグレード:
NetworkManager                    x86_64 1:1.22.16-1.fc32        updates 2.0 M
:
これでよろしいですか? [y/N]: y

→Enter キーのみだと実行されません。今回はバージョンが変るくらいの大きなシステム更新です。

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再起動

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立ち上げ時のカーネル選択メニューが増えました。

ブート選択画面:

Fedora (5.8.6-201.fc32.x86_64) 32 (Thirty Two)
Fedora (5.6.6-300.fc32.x86_64) 32 (Thirty Two)
Fedora (0-rescue-f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b) 32 (Thirty Two)

   Use the  and  keys to change the selection.
   Press 'e' to edit the selected item, or 'c' for a command prompt.
The selected entry will be started automatically in 3s.

→追加された「5.8.6-201」で立ち上げました。何もしなくても3秒後に立ち上がります。

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ログイン画面

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デスクトップ画面を表示

正常に動作します。

$ uname -r
5.8.6-201.fc32.x86_64

→自分のPC では「GNOME」や「Cinnamon」だとカーネル「5.7」や「5.8」だと動かなかったのですが、「Xfce」だと動きます。

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立ち上げ時のカーネル選択メニューが置かれている場所の確認:

参考:

fedora 30からgrubの仕様が変わりました

ファイルの配置とか設定ファイルとか今までとは違います。

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$ ls /boot/
System.map-5.6.6-300.fc32.x86_64
System.map-5.8.6-201.fc32.x86_64
config-5.6.6-300.fc32.x86_64
config-5.8.6-201.fc32.x86_64
efi
elf-memtest86+-5.01
extlinux
grub2
initramfs-0-rescue-f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b.img
initramfs-5.6.6-300.fc32.x86_64.img
initramfs-5.8.6-201.fc32.x86_64.img
loader
memtest86+-5.01
vmlinuz-0-rescue-f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b
vmlinuz-5.6.6-300.fc32.x86_64
vmlinuz-5.8.6-201.fc32.x86_64

-

$ sudo ls /boot/grub2/
device.map  fonts  grub.cfg  grubenv  i386-pc  themes

$ sudo ls /boot/loader/
entries

-

$ sudo ls /boot/loader/entries/
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-0-rescue.conf
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.6.6-300.fc32.x86_64.conf
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.6-201.fc32.x86_64.conf

→各カーネルごとの設定ファイルが並んでおり、メニューエントリも兼ねています。

grub.cfg に今まで記述されていた、メニューエントリである「menuentry」の文字列は使われていません:

$ sudo grep -w menuentry /boot/grub2/grub.cfg
$

代わりに使われる設定ファイル:

$ sudo cat /boot/grub2/grubenv
# GRUB Environment Block
saved_entry=f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.6-201.fc32.x86_64
kernelopts=root=UUID=c00d0fe5-1553-4174-81ec-27e78e8668e8 ro rhgb quiet 
boot_success=1
boot_indeterminate=0
#######################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################

→ここを専用ツールで修正することになります。テキストエディタだと1文字でも削除してしまうとアウトです。

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現在の設定を表示:

$ sudo grub2-editenv list
saved_entry=f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.6-201.fc32.x86_64
kernelopts=root=UUID=c00d0fe5-1553-4174-81ec-27e78e8668e8 ro rhgb quiet 
boot_success=1
boot_indeterminate=0

→saved というのは、一度選択して成功したメニューということみたい。ほとんど、ここをいじります。

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再起動

まずは、カーネル選択メニューで、以前の「5.6.6-300」を選んで立ち上がるかを確認しておきます。

$ uname -r
5.6.6-300.fc32.x86_64

-


デフォルトの起動メニューを「5.6.6-300」に設定してみます:

文字列、または、0から始まる番号で指定します。文字列の方が確実。

$ sudo grub2-set-default 'f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.6.6-300.fc32.x86_64'

-

設定されたかの確認:

$ sudo grub2-editenv list
saved_entry=f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.6.6-300.fc32.x86_64
kernelopts=root=UUID=c00d0fe5-1553-4174-81ec-27e78e8668e8 ro rhgb quiet 
boot_success=1
boot_indeterminate=0

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再起動

ブート選択画面:

Fedora (5.8.6-201.fc32.x86_64) 32 (Thirty Two)
Fedora (5.6.6-300.fc32.x86_64) 32 (Thirty Two)
Fedora (0-rescue-f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b) 32 (Thirty Two)

   Use the  and  keys to change the selection.
   Press 'e' to edit the selected item, or 'c' for a command prompt.
The selected entry will be started automatically in 3s.

カーネル選択画面が表示され、2番目が選択されています。(それが重要)

  • ここでEnter キーを押して確定します。

→最初だと失敗することが多いみたい。左右矢印キーで確認すると、何かのタイムアウトのメッセージが繰り返し出て、そこで止まっていました。再起動。2度目からはEnter キーは要りません。うまく立ち上がりました。

デスクトップ画面が立ち上がりました。

$ uname -r
5.6.6-300.fc32.x86_64

-


追記 2: カーネル更新が短かい期間に数回ありました

最新:

2020-10-07

$ uname -r
5.8.12-200.fc32.x86_64

$ dnf list kernel-*
:
インストール済みパッケージ
kernel-core.x86_64                            5.6.6-300.fc32           @anaconda ←(インストール時)
kernel-core.x86_64                            5.8.6-201.fc32           @updates 
kernel-core.x86_64                            5.8.7-200.fc32           @updates 
kernel-core.x86_64                            5.8.8-200.fc32           @updates 
kernel-core.x86_64                            5.8.9-200.fc32           @updates 
kernel-core.x86_64                            5.8.11-200.fc32          @updates 
kernel-core.x86_64                            5.8.12-200.fc32          @updates ←(2020-10-07 現在)
:

カーネル更新のたびに、新しいカーネルで立ち上がる設定に変更されます。

-


起動メニューの中の未使用カーネルのメニュー項目を削除:

途中のカーネルは使わないので、メニューエントリから削除しました。

作業前(メニューエントリの確認):

$ sudo ls /boot/loader/entries/
:
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-0-rescue.conf
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.6.6-300.fc32.x86_64.conf
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.11-200.fc32.x86_64.conf ←(並びが乱れてます)
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.12-200.fc32.x86_64.conf←(並びが乱れてます)
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.6-201.fc32.x86_64.conf
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.7-200.fc32.x86_64.conf
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.8-200.fc32.x86_64.conf
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.9-200.fc32.x86_64.conf

ファイル名を変更(メニューエントリから削除):

$ sudo mv /boot/loader/entries/f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.6-201.fc32.x86_64.conf /boot/loader/entries/f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.6-201.fc32.x86_64.conf-ORG

$ sudo mv /boot/loader/entries/f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.7-200.fc32.x86_64.conf /boot/loader/entries/f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.7-200.fc32.x86_64.conf-ORG

$ sudo mv /boot/loader/entries/f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.8-200.fc32.x86_64.conf /boot/loader/entries/f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.8-200.fc32.x86_64.conf-ORG

$ sudo mv /boot/loader/entries/f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.9-200.fc32.x86_64.conf /boot/loader/entries/f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.9-200.fc32.x86_64.conf-ORG

$ sudo mv /boot/loader/entries/f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.11-200.fc32.x86_64.conf /boot/loader/entries/f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.11-200.fc32.x86_64.conf-ORG

確認:

$ sudo ls /boot/loader/entries/
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-0-rescue.conf
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.6.6-300.fc32.x86_64.conf
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.11-200.fc32.x86_64.conf-ORG
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.12-200.fc32.x86_64.conf
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.6-201.fc32.x86_64.conf-ORG
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.7-200.fc32.x86_64.conf-ORG
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.8-200.fc32.x86_64.conf-ORG
f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.9-200.fc32.x86_64.conf-ORG

$ sudo grub2-editenv list
saved_entry=f88b912498fc47e5af7dbeab92822d8b-5.8.12-200.fc32.x86_64
kernelopts=root=UUID=c00d0fe5-1553-4174-81ec-27e78e8668e8 ro rhgb quiet 
boot_success=1
boot_indeterminate=0

再起動

-

ブート選択画面:

Fedora (5.8.12-200.fc32.x86_64) 32 (Thirty Two)
Fedora (5.6.6-300.fc32.x86_64) 32 (Thirty Two)
Fedora (0-rescue-af6cee91f78a45979383182dabb25035) 32 (Thirty Two)

   Use the  and  keys to change the selection.
   Press 'e' to edit the selected item, or 'c' for a command prompt.
The selected entry will be started automatically in 3s.

→これを繰り返せば、インストール時の(安定動作する)カーネル「5.6.6-300」を死守できます。

-


日本語入力の設定

  • インストールしただけで、「日本語(かな漢字)」(ibus-kkc) が有効で、日本語入力できます。

システムトレイの「あ」が青地に白色で大きくなり、見やすくなりました。

IMEオン/オフの切り替えは、デフォルトで「Windows + space」に設定されていますが、使いにくいので変更します。

-

IMEオン/オフのキー(トグル)の割当を変更:

「JA」または、「あ」を右クリック→設定→「IBusの設定」画面

-

「一般」タブ:

「次の入力メソッド: space」の右にある「…」をクリック

「Super」のチェックを外して、キーコード「space」の右にある「…」をクリック→「無効」をクリック→「新しいアクセレータ」で「半角/全角」キーを押します。「適用」ボタンを押します。

→「Zenkaku_Hankaku」に変わりました。

→「OK」

  • 「半角/全角」キーで、「JA」、「あ」の切り替えができます。

-

個人的に、日本語オン/オフを別々のキーに割り当て:

「JA」または、「あ」を右クリック→設定→「IBusの設定」画面

-

「入力メソッド」タブ:

「日本語 - かな漢字」をクリック→設定→「かな漢字変換の設定」画面→「ショートカット」タブ

左側のタブを選択しながら、設定していきます:

1. ひらがな:

「元の候補  Muhenkan」を「-」で削除
「カタカナ入力モードに変更  Hiragana katakana」を「-」で削除

2. カタカナ:

「元の候補  Muhenkan」を「-」で削除

3. 半角カタカナ:

「元の候補  Muhenkan」を「-」で削除

4. 英数:

「元の候補  Muhenkan」を「-」で削除

5. 全角英数:

「元の候補  Muhenkan」を「-」で削除

6. ひらがな:

「+」で「英数入力モードに変更」を選び「追加」をクリック

「英数入力モードに変更  無効」の「無効」をクリック →「無変換」キーを押す
↓
「英数入力モードに変更  Muhenkan」になります

7. カタカナ:

「+」で「英数入力モードに変更」を選び「追加」をクリック

「英数入力モードに変更  無効」の「無効」をクリック →「無変換」キーを押す
↓
「英数入力モードに変更  Muhenkan」になります

8. 半角カタカナ:

「+」で「英数入力モードに変更」を選び「追加」をクリック

「英数入力モードに変更  無効」の「無効」をクリック →「無変換」キーを押す
↓
「英数入力モードに変更  Muhenkan」になります

9. 英数:

「+」で「英数入力モードに変更」を選び「追加」をクリック

「英数入力モードに変更  無効」の「無効」をクリック →「無変換」キーを押す
↓
「英数入力モードに変更  Muhenkan」になります

10. 全角英数:

「+」で「英数入力モードに変更」を選び「追加」をクリック

「英数入力モードに変更  無効」の「無効」をクリック →「無変換」キーを押す
↓
「英数入力モードに変更  Muhenkan」になります

11. 直接入力:

「+」で「英数入力モードに変更」を選び「追加」をクリック

「英数入力モードに変更  無効」の「無効」をクリック →「無変換」キーを押す
↓
「英数入力モードに変更  Muhenkan」になります

→「閉じる」


12. ログアウト →ログイン

-

→これで、画面右上の「あ」のインジケータを見なくて入力できます。

- 入力メソッドのオン/オフ: 「半角/全角」キーでトグル操作

- (日本語オン): 「ひらがな」キー を押してから入力

- (日本語オフ): 「無変換」キーを押してから入力(Enter で確定が必要)


- (日本語オン/オフ): 「半角/全角」キーのトグル

- (英数 大文字/小文字): 「英数」キーのトグル(Enter で確定が必要)

→「端末」アプリを使う時は注意です。

「半角/全角」キーで「あ」の表示を消しておくと、Enter での確定が要りません。

-


ibus-kkc の辞書登録

あまりに誤変換が多いので、辞書を鍛えることにしました。

参考: ibus-kkcの単語登録

-

辞書登録の方法:

SKK の辞書が使われています。SKK と同じように、辞書語登録に別のソフトが要りません、品詞の指定も要りません。 GNOME で辞書登録するには、GENOME クラッシックで行います。

1. 「登録したい単語」を表示させます

2. 「登録したい単語」を選択して「Alt+R」

3. すぐに続けて「とうろくしたいたんご」という読みを入力

4. 変換操作にて(一発で)「登録したい単語」が出るので確定

5. 誤変換が登録されて表示されるときは「Ctrl+Backspace」で、その登録を削除できます。

-

登録された単語はSKK と同じくテキストファイルとして保存されます

保存される場所:

$ ls -1 ~/.config/ibus-kkc/dictionary/
segment
sentence

→2つがペアです:

$ cat ~/.config/ibus-kkc/dictionary/segment
$ cat ~/.config/ibus-kkc/dictionary/sentence

→ただのテキストファイルです。 鍛えた辞書は、使いまわしできます。

-


端末「xfce4-terminal」の起動時のウィンドウサイズを設定:

横幅がせまくて、縦が長い方が、投稿に利用するには使いやすいです。 広く使いたいときは、画面の右端もしくは上端にでもぶつければ OK

編集 →設定 →「外観」タブ

-

フォント

「システムフォンを使用する」のチェックを外します

DejaVu Sans Mono Regular 11

-

デフォルトジオメトリ:

80 列  24 行
↓
80 列  55 行

-


設定マネージャーの画面:

アプリケーション →設定 →設定マネージャー

-

→ほとんどの設定項目が集まっています。ドック(パネル2)に登録してもいいかもしれません。

-


デスクトップ画面の壁紙の設定

アプリケーション →設定 →設定マネージャー→デスクトップ →「背景」タブ

内蔵の壁紙はひとつだけです(好みがあるのでいっぱいあっても同じですが、単色が 2 〜 3 あっても良さそう)。

好きな壁紙を入れたフォルダを指定しました。

-


デスクトップ画面のアイコンの設定

アプリケーション →設定 →設定マネージャー →デスクトップ →「アイコン」タブ

デフォルトアイコン

→すべてにチェックが入っていたので、「ホーム」だけにチェック。

-

「アイコンのツールチップを表示するサイズ」にチェック: 128 →「64」に変更

-


ワークスペースの数を減らしました:

アプリケーション →設定 →設定マネージャー →ワークスペース

ワークスペースの数: 4 →「2」に変更。

→「閉じる」

-


デスクトップの外観の設定

アプリケーション →設定 →設定マネージャー →外観 →「スタイル」タブ

デフォルト: 「アドワチャ」→「Adwaita-dark」に変更

→ウィンドウがダークテーマに変更されました。

-


パネルの時計の表示を変更:

パネルの時計を右クリック→プロパティ→「時計」画面

時計のオプション

表示形式: カスタム

%m/%d (%a) %R

09/13 (日) 06:43

-


パネル2 (ドック)を右側面に移動:

画面下側にあるパネルの空きで右クリック→パネル→パネルの設定→「パネル 2」

モード: 水平→「垂直」に変更

パネルを自動的に隠す: 「賢く」に設定

「パネルをロックする」のチェックを外します。

→一番上に、太めの横棒(取っ手)が表示されるので、そこをつかんで、画面右側に移動します。

移動が終わったら、

「パネルをロックする」にチェック。

→「閉じる」

-


パネルの設定を保存:

  • パネルの設定をしたら、安全のため、保存しておくと安心です。

-

パネル設定のバックアップと復元:

アプリケーション →設定 →設定マネージャー →パネルプロファイル

ファイル名: 「現在の設定」を選択して、下にある下矢印アイコン(設定の保存)をクリック。

新しいパネル設定の名前: 「My-panel-0909-1700」

保存される場所:

$ ls ~/.local/share/xfce4-panel-profiles/
My-panel-0909-1700.tar.bz2

→残念ながら、このアプリも不安定なようで、最初はパネル保存が実行できましたが、パネル2 (ドック)に、mousepad のランチャーを追加したら、保存できなくなりました。

最初に保存した「My-panel-0909-1700」を反映させると保存できるようになりますが、パネル2 にランチャーを追加すると保存できなくなります。こちらを保存してからパネル2 (ドック)に、ランチャーを追加するのが良さそうです。

保存できない部分はスクリーンショットを撮っておくと、再現しやすくなります。

-

保存したファイル名を選んで、「エクスポート」を押すと、保存先を指定できます。ファイル自体は同じですが、保存場所やファイル名が変更できるので利用しやすいです。

$ ls ~/ダウンロード/
Xfce-panel-settei-2020-0909.tar.bz2 

-


パネル2 (ドック)に、mousepad のランチャーを追加:

画面右側にあるパネルの空きで右クリック→パネル→新しいアイテムの追加→「新しいアイテムの追加」画面

「ランチャー」を選んで「追加」→一番下に灰色の四角のアイコンが追加されます。

→「閉じる

-

追加されたアイコンを右クリック→プロパティ→「ランチャー」画面

「+」→「mousepad」を選んで「追加」

→「閉じる」

-

「mousepad」のアイコンに変わっているので、右クリック→移動

使いやすい位置に移動します。

-


パネルのテーマを「Windows」風に変えてみます:

アプリケーション →設定 →設定マネージャー →パネルプロファイル

ファイル名: 「Redmond」を選択して、下にある歯車アイコン(設定の適用)をクリック。

警告ダイアログが表示→「設定の適用」

→画面の下にパネルがひとつの「Windows」風の設定に変わりました。 今までの「アプリケーション」ボタンが「Start」ボタンになりました。

メニューの上部にお気に入りアプリが並べてあります。問題は、簡単にアプリをお気に入りに登録できないこと。

-


パネルのテーマを「GNOME クラッシック」風に変えてみます:

アプリケーション →設定 →設定マネージャー →パネルプロファイル

ファイル名: 「GNOME 2」を選択して、下にある歯車アイコン(設定の適用)をクリック。

警告ダイアログが表示→「設定の適用」

→画面の上下にパネルがある「GNOME クラッシック」風の設定に変わりました。 今までの「アプリケーション」ボタンが「Applications」ボタンになり、「場所」ボタンも増えました。

使いやすいのですが、使える画面が狭くなりました。下のパネルを自動で隠す設定(賢く)にすればいいかもしれません。

-


ファイアウォールの設定

ファイアウォールの現在の状態を確認:

ファイアウォールサービスの現在の状態は以下のようにして確認できます。(デフォルトは有効)

$ systemctl status firewalld 

● firewalld.service - firewalld - dynamic firewall daemon
     Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/firewalld.service; enabled; vendor>
     Active: active (running) since Fri 2020-09-11 06:40:04 JST; 5h 7min ago
       Docs: man:firewalld(1)
   Main PID: 599 (firewalld)
      Tasks: 2 (limit: 9425)
     Memory: 40.1M
        CPU: 1.128s
     CGroup: /system.slice/firewalld.service
             └─599 /usr/bin/python3 -s /usr/sbin/firewalld --nofork --nopid

 9月 11 06:39:49 localhost.localdomain systemd[1]: Starting firewalld - dynamic>
 9月 11 06:40:04 localhost.localdomain systemd[1]: Started firewalld - dynamic >
lines 1-13/13 (END)

→q で終了

-


スクリーンセーバの設定

スクリーンセーバの数が半端なく増えています。見ていて飽きません。

1. アプリケーション →設定 →スクリーンセーバー →XScreenSaverの設定 →「拡張オプション」タブ

「画像をランダムに選択する」にチェック

デフォルトのフォルダは、/usr/share/backgrounds/images

$ ls -1 /usr/share/backgrounds/images
default-16_10.png
default-16_9.png
default-5_4.png
default.png

→すべて、/usr/share/backgrounds/f32/default/f32.png (水色の背景)へのリンクでした。

こちらは、画像を加工するスクリーンセーバーで使われる画像を指定しています。

→参照ボタン

フォルダ: →「../」を数回ダブルクリックして「/」まで行き、「home/」→「USER_NAME/」→「画像/」→「壁紙/」とダブルクリック

選択: images を消してから、「OK」

画面が戻り、「/home/USER_NAME/画像/壁紙」と表示されました。 (指定したフォルダの下にあるフォルダの画像も対象になります。)

-

2. 上記の続き →「表示モード」タブ

モード: 「ランダムなセーバを用いる」

  • 薄いグレーの文字は、インストールされていない項目です。

  • 濃い文字は、インストールされている項目です。

ひとつずつ選択→右にレビューが表示されます。 チェックを付けることで、そのセーバが使われ、チェックを外すと使われません。

-

イマイチなのでチェックを外したセーバ:

Anemone、Apple2、Barcode、BlitSpin、CWaves、Deco、Deluxe、Demon、
FilmLeader、Flame、GlitchPEG、Goop、Grav、Greynetic、Hopalong、
Lavalite、LCDscrub、Lockward、Maze、MemoScroller、Moire、Moire2、
m6502、Munch、NerveRot、NoseGuy、Pedal、Peepers、Penrose、Qix、
Slip、Srift、Strange、Tessellimage、Triangle、VFeedback、VidWhacker、Voronoi、
Waner、WhirlWindWarp、XAnalogTV、Xjack、XMatrix、XLyap、XSpirograph

チェックを付けたセーバ:

Braid、FadePlot

→右上の「x」で閉じます。

この辺りは好み。参考まで。

-


ログイン画面の外観を変更

「lightdm-gtk-greeter-settings」をインストールして設定ツール「LightDM GTK+ Greeter の設定」をインストール してもよいのですが、一度設定すれば不要なので、設定ファイルを直接変更してみました。

-

デフォルト(ログイン画面)の壁紙を変更

  • デスクトップの壁紙ではありません。

ログイン画面の背景、および、デスクトップを開く時に最初に表示される壁紙です。その後、デスクトップで指定した壁紙に変更されます。初期のデフォルトの壁紙は「f32.png」へのリンクになっています。毎回表示されるのに、ちょっと明る過ぎ。

ファイル配置を確認:

$ ls -l /usr/share/backgrounds/
:
lrwxrwxrwx. 1 root root   21  3月  8  2020 default.png -> ./f32/default/f32.png
drwxr-xr-x. 3 root root 4096  5月  5 15:46 f32
drwxr-xr-x. 2 root root 4096  4月 23 07:35 images
drwxr-xr-x. 2 root root 4096  4月 23 07:36 xfce

$ cd /usr/share/backgrounds/f32/default/

$ ls -l
:
-rw-r--r--. 1 root root      297  4月 21 10:51 f32-static.xml
-rwxr-xr-x. 1 root root 15185955  4月  8 15:34 f32.png
lrwxrwxrwx. 1 root root       25  5月  5 15:46 f32.xml -> ../default/f32-static.xml

退避してから直接上書き:

$ sudo cp f32.png f32-ORG.png
$ sudo cp ~/画像/壁紙/Heros3-1920x1080.png f32.png

$ ls -l
:
-rwxr-xr-x. 1 root root 15185955  9月 17 06:34 f32-ORG.png
-rw-r--r--. 1 root root      297  4月 21 10:51 f32-static.xml
-rwxr-xr-x. 1 root root   305931  9月 17 06:35 f32.png
lrwxrwxrwx. 1 root root       25  5月  5 15:46 f32.xml -> ../default/f32-static.xml

-

ログイン画面の入力位置と時計の表示を変更:

$ sudo nano /etc/lightdm/lightdm-gtk-greeter.conf
:
[greeter]
background=/usr/share/backgrounds/default.png
#user-background=
#theme-name=
#icon-theme-name=
#font-name=
#xft-antialias=
#xft-dpi=
#xft-hintstyle=
#xft-rgba=
#indicators=
#clock-format=
#keyboard=
#reader=
#position=
#screensaver-timeout=

↓ 下記の設定を追加:

clock-format =  %x(%a) %H:%M
position = 25%,center 57%,center

-


「geany」で挿入する時刻のフォーマットを設定:

開発 →「geany」で起動

編集 →日付を挿入 →「任意の日付書式を設定 」

%Y-%m-%d %H:%M

→「OK」

結果:

編集 →日付を挿入 →「任意の日付書式を使用する 」

2020-09-09 09:47

-


「kolourpaint」のインストール

個人的によく使う画像加工処理ソフトです。画像を右クリックして起動することが多いです。

$ sudo dnf install kolourpaint

→こちらもQt アプリ。依存でたくさんのパッケージが入りました。 日本語フォントを選べば日本語入力できます。

-


「qpdfview」のインストール

個人的によく使うPDF ビュワーです。 表紙付きの見開きで、読む方向を指定できるのが利点。この機能があるビュワーは少ないです。

$ sudo dnf install qpdfview
:
インストール済み:
  dbusmenu-qt-0.9.3-0.22.20160218.fc32.x86_64   libmng-2.0.3-11.fc32.x86_64    
  poppler-qt-0.84.0-2.fc32.x86_64               qpdfview-0.4.18-3.fc32.x86_64  
  qpdfview-common-0.4.18-3.fc32.noarch          qt-1:4.8.7-55.fc32.x86_64      
  qt-common-1:4.8.7-55.fc32.noarch              qt-x11-1:4.8.7-55.fc32.x86_64  
  sni-qt-0.2.7-0.4.20170217.fc32.x86_64

→こちらもQt アプリ。メニューは日本語化されていません。 こちらの場合は、メニューは日本語化したほうが使いやすいです。

-


日本語化

1. 翻訳ツールのインストール:

$ sudo dnf install qt5-qttools
:
インストール済み:
  qt5-qttools-5.14.2-1.fc32.x86_64                qt5-qttools-common-5.14.2-1.fc32.noarch

-

$ sudo dnf install qt5-linguist
:
インストール済み:
  cmake-filesystem-3.17.4-1.fc32.x86_64                qt5-linguist-5.14.2-1.fc32.x86_64

2. 確認:

$ /usr/lib64/qt5/bin/lrelease --help
Usage:
    lrelease [options] -project project-file
    lrelease [options] ts-files [-qm qm-file]

3. ソースのダウンロード:

Downloads 「qpdfview-0.4.18.tar.gz 」

右クリック→「ここで展開」→「qpdfview-0.4.18」フォルダが作成されます。

4. 好みで編集:

$ cd ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/

$ mousepad qpdfview_ja.ts

5. コンパイル:

$ /usr/lib64/qt5/bin/lrelease qpdfview_ja.ts

6. 配置:

$ sudo cp qpdfview_ja.qm /usr/share/qpdfview/qpdfview_ja.qm

7. 動作確認:

-

日本語化された画面:

-


Fedora でゲーム

1. マインスイーパ

A classic Minesweeper game

$ sudo dnf install kmines

実行時の画面:

-

2. ソリティアクロンダイク

A collection of card games

$ sudo dnf install aisleriot

実行時の画面:

-

3. 四川省 (Shisen-Sho):

$ sudo dnf install kshisen

実行時の画面:

-

4. 上海 (KMahjongg):

$ sudo dnf install kmahjongg

実行時の画面:

-


LibreOffice」のインストールと日本語化:

インストール状態の確認:

$ dnf list libreoffice*
:
利用可能なパッケージ

→インストールなし

$ dnf group info LibreOffice
:
グループ: LibreOffice
 説明: LibreOffice 統合オフィススイート
 必須なパッケージ:
   libreoffice-calc
   libreoffice-emailmerge
   libreoffice-graphicfilter
   libreoffice-impress
   libreoffice-math
   libreoffice-writer
 オプション パッケージ:
   libreoffice-base
   libreoffice-draw
   libreoffice-pyuno

インストール:

$ sudo dnf group install LibreOffice

日本語化をインストール:

$ sudo dnf install libreoffice-langpack-ja libreoffice-help-ja
:
インストール:
 libreoffice-help-ja                     x86_64         1:6.4.6.2-1.fc32          updates         4.9 M
 libreoffice-langpack-ja                 x86_64         1:6.4.6.2-1.fc32          updates         679 k
依存関係のインストール:
 autocorr-ja                             noarch         1:6.4.6.2-1.fc32          updates          76 k
 langpacks-core-font-ja                  noarch         3.0-3.fc32                fedora          9.4 k
 langpacks-core-ja                       noarch         3.0-3.fc32                fedora          9.5 k
弱い依存関係のインストール:
 glibc-langpack-ja                       x86_64         2.31-4.fc32               updates         409 k
 google-noto-serif-cjk-ttc-fonts         noarch         20190416-6.fc32           fedora          108 M
 langpacks-ja                            noarch         3.0-3.fc32                fedora          9.5 k
 man-pages-ja                            noarch         20190815-2.fc32           fedora          5.5 M

英語のヘルプを削除:

$ sudo dnf remove libreoffice-help-en

→すぐにlibreoffice の更新があって復活しました。無駄なことでした。

確認:

$ dnf list libreoffice*
:
インストール済みパッケージ
libreoffice-calc.x86_64                             1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-core.x86_64                             1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-data.noarch                             1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-emailmerge.x86_64                       1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-graphicfilter.x86_64                    1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-gtk3.x86_64                             1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-help-en.x86_64                          1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-help-ja.x86_64                          1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-impress.x86_64                          1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-langpack-en.x86_64                      1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-langpack-ja.x86_64                      1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-math.x86_64                             1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-ogltrans.x86_64                         1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-opensymbol-fonts.noarch                 1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-pdfimport.x86_64                        1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-pyuno.x86_64                            1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-ure.x86_64                              1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-ure-common.noarch                       1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-writer.x86_64                           1:6.4.6.2-2.fc32    @updates
libreoffice-x11.x86_64                              1:6.4.6.2-2.fc32    @updates

-


入力メソッド関連で、不要なパッケージを削除:

ibus-kkc で必要なパッケージ:

$ dnf list ibus-*
:
インストール済みパッケージ
ibus-gtk2.x86_64                       1.5.22-7.fc32                    @updates
ibus-gtk3.x86_64                       1.5.22-7.fc32                    @updates
ibus-kkc.x86_64                        1.5.22-13.fc32                   @anaconda
ibus-libs.x86_64                       1.5.22-7.fc32                    @updates
ibus-setup.noarch                      1.5.22-7.fc32                    @updates

-

現在入っているパッケージ:

$ sudo dnf list ibus-*
:
インストール済みパッケージ
ibus-cangjie.noarch                   2.4-19.fc32                      @anaconda
ibus-cangjie-engine-cangjie.noarch    2.4-19.fc32                      @anaconda
ibus-gtk2.x86_64                      1.5.22-7.fc32                    @updates 
ibus-gtk3.x86_64                      1.5.22-7.fc32                    @updates 
ibus-hangul.x86_64                    1.5.4-1.fc32                     @updates 
ibus-kkc.x86_64                       1.5.22-13.fc32                   @anaconda
ibus-libpinyin.x86_64                 1.11.92-1.fc32                   @anaconda
ibus-libs.x86_64                      1.5.22-7.fc32                    @updates 
ibus-libzhuyin.x86_64                 1.9.1-3.fc32                     @anaconda
ibus-m17n.x86_64                      1.4.3-1.fc32                     @updates 
ibus-setup.noarch                     1.5.22-7.fc32                    @updates 
ibus-typing-booster.noarch            2.9.6-1.fc32                     @updates

→日本以外の国の変換エンジンも含まれています。追加された「Cangjie」は香港とマカオの一部で使われているみたい。

-

不要なパッケージを削除:

$ sudo dnf remove ibus-cangjie ibus-cangjie-engine-cangjie ibus-hangul ibus-libpinyin ibus-libzhuyin ibus-m17n ibus-typing-booster
:
削除中:
 ibus-cangjie                 noarch  2.4-19.fc32              @anaconda  117 k
 ibus-cangjie-engine-cangjie  noarch  2.4-19.fc32              @anaconda  3.8 k
 ibus-hangul                  x86_64  1.5.4-1.fc32             @updates   204 k
 ibus-libpinyin               x86_64  1.11.92-1.fc32           @anaconda  2.9 M
 ibus-libzhuyin               x86_64  1.9.1-3.fc32             @anaconda   28 M
 ibus-m17n                    x86_64  1.4.3-1.fc32             @updates   156 k
 ibus-typing-booster          noarch  2.9.6-1.fc32             @updates   3.3 M
未使用の依存関係の削除:
 cldr-emoji-annotation        noarch  37.0_13.0_0_1-1.fc32     @updates    63 M
 gdouros-symbola-fonts        noarch  10.24-6.fc32             @anaconda  3.8 M
 kyotocabinet-libs            x86_64  1.2.77-3.fc32            @anaconda  1.1 M
 libcangjie                   x86_64  1.3-13.fc32              @anaconda   30 k
 libcangjie-data              noarch  1.3-13.fc32              @anaconda  7.6 M
 libhangul                    x86_64  0.1.0-21.fc32            @anaconda  6.4 M
 libpinyin                    x86_64  2.3.0-3.fc32             @anaconda  1.1 M
 libpinyin-data               x86_64  2.3.0-3.fc32             @anaconda   36 M
 libzhuyin                    x86_64  2.3.0-3.fc32             @anaconda  1.0 M
 m17n-db                      noarch  1.8.0-9.fc32             @anaconda  1.9 M
 m17n-lib                     x86_64  1.8.0-7.fc32             @anaconda  462 k
 python3-canberra             noarch  0-0.23.git88c53cd.fc32   @anaconda   52 k
 python3-cangjie              x86_64  1.2-21.fc32              @anaconda  228 k
 python3-enchant              noarch  2.0.0-11.fc32            @anaconda  429 k
 unicode-ucd                  noarch  13.0.0-1.fc32            @anaconda   33 M

-

確認:

$ dnf list ibus-*
:
インストール済みパッケージ
ibus-gtk2.x86_64                       1.5.22-7.fc32                    @updates
ibus-gtk3.x86_64                       1.5.22-7.fc32                    @updates
ibus-kkc.x86_64                        1.5.22-13.fc32                   @anaconda
ibus-libs.x86_64                       1.5.22-7.fc32                    @updates
ibus-setup.noarch                      1.5.22-7.fc32                    @updates

-

ログアウト→ログインして、日本語入力できるか、単語登録できるかを確認。

-


使われないだろうフォントも削除:

$ sudo dnf remove lohit-assamese-fonts lohit-bengali-fonts lohit-devanagari-fonts lohit-gujarati-fonts lohit-kannada-fonts lohit-odia-fonts lohit-tamil-fonts lohit-telugu-fonts

-

$ sudo dnf remove google-noto-sans-sinhala-vf-fonts

-

$ sudo dnf remove aajohan-comfortaa-fonts jomolhari-fonts khmeros-base-fonts khmeros-fonts-common sil-abyssinica-fonts sil-padauk-fonts sil-mingzat-fonts sil-nuosu-fonts smc-meera-fonts thai-scalable-fonts-common thai-scalable-waree-fonts

-


最終確認:

$ dnf list *fonts*
:
インストール済みパッケージ
aajohan-comfortaa-fonts.noarch                3.001-6.fc32             @anaconda
abattis-cantarell-fonts.noarch                0.201-2.fc32             @anaconda
adobe-source-code-pro-fonts.noarch            2.030.1.050-8.fc32       @anaconda
compat-f32-dejavu-sans-fonts.noarch           2.37-8.fc32              @updates 
compat-f32-dejavu-sans-mono-fonts.noarch      2.37-8.fc32              @updates 
compat-f32-dejavu-serif-fonts.noarch          2.37-8.fc32              @updates 
dejavu-sans-fonts.noarch                      2.37-8.fc32              @updates 
dejavu-sans-mono-fonts.noarch                 2.37-8.fc32              @updates 
dejavu-serif-fonts.noarch                     2.37-8.fc32              @updates 
fonts-filesystem.noarch                       2.0.3-1.fc32             @anaconda
google-droid-sans-fonts.noarch                20200215-3.fc32          @anaconda
google-noto-cjk-fonts-common.noarch           20190416-6.fc32          @anaconda
google-noto-emoji-color-fonts.noarch          20200723-1.fc32          @updates 
google-noto-fonts-common.noarch               20181223-7.fc32          @anaconda
google-noto-sans-cjk-ttc-fonts.noarch         20190416-6.fc32          @anaconda
google-noto-sans-gurmukhi-fonts.noarch        20181223-7.fc32          @anaconda
jomolhari-fonts.noarch                        0.003-28.fc32            @anaconda
julietaula-montserrat-fonts.noarch            1:7.210-1.fc32           @updates 
khmeros-base-fonts.noarch                     5.0-29.fc32              @anaconda
khmeros-fonts-common.noarch                   5.0-29.fc32              @anaconda
liberation-fonts-common.noarch                1:2.1.0-1.fc32           @anaconda
liberation-mono-fonts.noarch                  1:2.1.0-1.fc32           @anaconda
liberation-sans-fonts.noarch                  1:2.1.0-1.fc32           @anaconda
liberation-serif-fonts.noarch                 1:2.1.0-1.fc32           @anaconda
paktype-naskh-basic-fonts.noarch              5.0-2.fc32               @anaconda
paratype-pt-sans-fonts.noarch                 20141121-10.fc32         @anaconda
sil-abyssinica-fonts.noarch                   1.200-17.fc32            @anaconda
sil-mingzat-fonts.noarch                      1.000-2.fc32             @anaconda
sil-nuosu-fonts.noarch                        2.1.1-18.fc32            @anaconda
sil-padauk-fonts.noarch                       3.003-5.fc32             @anaconda
smc-meera-fonts.noarch                        7.0.3-1.fc32             @anaconda
stix-fonts.noarch                             2.0.2-3.fc32             @anaconda
thai-scalable-fonts-common.noarch             0.6.5-7.fc32             @anaconda
thai-scalable-waree-fonts.noarch              0.6.5-7.fc32             @anaconda
urw-base35-bookman-fonts.noarch               20170801-14.fc32         @anaconda
urw-base35-c059-fonts.noarch                  20170801-14.fc32         @anaconda
urw-base35-d050000l-fonts.noarch              20170801-14.fc32         @anaconda
urw-base35-fonts.noarch                       20170801-14.fc32         @anaconda
urw-base35-fonts-common.noarch                20170801-14.fc32         @anaconda
urw-base35-gothic-fonts.noarch                20170801-14.fc32         @anaconda
urw-base35-nimbus-mono-ps-fonts.noarch        20170801-14.fc32         @anaconda
urw-base35-nimbus-roman-fonts.noarch          20170801-14.fc32         @anaconda
urw-base35-nimbus-sans-fonts.noarch           20170801-14.fc32         @anaconda
urw-base35-p052-fonts.noarch                  20170801-14.fc32         @anaconda
urw-base35-standard-symbols-ps-fonts.noarch   20170801-14.fc32         @anaconda
urw-base35-z003-fonts.noarch                  20170801-14.fc32         @anaconda
xorg-x11-fonts-ISO8859-1-100dpi.noarch        7.5-24.fc32              @anaconda
xorg-x11-fonts-misc.noarch                    7.5-24.fc32              @fedora

利用可能なパッケージ
:

LaTeX 関連を使わないなら、「urw-base35」のフォントも削除できます。

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Xfce の「パネルの保存」について

個人的には、Xfce には「パネル消え」の不安があります。 パネルのカスタマイズをしなければ安定しています。でも、使い勝手を良くするためにパネルはさわることになります。

Xfce には必要な「パネル設定を保存」できる機能があります。現在は不具合があって、パネル2 にランチャーを追加するなどの変更をすると、保存ボタンが効かなくなります。

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なので、パネル1 のカスタマイズが済んだ時点で「保存」および、他のファイルとしてエクスポートしておきました。正常時のパネルの設定ファイルが保存されているだけで、パネルの復旧が楽になります。パネルが異常のときは、反映させるだけで、パネルの初期化にも使えます。

追加で、パネル2 の設定後に、デスクトップのスクリーンショットを撮っておき、エクスポートしたファイルのフォルダに一緒に保存しています。設定を戻す時の参考にできます。

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まとめ

Fedora 32 をカーネル「 5.7」、「5.8」に更新すると、特定のPC(自分のPC のこと)で、デスクトップの描画が点滅したりしてデスクトップそのものが使えません。それが、Fedora 32 Xfce だと普通に使えます。

なので、Fedora 32 をこれからも使って行くなら、軽いうえに問題の少ない「Fedora 32 Xfce」は良い選択肢です。

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目次

先頭

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Linux Mint 20 Xfce をUSB メモリにインストール〈H93〉

登録日: 2020-09-05 更新日: 2021-08-11

先日、Linux Mint 20 Cinnamon をインストール したのですが、少し重かったので、Linux Mint で「最軽量」といわれる「Linux Mint 20 Xfce」をUSB メモリにインストールしてみました。 Ubuntu 20.04 がベースで、カーネルは「5.4」です。

インストールは、Linux Mint 20 Cinnamon とほとんど同じ。 違いは「Linux Mint へようこそ」画面で、パネルのスタイルが選べないことくらいでした。

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「目次」

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Linux Mint 20 Xfce のデスクトップ画面:

→パッと見は、Linux Mint 20 Cinnamon と同じ。よく見るとメインメニューとシステムトレイの表示が違います。

メインメニューはスッキリするように変更。アプリのコメントを非表示にして、「シャットダウン」ボタン(赤)を追加しました。 Linux Mint のメインメニューは Cinnamon と同じカテゴリが左なので違和感がありません。

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Linux Mint 20 のデスクトップ環境:

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  • Cinnamon : 最も近代的で革新的、フル機能。

  • MATE : より安定して、高速。

  • Xfce : 最も軽量で、最も安定。

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→PC の性能を考えて選べます。 今回は、最も軽量な Xfce にしました。

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Xfce のダウンロード

Linux Mint 20 "Ulyana" - Xfce (64-bit)

「Download mirrors」にて、任意のミラーサイトをクリック

今回は「South Korea」をクリック→保存→ダウンロードが始まりました。

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チェックサム値の表示:

サイトの上段にある「Don't forget to verify your ISO」をクリック

バージョン「20」をクリック→「sha256sum.txt」をクリックして開き、値を確認します:

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チェックサムを確認:

$ sha256sum linuxmint-20-xfce-64bit.iso
761fb276da9746a068f4c8aa42e8d4981f352db92babe0ef8a08713eeb38246f  linuxmint-20-xfce-64bit.iso

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Linux Mint 20 Xfce のインストール

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1. ライブUSB メモリを作成して、立ち上げ

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ブート画面が表示
Welcome to Linux Mint 20 Xfce 64-bit

Start Linux Mint     ←(選択されています)

→自分の古いPC だと、カウントダウンが 10 のままで変わりません。

いつまで待っても立ち上がらないので、

→「Enter」キー:

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画面中央に丸いデザインの「lm」マークが表示されました。

1分ほど待つと、画面が真っ暗

しばらくすると、カーソルのみ表示。

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2. ライブUSB メモリで立ち上がり、デスクトップが表示されました。

カーネルを確認:

$ uname -r
5.4.0-26-generic

$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=LinuxMint
DISTRIB_RELEASE=20
DISTRIB_CODENAME=ulyana
DISTRIB_DESCRIPTION="Linux Mint 20 Ulyana"

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3. インストール先となるUSB メモリ(fat32 で初期化済)を挿入。

→デスクトップに「USB メモリ」のアイコンが表示されますが、無視します。

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4. 「Disks」を起動して確認:

Menu→ Acessories→「Disks」→「Disks」が起動

左側にて「デバイス」アイコンを選択: USB メモリ(63GB) →サイズ、メーカー名、fat32 が目印

FAT32 表示(/dev/sdc1) →確認。

左下の「■」(Unmount: アンマウント)をクリック→「▶」に変化。

→右上の「x」で閉じます。

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5. デスクトップ画面にある「Install Linux Mint」アイコンをダブルクリック。

「Install」画面表示。日本語で表示されています。

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6. Welcome:

言語選択: 一番下の「日本語」をクリック

→「続ける」

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7. キーボードレイアウト:

自動認識されます。

Japanese Japanese

「キーボード入力をここでテストしてください」→ @@ で確認。

→「続ける」

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8. マルチメディアコーディック

「Install multimedia codes」にチェック

→「続ける」

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9. インストールの種類

  • 今回は、挿入した「USB メモリ」にインストールします。

「それ以外」にチェック

→「続ける」

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「/dev/sdc1 fat32」をクリック

「ー」をクリック

「/dev/sdc」の下にある「空き領域」をクリック

「+」をクリック

マウントポイント「/」を選択

→「OK」

→「/dev/sdc1 ext4 /」に表示が変わりました。

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一番下の

ブートローダをインストールするデバイス: 「/dev/sdc」を選択

→右下の「インストール」をクリック

→「デバイスに変更を書き込みますか?」表示

→「続ける」

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10. どこに住んでいますか?:

(インストールは開始しており、並行動作しています。)

Tokyo

→「続ける」

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11. あなたの情報を入力してください:

あなたの名前: 任意

コンピュータの名前: 任意

ユーザー名の入力: 任意

パスワードの入力: 任意

パスワードの確認: 任意

「ログイン時にパスワードを要求する」にチェック

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すべての項目に黒色のチェックが付いたら、

→「続ける」

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12. 「Install」画面のウィンドウが通常のウィンドウサイズに戻りました。

バーグラフが表示されます。

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13. 「インストールが完了しました。」表示。

→ 「今すぐ再起動する」をクリック。

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Please remove the installation medium, then press ENTER:

ライブUSB メモリを抜いて、Enter キー

→再起動

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画面中央に丸いデザインの「lm」マークが表示されました。

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14. インストールしたUSB メモリで起動

ログイン画面にて、パスワード入力。

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15. デスクトップ画面が表示:

→「ようこそ」画面が表示されました。

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16. 「ようこそ」画面

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「はじめに」タブ

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デスクトップの色:
  • テーマの色(11色より): →一番左の「緑色」の定番のテーマ色にしました。

  • テーマの明/暗: →「暗い色」を選択。すぐに画面がダークテーマに変更されました。

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「システムスナップショット」タブ

タイムシフト(Timeshift) の設定です。設定すると、自動起動されて設定に従って差分のセーブがされるようになります。

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  • 今回はUSB メモリにインストールしたので、「さわりません」

USB メモリにインストールしたので、シャットダウンがすぐに終わらなかったり、アクセス数が増えてUSB メモリの寿命が早まったり、容量が足りなくなったりする問題があります。開始は簡単ですが、解除は難しいので「さわりません」でした。

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  • SSD で運用するなら使えるように設定するのがオススメです。システム更新等で不調のときに、スナップショット(差分のセーブ)をとった時点に戻せる利点があります。保存のためのエリアが必要です。

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  • 解除のやり方を見つけました。Linux Mint 20 アップグレード手順の注意書きに含まれていました。

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参考: タイムシフト(Timeshift) を使いたくない場合の設定:
  • 使うつもりがなかったのに設定してしまったときの対応策です。使うときは設定しません。
$ echo "{}" | sudo tee /etc/timeshift.json

→こちらの設定は、推奨されていません。

解除(開始)は、作成したファイルを削除。

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ファイアウォール」タブ
  • ネットワークからの侵入者を防いでくれます。

→「起動する」をクリック→パスワード入力→「ファイアウォール」画面表示

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Status : 「ボタン」をクリックして、「オン」にします。

→「盾」のアイコンがカラーになれば、「ファイアウォール」が開始されています。

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「アップデートマネージャ」タブ
  • システムトレイにある「小さな盾」アイコンをクリックしても起動されます。

→「起動する」をクリック→「アップデートマネージャ」画面表示

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最初だけ、紹介が表示されます。

その後、ミラーをどうするかを聞いてきます。今回は「いいえ」にしました。

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「アップデートマネージャ」自体の更新がありました。

→「アップデートを適用します」をクリック

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システム更新があれば、一覧表示されます。

→上部にある「アップデートをインストール」をクリック

完了:

→「このシステムは最新の状態です」

→右上の「x」で閉じます。

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ちなみに、システム更新があるときは、システムトレイにある「小さな盾」アイコンにオレンジの点が付いて、教えてくれます。

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17. インストール完了

Linux Mint へようこそ」画面の右下の 「起動時にこのダイアログを表示」のチェックをはずします。

→右上の「x」で閉じます。

再起動

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ログイン

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デスクトップ画面:

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システム情報:

$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=LinuxMint
DISTRIB_RELEASE=20
DISTRIB_CODENAME=ulyana
DISTRIB_DESCRIPTION="Linux Mint 20 Ulyana"

$ uname -r
5.4.0-45-generic

→LTS 版(長期サポート版)のカーネルで、「5.4.0-45」にアップしました。Debian 系のカーネルには「-generic」が付きます。

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追記:

2020-10-11

カーネル更新がありました:

$ uname -r
5.4.0-48-generic

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インストールしたイメージの確認:

$ cat /var/log/installer/media-info
Linux Mint 20 "Ulyana" - Release amd64 20200624

インストールに使った、ダウンロードしたイメージの公開日を確認できます。 公開されてから、2ヶ月経っているみたい。

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コマンドでシステム更新するとき:

リポジトリの同期:

$ sudo apt update

[sudo] USER_NAME のパスワード:
無視:1 http://mirrors.evowise.com/linuxmint/packages ulyana InRelease
ヒット:2 http://mirrors.evowise.com/linuxmint/packages ulyana Release          
ヒット:3 http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/Linux/ubuntu focal InRelease            
ヒット:4 http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/Linux/ubuntu focal-updates InRelease    
ヒット:5 http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/Linux/ubuntu focal-backports InRelease  
ヒット:6 http://security.ubuntu.com/ubuntu focal-security InRelease            
ヒット:8 http://archive.canonical.com/ubuntu focal InRelease
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています       
状態情報を読み取っています... 完了
パッケージはすべて最新です。

→すべて日本のミラーに設定せずに、最速の evowise と日本のミラーを選びました。

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パッケージの更新:

$ sudo apt upgrade

パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています                
状態情報を読み取っています... 完了
アップグレードパッケージを検出しています... 完了
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

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日本語入力:

  • Linux Mint のインストール直後から日本語入力が可能です。

「半角/全角」キーで日本語オン/オフするだけで、日本語入力できました。

$ apt list fcitx-mozc
:
fcitx-mozc/focal,now 2.23.2815.102+dfsg-8ubuntu1 amd64 [インストール済み]

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メインメニューの設定

メインメニュー(Whisker Menu) を右クリック→プロパティ

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アプリのコメントの表示をなくしました:

「外観」タブ

「アプリケーションの説明を表示する」のチェックを外しました。

→メインメニューの表示がスッキリしました。

マウスをアプリのアイコンの上に持っていけば説明(Tips) が表示されるので支障はありません。 表示されるまでの時間をもう少し長くしてほしいところ。

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「シャットダウン」ボタンを追加

「コマンド」タブ

「シャットダウン」にチェック

→メインメニューの右上に赤いボタンが追加されました。

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変更後のメインメニュー:

→スッキリしたと思います。シャットダウンもひと手間減ります。

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パネルの時計に曜日を表示

パネルの右下の時計を右クリック→「プロパティ」→「時計」画面

時計のオプション

表示形式: カスタム

%m/%d (%a) %H:%M

→「閉じる」

09/03 (木) 18:48

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パネルをもっと細くしました

パネルの空きで右クリック→「パネル」→「パネルの設定」→「パネルの設定」画面表示

行サイズ: 32 →「28」に変更

→アイコンサイズとも関係。あまり細いと操作がしづらくなるので試行錯誤。

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テキストエディタ用にフォントをインストール

フォントの横幅が狭いので、画面の情報量を増やせます。パピプペポ、バビブベボが見やすいフォントです。 featherpad で文字が太いのが気になるときにも使えます。

$ sudo apt install fonts-migmix
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  fonts-migmix

パッケージに含まれるフォント:

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テキストエディタや端末で使うとき:

  • 行間を詰めるなら: DejaVu Sans Mono Book 10

  • 字間を詰めるなら: Migu 1M Regular 11

→Pluma でMigu を使うと問題があるので注意。日本語入力時に入力行以降がピクピクします。

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端末(Xfce4-terminal)の設定

  • Ctrl+Alt+T で「端末」を起動できます。

編集 →設定 →「外観」タブ

「システムフォントを使用する」のチェックを外します

  • 行間を詰めるなら: DejaVu Sans Mono Book 10(80列 57行)

  • 字間を詰めるなら: Migu 1M Regular 11(80列 46行)

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デフォルトジオメトリ:

80列 46行

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「配色」タブ

「ボールドのテキストを明るい色で表示する」のチェックを外します

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Linux Mint の「apt search」コマンドは、表示が加工されています

行頭に省略形(p、i、v、A)でアプリのインストール状態が表示されます。そして、画面からはみ出した部分は折り返されずに、削除されます。

$ apt search fonts-migmix
i   fonts-migmix                    - High quality Japanese font based on M+ fon   ←(お尻が切れてます)

→お尻が切れてしまうのは投稿には困ります。 切れた部分が必要なときは、ウィンドウを全画面表示にしてから、コマンドを投入していました。

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不便なので調べてみました:

端末を起動したときに、下記のコマンドを入力:

$ apt help search
"apt search " is equivalent to "aptitude -w 80 search "

→左と右のコマンドは同じと言ってます。

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半画面に広げたときに、下記のコマンドを入力:

$ apt help search
"apt search " is equivalent to "aptitude -w 134 search "

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どうやっているのかが見えました:

$ apt search libreoffice-l10n-ja
i   libreoffice-l10n-ja             - office productivity suite -- Japanese lang

$ aptitude search libreoffice-l10n-ja
i   libreoffice-l10n-ja             - office productivity suite -- Japanese lang

→どちらも表示が同じです。

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$ apt help list
"apt list " is equivalent to "/usr/bin/apt list "

→こちらは違います。

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今まで通りのapt search を使いたいとき:

$ /usr/bin/apt search libreoffice-l10n-ja
:
libreoffice-l10n-ja/focal-updates,focal-updates,now 1:6.4.5-0ubuntu0.20.04.1 all [インストール済み]
  office productivity suite -- Japanese language package

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参考: apt search (aptitude search) の行頭の見方

1 文字目:

p : パッケージはインストールされていません
c : パッケージは削除されましたが、システムに設定ファイルが残っています
i : パッケージはインストール済み
v : パッケージは仮想パッケージ

2 文字目:

i : インストール予定
d : 削除予定
p : パッケージおよびその設定ファイルが削除予定

3 文字目:

A : 自動的にインストールされたパッケージ

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参考:

aptitude search の見方

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テキストエディタ(xed)の設定

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フォントの変更:

編集 →設定 →「エディタ」タブ

フォント

「システムの固定幅フォント(Monospace 10)を使用します」のチェックを外します

Migu 1M Regular 11

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テーマの変更:

編集 →設定 →「テーマ」タブ

スタイルのスキーム: 「Oblivion」に変更。

-

「日付/時刻の挿入」の書式の設定:

編集 →設定 →「プラグイン」タブ

「日付/時刻の挿入」をクリック→設定

「その他」にチェック

%Y-%m-%d %H:%M

→「閉じる」

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「日付/時刻の挿入」を使う:

編集 →「日付/時刻の挿入」

2020-09-03 20:15

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「pluma」のインストール:

gedit 互換のテキストエディタです。メニューバー周りが違いますが、日付の設定まで同じです。エディタが2つあると、ファイルを2つ開いての作業がやりやすくなります。

$ sudo apt install pluma
:
提案パッケージ:
  libenchant-voikko
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  enchant gir1.2-pluma-1.0 libenchant1c2a mate-desktop-common pluma
  pluma-common

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フォントを「Migu 1M Regular 11」に設定するとちらつきます。

フォントを「Mig 1M Regular 11」 にすると、日本語入力している行以降が全体的にピクピク動きます。

例えば「さ」と入れるとき「s」で行が下がって、「a」を入れて「さ」になると行の位置が元に戻ります。 なのでピクピク動きます。「Monospase 11」 にすると問題ありません。また、「xed」では発生しません。

pluma は「Monospase 11」で使うことにしました。

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Firefox」の検索エンジンを「Google」に変更

Linux MintFirefox ブラウザのデフォルトの検索エンジンは「DuckDuckGo」です。 使い慣れた「Google 検索」に変更しました。

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1. 設定→左の「検索」タブ

下にスクロールして、水色の「他の検索エンジンを追加」をクリック

2. Linux Mint のサイトが表示されます。

Search engines in Linux Mint

3. 下にスクロールして、「OTHER ENGINES」にある「Google」アイコンをクリック

Google in Linux Mint

このページにて、アドレスバーの「•••」をクリック→一番下の「検索エンジンを追加」

4. 「設定」のタブをクリックして戻ります。

5. 規定の検索エンジン:

DuckDuckGo」→「Google」に変更。

6. ブラウザを再起動。

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「KolourPaint」のインストール

$ sudo apt install kolourpaint

→Qt アプリです。投稿用の画像を簡単に加工できるのでよく使います。 ただし、たくさんの依存パッケージが入ります。

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kolourpaint の起動:

メニュー →グラフィックス →「KolourPaint」

もしくは、

画像ファイルを右クリック→「KolourPaint」

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「qpdfview」のインストール

自炊本の閲覧によく使うPDF ビュワーです。自炊本の閲覧には、いろいろと対応できるビュワーが必要です。

表紙付きの見開きページが表示できます。そして、右とじ、左とじに対応(読む方向を指定)できます。 両方の機能があるビュワーは少ないです。余白をカットしての閲覧も可能です。

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参考: 「自炊本」とは:

「自炊本」とは手持ちの本をスキャンしてPDF として保存することです。「保管場所がなくてもよい」のが一番の利点です。ファイル名を工夫することで本を探すのが速いですし、本の劣化や本の二重買い(版数違い)が防げます。ただし、初期投資、およびスキャンの手間と本を裁断する勇気が必要です。本によって裁断法が違うのと、スキャン時の解像度を変えるのがコツです。

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インストール:

$ sudo apt install qpdfview
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libpoppler-qt5-1 libqt5concurrent5 libqt5sql5 libqt5sql5-sqlite libsynctex2
  qpdfview qpdfview-djvu-plugin qpdfview-ps-plugin qpdfview-translations

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qpdfview の起動:

メニュー →Office →「qpdfview」

→日本語化されていません。

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qpdfview を日本語化(ソースからのビルドを利用):

本ごとに表示の切り替えをすることになるので、メニューを日本語化したほうが使いやすくなります。

日本語のソースファイルを取り出して個別にコンパイルして翻訳ファイルを作成しても良いのですが、どうせダウンロードするので、アプリのビルド(前段階)を利用して、ソースからビルドして翻訳ファイルを入手しました。

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qpdfview のソースをダウンロード

1. qpdfview のサイトをブラウザで開きます。

公式サイト:

qpdfview

Ubuntu 系のサイト(メンテナーは launchpad)です。

2. 右にある、Downloads 「qpdfview-0.4.18.tar.gz 」をクリック。

Downloads Latest version is 0.4.18 (2019-07-24)

qpdfview-0.4.18.tar.gz

3. ダウンロードした「qpdfview-0.4.18.tar.gz」を右クリック→「ここで展開」

→ 「~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18」フォルダが新しく作られました。

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ビルドに使うツール(lrelease)の確認:

確認:

$ lrelease --version
bash: lrelease: コマンドが見つかりません

→アプリがありません。

インストール(Qt5 本体):

$ sudo apt install qt5-default
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libegl-dev libgl-dev libglu1-mesa-dev libglx-dev libpthread-stubs0-dev
  libqt5opengl5 libqt5opengl5-dev libvulkan-dev libx11-dev libxau-dev
  libxcb1-dev libxdmcp-dev libxext-dev qt5-default qt5-qmake qt5-qmake-bin
  qtbase5-dev qtbase5-dev-tools qtchooser x11proto-core-dev x11proto-dev
  x11proto-xext-dev xorg-sgml-doctools xtrans-dev

インストール(Qt ツール):

$ sudo apt install qttools5-dev-tools
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libclang1-10 libqt5designer5 libqt5designercomponents5 libqt5help5
  libqt5positioning5 libqt5quickwidgets5 libqt5sensors5 libqt5webchannel5
  libqt5webkit5 qdoc-qt5 qhelpgenerator-qt5 qt5-assistant
  qtattributionsscanner-qt5 qttools5-dev-tools

確認:

$ lrelease --version
Usage:
    lrelease [options] project-file
    lrelease [options] ts-files [-qm qm-file]

$ which lrelease
/usr/bin/lrelease

$ whereis lrelease
lrelease: /usr/bin/lrelease /usr/share/man/man1/lrelease.1.gz

→パスが通りました。 --version の機能はなくて、ヘルプが表示されました。 マニュアルのパスが表示されているので OK でしょう。

→メインメニューに、Qt 関連のツール(緑色のアプリ)がインストールされました。

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ビルドの前段階(翻訳を実行):

$ cd ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/
$ ls translations/qpdfview_j*
translations/qpdfview_ja.ts

$ lrelease qpdfview.pro
:
Updating '/home/ubn/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/qpdfview_zh_CN.qm'...
     369 件のメッセージを翻訳しました(完了 369 件、未完了 0 件)
     
$ ls translations/qpdfview_j*
translations/qpdfview_ja.ts

→日本語が翻訳されていません。翻訳対象から漏れています。

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翻訳対象に日本語を追加:

$ cd ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/
$ xed qpdfview.pro

修正:

    translations/qpdfview_it.ts \
    translations/qpdfview_kk.ts \

↓ 55行目と56行目の間にja を追加:

    translations/qpdfview_it.ts \
    translations/qpdfview_ja.ts \
    translations/qpdfview_kk.ts \

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翻訳ファイルを個人的に手直し(任意):

$ xed translations/qpdfview_ja.ts

→個人的に好きな言い回しに変更(置換)。

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翻訳の再実行:

$ lrelease qpdfview.pro
:
Updating '/home/ubn/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/qpdfview_ja.qm'...
     368 件のメッセージを翻訳しました(完了 368 件、未完了 0 件)
     1 件の未翻訳のソーステキストを無視しました

$ ls translations/qpdfview_j*
translations/qpdfview_ja.qm  translations/qpdfview_ja.ts

→日本語の翻訳ファイル(qpdfview_ja.qm) ができました。

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目的はここで達成

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qpdfview の日本語化(翻訳ファイルを配置):

$ sudo cp ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/qpdfview_ja.qm /usr/share/qpdfview/qpdfview_ja.qm

→qpdfview を起動すると、日本語化されました:

(ヘルプは変更していないので英語のままです。)

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日本語の翻訳をされた方々に感謝 !!

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余分な「言語」の削除:

  • 「言語」アプリにおいて、多くの国の言語が入っています。使わないし無駄です。

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1. メニュー →「設定」 →「言語」 → 「言語の設定」画面表示:

2.「言語サポート」タブ:→「言語のインストールと削除…」をクリック→パスワード入力

3. 「言語のインストール/削除」画面表示:

→ 「Japanese, Japan」だけ残して、他の言語は「削除」しました。(インストールは押しません)

→「閉じる」

→「言語サポート」タブに、インストール済み言語: 24→「6」に変わりました。

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「1」ではないのが気になり、確認:

$ ls -l /usr/share/locale-langpack/
合計 36
drwxr-xr-x 3 root root 4096  6月 25 05:53 en
drwxr-xr-x 3 root root 4096  6月 25 05:53 en@boldquot
drwxr-xr-x 3 root root 4096  6月 25 05:53 en@quot
drwxr-xr-x 3 root root 4096  6月 25 05:54 en@shaw
drwxr-xr-x 3 root root 4096  6月 25 05:53 en_AU
drwxr-xr-x 3 root root 4096  6月 25 05:53 en_CA
drwxr-xr-x 3 root root 4096  6月 25 05:53 en_GB
drwxr-xr-x 3 root root 4096  6月 25 05:53 en_US
drwxr-xr-x 3 root root 4096  9月  3 16:22 ja

→「6」なのは、複数の言語フォルダが(なぜか)残っているのが関係ありそう。削除前に確認しておけば良かったですね。日本だけが新しい日時ですが、それはインストールした日時。残りはイメージに元々から入っていた言語です。

わかったのは、「言語パッケージが不足」の状態であっても、インストール指定した言語フォルダがあり、翻訳ファイルが入っているということで、英語の言語パッケージは削除しても残っているということ。

$ apt search language-pack | grep ^i
i   language-pack-en                - translation updates for language English  
i   language-pack-en-base           - translations for language English         
i   language-pack-gnome-en          - GNOME translation updates for language Eng
i   language-pack-gnome-en-base     - GNOME translations for language English   
i   language-pack-gnome-ja          - GNOME translation updates for language Jap
i A language-pack-gnome-ja-base     - GNOME translations for language Japanese  
i   language-pack-ja                - translation updates for language Japanese 
i A language-pack-ja-base           - translations for language Japanese

-

言語パッケージ(en)がいくつあるかを確認。

$ apt search language-pack-en
i   language-pack-en                - translation updates for language English  
i   language-pack-en-base           - translations for language English         

$ apt search language-pack-gnome-en
i   language-pack-gnome-en          - GNOME translation updates for language Eng
i   language-pack-gnome-en-base     - GNOME translations for language English

→他のパッケージは存在しません。つまり、言語パッケージ(en)に「en、en_AU、en_CA、en_GB、en_US」が含まれていると考えるのが妥当です。例えば、複数あるはずの(fr)も一つだけです。

たぶん、言語パッケージ(en)のインストールで、言語(主な英語の方言)が 5つインストールされると思われます。

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4. 「システムロケール」タブ:

→「システム全体に適用」をクリック→パスワード入力

→右上の「x」で閉じます。

5. 再起動

6. 確認

Linux Mint の「言語」アプリで、 「Japanese, Japan」を選択して「インストール」を押すと、fonts-takao だけがインストールされました。

→takao フォントが不要なら、「インストール」を押してはいけません。(後で記述)

Ubuntu 18.04 以前は、takao フォントがシステムのデフォルト(他のLinux だとIPA もあり)でした。それもあって、以前に作成したオフィス文書で困らないように残されているようです。ちなみに、IPA フォントをコミュニティで管理しているのが takao フォントなので、IPA と takao を両方入れる必要はありません。

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  • Linux Mint の「言語」アプリでインストールされるのは、takao フォントのみ:
$ apt search takao
p   fonts-takao                     - 日本語 TrueType フォントセット - Takao フ   ←(尻切れトンボ)
i   fonts-takao-gothic              - Japanese TrueType font set, Takao Gothic F
i   fonts-takao-mincho              - Japanese TrueType font set, Takao Mincho F
i A fonts-takao-pgothic             - Japanese TrueType font set, Takao P Gothic

Ubuntu とapt search の表示が違います。行頭の「i」はインストール済みを示しています。そして、端末画面は折り返さずにお尻が切れます。

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  • 日本語だけ見ていると、「言語」アプリは、libreoffice のヘルプファイルに影響していないように見えます:
$ ls /usr/share/libreoffice/help/

a11y-toggle.js  fr            idxcaption.xsl  main_transform.xsl  prism.js
de              fuzzysort.js  idxcontent.xsl  media               pt
default.css     help.html     index.html      normalize.css       pt-BR
en-GB           help.js       it              paginathing.js      ru
en-US           help2.js      ja              polyfills.js        zh-CN
es              hid2file.js   languages.js    prism.css           zh-TW

→使わない国のヘルプファイルがいっぱい入っています。libreoffice の初期値として入っていたみたい。 日本語のヘルプが入っているのは、日本語としてインストール下からだろうと思われます。

ただし、言語パッケージにはなくて、ヘルプパッケージにはある pt-BR があるところをみると、「言語」アプリで「ニュージランドの英語」をインストールすると、(どこかと共通かもしれないけど)ヘルプはこちらに入るのかもしれません。 どういうふうに入るかは国によって違うと思っていたほうが良さそう。

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注意: 「takao」フォントをインストールすると「デフォルトフォント」がTakao に変わります:

テキストエディタで フォントを monospace に設定していると、フォントが変わったことに気づきます。 同じmonospace なのに、文字の見た目が変わります。もしかしたらブラウザも変化するかもしれません。

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コマンドでtakao フォントをインストール:

$ sudo apt install 'fonts-takao-*'

もしくは、

「言語」アプリで、「Japanese, Japan」を選択して「インストール」:

とすると、フォントのインストールだけでなく、デフォルトフォントがTakao に変わります。 デフォルトフォントが変更されたまま使うと表示が乱れることがあるので、すぐにログアウトが必要です。

-

ログアウト→ログイン

-

デフォルトフォントの確認:

$ fc-match
fonts-japanese-gothic.ttf: "Takao Pゴシック" "Regular"

$ fc-match sans
fonts-japanese-gothic.ttf: "Takao Pゴシック" "Regular"

$ fc-match serif
fonts-japanese-mincho.ttf: "Takao P明朝" "Regular"

$ fc-match monospace
TakaoGothic.ttf: "Takaoゴシック" "Regular"

→Takaoフォントをインストールするだけで「Takaoフォントがデフォルトになる」のは、

「/etc/fonts/conf.avail/」にある「65-fonts-takao-pgothic.conf」「65-fonts-takao-gothic.conf」「65-fonts-takao-mincho.conf」でTakaoフォントを優先する設定がされているからのようです。

デフォルトフォントが変わったら(Takaoフォントをインストールしたら)、すぐにログアウト→ログインした方が無難です。そのまま続けてテキストエディタの編集をしていたら表示が乱れて、編集まで乱れてしまいました。

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「Takao」をインストールするが、デフォルトフォントは元の「Droid」 や「Noto」にする(戻したい)ときは:

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シンボリックリンクの状態を確認:
$ ls -l /etc/fonts/conf.d/*takao*

lrwxrwxrwx 1 root root 40 10月 20  2019 /etc/fonts/conf.d/65-fonts-takao-gothic.conf -> ../conf.avail/65-fonts-takao-gothic.conf
lrwxrwxrwx 1 root root 40 10月 20  2019 /etc/fonts/conf.d/65-fonts-takao-mincho.conf -> ../conf.avail/65-fonts-takao-mincho.conf
lrwxrwxrwx 1 root root 41 10月 20  2019 /etc/fonts/conf.d/65-fonts-takao-pgothic.conf -> ../conf.avail/65-fonts-takao-pgothic.conf

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シンボリックリンクを削除:
$ sudo rm /etc/fonts/conf.d/65-fonts-takao-*

ログアウト→ログイン

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確認:
$ ls -l /etc/fonts/conf.d/*takao*
ls: '/etc/fonts/conf.d/*takao*' にアクセスできません: そのようなファイルやディレクトリはありません

→リンクが削除されました。

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デフォルトフォントの確認:

$ fc-match
DroidSansFallbackFull.ttf: "Droid Sans Fallback" "Regular"

$ fc-match sans
DroidSansFallbackFull.ttf: "Droid Sans Fallback" "Regular"

$ fc-match serif
NotoSerifCJK-Regular.ttc: "Noto Serif CJK JP" "Regular"

$ fc-match monospace
NotoSansCJK-Regular.ttc: "Noto Sans Mono CJK JP" "Regular"

→デフォルトフォントが元に戻りました。

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参考:

Ubuntu 18.04 LTSの日本語フォントを変更する!【詳細解説】

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libreoffice にて、使わない国のヘルプと言語パッケージを削除:

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libreoffice のヘルプを確認:
$ apt search libreoffice-help | grep ^i
i   libreoffice-help-common              - office productivity suite -- common files for LibreOffice help
i   libreoffice-help-de                  - office productivity suite -- German help
i   libreoffice-help-en-gb               - office productivity suite -- English_british help
i   libreoffice-help-en-us               - office productivity suite -- English_american help
i   libreoffice-help-es                  - office productivity suite -- Spanish help
i   libreoffice-help-fr                  - office productivity suite -- French help
i   libreoffice-help-it                  - office productivity suite -- Italian help
i   libreoffice-help-ja                  - office productivity suite -- Japanese help
i   libreoffice-help-pt                  - office productivity suite -- Portuguese help
i   libreoffice-help-pt-br               - office productivity suite -- Portuguese_brazilian help
i   libreoffice-help-ru                  - office productivity suite -- Russian help
i   libreoffice-help-zh-cn               - office productivity suite -- Chinese_simplified help
i   libreoffice-help-zh-tw               - office productivity suite -- Chinese_traditional help

→使わない国のヘルプがたくさん入っています。

-

libreoffice の言語パッケージを確認:
$ apt search libreoffice-l10n | grep ^i
i   libreoffice-l10n-de                  - office productivity suite -- German language package
i   libreoffice-l10n-en-gb               - office productivity suite -- English_british language package
i   libreoffice-l10n-en-za               - office productivity suite -- English_southafrican language
i   libreoffice-l10n-es                  - office productivity suite -- Spanish language package
i   libreoffice-l10n-fr                  - office productivity suite -- French language package
i   libreoffice-l10n-it                  - office productivity suite -- Italian language package
i   libreoffice-l10n-ja                  - office productivity suite -- Japanese language package
i   libreoffice-l10n-pt                  - office productivity suite -- Portuguese language package
i   libreoffice-l10n-pt-br               - office productivity suite -- Portuguese_brazilian language package
i   libreoffice-l10n-ru                  - office productivity suite -- Russian language package
i   libreoffice-l10n-zh-cn               - office productivity suite -- Chinese_simplified language package
i   libreoffice-l10n-zh-tw               - office productivity suite -- Chinese_traditional language package

→使わない国の言語パッケージがたくさん入っています。

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使わない国のヘルプや言語パッケージを削除:
$ sudo apt remove libreoffice-help-de libreoffice-help-en-gb libreoffice-help-en-us libreoffice-help-es libreoffice-help-fr libreoffice-help-it libreoffice-help-pt libreoffice-help-pt-br libreoffice-help-ru libreoffice-help-zh-cn libreoffice-help-zh-tw

$ sudo apt remove libreoffice-l10n-de libreoffice-l10n-en-gb libreoffice-l10n-en-za libreoffice-l10n-es libreoffice-l10n-fr libreoffice-l10n-it libreoffice-l10n-pt libreoffice-l10n-pt-br libreoffice-l10n-ru libreoffice-l10n-zh-cn libreoffice-l10n-zh-tw

-

確認:
$ apt search libreoffice-help | grep ^i
i   libreoffice-help-common              - office productivity suite -- common files for L
i   libreoffice-help-ja                  - office productivity suite -- Japanese help     

$ apt search libreoffice-l10n | grep ^i
i   libreoffice-l10n-ja                  - office productivity suite -- Japanese language 

→日本語だけになりました。

-

$ ls /usr/share/libreoffice/help/
a11y-toggle.js  help.js         idxcontent.xsl  main_transform.xsl  polyfills.js
default.css     help2.js        index.html      media               prism.css
fuzzysort.js    hid2file.js     ja              normalize.css       prism.js
help.html       idxcaption.xsl  languages.js    paginathing.js

→フォルダも「ja」のみになり、スッキリしました。 しかし、「libreoffice」の更新で復活するかもしれません。

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使わない国のフォントを削除:

アラビア系とかアジア系のフォントは使わないので削除:

確認:

$ apt search fonts- | grep "i   " | grep "tlwg"
$ apt search fonts- | grep "i   " | grep "telu"
$ apt search fonts- | grep "i   " | grep "smc"
$ apt search fonts- | grep "i   " | grep "lohit"

削除:

$ sudo apt remove fonts-thai-tlwg fonts-tlwg-garuda fonts-tlwg-garuda fonts-tlwg-kinnari fonts-tlwg-kinnari-ttf fonts-tlwg-laksaman fonts-tlwg-laksaman-ttf fonts-tlwg-loma fonts-tlwg-loma-ttf fonts-tlwg-mono fonts-tlwg-mono-ttf fonts-tlwg-norasi-ttf fonts-tlwg-purisa fonts-tlwg-purisa-ttf fonts-tlwg-sawasdee fonts-tlwg-sawasdee-ttf fonts-tlwg-typewriter fonts-tlwg-typewriter-ttf fonts-tlwg-typist fonts-tlwg-typist-ttf fonts-tlwg-typo fonts-tlwg-typo-ttf fonts-tlwg-umpush fonts-tlwg-umpush-ttf fonts-tlwg-waree fonts-tlwg-waree-ttf

-

$ sudo apt remove fonts-smc fonts-smc-anjalioldlipi fonts-smc-chilanka fonts-smc-dyuthi fonts-smc-gayathri fonts-smc-karumbi fonts-smc-keraleeyam fonts-smc-manjari fonts-smc-meera fonts-smc-rachana fonts-smc-raghumalayalamsans fonts-smc-suruma fonts-smc-uroob

-

$ sudo apt remove fonts-lohit-beng-assamese fonts-lohit-beng-bengali fonts-lohit-deva/focal fonts-lohit-gujr/focal fonts-lohit-guru fonts-lohit-knda fonts-lohit-mlym fonts-lohit-orya fonts-lohit-taml fonts-lohit-taml-classical fonts-lohit-telu fonts-telu fonts-telu-extra

-

$ sudo apt remove fonts-tlwg-garuda-ttf

残がいを確認:

$ sudo apt update

$ sudo apt upgrade
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています                
状態情報を読み取っています... 完了
アップグレードパッケージを検出しています... 完了
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

-


削除しきれなかったフォルダを確認:

ファイル数が 0 のフォルダを表示:

$ cd /usr/share/fonts/truetype/
$ for d in `ls -1v`; do echo $d" = "`ls "$d" | wc -l`; done | grep " = 0"

fonts-telu-extra = 0
lohit-assamese = 0
lohit-bengali = 0
lohit-devanagari = 0
lohit-gujarati = 0
lohit-kannada = 0
lohit-malayalam = 0
lohit-oriya = 0
lohit-punjabi = 0
lohit-tamil = 0
lohit-tamil-classical = 0
lohit-telugu = 0
malayalam = 0
tlwg = 0

フォルダ内を確認:

$ ls fonts-telu-extra | wc -l
0

$ ls -a fonts-telu-extra
.  ..  .uuid

$ cat fonts-telu-extra/.uuid
182666a0-8cba-4edd-b885-2acee0e64a2f

→フォントの識別子(.uuid) と思われる隠しファイルが残っています。

作業前:

$ ls
Gargi             fonts-guru-extra  lohit-bengali          noto
Gubbi             fonts-kalapi      lohit-devanagari       openoffice
Nakula            fonts-orya-extra  lohit-gujarati         padauk
Navilu            fonts-telu-extra  lohit-kannada          pagul
Sahadeva          fonts-yrsa-rasa   lohit-malayalam        samyak
Sarai             freefont          lohit-oriya            samyak-fonts
abyssinica        kacst             lohit-punjabi          sinhala
dejavu            kacst-one         lohit-tamil            tibetan-machine
droid             lao               lohit-tamil-classical  tlwg
fonts-beng-extra  liberation        lohit-telugu           ttf-khmeros-core
fonts-deva-extra  liberation2       malayalam              ubuntu
fonts-gujr-extra  lohit-assamese    migmix

取り残された(.uuid はあるけど、フォントファイルがない)フォルダを削除:

$ sudo rm -rf fonts-telu-extra lohit-assamese lohit-bengali lohit-devanagari lohit-gujarati lohit-kannada lohit-malayalam lohit-oriya lohit-punjabi lohit-tamil lohit-tamil-classical lohit-telugu malayalam tlwg

削除後:

$ ls
Gargi       dejavu            fonts-orya-extra  liberation2  samyak-fonts
Gubbi       droid             fonts-yrsa-rasa   migmix       sinhala
Nakula      fonts-beng-extra  freefont          noto         tibetan-machine
Navilu      fonts-deva-extra  kacst             openoffice   ttf-khmeros-core
Sahadeva    fonts-gujr-extra  kacst-one         padauk       ubuntu
Sarai       fonts-guru-extra  lao               pagul
abyssinica  fonts-kalapi      liberation        samyak

→大きなシステム更新があるとフォントは復活しそう。

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Linux Mint 20 Xfce」で気になるところ

  • 個人的には、Xfce のパネルの「システムトレイのアイコンサイズが大きすぎる」のが一番気になります。

→8割ぐらいのサイズにしたいところ。

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パネルの設定でシステムトレイのアイコンサイズを変更できました

パネルの空きで右クリック→「パネル」→「パネルの設定」→「パネルの設定」画面表示

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「表示」タブ:

行サイズ(ピクセル): 32 →「28」に変更

→アイコンサイズとも関係。あまり細いと操作がしづらくなるので試行錯誤。

-

「外観」タブ:

アイコン

自動的にサイズを調整する: オン→「オフ」に変更

固定化されたアイコンサイズ(ピクセル): 「20」に設定

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調整後:

→左のアプリのアイコンが連動して小さくなるので、妥協が必要です。システムトレイのアイコンサイズとしては、これぐらいかな。

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追記: USB メモリを「UEFI 立ち上げ」でインストールする場合:

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1). 自分の投稿だと、表題にある番号の〈H110〉以前は、「BIOS 立ち上げ」のPC を使ってのインストール手順で、それ以降が「UEFI 立ち上げ」での手順になります

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〈H110〉以降は手持ちのPC のファームウェアを置換して「UEFI 立ち上げ」に変更しました。 なので、手順が混在しています。

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UEFI 立ち上げ」のPC でインストールをするなら、

LXLE Linux 18.04.3 をUSB メモリにインストール〈H124-1〉

の「 3.ライブUSB メモリの作成: 」以降が参考になると思います。

ちなみに、「LXLE」は「Ubuntu 18.04 + LXDE」の非公式のディストリビューションなので、ほぼ「Ubuntu」です。

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2). コメントのパーティション情報について

ブラウザ上では改行コードや余計なスペースが省かれて1行表示になります。

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(1). わかりづらいので、整えてみると、
Number Start (sector) End (sector) Size       Code Name
1           34            2047     1007.0 KiB EF02 BIOS boot partition
2         2048         1026047      500.0 MiB EF00 EFI System        ←(たぶん、/boot/efi )
3      1026048         2254847      600.0 MiB 8300 Linux filesystem  ←(たぶん、/boot )
4      2254848        60062466       27.6 GiB 8300 Linux filesystem  ←(たぶん、/ )

→「gdisk -l」の出力のようですね。BIOS 立ち上げと、UEFI 立ち上げの混在になっています。

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(2). 立ち上げるPC を決めてあげると、シンプルな分割にできます

UEFI 立ち上げなら、2つに分割すれば十分です。

「パーティション1」
サイズ 600 MB、fat32 フォーマット、EFI System 指定
または、マウントポイント「/boot/efi」で「boot,esp」フラグを立てます

「パーティション2」
残りすべてを使い、ext4 でフォーマット、マウントポイント「/」指定

すべて削除して、インストール先のUSB メモリの全体を「fat32」で初期化してから、インストールし直すのが確実です。

-

(3). マウント情報を確認すると、はっきりします
$ cat /etc/fstab

ちなみに、USB メモリでのスワップパーティションの使用はおすすめしません。違うディストリビューションをインストールし直しても同じところに書き込まれるのでUSB メモリの寿命を早めます。

必要なときに、スワップファイルを追加するのがオススメです。これは使うアプリの重さと、メモリの容量によります。メモリが8GB あれば不要。2GB だと必要かも。

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3). 注意: 使っているPC が「BIOS」立ち上げなのか、「UEFI」立ち上げなのかで、USB メモリの分割のやり方が変わります

-

Ubuntu 系(Linux Mint)のディストリビューションで、「UEFI」立ち上げかを確認:

-

(1). 「Linux Mint」か「Ubuntu」のライブUSB で立ち上げます

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(2). ツールのインストール:
$ sudo apt install efivar

-

(3). ツールで確認:
$ efivar -l
8be4df61-93ca-11d2-aa0d-00e098032b8c-BootOrder
8be4df61-93ca-11d2-aa0d-00e098032b8c-Boot0008
:
8be4df61-93ca-11d2-aa0d-00e098032b8c-OsIndicationsSupported

→上記のような(EFI の変数)リストがずらずらと表示されれば、「UEFI」立ち上げのPC です。

-

(4). 「UEFI」立ち上げのPC とわかったら、「Linux Mint」か「Ubuntu」のライブUSB メモリで立ち上げテスト

ライブUSB メモリは、「BIOS」でも、「UEFI」でも立ち上がるように作られています。

これを使い、UEFI メニューの出し方を調べます。

その中にBoot device を選択する画面があるはずです。

ここにインストールしたUSB メモリの名前が表示されない(EFI パーティションが認識されない)と、立ち上げできません。

-

ちなみに、自分のPC だと、 「こちら 」を参照。

-

(5). ライブUSB の立ち上げ方がわかったら、インストールしたUSB メモリを立ち上げるときも同じ操作を行います

-

4). インストールのやり方は、「こちら

インストールのやり方は、使うISO イメージが違うだけで、操作はUbuntu 系なのでほとんど同じです。

-

5). 参考: 自分の手持ちのPC での表示:

UEFI 立ち上げのPC の場合の参考例です。EFI パーティションは512 MiB 以下だと不具合がある場合があるらしいので、600 MiB にすれば確実です。

-

内蔵のHDD (/dev/sda) で立ち上げた場合は:
$ lsblk /dev/sda
NAME   MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda      8:0    0 238.5G  0 disk 
├─sda1   8:1    0   512M  0 part /boot/efi
└─sda2   8:2    0   238G  0 part /

→ブートの最初にsda2 が「/」としてマウントされ、そこにある「/boot」フォルダに、

sda2 が「efi」としてマウントされます。分割は細かくできますが、これで十分。

-

インストール先のUSB メモリの状態:
$ lsblk /dev/sdb
NAME   MAJ:MIN RM  SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sdb      8:16   1 58.4G  0 disk 
├─sdb1   8:17   1  487M  0 part 
└─sdb2   8:18   1   58G  0 part /media/ubn/7fa49...f7b

→そのディスクで立ち上げないと、マウントポイントは表示されません。 sdb2 にはUID が設定されています。

-

fdisk での表示:
$ LANG=C sudo fdisk -l /dev/sdb
Disk /dev/sdb: 58.44 GiB, 62742792192 bytes, 122544516 sectors
Disk model: Extreme         
:
Device      Start       End   Sectors  Size Type
/dev/sdb1    2048    999423    997376  487M EFI System
/dev/sdb2  999424 122544127 121544704   58G Linux filesystem

-

gdisk での表示:
$ sudo gdisk -l /dev/sdb
GPT fdisk (gdisk) version 1.0.5
:
Found valid GPT with protective MBR; using GPT.    ←(GPT フォーマット)
Disk /dev/sdb: 122544516 sectors, 58.4 GiB  ←(64GB のUSB メモリを使用)
Model: Extreme                              ←(USB メモリの製品名)
:
Number  Start (sector)    End (sector)  Size       Code  Name
   1            2048          999423   487.0 MiB   EF00    ←(パーティション1)
   2          999424       122544127   58.0 GiB    8300    ←(パーティション2)

-

「Gparted」での表示:

/dev/sdb (58.43 GiB)

パーティション ファイルシステム マウントポイント   容量         使用済み      空き        フラグ
/dev/sdb1   fat32                      487.00 MiB   10.50 MiB  476.50 MiB  boot,esp
/dev/sdb2    ext4    /media/ubn/7fa...  57.96 GiB   18.90 GiB   39.05 GiB 

→フラグに注目

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まとめ

カーネルが「5.4」なので安定しています。インストールするだけで、fcitx-mozc で日本語入力できました。 完成度は高いです。

一番の利点はカーネルが「5.4」になったことです。今までのLinux Mint だとカーネルが低くてアプリのインストールで支障が出ることがありましたが、今回からは、Ubuntu と並びました。 カーネルが新しいと、新しいPC に入れ替える時にハードに対応しやすいですし、アプリをインストールするときに有利です。

これらは、先日インストールした「Linux Mint 20 Cinnamon」と、今回の「Linux Mint 20 Xfce」で共通の利点です。

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洗練されたデザインはCinnamon ですが、軽さはXfce です。Cinnamon では、ブラウザで投稿を編集しているときに重さを感じましたが、Xfce だと気になりません。感じ方は人それぞれなので、実際に自分で試して確認するのが良いと思います。

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目次

先頭

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Linux Mint 20 Cinnamon をUSB メモリにインストール〈H92〉

登録日: 2020-09-03 更新日: 2020-09-05

Linux Mint 20 Cinnamon をUSB メモリにインストールしました。 Ubuntu 20.04 がベースで、カーネルが「5.4」です。

Ubuntu 20.04 と同じインストーラーなので、インストールの設定は似ています。 再起動すると「Linux Mint へようこそ」画面が表示されるので、インストール後の設定がしやすくなっています。

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「目次」

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Linux Mint 20 Cinnamon のデスクトップ画面:

Linux Mint はやっぱり、自然や風景の壁紙が合います。

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はじまりは、アップグレード通知

Linux Mint 19.3 Cinnamon のデスクトップ画面:

Linux Mint 19.3 にて、システム更新して再起動したら「システムレポート」アプリから通知がありました。

-

新しいバージョンのLinux Mint が利用できます

→「Upgrade to "Linux Mint 20 Ulyana"」をクリック →ブラウザが開きました。

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Linux Mint 20にアップグレードする方法

Linux Mint 19.3 の64ビットを使っているのなら、「Linux Mint 20」にアップグレードできます。

ちなみに、32ビットは、Linux Mint 19.3 までの対応です。

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64ビット/32ビット、のどちらを使っているかの確認:

$ dpkg --print-architecture
amd64
  • amd64 と表示されたら: 64ビット(アップグレード可能)

  • i386 と表示されたら: 32ビット(アップグレードできません)

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アップグレードするためのツール (mintupgrade) をインストールして、それを実行するようです

アップグレードの前に、タイムシフト(Timeshift) によるスナップショットの保存とか、サードパーティリポジトリの削除とか、前準備や注意事項がいろいろあって面倒です。実行途中でつまずく可能性もあります。

データを退避して「新規インストール」することにしました。手順はすっきりしていて確実です。

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Linux Mint 20 のデスクトップ環境:

  • Cinnamon : 最も近代的で革新的、フル機能。

  • MATE : より安定して、高速。

  • Xfce : 最も軽量で、最も安定。

→PC の性能を考えて選べますが Cinnamon も以前よりは軽くなっています。 「好み」のCinnamon にしました。

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Cinnamon のダウンロード

Linux Mint 20 "Ulyana" - Cinnamon (64-bit)

「Download mirrors」にて、任意のミラーサイトをクリック

今回は「South Korea」をクリック→保存→ダウンロードが始まりました。

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チェックサム値の表示:

サイトの上段にある「Don't forget to verify your ISO」をクリック

バージョン「20」をクリック→「sha256sum.txt」をクリックして開き、値を確認します:

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チェックサムを確認:

$ sha256sum linuxmint-20-cinnamon-64bit.iso
2f6ae466ec9b7c6255e997b82f162ae88bfe640a8df16d3e2f495b6281120af9  linuxmint-20-cinnamon-64bit.iso

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Linux Mint 20 Cinnamon のインストール

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ライブUSB メモリを作成して、立ち上げ

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ブート画面が表示
Welcome to Linux Mint 20 Cinnamon 64-bit

Start Linux Mint     ←(選択されています)

→自分の古いPC だと、カウントダウンが 10 のままで変わりません。

いつまで待っても立ち上がらないので、

→「Enter」キー:

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画面中央に丸いデザインの「lm」マークが表示されました。

1分ほど待つと、画面が真っ暗

しばらくすると、カーソルのみ表示。

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ライブUSB メモリで立ち上がり、デスクトップが表示されました。

カーネルを確認:

$ uname -r
5.4.0-26-generic

$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=LinuxMint
DISTRIB_RELEASE=20
DISTRIB_CODENAME=ulyana
DISTRIB_DESCRIPTION="Linux Mint 20 Ulyana"

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2. インストール先となるUSB メモリ(fat32 で初期化済)を挿入。

→デスクトップに「USB メモリ」のアイコンが表示されますが、無視します。

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3. 「Disks」を起動して確認:

Menu→ Acessories→「Disks」→「Disks」が起動

左側にて「デバイス」アイコンを選択: USB メモリ(63GB) →サイズ、メーカー名、fat32 が目印

FAT32 表示(/dev/sdc1) →確認。

左下の「■」(Unmount: アンマウント)をクリック→「▶」に変化。

→右上の「x」で閉じます。

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4. デスクトップ画面にある「Install Linux Mint」アイコンをダブルクリック。

「Install」画面表示。日本語で表示されています。

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5. Welcome:

言語選択: 一番下の「日本語」をクリック

→「続ける」

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6. キーボードレイアウト:

自動認識されます。

Japanese Japanese

「キーボード入力をここでテストしてください」→ @@ で確認。

→「続ける」

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7. マルチメディアコーディック

「Install multimedia codes」にチェック

→「続ける」

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8. インストールの種類

  • 今回は、挿入した「USB メモリ」にインストールします。

「それ以外」にチェック

→「続ける」

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「/dev/sdc1 fat32」をクリック

「ー」をクリック

「/dev/sdc」の下にある「空き領域」をクリック

「+」をクリック

マウントポイント「/」を選択

→「OK」

→「/dev/sdc1 ext4 /」に表示が変わりました。

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一番下の

ブートローダをインストールするデバイス: 「/dev/sdc」を選択

→右下の「インストール」をクリック

→「デバイスに変更を書き込みますか?」表示

→「続ける」

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9. どこに住んでいますか?:

(インストールは開始しており、並行動作しています。)

Tokyo

→「続ける」

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10. あなたの情報を入力してください:

あなたの名前: 任意

コンピュータの名前: 任意

ユーザー名の入力: 任意

パスワードの入力: 任意

パスワードの確認: 任意

「ログイン時にパスワードを要求する」にチェック

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すべての項目に黒色のチェックが付いたら、

→「続ける」

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11. 「Install」画面のウィンドウが通常のウィンドウサイズに戻りました。

バーグラフが表示されます。

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12. 「インストールが完了しました。」表示。

→ 「今すぐ再起動する」をクリック。

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Please remove the installation medium, then press ENTER:

ライブUSB メモリを抜いて、Enter キー

→再起動

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画面中央に丸いデザインの「lm」マークが表示されました。

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13. インストールしたUSB メモリで起動

ログイン画面にて、パスワード入力。

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14. デスクトップ画面が表示:

→パネル設定は「モダン」がデフォルトです。

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15. 「Linux Mint へようこそ」画面

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「はじめに」タブ

デスクトップの色:

  • テーマの色(11色より): →一番左の「緑色」の定番のテーマ色にしました。

  • テーマの明/暗: →「暗い色」を選択。すぐに画面がダークテーマに変更されました。

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パネルのレイアウト:

  • トラディッショナル(細めのパネルバーで、ウィンドウリストに文字列表示)

  • モダン(太めのパネルバー、ウィンドウリストにアイコン表示): Linux Mint 20 のデフォルト

→「トラディッショナル」を選択。パネルを細くできます。

注意: パネルの設定を変更していたとしても、ここを変更するとパネルが初期化されて再度設定が必要になります。 一度決めたら、変更しないのが無難。

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「システムスナップショット」タブ

タイムシフト(Timeshift) の設定です。設定すると、自動起動されて設定に従って差分のセーブがされるようになります。

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  • 今回はUSB メモリにインストールしたので、「さわりません」

USB メモリにインストールしたので、シャットダウンがすぐに終わらなかったり、アクセス数が増えてUSB メモリの寿命が早まったり、容量が足りなくなったりする問題があります。開始は簡単ですが、解除は難しいので「さわりません」でした。

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  • SSD で運用するなら使えるように設定するのがオススメです。システム更新等で不調のときに、スナップショット(差分のセーブ)をとった時点に戻せる利点があります。保存のためのエリアが必要です。

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  • 解除のやり方を見つけました。Linux Mint 20 アップグレード手順の注意書きに含まれていました。

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参考: タイムシフト(Timeshift) を使いたくない場合の設定:
  • 使うつもりがなかったのに設定してしまったときの対応策です。使うときは設定しません。
$ echo "{}" | sudo tee /etc/timeshift.json

→こちらの設定は、推奨されていません。

解除(開始)は、作成したファイルを削除。

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ファイアウォール」タブ

  • ネットワークからの侵入者を防いでくれます。

→「起動する」をクリック→パスワード入力→「ファイアウォール」画面表示

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Status : 「ボタン」をクリックして、「オン」にします。

→「盾」のアイコンがカラーになれば、「ファイアウォール」が開始されています。

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「アップデートマネージャ」タブ

  • システムトレイにある「小さな盾」アイコンをクリックしても起動されます。

→「起動する」をクリック→「アップデートマネージャ」画面表示

紹介です。最初だけ表示されます。

→「OK」

次の画面:

最初だけ、ミラーをどうするかを聞いてきます。今回は「いいえ」にしました。

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「アップデートマネージャ」自体の更新があり、この画面が表示されました。

→「アップデートを適用します」をクリック

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通常は、システム更新があれば、一覧表示されます。

→上部にある「アップデートをインストール」をクリック

→「このシステムは最新の状態です」

→右上の「x」で閉じます。

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ちなみに、システム更新があるときは、システムトレイにある「小さな盾」アイコンにオレンジの点が付いて、教えてくれます。

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インストール完了

Linux Mint へようこそ」画面の右下の 「起動時にこのダイアログを表示」のチェックをはずします。

→右上の「x」で閉じます。

再起動

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ログイン

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デスクトップ画面:

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システム情報:

$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=LinuxMint
DISTRIB_RELEASE=20
DISTRIB_CODENAME=ulyana
DISTRIB_DESCRIPTION="Linux Mint 20 Ulyana"

$ uname -r
5.4.0-42-generic

→LTS 版(長期サポート版)のカーネルで、「5.4.0-42」にアップしました。Debian 系のカーネルには「-generic」が付きます。

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インストールしたイメージの確認:

$ cat /var/log/installer/media-info
Linux Mint 20 "Ulyana" - Release amd64 20200624

インストールに使った、ダウンロードしたイメージの公開日を確認できます。 公開されてから、2ヶ月経っているみたい。

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コマンドでシステム更新するとき:

リポジトリの同期:

$ sudo apt update

[sudo] USER_NAME のパスワード:
取得:1 http://security.ubuntu.com/ubuntu focal-security InRelease [107 kB]
ヒット:2 http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal InRelease
ヒット:3 http://archive.canonical.com/ubuntu focal InRelease
取得:4 http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal-updates InRelease [111 kB]
無視:5 http://packages.linuxmint.com ulyana InRelease
ヒット:6 http://packages.linuxmint.com ulyana Release
取得:7 http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal-backports InRelease [98.3 kB]
317 kB を 3秒 で取得しました (111 kB/s)
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
パッケージはすべて最新です。

→日本のミラーへの変更はしていません。

パッケージの更新:

$ sudo apt upgrade

パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
アップグレードパッケージを検出しています... 完了
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

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日本語入力:

  • Cinnamon のインストール直後から日本語入力が可能です。

右上の「キーボード」アイコンをクリックして、日本語(Mozc) を選びます。

後は、「半角/全角」キーで日本語オン/オフの切り替え(トグル)ができます。

$ apt list fcitx-mozc
一覧表示... 完了
fcitx-mozc/focal,now 2.23.2815.102+dfsg-8ubuntu1 amd64 [インストール済み]

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少しでも軽くするために、エフェクトをオフ

メニュー →「設定」 →「エフェクト」画面

「エフェクトの有効化」タブ

→5つすべて、オフに設定しました。 オフにしても変わらないのなら、オンのままでいいと思います。

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パネルの時計に曜日を表示

パネルの右下の時計を左クリック→カレンダー→カレンダーの下にある「日付と時刻の設定」をクリック

日付の表示: オフ→「オン」に変更

9月3日(木曜日) 01:23

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もし、もっと短く表示したいときは:

パネルの右下の時計を右クリック→「設定…」→「カレンダー」画面

カスタムな日時のフォーマットを使用する: オフ→「オン」に変更

Date format

%m/%d (%a) %H:%M

09/03 (木) 01:23

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パネルをもっと細くしました

パネルの空きで右クリック→「パネルの設定」→「パネル」画面表示

パネルの高さ: 「24」に変更

→アイコンサイズとも関係。あまり細いと操作がしづらくなるので試行錯誤。

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テキストエディタ用にフォントをインストール

フォントの横幅が狭いので、画面の情報量を増やせます。パピプペポ、バビブベボが見やすいフォントです。 featherpad で文字が太いのが気になるときにも使えます。

$ sudo apt install fonts-migmix
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  fonts-migmix

パッケージに含まれるフォント:

-

端末やテキストエディタで使うときに、

  • 行間を詰めるなら: DejaVu Sans Mono Book 10

  • 字間を詰めるなら: Migu 1M Regular 11

-


Terminal(GMOME 端末)の設定

  • Ctrl+Alt+T で「端末」を起動できます。

編集 →設定 →左側の「名前なし」をクリック

「文字」タブ:

90列 56行

「フォントを指定」にチェック

DejaVu Sans Mono Book 10

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「色」タブ:

「システムのテーマ色を使用する」のチェックを外します

組み込みのスキーム: 黒地に灰色文字

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Linux Mint の「apt search」コマンドは、表示が加工されています

行頭に省略形(p、i、v、A)でアプリのインストール状態が表示されます。そして、画面からはみ出した部分は折り返されずに、削除されます。

$ apt search takao
p   fonts-takao                          - 日本語 TrueType フォントセット - Takao フォント
i   fonts-takao-gothic                   - Japanese TrueType font set, Takao Gothic Fonts 
i   fonts-takao-mincho                   - Japanese TrueType font set, Takao Mincho Fonts 
i A fonts-takao-pgothic                  - Japanese TrueType font set, Takao P Gothic Font

$ apt search libreoffice-help-common
i   libreoffice-help-common              - office productivity suite -- common files for   ←(お尻が切れてます)

→お尻が切れてしまうのは投稿には困ります。 切れた部分が必要なときは、ウィンドウを全画面表示にしてから、コマンドを投入するとよいです。

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参考: apt search (aptitude search) の行頭の見方

1 文字目:

p : パッケージはインストールされていません
c : パッケージは削除されましたが、システムに設定ファイルが残っています
i : パッケージはインストール済み
v : パッケージは仮想パッケージ

2 文字目:

i : インストール予定
d : 削除予定
p : パッケージおよびその設定ファイルが削除予定

3 文字目:

A : 自動的にインストールされたパッケージ

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参考:

aptitude search の見方

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以前のapt search を使いたいとき:

$ /usr/bin/apt search libreoffice-l10n-ja
:
libreoffice-l10n-ja/focal-updates,focal-updates,now 1:6.4.5-0ubuntu0.20.04.1 all [インストール済み]
  office productivity suite -- Japanese language package

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テキストエディター(xed)の設定

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テーマの変更:

編集 →設定 →「テーマ」タブ

スタイルのスキーム: 「Oblivion」に変更。

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「日付/時刻の挿入」の書式の設定:

編集 →設定 →「プラグイン」タブ

「日付/時刻の挿入」をクリック→設定

「その他」にチェック

%Y-%m-%d %H:%M

→「閉じる」

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「日付/時刻の挿入」を使う:

編集 →「日付/時刻の挿入」

2020-09-02 13:57

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「pluma」のインストール:

gedit やxed 互換のテキストエディタです。メニューバー周りが違いますが、日付の設定まで同じです。エディタが2つあると、ファイルを2つ開いての作業がやりやすくなります。

$ sudo apt install pluma
:
提案パッケージ:
  libenchant-voikko
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  enchant gir1.2-pluma-1.0 libenchant1c2a pluma pluma-common

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Firefox」の検索エンジンを「Google」に変更

Linux MintFirefox ブラウザのデフォルトの検索エンジンは「DuckDuckGo」です。

使い慣れた「Google 検索」に変更しました。

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1. 設定→左の「検索」タブ

下にスクロールして、水色の「他の検索エンジンを追加」をクリック

2. Linux Mint のサイトが表示されます。

Search engines in Linux Mint

3. 下にスクロールして、「OTHER ENGINES」にある「Google」アイコンをクリック

Google in Linux Mint

このページにて、アドレスバーの「•••」をクリック→一番下の「検索エンジンを追加」

4. 「設定」のタブをクリックして戻ります。

5. 規定の検索エンジン:

DuckDuckGo」→「Google」に変更。

6. ブラウザを再起動。

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「KolourPaint」のインストール

$ sudo apt install kolourpaint

→Qt アプリです。投稿用の画像を簡単に加工できるのでよく使います。 ただし、たくさんの依存パッケージが入ります。

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kolourpaint の起動:

メニュー →グラフィックス →「KolourPaint」

もしくは、

画像ファイルを右クリック→「KolourPaint」

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「qpdfview」のインストール

自炊本の閲覧によく使うPDF ビュワーです。自炊本の閲覧には、いろいろと対応できるビュワーが必要です。

表紙付きの見開きページが表示できます。そして、右とじ、左とじに対応(読む方向を指定)できます。 両方の機能があるビュワーは少ないです。

$ sudo apt install qpdfview
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libpoppler-qt5-1 libqt5concurrent5 libqt5sql5 libqt5sql5-sqlite libsynctex2 qpdfview
  qpdfview-djvu-plugin qpdfview-ps-plugin qpdfview-translations

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qpdfview の起動:

メニュー →オフィス →「qpdfview」

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qpdfview を日本語化(ソースからのビルドを利用):

本ごとに表示の切り替えをすることになるので、メニューを日本語化したほうが使いやすいです。

日本語のソースファイルを取り出して個別にコンパイルして翻訳ファイルを作成しても良いのですが、アプリのビルド(前段階)を利用して、ソースからビルドして翻訳ファイルを入手しました。

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qpdfview のソースをダウンロード

1. qpdfview のサイトをブラウザで開きます。

公式サイト:

qpdfview

Ubuntu 系のサイトです。

2. 右にある、Downloads 「qpdfview-0.4.18.tar.gz 」をクリック。

Downloads Latest version is 0.4.18 (2019-07-24)

qpdfview-0.4.18.tar.gz

3. ダウンロードした「qpdfview-0.4.18.tar.gz」を右クリック→「ここで展開」

→ 「~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18」フォルダが新しく作られました。

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ビルドに使うツール(lrelease)の確認:

確認:

$ lrelease --version
bash: lrelease: コマンドが見つかりません

→アプリがありません。

インストール(Qt5 本体):

$ sudo apt install qt5-default
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libegl-dev libgl-dev libglu1-mesa-dev libglx-dev libpthread-stubs0-dev libqt5opengl5
  libqt5opengl5-dev libvulkan-dev libx11-dev libxau-dev libxcb1-dev libxdmcp-dev
  libxext-dev qt5-default qt5-qmake qt5-qmake-bin qtbase5-dev qtbase5-dev-tools
  qtchooser x11proto-core-dev x11proto-dev x11proto-xext-dev xorg-sgml-doctools
  xtrans-dev

インストール(Qt ツール):

$ sudo apt install qttools5-dev-tools
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libclang1-10 libqt5designer5 libqt5designercomponents5 libqt5help5 libqt5positioning5
  libqt5quickwidgets5 libqt5sensors5 libqt5webchannel5 libqt5webkit5 qdoc-qt5
  qhelpgenerator-qt5 qt5-assistant qtattributionsscanner-qt5 qttools5-dev-tools

確認:

$ lrelease --version
Usage:
    lrelease [options] project-file
    lrelease [options] ts-files [-qm qm-file]

$ which lrelease
/usr/bin/lrelease

$ whereis lrelease
lrelease: /usr/bin/lrelease /usr/share/man/man1/lrelease.1.gz

→パスが通りました。 --version の機能はなくて、ヘルプが表示されました。 マニュアルのパスが表示されているので OK でしょう。

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→Qt 関連のツール(緑色のアプリ)がインストールされました。

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ビルドの前段階(翻訳を実行):

$ cd ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/
$ ls translations/qpdfview_j*
translations/qpdfview_ja.ts

$ lrelease qpdfview.pro
:
Updating '/home/ubn/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/qpdfview_zh_CN.qm'...
     369 件のメッセージを翻訳しました(完了 369 件、未完了 0 件)
     
$ ls translations/qpdfview_j*
translations/qpdfview_ja.ts

→日本語が翻訳されていません。翻訳対象から漏れています。

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翻訳対象に日本語を追加:

$ cd ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/
$ xed qpdfview.pro

修正:

    translations/qpdfview_it.ts \
    translations/qpdfview_kk.ts \

↓ 55行目と56行目の間にja を追加:

    translations/qpdfview_it.ts \
    translations/qpdfview_ja.ts \
    translations/qpdfview_kk.ts \

-

翻訳ファイルを個人的に手直し(任意):

$ xed translations/qpdfview_ja.ts

→個人的に好きな言い回しに変更(置換)。

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翻訳の再実行:

$ lrelease qpdfview.pro
:
Updating '/home/ubn/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/qpdfview_ja.qm'...
     368 件のメッセージを翻訳しました(完了 368 件、未完了 0 件)
     1 件の未翻訳のソーステキストを無視しました

$ ls translations/qpdfview_j*
translations/qpdfview_ja.qm  translations/qpdfview_ja.ts

→日本語の翻訳ファイル(qpdfview_ja.qm) ができました。

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目的はここで達成

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qpdfview の日本語化(翻訳ファイルを配置):

$ sudo cp ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/qpdfview_ja.qm /usr/share/qpdfview/qpdfview_ja.qm

→qpdfview を起動すると、日本語化されました:

(ヘルプは変更していないので英語のままです。)

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日本語の翻訳をされた方々に感謝 !!

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余分な「言語」の削除:

  • 「言語」アプリにおいて、多くの国の言語が入っています。使わないし無駄です。

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1. メニュー →「設定」 →「言語」 → 「言語の設定」画面表示

2.「言語サポート」タブ:→「言語のインストールと削除…」をクリック→パスワード入力

3. 「言語のインストール/削除」画面表示

→ 「Japanese, Japan」だけ残して、他の言語は「削除」しました。(インストールは押しません)

→「閉じる」

→「言語サポート」タブに、インストール済み言語: 「6」と表示されているのが気になります。

4. 「システムロケール」タブ:

→「システム全体に適用」をクリック→パスワード入力

→右上の「x」で閉じます。

5. 再起動

6. 確認

Ubuntu の「言語サポート」とは違います。

Linux Mint の「言語」アプリで、「Japanese, Japan」を選択して「インストール」を押すと、fonts-takao だけがインストールされました。

→takao フォントが不要なら、「インストール」を押してはいけません。(後で記述)

Ubuntu 18.04 以前は、takao フォントがシステムのデフォルト(他のLinux だとIPA もあり)でした。それもあって、以前に作成したオフィス文書で困らないように残されているようです。ちなみに、IPA フォントをコミュニティで管理しているのが takao フォントなので、IPA と takao を両方入れる必要はありません。

  • Linux Mint の「言語」アプリでインストールされるのは、takao フォントのインストールのみ:
$ apt search takao
p   fonts-takao                     - 日本語 TrueType フォントセット - Takao フ   ←(お尻が切れてます)
i   fonts-takao-gothic              - Japanese TrueType font set, Takao Gothic F
i   fonts-takao-mincho              - Japanese TrueType font set, Takao Mincho F
i A fonts-takao-pgothic             - Japanese TrueType font set, Takao P Gothic

Ubuntu とapt search の表示が違います。行頭の「i」はインストール済みを示しています。そして、端末画面の幅で折り返さずにお尻が切れます。

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-「言語」アプリは、libreoffice のヘルプファイルに影響しません:

$ ls /usr/share/libreoffice/help/

a11y-toggle.js  fr            idxcaption.xsl  main_transform.xsl  prism.js
de              fuzzysort.js  idxcontent.xsl  media               pt
default.css     help.html     index.html      normalize.css       pt-BR
en-GB           help.js       it              paginathing.js      ru
en-US           help2.js      ja              polyfills.js        zh-CN
es              hid2file.js   languages.js    prism.css           zh-TW

→使わない国のヘルプファイルがいっぱい入っています。libreoffice の初期値として入れてあるみたい。

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注意: 「takao」フォントをインストールすると、デフォルトフォントがTakao に変わります

テキストエディタで フォントを monospace に設定していると、フォントが変わったことに気づきます。 同じmonospace なのに、文字の見た目が変わります。

-

コマンドでtakao フォントをインストール:

$ sudo apt install 'fonts-takao-*'

もしくは、

「言語」アプリで、「Japanese, Japan」を選択して「インストール」:

-

ログアウト→ログイン

-

$ fc-match
fonts-japanese-gothic.ttf: "Takao Pゴシック" "Regular"

$ fc-match sans
fonts-japanese-gothic.ttf: "Takao Pゴシック" "Regular"

$ fc-match serif
fonts-japanese-mincho.ttf: "Takao P明朝" "Regular"

$ fc-match monospace
TakaoGothic.ttf: "Takaoゴシック" "Regular"

→TakaoフォントをインストールするだけでTakaoフォントがデフォルトになるのは、

「/etc/fonts/conf.avail/」にある「65-fonts-takao-pgothic.conf」「65-fonts-takao-gothic.conf」「65-fonts-takao-mincho.conf」でTakaoフォントを優先する設定がされているようです。

デフォルトフォントが変わったら(Takaoフォントをインストールしたら)、すぐにログアウト→ログインした方が無難です。そのまま続けてテキストエディタの編集をしていたら表示乱れが発生しました。

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「Takao」をインストールしても、デフォルトフォントを「Droid」 や「Noto」に戻すには:

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シンボリックリンクされているかを確認:
$ ls -l /etc/fonts/conf.d/*takao*

lrwxrwxrwx 1 root root 40 10月 20  2019 /etc/fonts/conf.d/65-fonts-takao-gothic.conf -> ../conf.avail/65-fonts-takao-gothic.conf
lrwxrwxrwx 1 root root 40 10月 20  2019 /etc/fonts/conf.d/65-fonts-takao-mincho.conf -> ../conf.avail/65-fonts-takao-mincho.conf
lrwxrwxrwx 1 root root 41 10月 20  2019 /etc/fonts/conf.d/65-fonts-takao-pgothic.conf -> ../conf.avail/65-fonts-takao-pgothic.conf

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シンボリックリンクを削除:
$ sudo rm /etc/fonts/conf.d/65-fonts-takao-*

ログアウト→ログイン

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確認:
$ ls -l /etc/fonts/conf.d/*takao*
ls: '/etc/fonts/conf.d/*takao*' にアクセスできません: そのようなファイルやディレクトリはありません

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$ fc-match
DroidSansFallbackFull.ttf: "Droid Sans Fallback" "Regular"

$ fc-match sans
DroidSansFallbackFull.ttf: "Droid Sans Fallback" "Regular"

$ fc-match serif
NotoSerifCJK-Regular.ttc: "Noto Serif CJK JP" "Regular"

$ fc-match monospace
NotoSansCJK-Regular.ttc: "Noto Sans Mono CJK JP" "Regular"

→デフォルトフォントが元に戻りました。

-

参考:

Ubuntu 18.04 LTSの日本語フォントを変更する!【詳細解説】

-


libreoffice にて、使わない国のヘルプと言語パッケージを削除:

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libreoffice のヘルプを確認:
$ apt search libreoffice-help | grep ^i
i   libreoffice-help-common              - office productivity suite -- common files for LibreOffice help
i   libreoffice-help-de                  - office productivity suite -- German help
i   libreoffice-help-en-gb               - office productivity suite -- English_british help
i   libreoffice-help-en-us               - office productivity suite -- English_american help
i   libreoffice-help-es                  - office productivity suite -- Spanish help
i   libreoffice-help-fr                  - office productivity suite -- French help
i   libreoffice-help-it                  - office productivity suite -- Italian help
i   libreoffice-help-ja                  - office productivity suite -- Japanese help
i   libreoffice-help-pt                  - office productivity suite -- Portuguese help
i   libreoffice-help-pt-br               - office productivity suite -- Portuguese_brazilian help
i   libreoffice-help-ru                  - office productivity suite -- Russian help
i   libreoffice-help-zh-cn               - office productivity suite -- Chinese_simplified help
i   libreoffice-help-zh-tw               - office productivity suite -- Chinese_traditional help

→使わない国のヘルプがたくさん入っています。

-

libreoffice の言語パッケージを確認:
$ apt search libreoffice-l10n | grep ^i
i   libreoffice-l10n-de                  - office productivity suite -- German language package
i   libreoffice-l10n-en-gb               - office productivity suite -- English_british language package
i   libreoffice-l10n-en-za               - office productivity suite -- English_southafrican language
i   libreoffice-l10n-es                  - office productivity suite -- Spanish language package
i   libreoffice-l10n-fr                  - office productivity suite -- French language package
i   libreoffice-l10n-it                  - office productivity suite -- Italian language package
i   libreoffice-l10n-ja                  - office productivity suite -- Japanese language package
i   libreoffice-l10n-pt                  - office productivity suite -- Portuguese language package
i   libreoffice-l10n-pt-br               - office productivity suite -- Portuguese_brazilian language package
i   libreoffice-l10n-ru                  - office productivity suite -- Russian language package
i   libreoffice-l10n-zh-cn               - office productivity suite -- Chinese_simplified language package
i   libreoffice-l10n-zh-tw               - office productivity suite -- Chinese_traditional language package

→使わない国の言語パッケージがたくさん入っています。

-

使わない国のヘルプや言語パッケージを削除:
$ sudo apt remove libreoffice-help-de libreoffice-help-en-gb libreoffice-help-en-us libreoffice-help-es libreoffice-help-fr libreoffice-help-it libreoffice-help-pt libreoffice-help-pt-br libreoffice-help-ru libreoffice-help-zh-cn libreoffice-help-zh-tw

$ sudo apt remove libreoffice-l10n-de libreoffice-l10n-en-gb libreoffice-l10n-en-za libreoffice-l10n-es libreoffice-l10n-fr libreoffice-l10n-it libreoffice-l10n-pt libreoffice-l10n-pt-br libreoffice-l10n-ru libreoffice-l10n-zh-cn libreoffice-l10n-zh-tw

-

確認:
$ apt search libreoffice-help | grep ^i
i   libreoffice-help-common              - office productivity suite -- common files for L
i   libreoffice-help-ja                  - office productivity suite -- Japanese help     

$ apt search libreoffice-l10n | grep ^i
i   libreoffice-l10n-ja                  - office productivity suite -- Japanese language 

→日本語だけになりました。

-

$ ls /usr/share/libreoffice/help/
a11y-toggle.js  help.js         idxcontent.xsl  main_transform.xsl  polyfills.js
default.css     help2.js        index.html      media               prism.css
fuzzysort.js    hid2file.js     ja              normalize.css       prism.js
help.html       idxcaption.xsl  languages.js    paginathing.js

→フォルダも「ja」のみになり、スッキリしました。 しかし、「libreoffice」の更新で復活するかもしれません。

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使わない国のフォントを削除:

アラビア系とかアジア系のフォントとか使わないので削除:

確認:

$ apt search fonts- | grep "i   " | grep "tlwg"
$ apt search fonts- | grep "i   " | grep "telu"
$ apt search fonts- | grep "i   " | grep "smc"
$ apt search fonts- | grep "i   " | grep "lohit"

削除:

$ sudo apt remove fonts-thai-tlwg fonts-tlwg-garuda fonts-tlwg-garuda fonts-tlwg-kinnari fonts-tlwg-kinnari-ttf fonts-tlwg-laksaman fonts-tlwg-laksaman-ttf fonts-tlwg-loma fonts-tlwg-loma-ttf fonts-tlwg-mono fonts-tlwg-mono-ttf fonts-tlwg-norasi-ttf fonts-tlwg-purisa fonts-tlwg-purisa-ttf fonts-tlwg-sawasdee fonts-tlwg-sawasdee-ttf fonts-tlwg-typewriter fonts-tlwg-typewriter-ttf fonts-tlwg-typist fonts-tlwg-typist-ttf fonts-tlwg-typo fonts-tlwg-typo-ttf fonts-tlwg-umpush fonts-tlwg-umpush-ttf fonts-tlwg-waree fonts-tlwg-waree-ttf

-

$ sudo apt remove fonts-smc fonts-smc-anjalioldlipi fonts-smc-chilanka fonts-smc-dyuthi fonts-smc-gayathri fonts-smc-karumbi fonts-smc-keraleeyam fonts-smc-manjari fonts-smc-meera fonts-smc-rachana fonts-smc-raghumalayalamsans fonts-smc-suruma fonts-smc-uroob

-

$ sudo apt remove fonts-lohit-beng-assamese fonts-lohit-beng-bengali fonts-lohit-deva/focal fonts-lohit-gujr/focal fonts-lohit-guru fonts-lohit-knda fonts-lohit-mlym fonts-lohit-orya fonts-lohit-taml fonts-lohit-taml-classical fonts-lohit-telu fonts-telu fonts-telu-extra

-

$ sudo apt remove fonts-tlwg-garuda-ttf

残がいを確認:

$ sudo apt update

$ sudo apt upgrade
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています                
状態情報を読み取っています... 完了
アップグレードパッケージを検出しています... 完了
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

-


削除しきれなかったフォルダを確認:

ファイル数が 0 のフォルダを表示:

$ cd /usr/share/fonts/truetype/
$ for d in `ls -1v`; do echo $d" = "`ls "$d" | wc -l`; done | grep " = 0"

fonts-telu-extra = 0
lohit-assamese = 0
lohit-bengali = 0
lohit-devanagari = 0
lohit-gujarati = 0
lohit-kannada = 0
lohit-malayalam = 0
lohit-oriya = 0
lohit-punjabi = 0
lohit-tamil = 0
lohit-tamil-classical = 0
lohit-telugu = 0
malayalam = 0
tlwg = 0

フォルダ内を確認:

$ ls fonts-telu-extra | wc -l
0

$ ls -a fonts-telu-extra
.  ..  .uuid

$ cat fonts-telu-extra/.uuid
5f13ebe5-c621-485a-af22-78f9c008e4ad

→フォントの識別子(.uuid) と思われる隠しファイルが残っています。

作業前:

$ ls
Gargi             fonts-guru-extra  lohit-bengali          openoffice
Gubbi             fonts-kalapi      lohit-devanagari       padauk
Nakula            fonts-orya-extra  lohit-gujarati         pagul
Navilu            fonts-telu-extra  lohit-kannada          samyak
Sahadeva          fonts-yrsa-rasa   lohit-malayalam        samyak-fonts
Sarai             freefont          lohit-oriya            sinhala
abyssinica        kacst             lohit-punjabi          tibetan-machine
dejavu            kacst-one         lohit-tamil            tlwg
droid             lao               lohit-tamil-classical  ttf-khmeros-core
fonts-beng-extra  liberation        lohit-telugu           ubuntu
fonts-deva-extra  liberation2       malayalam
fonts-gujr-extra  lohit-assamese    noto

取り残された(.uuid はあるけど、フォントファイルがない)フォルダを削除:

$ sudo rm -rf fonts-telu-extra lohit-assamese lohit-bengali lohit-devanagari lohit-gujarati lohit-kannada lohit-malayalam lohit-oriya lohit-punjabi lohit-tamil lohit-tamil-classical lohit-telugu malayalam tlwg

削除後:

$ ls
Gargi       dejavu            fonts-orya-extra  liberation2  samyak-fonts
Gubbi       droid             fonts-yrsa-rasa   migmix       sinhala
Nakula      fonts-beng-extra  freefont          noto         tibetan-machine
Navilu      fonts-deva-extra  kacst             openoffice   ttf-khmeros-core
Sahadeva    fonts-gujr-extra  kacst-one         padauk       ubuntu
Sarai       fonts-guru-extra  lao               pagul
abyssinica  fonts-kalapi      liberation        samyak

→もう少し削除できそう。でも、大きなシステム更新があるとフォントは復活しそう。

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まとめ

カーネルが「5.4」なので安定しています。ブラウザで投稿を編集していると19.3 よりも少しですが重くなったみたいに感じます。使い勝手は相変わらず良いです。

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インストールするだけで、日本語入力できます。それも fcitx-mozc です。 一番の利点はカーネルが「5.4」になったことで、他のディストリビューションと並びました。 新しいPC に入れ替える時にハード対応しやすいですし、アプリをインストールするときにも有利です。

逆に軽さを求めるなら、以前の「19.3」のままでいいと思います。特に、32 bit マシンなら、その選択しかありません。 もしくは、デスクトップを「Xfce」にするかです。

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目次

先頭

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Ubuntu 20.04.1 LTS をUSB メモリにインストール〈H91〉

登録日: 2020-08-31 更新日: 2020-09-03

Ubuntu 20.04.1 LTS をUSB メモリにインストールしました。久しぶりのUbuntu のインストールです。 問題の多いGNOME デスクトップですが、実績があるカーネル「5.4」を使っているので安心して使えそうです。

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「目次」

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Ubuntu 20.04.1 LTS のデスクトップ画面:

→ドックは小さめに設定。デスクトップにあった「ホームフォルダ」と「ゴミ箱」の表示はなしにして、上部のパネルの時計に「曜日」を追加しました。

壁紙で、雰囲気が変わります。ドックが半透明なことに初めて気づきました。

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ダウンロード:

  • Ubuntu 20.04.1 LTS (Focal Fossa)

LTS は、Long Term Support(長期サポート)の略称です。 2025年 4月までの 5年間、無料のセキュリティアップデートおよびメンテナンスアップデートが保証されています。

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公式サイトからのダウンロードだとチェックサム値の記載がないので、下記からダウンロードしました:

→久し振りなので、ファイル名の「amd64」が合っているのか迷ってしまいました。これでOK です。

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$ sha256sum ubuntu-20.04.1-desktop-amd64.iso
b45165ed3cd437b9ffad02a2aad22a4ddc69162470e2622982889ce5826f6e3d  ubuntu-20.04.1-desktop-amd64.iso

→改ざんされていないかの確認。表示される値が同じなら OK

-

一度、Fedora のインストールを体験してみると、 Ubuntu とのセキュリティに対する対応の違いがわかります。

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概要:

  • Ubuntu 20.04 LTS は、長期的にサポートされている Linuxカーネル 5.4 に基づいています。

  • 20.04 LTS に含まれるPythonPython 3.8 です。Python 2.7 は、デフォルトでは新しいインストールに含まれていません。

  • Snap Store(snap-store)は、ubuntu-software に代わって、 パッケージとスナップを見つけてインストールするためのツールです。

  • Ubuntu は、デフォルトで、ライブセッションを起動するときに使用中のメディアの整合性をチェックするようになりました。

→Ctrl+C でスキップできますが、不具合で、このキーを押すように指示するメッセージが一部のフレーバーに表示されません。(キーを押してもタイムラグがあって、すぐには終了しませんでした)

  • サードパーティのドライバーのインストールを選択すると、次のステップが利用可能になるまでに長い時間がかかる場合があります。

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Ubuntu 20.04.1 インストール

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ライブUSB メモリを作成して、立ち上げ

-

自分の古いPC はGfxboot に対応しておらず、ライブUSB メモリで立ち上げるとブート時に停止します:
Graphics initalization failed
Error Setting up gfxboot
boot: 

→「Tab」キー:

-

live live-nomodeset live-install live-install-nomodeset memotest hd mainmenu help
boot: 

→「live」と入れて、Enter

PC によっては、live-nomodeset とか、違う入力にしないと立ち上がらないかもしれません。

-

スプラッシュ画面が変わり、背景が黒で、小さいアイコンがクルクル回転します。クールになりました。

ライブUSB メモリの「Checking disk」が走りました。

Press Ctrl+C to Cancel all filesystem ...

→やり直しで再起動するときがありますが、Ctrl+C でスキップできて便利。タイムラグあり、すぐには停止しません。

-


ライブUSB メモリで立ち上がりました

1. オレンジ系の色のデスクトップ画面が表示されました。

カーネルを確認:

$ uname -r
5.4.0-42-generic

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2. インストール先となるUSB メモリ(fat32 で初期化済)を挿入。

→ドックに「USB メモリ」のアイコンが表示されますが、無視します。

-


3. ドックの一番下の「四角い点」アイコン (Show Applications) をクリック→「Gparted」を起動

右上で「デバイス」選択: /dev/sdc

→サイズ、メーカー名、fat32 が目印

fat32 を右クリック→Unmount(アンマウント)

fat32 を右クリック→Infomation →「Status: Not mounted」を確認。

→「Close」

→右上の「x」で閉じます。

-


4. デスクトップ画面にある「Install Lubuntu 20.04.1 LTS」をダブルクリック。

「Install」画面表示。日本語で表示されています。

-


5. Welcome:

言語選択: 一番下の「日本語」をクリック

→「続ける」

-


6. キーボードレイアウト:

自動認識されます。

Japanese Japanese

「キーボード入力をここでテストしてください」→ @@ で確認。

→「続ける」

-


7. アップデートと他のソフトウェア

「通常のインストール」にチェック

その他のオプション

  • Ubuntu のインストール中にアップデートをダウンロードする」にチェック

  • 「グラフィックとWi-Fi ハードウェアと追加のメディアフォーマットのサードパーティ製ソフトウェアをインストールする」にチェック

→「続ける」

-


8. インストールの種類

  • 今回は、挿入した「USB メモリ」にインストールします。

「それ以外」にチェック

→「続ける」

-

「/dev/sdc1 fat32」をクリック

「ー」をクリック

「/dev/sdc」の下にある「空き領域」をクリック

「+」をクリック

マウントポイント「/」を選択

→「OK」

→「/dev/sdc1 ext4 /」に表示が変わりました。

-

一番下の

ブートローダをインストールするデバイス: 「/dev/sdc」を選択

→右下の「インストール」をクリック

→「デバイスに変更を書き込みますか?」表示

→「続ける」

-


9. どこに住んでいますか?:

(インストールは開始しており、並行動作しています。)

Tokyo

→「続ける」

-


10. あなたの情報を入力してください:

あなたの名前: 任意

コンピュータの名前: 任意

ユーザー名の入力: 任意

パスワードの入力: 任意

パスワードの確認: 任意

「ログイン時にパスワードを要求する」にチェック

-

すべての項目に緑色のチェックが付いたら、

→「続ける」

-


11. 「Install」画面のウィンドウが全画面表示から通常のウィンドウサイズに戻りました。

バーグラフが表示されます。

-


12. 「インストールが完了しました。」表示。

→ 「今すぐ再起動する」をクリック。

-

Please remove the installation medium, then press ENTER:

ライブUSB メモリを抜いて、Enter キー

→再起動

-


13. インストールしたUSB メモリで起動

ログイン画面にて、パスワード入力。

-


14. デスクトップ画面が表示:

-


15. 「オンラインアカウント」画面

オンラインアカウントへの接続

→右上の「スキップ」をクリック

-


16. 「Live Patch」画面

Live Patch をインストールしますか?

→右上の「次へ」

-


17. 「Ubuntu への改善を支援する」画面

この情報を送信しますか?

「いいえ、送信しません」にチェック

→右上の「次へ」

-


18. 「プライバシー」画面

位置情報サービス: 「オフ」

→右上の「次へ」

-


19. 「準備が完了しました!」画面

→右上の「完了」

-

デスクトップ画面:

→壁紙は山猫?。ドック(お気に入りアプリが表示されるランチャー)のアイコンが少し大きすぎに感じます。

デスクトップに「ホームフォルダ」と「ゴミ箱」のアイコンが表示されていますが、すぐ隣に「ファイル」アプリがあるので要らないかも。

上部のパネルの時計に「曜日」の表示が欲しいところ。時計をクリックすればカレンダーが開くのですぐに曜日はわかるんですが…。ちょっと注文つけすぎたかな。

-


20. 「ソフトウェアの更新」画面が表示されました

Ubuntu 20.04 のリリース後に、ソフトウェアがアップデートされました。 今すぐインストールしますか?

→「今すぐインストールする」

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21. 左のドックに「ソフトウェアの更新」アイコンが表示

アイコンに赤い点が付いています。(実行中)

アイコンをクリックすると、「ソフトウェアの更新」画面が開きました。

バーグラフが伸びていきます。

完了で閉じました。

-


システム情報:

$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=20.04
DISTRIB_CODENAME=focal
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 20.04.1 LTS"

$ uname -r
5.4.0-42-generic

カーネルは「5.4.0-42」で安心の LTS 版(長期サポート版)です。Debian 系のカーネルには「-generic」が付くのでわかりやすいです。

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インストールしたイメージの確認:

$ cat /var/log/installer/media-info
Ubuntu 20.04.1 LTS "Focal Fossa" - Release amd64 (20200731)

インストールに使った、ダウンロードしたイメージの公開日がわかります。 公開されてから、1ヶ月経っているみたい。

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コマンドでシステム更新するとき:

リポジトリの同期:

$ sudo apt update

ヒット:1 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu focal InRelease
取得:2 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu focal-updates InRelease [111 kB]
取得:3 http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu focal-backports InRelease [98.3 kB] 
ヒット:4 http://security.ubuntu.com/ubuntu focal-security InRelease
210 kB を 2秒 で取得しました (121 kB/s)
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
パッケージはすべて最新です。

→今までだと日本のミラーへの変更が必要でしたが、すでに日本のミラーに設定されてます。

パッケージの更新:

$ sudo apt upgrade

パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
アップグレードパッケージを検出しています... 完了
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 0 個。

-


余分な言語サポートの削除:

  • デフォルトで日本語と英語のサポートが入っています。注意点は、英語のサポートには違う国々で使われる英語(方言)が複数含まれているということです。それらは使わないし無駄です。英語のサポートを削除しても、基本の英語は残ります。

-

1. メニュー →「言語サポート」

「言語サポートが完全にはインストールされていません」画面表示

→「後で通知する」をクリック(インストールすると、余計なアプリが入ります)

2. 「言語サポート」画面表示

→「言語のインストールと削除…」をクリック

3. インストールされている言語

→ 「日本語」のチェックは残して、「英語」のチェックを外します。

→「適用」→パスワード入力

→「変更を適用しています」画面→「言語サポート」画面表示

4. 「システム全体に適用」をクリック→パスワード入力

-

5. 「地域フォーマット」タブ:

→「システム全体に適用」をクリック

→「閉じる」

-

6. 再起動

7. 確認

$ ls /usr/share/libreoffice/help/

→水色のフォルダで、言語関係は「ja」と「en-US」だけのことを確認。

-


日本語入力:

  • インストール直後から日本語入力が可能です。

右上の「キーボード」アイコンをクリックして、日本語(Mozc) を選びます。

後は、「半角/全角」キーで日本語オン/オフの切り替え(トグル)ができます。

$ apt list ibus-mozc
:
ibus-mozc/focal,now 2.23.2815.102+dfsg-8ubuntu1 amd64 [インストール済み]

右上の「あ」を右クリック、左クリック、の両方共に、プロパティ表示がありません。

-

メニュー→設定→「地域と言語」タブ→「日本語 (Mozc)」を選んで、歯車(設定)アイコンをクリック

→設定ツールが起動されません。何も起こりません。設定ツールがインストールされていないみたい。 たぶん、「言語サポート」でインストールをクリックしていれば入っていたかもしれませんが余計なアプリが入ります。

-

このまま使うのなら、↓ 以降の設定作業は要りません。

-


日本語入力のオン/オフに、別々のキーを割当て

-

synaptic のインストール

$ sudo apt update

$ sudo apt install synaptic
:
提案パッケージ:
  xapian-tools dwww menu deborphan apt-xapian-index tasksel
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libept1.6.0 libxapian30 synaptic

-

synaptic を起動

ibus-mozc」で検索

「 mozc-utils-gui」がインストールされていないので、チェックして適用 →依存パッケージも含めてインストール

右上の「x」で閉じます

-

ログアウト→ログイン

-

→「Mozc の設定」アプリが増えています。「synaptic」のアイコンもあります。

-

日本語入力のオンオフに、別々のキーを追加

別々のキーに割り当てることで、「あ」を見なくても日本語入力ができます。

  • 「半角/全角」キーで、日本語オン/オフのトグル

  • スペースキー右の「ひらがな」キーで、日本語オン

  • スペースキー左の「無変換」キーで、日本語オフ

-

キーの割当てのやり方:

1. 右上の「あ」を左クリック→ツール→プロパティ→「Mozc プロパティ」画面

2. 左下の「初期値に戻す」をクリック→OK

3. 「一般」タブ

4. キー設定の選択: 「MS-IME」→「カスタム」→右隣りの「編集」→「Mozc キー設定」画面

5. 左下の「編集」→「定義済みのキーマップからインポート」→「MS-IME」→一覧表示

6. ウィンドウの右下をつかんでウィンドウを広げます。

7. 上段の「入力キー」を押すとソートされます。

8. 「Hiragana」が 4つあるので、右のコマンドの欄をすべて「IME を有効化」に変更します。

9. 左下の「編集」をクリック→「エントリーを追加」

→一番下に空欄が作成されます。

10. 左のモード: 直接入力

入力キー: →割り当てるキーの入力: →「無変換」キーを押します→OK →「Muhenkan」が入りました。

11. 右のコマンド: 「IME を無効化」に変更します。

12. 上段の「入力キー」を 2回押してソート。

13. 「Muhenkan」が 4つあるので、右のコマンドの欄をすべて「IME を無効化」に変更します。

14. 右下の「OK」で閉じます。→「OK」→「OK」

15. すぐに、キーの割当ては有効になっているはずです。

→「半角/全角」、「ひらがな」、「無変換」キーを押してみて「あ」の変化を確認。

-


Terminal(GMOME 端末)の設定

  • Ctrl+Alt+T で「端末」を起動できます。

設定アイコン →設定 →左側の「名前なし」をクリック

「文字」タブ:

80列 55行

「フォントを指定」にチェック

DejaVu Sans Mono Book 11

-

「色」タブ:

「システムのテーマ色を使用する」のチェックを外します

組み込みのスキーム: 黒地に灰色文字

-


テキストエディター(gedit)の設定

-

テーマの変更:

設定アイコン →設定 →「フォントと色」タブ

カラースキーム: 「Oblivion」に変更。

-

「日付/時刻の挿入」の書式の設定:

設定アイコン →設定 →「プラグイン」タブ

「日付/時刻の挿入」をクリック→設定

「その他」にチェック

%Y-%m-%d %H:%M

-

「日付/時刻の挿入」を使う:

設定アイコン →ツール →「日付と時刻の挿入」

2020-08-30 20:12

-


「pluma」のインストール:

gedit 互換のテキストエディタです。メニューバー周りが違いますが、日付の設定まで同じです。エディタが2つあると、ファイルを2つ開いての作業がやりやすくなります。

$ sudo apt install pluma
:
提案パッケージ:
  libenchant-voikko
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  enchant gir1.2-gtksource-3.0 gir1.2-pluma-1.0 libenchant1c2a
  libgtksourceview-3.0-1 libgtksourceview-3.0-common mate-desktop-common pluma
  pluma-common

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テキストエディタ用にフォントをインストール

$ sudo apt update $ sudo apt install fonts-migmix

次のフォントを含みます:

プロポーショナルフォント(ブラウザ用): → Migu 1P、Migu 1C、MigMix 1P、MigMix 2P

等幅フォント(テキストエディタ用): → Migu 1M、Migu 2M、MigMix 1M、MigMix 2M

テキストエディタに、「Migu 1M Regular 12」を設定しました。

横幅が狭めのフォントなので、多くの情報を表示できます。

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「KolourPaint」のインストール

$ sudo apt install kolourpaint

→Qt アプリです。たくさんの依存パッケージが入るので、他の高機能な画像ソフトが入っていれば要りませんが、投稿用の画像を簡単に加工できるのでいつも入れています。

-

kolourpaint の起動:

メニュー →グラフィックス →「KolourPaint」

もしくは、

画像ファイルを右クリック→「KolourPaint」

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「qpdfview」のインストール

自炊本の閲覧によく使っているPDF ビュワーです。 表紙付きで、見開きページが表示でき、右とじ、左とじに対応(読む方向を指定)できます。

$ sudo apt install qpdfview
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libpoppler-qt5-1 libqt5concurrent5 libqt5sql5 libqt5sql5-sqlite qpdfview
  qpdfview-djvu-plugin qpdfview-ps-plugin qpdfview-translations

-

qpdfview を日本語化(ソースからのビルドを利用):

表示の切り替えが多いので、メニューを日本語化したほうが使いやすくなります。

日本語のソースファイルを取り出して個別にコンパイルして翻訳ファイルを作成するやり方もありますが、アプリのビルド(前段階)を利用して、ソースからビルドして、翻訳ファイルを入手(ソースから作成)しました。

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qpdfview のソースをダウンロード

1. qpdfview のサイトをブラウザで開きます。

公式サイト:

qpdfview

Ubuntu 系のサイトです。

2. 右にある、Downloads 「qpdfview-0.4.18.tar.gz 」をクリック。

Downloads Latest version is 0.4.18 (2019-07-24)

qpdfview-0.4.18.tar.gz

3. ダウンロードした「qpdfview-0.4.18.tar.gz」を右クリック→「ここで展開」

→ 「~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18」フォルダが新しく作られました。

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ビルドに使うツール(lrelease)の確認:

確認:

$ lrelease --version

コマンド 'lrelease' が見つかりません。次の方法でインストールできます:

sudo apt install qtchooser

→アプリがありません。

インストール(Qt5 本体):

$ sudo apt install qt5-default
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libegl-dev libgl-dev libglu1-mesa-dev libglx-dev libpthread-stubs0-dev
  libqt5opengl5 libqt5opengl5-dev libvulkan-dev libx11-dev libxau-dev
  libxcb1-dev libxdmcp-dev libxext-dev qt5-default qtbase5-dev
  qtbase5-dev-tools x11proto-core-dev x11proto-dev x11proto-xext-dev
  xorg-sgml-doctools xtrans-dev

インストール(Qt ツール):

$ sudo apt install qttools5-dev-tools
:
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libclang1-10 libqt5designer5 libqt5designercomponents5 libqt5help5
  libqt5positioning5 libqt5quickwidgets5 libqt5sensors5 libqt5webchannel5
  libqt5webkit5 qdoc-qt5 qhelpgenerator-qt5 qt5-assistant
  qtattributionsscanner-qt5 qttools5-dev-tools

確認:

$ lrelease --version
Usage:
    lrelease [options] project-file
    lrelease [options] ts-files [-qm qm-file]

$ which lrelease
/usr/bin/lrelease

$ whereis lrelease
lrelease: /usr/bin/lrelease /usr/share/man/man1/lrelease.1.gz

→パスが通りました。 --version の機能はなくて、ヘルプが表示されました。 マニュアルのパスが表示されているので OK 。

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→Qt 関連のツール(緑色のアイコン)がインストールされました。

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ビルドの前段階(翻訳を実行):

$ cd ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/

$ ls translations/qpdfview_j*
translations/qpdfview_ja.ts


$ lrelease qpdfview.pro
:
Updating '/home/ubn/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/qpdfview_zh_CN.qm'...
     369 件のメッセージを翻訳しました(完了 369 件、未完了 0 件)
     
$ ls translations/qpdfview_j*
translations/qpdfview_ja.ts

→日本語は翻訳されていません。対象から外れています。

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翻訳対象に日本語を追加:

$ cd ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/
$ gedit qpdfview.pro

55行目と56行目の間にja を追加します:

    translations/qpdfview_it.ts \
    translations/qpdfview_kk.ts \

    translations/qpdfview_it.ts \
    translations/qpdfview_ja.ts \
    translations/qpdfview_kk.ts \

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翻訳ファイルを個人的に手直し(任意):

$ gedit translations/qpdfview_ja.ts

→個人的に好きな言い回しに変更(置換)。

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翻訳の再実行:

$ lrelease qpdfview.pro
:
Updating '/home/ubn/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/qpdfview_ja.qm'...
     368 件のメッセージを翻訳しました(完了 368 件、未完了 0 件)
     1 件の未翻訳のソーステキストを無視しました

$ ls translations/qpdfview_j*
translations/qpdfview_ja.qm  translations/qpdfview_ja.ts

→日本語の翻訳ファイル(qpdfview_ja.qm) ができました。

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目的はここで達成

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qpdfview の日本語化(翻訳ファイルを配置):

$ sudo cp ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/qpdfview_ja.qm /usr/share/qpdfview/qpdfview_ja.qm

→qpdfview を起動すると、日本語化されています:

(ヘルプは変更していないので英語のままです。)

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日本語の翻訳をされた方々に感謝!!

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デスクトップの設定

メニュー →設定 →「外観」タブ

ウィンドウの色:

「標準」→「暗い」

Dock:

アイコンのサイズ: 48 → 28

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gnome-tweaks のインストール:

  • パネルの時計に「曜日」を追加や、デスクトップの「ゴミ箱」アイコンを表示させない、などの設定には、別の設定ツール(tweaks)をインストールしないとできません。

→できなくてもいいけど、設定できれば便利というレベル。

$ sudo apt install gnome-tweaks

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拡張機能」の起動:

メニュー →「拡張機能」 →「拡張機能」画面表示

もしくは、

メニュー →「ユーティリティ」 →「Tweaks」→「Tweaks」画面表示→「拡張機能」タブ

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デフォルトでインストールされている拡張機能が 3つありました:

1. Desktop Icons : 「オン」
2. Ubuntu AppIndicators : 「オン」
3. Ubuntu Dock : 「オン」

→「Desktop Icons」だけに「設定」ボタンがあります。

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デスクトップの「ホームフォルダ」と「ゴミ箱」アイコンの表示を消します:

「Desktop Icons」の「設定」をクリック

- デスクトップアイコンのサイズ: 「小さい」

- デスクトップにホームフォルダーを表示する: 「オン」→「オフ」に変更。

- デスクトップにゴミ箱を表示する: 「オン」→「オフ」に変更。

→後で気づきましたが、両方のアイコンを消してしまうのなら、Desktop Icons : 「オン」→「オフ」に変更する方が、余計な機能拡張がないので、負荷として軽くなるかもしれません。

→気のせいか、ブラウザのスクロールが軽くなったような気がします。投稿の編集もスムーズです。

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「tweaks」の起動:

メニュー →「ユーティリティ」 →「Tweaks」→「Tweaks」画面表示

もしくは、

メニュー →「T」Enter →「Tweaks」画面表示

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トップバーの時計に曜日を表示:

「トップバー」タブ

曜日: 「オフ」→「オン」に変更。

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使わないであろうフォントの削除:

アラビア系とかアジア系のフォントとか使わないので削除:

確認:

$ apt search fonts- | grep インストール済み | grep "tlwg"
$ apt search fonts- | grep インストール済み | grep "telu"
$ apt search fonts- | grep インストール済み | grep "smc"
$ apt search fonts- | grep インストール済み | grep "lohit"

削除:

$ sudo apt remove fonts-thai-tlwg fonts-tlwg-garuda fonts-tlwg-garuda fonts-tlwg-kinnari fonts-tlwg-kinnari-ttf fonts-tlwg-laksaman fonts-tlwg-laksaman-ttf fonts-tlwg-loma fonts-tlwg-loma-ttf fonts-tlwg-mono fonts-tlwg-mono-ttf fonts-tlwg-norasi-ttf fonts-tlwg-purisa fonts-tlwg-purisa-ttf fonts-tlwg-sawasdee fonts-tlwg-sawasdee-ttf fonts-tlwg-typewriter fonts-tlwg-typewriter-ttf fonts-tlwg-typist fonts-tlwg-typist-ttf fonts-tlwg-typo fonts-tlwg-typo-ttf fonts-tlwg-umpush fonts-tlwg-umpush-ttf fonts-tlwg-waree fonts-tlwg-waree-ttf

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$ sudo apt remove fonts-smc fonts-smc-anjalioldlipi fonts-smc-chilanka fonts-smc-dyuthi fonts-smc-gayathri fonts-smc-karumbi fonts-smc-keraleeyam fonts-smc-manjari fonts-smc-meera fonts-smc-rachana fonts-smc-raghumalayalamsans fonts-smc-suruma fonts-smc-uroob

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$ sudo apt remove fonts-lohit-beng-assamese fonts-lohit-beng-bengali fonts-lohit-deva/focal fonts-lohit-gujr/focal fonts-lohit-guru fonts-lohit-knda fonts-lohit-mlym fonts-lohit-orya fonts-lohit-taml fonts-lohit-taml-classical fonts-lohit-telu fonts-telu fonts-telu-extra

残がいを確認:

$ sudo apt update

$ sudo apt upgrade
:
以下のパッケージが自動でインストールされましたが、もう必要とされていません:
  fonts-beng-extra fonts-deva-extra fonts-gargi fonts-gubbi fonts-gujr-extra
  fonts-guru-extra fonts-kalapi fonts-nakula fonts-navilu fonts-orya-extra
  fonts-sahadeva fonts-samyak-deva fonts-samyak-gujr fonts-samyak-mlym
  fonts-samyak-taml fonts-sarai fonts-tlwg-garuda-ttf fonts-yrsa-rasa
これを削除するには 'sudo apt autoremove' を利用してください。

クリア(削除):

$ sudo apt autoremove
:
dpkg: 警告: fonts-gargi の削除中、ディレクトリ '/usr/share/fonts/truetype/Gargi'
 が空でないため削除できませんでした
:
dpkg: 警告: fonts-yrsa-rasa の削除中、ディレクトリ '/usr/share/fonts/truetype/fo
nts-yrsa-rasa' が空でないため削除できませんでした

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削除しきれなかったフォルダを確認:

ファイル数が 0 のフォルダを表示:

$ cd /usr/share/fonts/truetype/
$ for d in `ls -1v`; do echo $d" = "`ls "$d" | wc -l`; done | grep " = 0"

Gargi = 0
Gubbi = 0
Nakula = 0
Navilu = 0
Sahadeva = 0
Sarai = 0
arphic = 0
fonts-beng-extra = 0
fonts-deva-extra = 0
fonts-gujr-extra = 0
fonts-guru-extra = 0
fonts-kalapi = 0
fonts-orya-extra = 0
fonts-telu-extra = 0
fonts-yrsa-rasa = 0
lohit-assamese = 0
lohit-bengali = 0
lohit-devanagari = 0
lohit-gujarati = 0
lohit-kannada = 0
lohit-malayalam = 0
lohit-oriya = 0
lohit-punjabi = 0
lohit-tamil = 0
lohit-tamil-classical = 0
lohit-telugu = 0
malayalam = 0
samyak = 0
samyak-fonts = 0
tlwg = 0

フォルダ内を確認:

$ ls Gargi | wc -l
0

$ ls -a Gargi
.  ..  .uuid

$ cat Gargi/.uuid
55ddcef2-3038-49a1-b17d-1e84f290b6d8

→フォントの識別子(.uuid) と思われる隠しファイルが残っています。 これがあるのでフォルダが削除できなかったみたい。

作業前:

$ ls
Gargi             fonts-gujr-extra  lohit-assamese         noto
Gubbi             fonts-guru-extra  lohit-bengali          openoffice
Nakula            fonts-kalapi      lohit-devanagari       padauk
Navilu            fonts-orya-extra  lohit-gujarati         pagul
Sahadeva          fonts-telu-extra  lohit-kannada          samyak
Sarai             fonts-yrsa-rasa   lohit-malayalam        samyak-fonts
abyssinica        freefont          lohit-oriya            sinhala
arphic            kacst             lohit-punjabi          tibetan-machine
dejavu            kacst-one         lohit-tamil            tlwg
droid             lao               lohit-tamil-classical  ttf-khmeros-core
fonts-beng-extra  liberation        lohit-telugu           ubuntu
fonts-deva-extra  liberation2       malayalam

取り残された(.uuid はあるけど、フォントファイルがない)フォルダを削除:

$ sudo rm -rf Gargi Gubbi Nakula Navilu Sahadeva Sarai arphic fonts-beng-extra fonts-deva-extra fonts-gujr-extra fonts-guru-extra fonts-kalapi fonts-orya-extra fonts-telu-extra fonts-yrsa-rasa lohit-assamese lohit-bengali lohit-devanagari lohit-gujarati lohit-kannada lohit-malayalam lohit-oriya lohit-punjabi lohit-tamil lohit-tamil-classical lohit-telugu malayalam samyak samyak-fonts tlwg

削除後:

$ ls
abyssinica  kacst       liberation2  pagul             ubuntu
dejavu      kacst-one   noto         sinhala
droid       lao         openoffice   tibetan-machine
freefont    liberation  padauk       ttf-khmeros-core

→もう少し削除できそう。でも、大きなシステム更新があるとフォントは復活しそう。

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まとめ

カーネルが「5.4」なので安定動作しています。デスクトップは重めのGNOME ですが、それほど重さを感じません。さすがにUbuntu です。使い勝手はいいと思います。

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インストールも余計なことは聞いてこないし、インストールが開始してから、ゆっくりと並行して個人情報を入力できます。たとえ入力でもたついても、インストールが遅くなりません。

日本語入力も「ibus-mozc」が使えるように設定されています。ミラーも日本に設定されてますし、初心者ならそのまま使えるレベルです。せいぜい壁紙を変えるくらい。壁紙は少なめですが、好みがあるので難しいところ。

スキルが上がれば、拡張機能を追加すればカスタマイズもできます。Ubuntu なのでそのあたりの情報はすぐにヒットします。

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問題になるのは、メモリの搭載量やUSB メモリの書き込み速度(ラベルにあるのは普通読み込み速度)で動作に差がつくことと、古めのPC の一部で、ライブUSB メモリがすんなり立ち上がるか(グラフィックボードがサポートされているか)、だろうと思われます。最近のPC なら問題になることは少ないと思います。

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目次

先頭

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Arch: Manjaro Xfce 21.0.5 をUSB メモリにインストール〈H56〉

登録日: 2020-08-28 更新日: 2021-05-21

「Manjaro Linux Xfce 20.1-rc4」をUSB メモリにインストールしました。 現在はアップされて「21.0.5」になりました。

自分のPC ではカーネル「5.7」以降は不調です。自分のPC でも不調とならない「Xfce」デスクトップ環境を選びました。Manjaro Xfce で使われるカーネル「5.9」の調子はどうなのか確認しました。

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「目次」

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Manjaro Xfce 21.0 のデスクトップ画面:

→パネルの設定が標準的なデザインで必要十分な機能なので、Xfce であることを意識せずに使えます。安定しています。開いているウィンドウはManjaro が持っている「カーネル管理ツール」です。

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Manjaro Linux には「カーネル管理ツール」があり、カーネルの追加や切り替えが楽です

ちなみに、Fedora では、常に立ち上げメニューを表示してカーネルのバージョンを選択できる やり方です。新しい技術を積極的に導入する姿勢(RHEL で活用できるか試すのが目的)なので、カーネル更新が多く、カーネルの問題で立ち上がらないこともあるのでその対応策だと思います。

Manjaro の場合は、Fedora →Arch Linux →Manjaro の順でカーネルが試されているので、比較的安定しています。なので、立ち上げ時にEsc キーを押さないとカーネルを選べません。隠されています。

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現時点のバージョンを表示:

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Manjaro Linux はローリングリリースにつき更新されて行くので、現時点のバージョンを表示しました:

2021-05-21 現在:

$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=ManjaroLinux
DISTRIB_RELEASE=21.0.5
DISTRIB_CODENAME=Ornara
DISTRIB_DESCRIPTION="Manjaro Linux"

→システム更新のタイミングで、自動的にリリースの番号は上がって行きます。

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2021-04-16 時点:

$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=ManjaroLinux
DISTRIB_RELEASE=21.0.1
DISTRIB_CODENAME=Ornara
DISTRIB_DESCRIPTION="Manjaro Linux"

$ uname -r
5.9.16-1-MANJARO

→ちなみに、3月ごろのカーネルは「5.10.15-1」だったのでダウンしています。 この時点ではまだカーネル「5.10」は早すぎたのかも…。

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Manjaro について

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Manjaro 公式サイト

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Manjaroは、Arch Linux ベースですが、Arch Linux よりも使いやすい、Linux ディストリビューションです。

Arch Linux の最新すぎてリスクが高いところは、自前のリポジトリに確認できたパッケージだけ登録して安定性を得ていますし、CUI からデスクトップを構築しなければならないところは、はじめから複数のデスクトップ環境を提供することで解決しています。

また、Arch Linux の特徴である、パッケージ管理としての「AUR リポジトリ」を使えるのが最大の利点だと思います。

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AUR について:

AUR は、アプリをソースからビルドして、そのバイナリを一旦「パッケージ化」するというすごい(発想の)システムだと思います。ひと手間加えることで利点が生まれてます。

パッケージ化されているので通常のパッケージ管理が使えます。開発者にソースと一緒に依存関係を含めたビルド用のスクリプトを準備させるというルール化もグッド。開発者が一番理解していることです。それにより一般のユーザがビルドする時に一番面倒な依存関係の解決と、パッケージの管理が簡単にできます。

いったん構築されれば、提供する側も開発用のスクリプトを統一できますし、提供される側も自分でソースからビルドしたのと同じ恩恵を得られます。ビルド用のスクリプトはパッケージのインストール時に(スキルがあれば)編集もできます。

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そして、AUR で一定の評価を得たものだけ、公式でAUR専用の「community」リポジトリに登録され、そのスクリプトとソース本体の信頼性が担保されます。AUR の段階で使うのは、あくまでも使う人のリスク管理で、それがアプリの評価にもつながります。コミュニティも参加できるよく考えられたシステムです。

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ただし、AUR パッケージにはセキュリティ面や、安定性でデメリットがあります。 本家のArch Linux ではシステムの安定を望むならAUR パッケージは控えるべきことを書いていました。

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AUR 使用例:

AUR パッケージの管理を補完するAUR ヘルパーのひとつの「yay」を使いました:

$ yay --version
yay v10.2.0 - libalpm v12.0.2

→「libalpm」(Arch Linux Package Management (ALPM) ライブラリ)を使ったアプリです。

リポジトリの登録情報を見てみると:

$ yay -Ss yay
:
aur/yay-git 10.2.1.r0.g85fe90c-1 (+25 1.04) 
    Yet another yogurt. Pacman wrapper and AUR helper written in go. (development version)

aur/yay 10.2.1-1 (+1434 46.97) (インストール済み: 10.2.0-1)
    Yet another yogurt. Pacman wrapper and AUR helper written in go.

community/yay 10.2.0-1 (2.7 MiB 7.8 MiB) (インストール済み)
    Yet another yogurt. Pacman wrapper and AUR helper written in go.

→開発は「aur」で、公式は「community」での登録です。インストールしたのは公式。 ちなみに「+」のある数字が評価数と% 、この値を見て選択の参考にできます。

「yay」はAUR パッケージを管理するためのツール(AUR ヘルパー)のひとつで、 公式のパッケージを管理する「Pacman」を補完するアプリです。 「yay」自体もAUR パッケージであると同時に、昇進して「community」に登録されました。

ちなみに、以前「yogurt」というAUR ヘルパーがあり、その後継のひとつが「yay」です。 パラメータの与え方はそこから引き継いでいます。

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公式のデスクトップ環境(サポートあり):

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1. XFCE

Youtube:

Download:

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2. KDE Plasma

Youtube:

Download:

-

3. GNOME 3

Youtube:

Download:

-

コミュニティ エディション(未サポート):

-

1. Awesome

Download:

最新: 20.0

-

2. Bspwm

Download:

最新: 20.0.1

-

3. Budgie

Download:

最新: 21.0.4

-

4. Cinnamon

Download:

最新: 21.0.4

-

5. i3

Download:

最新: 20.1.2

-

6. LXDE

Download:

最新: 20.2.1

-

7. lxqt

Download:

最新: 20.2.1

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8. Mate

Download:

最新: 21.0.4

-

9. Openbox

Download:

最新: 20.2.1

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Manjaro Xfce のインストール

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1. ダウンロード

ローリングリリースなので更新すれば最新になります。インストール時に更新が少なくて済む、その時点で最新のイメージにしました。

manjaro-xfce-2x.x.x Download で最新の「.iso」ファイルと「.iso.sha256」ファイルをダウンロードできます。

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現在の最新のイメージ:

→2021-04-16 現在の最新は「21.0-pre1」で「manjaro-xfce-21.0-pre1-testing-201231-linux510.iso 」(カーネルは 5.10)になりますが、rc4-testing 位になるまで待つか、testing ではないイメージで最新の「20.2.1」の方が良さそう(カーネルは 5.9)。どちらにしても、システム更新でカーネル以外がアップして「21.0.1」になります。

manjaro-xfce-20.2.1-210103-linux59.iso (2021-01-03) 2.73 GB

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現在のチェックサム:

$ sha256sum manjaro-xfce-20.2.1-210103-linux59.iso
fedf519cdcd5c39427451fd63ff233a585ef751120630f146656f1f4e27c3fde  manjaro-xfce-20.2.1-210103-linux59.iso

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インストールに使ったのはその時点で最新のイメージ (-rc4) :

manjaro-xfce-20.1-rc4-200816-linux58.iso (2020-08-16)

チェックサムの確認: (うまくダウンロードできたかの確認)

$ sha256sum manjaro-xfce-20.1-rc4-200816-linux58.iso
7449deb64390ce1fd537defdb4270a6a50be231949f431f954aa4366bfe53bef  manjaro-xfce-20.1-rc4-200816-linux58.iso

チェックサム(.iso.sha256) はファイルごとに違います。

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2. 事前準備

インストール先に使うUSB メモリは、通常は、fat32 で初期化して、アンマウントしておけばOK です。

Manjaro をインストールしていたUSB メモリをインストール先に使うときは、そのままfat32 で初期化するのではなく、USB メモリを「ディスク」アプリ(gnome-disk) で NTFS で全面初期化(初期化オン)しておき、fat32 で初期化しています。こうすると、インストールの成功率があがります。

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3. インストール

インストーラは、定番の Calamares です。インストールの途中で、「LibreOffice」または「FreeOffice」のインストールを選択できます。

ODF で統一したいとか、先のことを考えると、LibreOffice が無難。

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1). ライブUSB メモリでブートすると、テキストの「Welcome to Manjaro」メニューが表示されます。

いつもは、コンソールに近い表示でしたが、今回は文字の大きなGUI として表示されています。

  • Keytable = jp
  • lang = 日本語 → ja_JP

Boot: で、Enter キー

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2). デスクトップ画面が表示されました。

カーネル 5.8 ですが、デスクトップは正常に表示されました。

「Manjaro へようこそ!」画面が表示。 →ブート時に設定したので、日本語で表示されます。

Live USB で立ち上げたカーネル:

$ uname -r
5.8.0-2-MANJARO

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3). インストール先となるUSB メモリ(購入直後か、「fat32」で初期化済)を挿入。

メニュー →システム →Gparted →root パスワード「manjaro」

セットしたUSB メモリのデバイス名(例. /dev/sdc)を右上で選択 ←(メーカ名とサイズが参考)

fat32 の領域を右クリック→情報→「状態: マウントされていません」の表示を確認

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4). 「Manjaro へようこそ!」画面にて、「インストーラーを起動」をクリック。

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5). ようこそ:

「日本語」が自動セットされるまで待ちます。

→「次へ」

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6). ロケーション:

地域: Asia、ゾーン: Tokyo (地図で日本をクリックしても設定されます)

→「次へ」

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7). キーボード:

キーボードモデル: Generic 105-key PC (intel.)

Japanese、デフォルト

「ここでタイプしてキーボードをテストしてください」→ @@@ で確認。

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8). パーティション:

  • BIOS 立ち上げのPC の場合:

ストレージデバイスを選択: (/dev/sdc)  ←(メーカ名とサイズが参考)

パーティションの置換」にチェック

インストールするパーティションの選択

現在: 「fat32 パーティション」をクリック。
↓
後: 「Manjaro 29.0 GiB ext4」となり、赤くなります。

ブートローダーの場所: (/dev/sdc) ←忘れずに設定。

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  • UEFI 立ち上げのPC の場合:

ストレージデバイスを選択: (/dev/sdc)  ←(メーカ名とサイズが参考)

パーティションの消去」にチェック

インストールするパーティションの選択

現在: 「fat32 パーティション」をクリック。
↓
後: 

sdc1: 「EFI パーティション 300 MiB fat32」/boot/efi
sdc2: 「Manjaro 29.0 GiB ext4」/ となります。

ブートローダーの場所: (/dev/sdc) ←忘れずに設定。

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9). ユーザ情報:

任意設定

「管理者アカウントと同じパスワードを使用する」にチェック。

→「次へ」

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10). Office Suite:

  • No Office Suite →オフィス のインストールをしないとき

  • Libre Office ←(今回は、こちらを選択)

  • Free Office

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11). 要約:

今までに設定した内容を確認。

表示が隠れています。必ず、スクロールさせて、

「/dev/sdc にブートローダーをインストール」が表示されることを確認。

→「インストール」 →「今すぐインストール」

バーグラフが表示されて、通常ならバーが変化しますが、

今回は、0 % のまま変化なし。

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12). 1時間すぎても 0 % のままでした。

もしかしたらと、インストーラのウィンドウをドラッグしたり、マウスの位置を変えたりしていたら、

同じウィンドウが3枚ほど重なって、表示されたり、されなかったり、 よくみると、インストール完了の画面もありました。

心配したように、カーネル 5.7 と同じような現象です。 ただし、インストール自体は完了しているようなので、だいぶマシ。

パネル操作でのシャットダウンはできないので、 Ctrl+Alt+F2 でコンソール画面を表示させてから、reboot で再起動させました。 (パスワード: manjaro)

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13). 電源を落として、ライブUSB メモリを抜きます。

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14). 起動

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15). ログイン画面にて、パスワード入力。

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16). デスクトップ画面表示:

→「Manjaro へようこそ!」が表示されます。

ライブ立ち上げでは「インストーラーを起動」ボタンだった部分が「Applications」になっています。 ここから、定番アプリのインストールが簡単にできます。

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Xfce インストール直後のカーネル:
$ uname -r
5.8.1-3-MANJARO

→ライブよりもバージョンが上がってます。

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$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=ManjaroLinux
DISTRIB_RELEASE=20.1-rc4
DISTRIB_CODENAME=Mikah
DISTRIB_DESCRIPTION="Manjaro Linux"

→ローリングリリース だと、システム更新でリリース番号が変化します。 「lsb-release」で現在のバージョンが確認できます。

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インストール後の設定:

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1. 端末の文字が大きすぎ、間延びして見づらいので調整:

編集 →設定 →「外観」タブ

  • フォント

Monospace Regular 12

→DejaVu Sans Mono Book 10

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  • 「太字の使用を許可する」のチェックを外しました。

  • デフォルトジメトリ: 80、 49

→縦長画面にしました。

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2. pacman や yay でカラー表示されるように設定:

yay はpacman の設定ファイル /etc/pacman.conf にある「Color」オプションを有効にすると、パッケージの検索で色分けされるようになり、見やすくなります。

-

「Color」オプションを有効にします:

$ sudo mousepad /etc/pacman.conf

下記の行を修正:

#Color

↓ 1行を追記:

#Color
Color

-

確認:

$ pacman -Ss yay

-

→メッセージが色分けされて、見やすくなりました。

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3. ミラーサーバの見直し

Manjaro では負荷分散なのか、ミラーは遠くて遅い国に設定されることが多いです。

なので、デフォルトの設定だと、システム更新時のリポジトリの更新がやけに遅かったりします。デフォルトのミラーは固定ではなく、ライブUSB の起動のときに決まるようです。

参考:

Manjaro Pacman-mirrorsコマンドによるミラーサーバーリストの更新

pacman はシステムの更新やソフトウェアをダウンロードするのにミラーサーバを使います。そのサーバの選択に Mirrorlist(/etc/pacman.d/mirrorlist)ファイルが使われています。

下記のコマンドの実行により、自動的に利用可能な全てのミラーサーバをチェックして、「/etc/pacman.d/mirrorlist」を速いサーバから順に更新します。

住んでいる地域とか時間帯によって結果は大きく変わるので、よく利用する曜日と時間帯に実行するのがオススメです。

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1). 現在のMirrorlist を確認:

$ cat /etc/pacman.d/mirrorlist

##
## Manjaro Linux default mirrorlist
## Generated on 2020-08-26 08:08
##
## Please use 'pacman-mirrors -f [NUMBER] [NUMBER]' to modify mirrorlist
## (Use 0 for all mirrors)
##

## Country : United_States
Server = https://us.mirrors.fossho.st/manjaro/stable/$repo/$arch

## Country : Germany
Server = https://manjaro.moson.org/stable/$repo/$arch

## Country : Bulgaria
Server = http://manjaro.telecoms.bg/stable/$repo/$arch

→設定されていた国がデフォルトとは決まっておらず、違う日にインストールすると、違う国になりました。

ライブ立ち上げで、リポジトリの同期をとったとき、遅かったり失敗するときは、再起動すれば改善する可能性があります。

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2). Mirrorlistの更新:

$ sudo pacman-mirrors --fasttrack && sudo pacman -Syy

↓ 表示されるメッセージ(一部省略):

::INFO Downloading mirrors from repo.manjaro.org
::INFO Using default mirror file
::INFO Querying mirrors - This may take some time
  0.834 Singapore      : https://download.nus.edu.sg/mirror/manjaro/
  0.825 China          : https://mirrors.aliyun.com/manjaro/
  1.047 Thailand       : https://mirror.kku.ac.th/manjaro/
  0.848 Thailand       : http://mirror.kku.ac.th/manjaro/
  1.328 United_Kingdom : http://uk.mirrors.fossho.st/manjaro/
  0.176 Japan          : http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/Linux/manjaro/
  2.039 Netherlands    : https://mirror.koddos.net/manjaro/
  0.188 Japan          : http://ftp.riken.jp/Linux/manjaro/
  1.663 Japan          : ftp://ftp.riken.jp/Linux/manjaro/
:
::INFO Writing mirror list
::Japan           : http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/Linux/manjaro/stable
::China           : https://mirrors.aliyun.com/manjaro/stable
::Singapore       : https://download.nus.edu.sg/mirror/manjaro/stable
::United_States   : https://us.mirrors.fossho.st/manjaro/stable
::Indonesia       : https://mirror.deace.id/manjaro/stable
::Taiwan          : http://free.nchc.org.tw/manjaro/stable
::United_States   : https://mirrors.gigenet.com/manjaro/stable
::China           : https://mirrors.ustc.edu.cn/manjaro/stable
::United_States   : https://repo.ialab.dsu.edu/manjaro/stable
::Indonesia       : http://kartolo.sby.datautama.net.id/manjaro/stable
:
::INFO Mirror list generated and saved to: /etc/pacman.d/mirrorlist
[sudo] USER_NAME のパスワード:              ←(聞いてくるときと、聞いてこないときがありました)
:: パッケージデータベースの同期中...
 core                  169.1 KiB  2.06 MiB/s 00:00 [######################] 100%
 extra                2006.2 KiB  9.20 MiB/s 00:00 [######################] 100%
 community               6.1 MiB  5.52 MiB/s 00:01 [######################] 100%
 multilib              196.3 KiB  3.83 MiB/s 00:00 [######################] 100%

→数字が小さい方が速く、「.....」は通信不可みたい。自分のよく使用する曜日とか、時間とかに、実施するのがポイント。

-


3). Mirrorlist の修正:

リストが長いので、速い 5件だけにしました。修正せず、そのままでもかまいません。

$ sudo mousepad /etc/pacman.d/mirrorlist
[sudo] USER_NAME のパスワード:

↓ 修正後の内容:

$ cat /etc/pacman.d/mirrorlist

##
## Manjaro Linux default mirrorlist
## Generated on 2020-08-26 15:07
##
## Please use 'pacman-mirrors -f [NUMBER] [NUMBER]' to modify mirrorlist
## (Use 0 for all mirrors)
##

## Country : Japan
Server = http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/Linux/manjaro/stable/$repo/$arch

## Country : Singapore
Server = https://download.nus.edu.sg/mirror/manjaro/stable/$repo/$arch

## Country : United_States
Server = https://us.mirrors.fossho.st/manjaro/stable/$repo/$arch

## Country : Indonesia
Server = https://mirror.deace.id/manjaro/stable/$repo/$arch

## Country : Taiwan
Server = http://free.nchc.org.tw/manjaro/stable/$repo/$arch

→日本のミラーであっても、遅いと登録されません。

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4. システム更新:

$ sudo pacman -Syu

[sudo] USER_NAME のパスワード:
:: パッケージデータベースの同期中...
 core                  169.1 KiB  1943 KiB/s 00:00 [######################] 100%
 extra                2006.2 KiB  9.20 MiB/s 00:00 [######################] 100%
 community               6.1 MiB  9.27 MiB/s 00:01 [######################] 100%
 multilib              196.3 KiB  2.13 MiB/s 00:00 [######################] 100%
:: システム全体の更新を開始...
 何も行うことがありません

-


もしくは、GUI でシステム更新

画面右下の「盾」アイコンの中が「i」になり、青い点が付くと、システム更新(アップデート)があることを示しています。クリックすると開くので、システム更新を行います。

画面右下のパネルの「盾」アイコンをクリックすると、「Pamac」マネージャが開きます。上記のタブ位置が違うだけです。

もしくは、メニュー→システム→「ソフトウェアの追加と削除」(下矢印アイコン)

「Pamac」マネージャにて、ウィンドウの右上の「3つの点」アイコンをクリック →「データベースをアップデートする」にて、リポジトリとデータベースを同期させます。最初と、時々に実行します。

  • core
  • extra
  • community
  • multilib

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再起動

パネルの右下の「緑色の丸」アイコン →「再起動」

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5. yay のインストール :

「yay」は、AUR アプリから公式のcommunity リポジトリへ実績を積んで昇進したアプリです。 Manjaro でAUR アプリを扱うには必須といえる「AUR ヘルパー」のひとつです。 公式リポジトリに登録されたので、pacman コマンドでインストールできます。すでにインストールされているフレーバーもあります。

$ pacman -Ss yay
:
community/yay 10.1.2-2
    Yet another yogurt. Pacman wrapper and AUR helper written in go.

→yogurt というのは、yay の前に使われていたアプリ。

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1). インストール:

$ sudo pacman -S yay
:
パッケージ (1) yay 10.1.2-2

$ yay --version
yay v10.1.0 - libalpm v12.0.2

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2). リポジトリの同期:

$ yay
[sudo] USER_NAME のパスワード:
:: パッケージデータベースの同期中...
 core は最新です
 extra は最新です
 community は最新です
 multilib は最新です
:: システム全体の更新を開始...
 何も行うことがありません
:: データベースからアップデートを検索...
:: AUR からアップデートを検索...
 何もすることがありません

→yay は、pacman の機能も含んでいます。sudo も要りません。一本化できます。

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3). もし、ゴミが残っているようなら削除:

  • システム更新により依存から外れたパッケージが残ることがあります。支障はないけど、システム更新の確認のたびに表示されます。
 -> 存在しない AUR パッケージ:  js60  mhwd-nvidia-340xx  orage
 何もすることがありません

ダウンロードしてインストールした記憶がない(使っていない)のなら削除します:

$ yay -R js60 mhwd-nvidia-340xx orage
:
パッケージ (3) js60-60.9.0-2  mhwd-nvidia-340xx-340.108-1  orage-4.12.1-5

→システムをインストールした直後のシステム更新で出来ているので、削除しても支障はないと思います。

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6. 日本語入力(fcitx-mozc)のインストール

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1). 「~/.xprofile」を作成:

$ mousepad ~/.xprofile

下記の3行を追記:

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

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2). fcitx-mozc のインストール

$ yay

$ yay -S fcitx-mozc
:
パッケージ (2) fcitx-4.2.9.8-1  fcitx-mozc-2.26.4220.102.g1882e33-1

→依存で、fcitx も一緒にインストールされます。

$ yay -S fcitx-configtool
:
パッケージ (1) fcitx-configtool-0.4.10-4

→fcitx の GUI の設定ツールを入れました。

Qt アプリで日本語オンにならないので追加:

$ yay -S fcitx-qt5
:
パッケージ (1) fcitx-qt5-1.2.5-3

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3). ログアウト →ログイン

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キーボードアイコンが表示され、半角/全角キー(または、Ctrl+スペース)で日本語オンになりました。

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-


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端末(Terminal)

  • ここの設定はすでに書きました。影響が大きいので一番先に設定しました。

端末は「xfce4-terminal」です。

メニュー →お気に入り →ターミナルエミュレータ

デフォルトだと、端末で表示される文字の「字間が広すぎ」て見づらいです。

編集→設定→「外観」タブ

「太字の使用を許可する」のチェックを外しました。

「システムフォントを使用する」のチェックは外れています。

「Monospace Regular 12」

「DejaVu Sans Mono Book 10」または、「Droid Sans Mono Regular 11」に変更。

似たような名前のフォントが多いので注意。(Mono: 等幅フォント

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テキストエディタ

「mousepad」です。

gedit (または、xed)のテーマを流用できます。

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特に便利なのが、「ウィンドウの位置とサイズを記憶する」設定ができます。

編集→設定→「ウィンドウ」タブ→「ウィンドウの位置を記憶する」にチェック

-

Firefox も記憶するので、Firefox は左にぶつけ(るか、Win+「←」を押し)て1/2画面に、

「mousepad」は、画面右上隅にぶつけ(るか、Win+「↑」を押し)て1/4画面にします。

テキストエディタを使うには画面右上隅なら一番下段を書いていても、書いているところが常に目の位置になります。

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ファイルマネージャ

「thunar」です。

右クリックで、「端末」と「root 管理者」で開くことができます。

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ブラウザ

定番の「firefox」ブラウザです。

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ファイアウォールの設定

メニュー →設定 →「ファイアウォール設定ツール」→パスワード入力

Status: オン→「盾」アイコンがカラーになれば稼働。

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パネルの時計のカスタマイズ

パネルの時計を右クリック→プロパティ

時計のオプション

表示形式: 「カスタム」を選択

「%m/%d (%a) %H:%M」

→08/26 (水) 15:26

→「閉じる」

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デスクトップのアイコンの設定

ゴミ箱の表示を消しました。(シンプルイズベスト)

デスクトップで右クリック →デスクトップの設定 →「アイコン」タブ →デフォルトアイコン

→表示しないときは、チェックを外します。

→「閉じる」

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ログイン画面の設定:

$ yay -Ss lightdm | grep インストール済み
community/lightdm-gtk-greeter-settings 1.2.2-4 (145.5 KiB 939.7 KiB) (インストール済み)
community/light-locker 1.9.0-2 (79.3 KiB 268.9 KiB) (インストール済み)
extra/lightdm-gtk-greeter 1:2.0.8-1 (91.7 KiB 324.1 KiB) (インストール済み)
extra/lightdm 1:1.30.0-3 (218.3 KiB 1.1 MiB) (インストール済み)

→「lightDM」です。

greeter は、他のフレーバーとは違う、lightdm-gtk-greeter が使われています。 ロック画面のツール(light-locker) と、ログイン画面の設定ツール(lightdm-gtk-greeter-settings) も入っています。

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ログイン画面の背景の変更

メニュー →設定 →「LightDM GTK+ Greeter の設定」→パスワードの入力

  • 「外観」タブ→

画像: /usr/share/backgrounds/illyria-default-lockscreen.jpg

→システム内の好みの画像を選択:

/usr/share/backgrounds/manjaro-wallpapers-18.0/Manjaro_Glass_1080p.jpg

日本語のフォルダは認識されず「背景が真っ暗」になります。もし、「画像」フォルダに保存の壁紙を使うときは、システム内にコピーする必要があります。下記のようにコピー先を固定すると、次回からはコピーするだけで背景が変えられます。

$ sudo cp ~/画像/壁紙/lbravo_dew.jpg /usr/share/backgrounds/O-backgrounds.jpg

→コピーした画像を選択(初回のみ):

/usr/share/backgrounds/O-backgrounds.jpg

→「開く」

→「保存」

→「閉じる」

-

ログイン画面のパスワード入力位置の変更(中央→左)

  • 「ウィンドウの位置」タブ→

横 25 「%内」にチェック

→「保存」

-

ログイン画面のパネルに時計の表示

  • 「パネル」タブ→

時刻のフォーマット:

 %x(%a) %H:%M

2020年05月01日(金) 07:00

→「保存」

→「閉じる」

-

ログイン画面の設定ファイルを見ると:

$ cat /etc/lightdm/lightdm-gtk-greeter.conf

[greeter]
background = /usr/share/backgrounds/O-backgrounds.jpg
user-background = false
font-name = Cantarell Bold 12
xft-antialias = true
icon-theme-name = Adapta-Papirus-Maia
screensaver-timeout = 49
theme-name = Matcha-sea
cursor-theme-name = xcursor-breeze
show-clock = false
default-user-image = #manjaro
xft-hintstyle = hintfull
position = 25%,center 57%,center
clock-format =  %x(%a) %H:%M
panel-position = bottom
indicators = ~host;~spacer;~clock;~spacer;~language;~session;~a11y;~power

→設定ツールで、設定できないのは「パネルの位置」ぐらいかな。

-

ログイン画面のパネルの位置を変更(下→上)

パネルの時計が目立たないので、パネルを上にしました。

$ sudo mousepad /etc/lightdm/lightdm-gtk-greeter.conf

15 行目を修正:

panel-position = bottom

panel-position = top

-

ログアウト

確認

-


ウィンドウ画面のタイル表示をショートカットキーに設定

  • ウィンドウのタイトルバーをつかんで、上下左右、および 4隅にぶつけることで、タイル表示ができます。8パターンできるのは、Cinnamon 並みの機能です。気をつけないといけないのが、ゆっくりだとワークスペースの移動になることです。

便利なように、ショートカットキーに下記を登録しました。

-

よく使う「ウィンドウの並び」に対応:

-

メニュー → 設定 → ウィンドウマネージャー → キーボードタブ

(1/2 画面で、左/右)
  • 「ウィンドウを画面左にタイル表示」を選んで、「編集」 Window + 「←」 => Super + Left

  • 「ウィンドウを画面右にタイル表示」を選んで、「編集」 Window + 「→」  => Super + Right

-

(1/4 画面で、右の上/下)
  • 「ウィンドウを画面右上にタイル表示」を選んで、「編集」 Window + 「↑」 => Super + Up

  • 「ウィンドウを画面右下にタイル表示」を選んで、「編集」 Window + 「↓」  => Super + Down

→「閉じる」

ログアウト→ログイン

-

→例えば、

firefox」ブラウザと「mousepad」は、ウィンドウサイズと位置を記憶しています。 「firefox」ブラウザが1/2 画面で左、「mousepad」は1/4 画面で右の上、としておいて、

「端末」を起動していて邪魔になったら、Window + 「↓」とすれば、「端末」が1/4 画面で、右下に自動的に置かれます。

-


ディスプレイの輝度をショートカットキーで調整:

-

輝度調整ツールをインストール:

$ yay -S xorg-xbacklight
:
パッケージ (1) xorg-xbacklight-1.2.3-2

-

ショートカットキーに登録:

設定→キーボード→「アプリケーションショートカットキー」タブ

-

ディスプレイの輝度を暗くします:

「+Add」

コマンド: xbacklight -dec 10
ショートカット: Shift+F6

-

ディスプレイの輝度を明るくします:

「+Add」

コマンド: xbacklight -inc 10
ショートカット: Shift+F7

-


メインメニューの「お気に入り」にアプリを登録

メインメニューの最初に開くのが「お気に入り」です。

メニューの中でよく使うアプリがあったら、アプリを選んで右クリック→「お気に入り」として登録。 もしくは、「最近使ったもの」のメニューで、アプリを選んで右クリック→「お気に入り」に登録。

アプリの順番もドラッグすれば変えられます。右クリックで削除ができます。

-

特によく使うアプリは右クリック→「パネルに追加」でパネルに登録します。ワンクリックで開けるのが利点です。

-

「パネルに追加」したアプリの移動

  • パネルに追加すると、パネルの一番右端にアプリのアイコンが置かれます。これを移動します。

パネルの空きで右クリック→パネル→パネルの設定→「アイテム」タブ

一番下にある数個ある「ランチャー」がパネルに追加したアプリです。

「ランチャー」を選んで、「↑」で移動できます。「ウィンドウボタン」の上の辺りに置けばいいと思います。

→「閉じる」

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便利な「System Tools」をインストール

  • GUI で簡単に代表的なアプリをインストールできます。

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メニュー →システム →「Manjaro Hello 」→「Manjaro へようこそ!」画面 画面下の「Applications」をクリック→アプリの一覧画面が表示

左上の「advanced」をクリック 「System Tools」の左の▶をクリック

表示された一覧から「Gnome Disks」、「IsoUSB」、「Mintstick」にチェックして、画面右上の「UPDATE SYSTEM」をクリック。 →パスワード入力→インストールされる一覧が表示→「適用」

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「USB イメージライタ」(isousb)

メニュー→アクセサリ→「USB イメージライタ」 →ISO イメージをUSB メモリに展開できます。

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「USB メモリフォーマッタ」(mintstick)

メニュー→アクセサリ→「USB メモリフォーマッタ」 →USB メモリをフォーマット(Fat32NTFSExt4)できます。全面初期化指定も可能です。 USB メモリ限定なので、「ディスク」や「gparted」よりも安全です。

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「featherpad」をインストールして、Qt アプリでの日本語入力を確認:

-

インストール:

$ yay -S featherpad
:
パッケージ (2) qt5-translations-5.15.2-1  featherpad-0.17.2-1

インストールされたかの確認:

$ featherpad --version
FeatherPad 0.17.2

→日本語化のための国際化パッケージが、0.17.1 では「featherpad-l10n」と単独でしたが、0.17.2 では「qt5-translations」パッケージに含まれるようになっています。

-

最新版をインストールしたい場合:

$ yay -Ss featherpad
aur/featherpad-git 0.10.0.2.gac3e510-1 (+8 0.20) 
    Lightweight Qt5 plain text editor for Linux
community/featherpad 0.17.2-1 (666.8 KiB 2.6 MiB) (インストール済み)
    Lightweight Qt plain text editor

$ yay -R featherpad
$ yay -S featherpad-git

→すべての質問に「Enter」キーで答えます。

-

もし、下記のエラーが表示されるようなら、
==> エラー: Cannot find the strip binary required for object file stripping.
ソースのダウンロード時にエラー: featherpad-git

コンパイルするための環境が整っていないので、環境を再インストールします。

「base-devel」パッケージのすべてを再インストール:

$ yay -S base-devel
[sudo] USER_NAME のパスワード:
:: 24 個のパッケージがグループ base-devel に存在します:
:: リポジトリ core
   1) autoconf  2) automake  3) binutils  4) bison  5) fakeroot  6) file  7) findutils  8) flex  9) gawk
   10) gcc  11) gettext  12) grep  13) groff  14) gzip  15) libtool  16) m4  17) make  18) pacman
   19) patch  20) pkgconf  21) sed  22) sudo  23) texinfo  24) which

選択して下さい (デフォルト=all):

→すべての質問に「Enter」キーで答えます。 すべて再インストールされたら、やり直し。

$ yay -S featherpad-git

→すべての質問に「Enter」キーで答えます。 コンパイルされるので時間がかかります。 途中でパスワードを聞いてくるので放ったらかしにしないように注意。

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インストールされたかの確認:

$ featherpad --version
FeatherPad 0.18.0

→「fcitx-qt5」がインストールされていないと日本語オンにできませんでした。 「fcitx-qt5」のインストール後ログアウト/ログインで日本語入力可能になりました。

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フォント指定をmono にしないとヘルプ表示がガタガタです:

オプション→フォント

例:「Noto Sans Mono CJK JP、10、ノーマル」

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「qpdfview」をインストール

  • すでにインストールされていました。

メニュー →オフィス →「qpdfview」

個人的によく使うPDF ビュワーです。 表紙付きの見開きで、読む方向を指定できるのが利点。 この機能があるビュワーは少ないです。

-

qpdfview の日本語化

メニューは日本語化されていません。日本語化したほうが使いやすくなります。

-

qpdfview のソースをダウンロード

1. qpdfview のサイトをブラウザで開きます。

公式サイト:

qpdfview

Ubuntu 系のサイトです。

2. 右にある、Downloads 「qpdfview-0.4.18.tar.gz 」をクリック。

Downloads Latest version is 0.4.18 (2019-07-24)

qpdfview-0.4.18.tar.gz

3. ダウンロードした「qpdfview-0.4.18.tar.gz」を右クリック→「ここで展開」

→ 「~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18」フォルダが新しく作られました。

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ビルドに使うツール(lrelease)の確認:

確認:

$ which lrelease
/usr/bin/lrelease

$ lrelease --help

lrelease がインストールされているのは「featherpad-git」のインストールを先に行ったからかもしれません。 下記のバッケージがあればインストールすれば使えるようになると思います。

$ yay -Ss qt5 | grep インストール済み
:
aur/featherpad-git 0.10.0.2.gac3e510-1 (+8 0.20) (インストール済み: 0.17.2.31.g4f78bd0-1)
aur/qt5-styleplugins 5.0.0.20170311-26 (+39 7.03) (インストール済み: 5.0.0.20170311-25)
community/qt5ct 1.1-1 (201.4 KiB 796.0 KiB) (インストール済み)
community/qt5-styleplugins 5.0.0.20170311-25 (427.1 KiB 1.1 MiB) (インストール済み)
community/kvantum-qt5 0.18.0-1 (1000.1 KiB 7.2 MiB) (インストール済み)
community/fcitx-qt5 1.2.5-3 (186.4 KiB 703.3 KiB) [fcitx-im] (インストール済み)
extra/qt5-x11extras 5.15.2-1 (14.5 KiB 40.6 KiB) [qt qt5] (インストール済み)
extra/qt5-translations 5.15.2-1 (1.7 MiB 12.4 MiB) [qt qt5] (インストール済み)
extra/qt5-tools 5.15.2-2 (5.3 MiB 16.3 MiB) [qt qt5] (インストール済み)
extra/qt5-svg 5.15.2-1 (146.6 KiB 490.4 KiB) [qt qt5] (インストール済み)
extra/qt5-base 5.15.2-2 (12.9 MiB 64.1 MiB) [qt qt5] (インストール済み)
extra/python-pyqt5-sip 12.8.1-3 (57.8 KiB 152.7 KiB) (インストール済み)
extra/python-pyqt5 5.15.2-3 (4.3 MiB 26.9 MiB) [pyqt5] (インストール済み)
extra/poppler-qt5 21.02.0-1 (188.3 KiB 663.9 KiB) (インストール済み)
extra/polkit-qt5 0.113.0-2 (72.6 KiB 294.4 KiB) (インストール済み)
extra/avahi 0.8+15+ge8a3dd0-3 (436.5 KiB 1.8 MiB) (インストール済み)

→たぶん、「qt5-tools」のインストールだけで行けると思われます。(「開発」に、Qt Linguist が登録されます)

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翻訳を実行:
$ cd ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/
$ ls qpdfview_j*
qpdfview_ja.ts

-

翻訳ファイルを個人的に手直し(任意):
$ featherpad qpdfview_ja.ts

→個人的に好きな言い回しに変更(「しおり」を「ブックマーク」に置換)。

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翻訳の実行:
$ lrelease qpdfview_ja.ts

$ ls qpdfview_j*
qpdfview_ja.qm  qpdfview_ja.ts

-

翻訳ファイルを配置:
$ sudo cp ~/ダウンロード/qpdfview-0.4.18/translations/qpdfview_ja.qm /usr/share/qpdfview/qpdfview_ja.qm

→qpdfview を起動すると、日本語化されました:

(ヘルプは変更していないので英語のままです。)

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「KolourPaint」をインストール

よく使っている画像加工アプリです。

$ yay -S kolourpaint
:
パッケージ (33) attica-5.78.0-1  karchive-5.78.0-1  kbookmarks-5.78.0-1
                kcodecs-5.78.0-1  kcompletion-5.78.0-2  kconfig-5.78.0-1
                kconfigwidgets-5.78.0-1  kcrash-5.78.0-1  kdbusaddons-5.78.0-1
                kded-5.78.0-1  kglobalaccel-5.78.0-1  kguiaddons-5.78.0-1
                ki18n-5.78.0-1  kiconthemes-5.78.0-1  kio-5.78.0-3
                kitemviews-5.78.0-1  kjobwidgets-5.78.0-1
                knotifications-5.78.0-1  kservice-5.78.0-1
                ktextwidgets-5.78.0-1  kwallet-5.78.0-1
                kwidgetsaddons-5.78.0-1  kxmlgui-5.78.0-1
                libdbusmenu-qt5-0.9.3+16.04.20160218-5  libksane-20.12.2-1
                media-player-info-24-2  qt5-declarative-5.15.2-1
                qt5-multimedia-5.15.2-1  qt5-speech-5.15.2-1
                qt5-wayland-5.15.2-1  solid-5.78.0-1  sonnet-5.78.0-1
                kolourpaint-20.12.2-1

-

$ kolourpaint --version
kolourpaint 20.12.2

-


参考: 「xed」をインストール

「Applications」のText Editors に入っています。

メニューでは、アクセサリ→「テキストエディタ」で起動できます。

「mousepad」では日付/時刻の挿入ができません。

こちらは、編集→「日付/時刻の挿入」でできます。

-

「xed」の日付/時刻の書式を設定

編集→設定→「プラグイン」タブ

「日付/時刻の挿入」を選んで、「設定」をクリック

「その他」にチェック

%Y-%m-%d %H:%M

-

-


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ゲームのインストール (kde-games)

検索:

$ yay -Ss kde-games

-


1. 四目並べ:

$ yay -S kfourinline

-


2. マインスイーパ:

$ yay -S kmines

-

実行時の画面:

→隣接する爆弾の数のヒントを頼りに、怪しいコマは右クリックしてマーク(旗)。 爆弾ではないと思ったコマは左クリックでめくって行きます。

-


3. ソリティア:

  • カードゲーム集
$ yay -S aisleriot

-

実行時の画面:

-


4. 上海 (KMahjongg):

  • 立体的に置かれたパイから同じパイを取っていくゲーム
$ yay -S kmahjongg

-

実行時の画面:

-


5. 四川省 (Shisen-Sho):

  • 2コーナーまでに結ばれた同じパイを取っていくゲーム
$ yay -S kshisen

-

最初の起動でエラー表示:

An error occurred when loading the tileset. /usr/share/kmahjongglib/tilesets/default.desktop and the default tileset have been tried.
Please install the KMahjongg library.

→「KMahjongg」がインストールされていれば、「OK」とすると、起動されます。

-

実行時の画面:

下のパイ(牌)がなくなると、上のパイは重力で落ちるので条件が変わります。 取る順番が問われるので上から攻めるべきですが、すべてのパイを取れるとは限りません。 時間を潰すのと、集中力を養うには良さそう。

-


6. 麻雀 (kajongg):

  • 音声付きの英語での中国ルールの麻雀

日本語化されているのはメニューバーくらいです。「捨てたパイ名、ポン、チー、カン」が外国の男女(ロボット)の声で英語です。あがりは「マージャン」でした。英語での麻雀はおもしろいですね。ルールは中国式なので戸惑います。

花パイがあり、点棒はナシ(点数は帳簿に記入するみたい)。流れたときテンパイしている必要はありません。リーチがなく、8点以上の手でなければあがれないみたい。8点しばりで、リーチがないので、門前ツモでもあがれず、役を知らない初心者にはつらいところ。

ルールについては、中国麻雀 を参照。 ヘルプもあるけど英語なので面倒。

$ yay -S kajongg
:
パッケージ (10) python-attrs-20.3.0-3  python-automat-20.2.0-5
                python-click-7.1.2-3  python-constantly-15.1.0-8
                python-hyperlink-21.0.0-1  python-incremental-17.5.0-6
                python-pyhamcrest-1.9.0-7  python-twisted-20.3.0-3
                python-zope-interface-5.2.0-3  kajongg-20.12.2-1
:
kajongg の提案パッケージ
    vorbis-tools: for playing sounds

→多くのパッケージがインストールされます。

-

実行時の画面:

メニューバー →「Play」→ユーザ名、ルールの選択 →「OK」→ゲーム開始

自分の番になると自動でツモってきます。捨てるときは、パイを選んで「Discard」をクリック。

「Quit Kajongg」で終了。

和訳:

「Discard」: パイを捨てます

「No Claim」: 申告なし(スキップ)→待たずに次に早く進みたいとき

→連続クリックは気をつけないと、「Discard」に変わっていて、大事なパイを捨ててしまいます。

-

Kajongg のプレイ開始でエラー表示。音声が出ません。

「No voices will be heard because the program ogg123 is missing」表示され、音声が出ません。

-

不足のパッケージをインストール:
$ yay -Ss vorbis-tools
:
パッケージ (2) libao-1.2.2-5  vorbis-tools-1.4.2-1

→エラーは出なくなりましたが、音声は出ません。まだ不足しているのか…。

-

「kajongg」をアンインストールしてインストールし直し、再起動で音声が出ました。
$ yay -R kajongg
$ yay -S kajongg

再起動

config 設定で voice の有効化も必要みたい。

これで音声が出る場合と出ない場合がありました。どこが違うのかな? 音声がないと魅力半減します。

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7. 参考: SameGame (gnome-extra):

$ yay -S swell-foop

→アプリを起動するとデスクトップの表示がおかしくなりました。 VSCode と同じですね。

「ハードウェアアクセレーターを使わない」設定(GPU の無効化):
$ sudo nano /usr/share/applications/org.gnome.SwellFoop.desktop

-

Exec=swell-foop

↓ 変更:

Exec=swell-foop --disable-gpu

-

起動できません:

$ swell-foop --disable-gpu
--disable-gpu は不明なオプションです

→残念ながらgpu は無効にできないみたい。

削除:

$ yay -R swell-foop

-

-


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参考: 公式の「Visual Studio Code」をインストール

-

公式サイト:

Visual Studio Code on Linux

AUR package for Arch Linux紹介されているパッケージ:

→「visual-studio-code-bin 1.48.2-1」をインストールすれば良いようです。

-

確認:

$ yay -Ss vscode
:
aur/code-git 1.38.0.r14618.g676ee1c945a-1 (+14 0.01) 
    The Open Source build of Visual Studio Code (vscode) editor - git latest

aur/visual-studio-code-bin 1.48.2-1 (+925 18.06) 
    Visual Studio Code (vscode): Editor for building and debugging modern web and cloud applications (official binary version)

community/code 1.48.0-1 (10.0 MiB 75.2 MiB) 
    The Open Source build of Visual Studio Code (vscode) editor

-

インストール:

$ yay -S visual-studio-code-bin
:
[Aur:1]  visual-studio-code-bin-1.48.2-1
:
:: (1/1) SRCINFO をパース: visual-studio-code-bin
==> エラー: Cannot find the strip binary required for object file stripping.
ソースのダウンロード時にエラー: visual-studio-code-bin

→インストールに失敗しました。

-

makepkg を使うために必要なツールの再インストールが必要です:
$ yay -S base-devel
[sudo] USER_NAME のパスワード:
:: 24 個のパッケージがグループ base-devel に存在します:
:: リポジトリ core
   1) autoconf  2) automake  3) binutils  4) bison  5) fakeroot  6) file
   7) findutils  8) flex  9) gawk  10) gcc  11) gettext  12) grep  13) groff
   14) gzip  15) libtool  16) m4  17) make  18) pacman  19) patch  20) pkgconf
   21) sed  22) sudo  23) texinfo  24) which

選択して下さい (デフォルト=all): 

パッケージ (29) elfutils-0.180-1  gc-8.0.4-4  guile-2.2.6-2
                libmicrohttpd-0.9.71-1  libmpc-1.1.0-2  autoconf-2.69-7
                automake-1.16.2-3  binutils-2.34-5  bison-3.6.4-1
                fakeroot-1.24-2  file-5.39-1  findutils-4.7.0-2  flex-2.6.4-3
                gawk-5.1.0-1  gcc-10.1.0-2  gettext-0.20.2-1  grep-3.4-1
                groff-1.22.4-3  gzip-1.10-3  libtool-2.4.6+42+gb88cebd5-13
                m4-1.4.18-3  make-4.3-3  pacman-5.2.2-2  patch-2.7.6-8
                pkgconf-1.7.3-1  sed-4.8-1  sudo-1.9.2-1  texinfo-6.7-3
                which-2.21-5

-

再インストール:

$ yay -S visual-studio-code-bin

-

インストールの確認:

$ yay -Ss vscode
:
aur/code-git 1.38.0.r14618.g676ee1c945a-1 (+15 0.48) 
    The Open Source build of Visual Studio Code (vscode) editor - git latest
aur/visual-studio-code-bin 1.51.0-1 (+951 20.37) (インストール済み)
    Visual Studio Code (vscode): Editor for building and debugging modern web and cloud applications (official binary version)
community/code 1.50.1-1 (10.1 MiB 77.1 MiB) 
    The Open Source build of Visual Studio Code (vscode) editor

→「visual-studio-code-bin」がインストールされています。 公式バイナリバージョン (official binary version) という表示があります。

$ code --version
1.51.0
fcac248b077b55bae4ba5bab613fd6e9156c2f0c
x64

-

起動:

メニュー→開発→「Visual Studio Code

→自分のPC では、ウィンドウの中が真っ暗です。(PC 固有の問題) 自分のPC でVScode を使うなら、LTS 版のカーネル「5.4.58-1」で使うか、GPU の無効化の設定を行うことになります。

-

Python 拡張も入れるために、python プログラムファイルを作成:

$ echo 'print("Hello world!")'  > ~/ドキュメント/hello.py

$ cat ~/ドキュメント/hello.py
print("Hello world!")

→「~/ドキュメント/hello.py」

-

VScode の日本語化の手順:

CentOS 8.2 のGNOMEPython 学習環境をインストール〈H83〉より、

Visual Studio Code の日本語化:

-

Python 拡張も入れるために、続けて手順を実施

→「~/ドキュメント/hello.py」を開いてください。

ウィンドウ下に「Python 3.8.5 64-bit」が表示されていれば、Python の指定はそのままでOK です。

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テキストエディタとして使うとき

よく使うフォルダは「フォルダ」アイコンから開けます。それ以外は「ファイル」で開きます。

ファイルを開いておいて、左上の「フォルダ」アイコンを再度クリックすると、編集画面が広くなります。

もし画面下に「ターミナル」が開いていたら、「ターミナル」画面を右上の「x」で閉じます。

-


VScode にて、「ハードウェアアクセレーターを使わない」設定(GPU の無効化)

  • この設定で、最新のカーネルでも実行できるようになります。
$ sudo nano /usr/share/applications/visual-studio-code.desktop

-

1つ目の修正:

Exec=/opt/visual-studio-code/code --no-sandbox --unity-launch %F

↓ 変更:

Exec=/opt/visual-studio-code/code --no-sandbox --unity-launch --disable-gpu %F

-

2つ目の修正:

Exec=/opt/visual-studio-code/code --no-sandbox --new-window %F

↓ 変更:

Exec=/opt/visual-studio-code/code --no-sandbox --new-window --disable-gpu %F

もうひとつのファイルも修正:

$ sudo nano /usr/share/applications/visual-studio-code-url-handler.desktop

下記の行を修正:

Exec=/opt/visual-studio-code/code --no-sandbox --open-url %U

↓ 変更:

Exec=/opt/visual-studio-code/code --no-sandbox --open-url --disable-gpu %U

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VScode にて、GPU の無効化の設定の退避:

  • 更新が多く、更新があると設定が消えてしまうので別名でコピーしました。
$ cd /usr/share/applications/

$ sudo cp visual-studio-code.desktop visual-studio-code.desktop-ORG
$ sudo cp visual-studio-code-url-handler.desktop visual-studio-code-url-handler.desktop-ORG

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VScode にて、GPU の無効化の設定をやり直すとき:

  • 更新があって設定が消えたときに、設定し直します。
$ cd /usr/share/applications/

$ sudo cp visual-studio-code.desktop-ORG visual-studio-code.desktop
$ sudo cp visual-studio-code-url-handler.desktop-ORG visual-studio-code-url-handler.desktop

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VScode にて、自動更新を無効化するには:

ユーザー設定(settings.jsonファイル)でupdate.channel 項目を設定:

"none":自動更新しない
"default":自動更新する

VS Codeの再起動

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Manjaro Xfce の良いところ:

1. Manjaro Linux でのサポート対象の中では、一番「軽い」です。

2. サポート対象の公式版なので、インストールが楽です。

インストーラの起動前に日本語フォント(ttf-sazanami) のダウンロードが要りません。

3. Arch 以外の他のディストリビューションではインストールで苦労するアプリも、AUR リポジトリに登録されていることが多く、すんなりインストールできます。(個人的に一番の魅力)

→AUR にはソースだけでなく、依存関係も含んだインストールスクリプト(開発者が記述)を一緒に入れておくルールなので、ビルドで一番苦労する依存関係を気にせずに、自動で依存関係も含めてビルドしたりインストールされます。開発者が記述しているのでインストールの成功率が高く、漏れがあってもレビューされるので完成度が上がります。

4. GNOME デスクトップより問題が少ないようです。GNOME は見た目の機能にこだわりすぎかな。

5. 東芝 Chromebook2(CPU: BayTrail) へのインストールにて、Manjaro Xfce だけは何もしなくても音声出力ができました。さすがです。Debian 10.8、Kubuntu 20.04.2、では「chtmax98090」がうまく設定できず、デバイスが表示されず、音声出力ができませんでした。

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Manjaro Xfce の気になるところ:

1. インストーラでインストール先にUSB メモリを指定したとき、認識されなかったり、パーティションの置換のメッセージだけ表示されないときがありました。fat32 で初期化して、アンマウントしておくと確実です。

2. インストールで完了通知が表示されませんでした。

インストール開始させると、表示が0% のままで、完了しても、完了通知が表示されませんでした。 実際は、画面が重なって見えなかったようです。インストールは完了していました。

ウィンドウのタイトル部分をつかんで動かして気づきました。 インストールは完了しており、気づいたので支障はありませんでしたが、気づかずに再インストールしたり、インストールできないとあきらめる人もいるかもしれません。

→ライブUSB メモリのカーネルは「5.8.0-2」でした。

何度かインストールしたら、この現象は発生せず。

3. 「 21.0.1 」になって、サスペンドからの復帰にて、デスクトップ画面の表示が点滅したりとおかしくなり、固まってしまったことがありました。コンソール画面でリブートしました。

→これはまさしくカーネル「5.8」のGNOME で発生している現象です。何かの条件で発生するようです。

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まとめ

Manjaro はデザインもシステムもシンプルで、クールで軽いです。カスタマイズできますし、完成度も高いです。 Xfce だと、今のところカーネルが「5.10.15-1」でも動作しています。

ただし、特定のアプリ(VSCode)はアクセレータオフで起動しないとだめです。VSCode は更新頻度が多いので、よく使うのなら更新オフにしていたほうが面倒は少ないと思います。

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カーネル「5.7」だとGNOME やCinnamon で自分のPC で問題が発生しましたが、「5.8.6-1」でもダメでした。 特定のPC(i915 ドライバー使用)だと、ハードウェアアクセレータを切らないとGPU の初期化でエラーとなるようです。切ると動く けど重くなります。

救いは、Xfce だとカーネルがアップしても動作することです。 XfceGNOME では、ハードウェアアクセレータの使い方のウェイトが違うようです。GNOMEOpenGL 機能をフルに使用。 Xfce のデフォルトは、軽量にするために透明度/影などの派手なもののみを提供。その違いみたい。

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以上。

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↓ 以降はカーネル関連の個人的な備忘録です

参考資料として残しているだけなので、作業を実施する必要はありません。

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追記: システム更新でカーネルが更新されました

2020-08-29

ローリングリリースにつき、システム更新で「Manjaro Linux Xfce 20.1-rc5」になりました。 カーネルは「5.8.1-3」から「5.8.3-2」になりました。

現在使用のLTS 版のカーネル「5.4.58-1」はアップグレード無視(禁止)にしているので、アップされませんでした。

:: AUR からアップデートを検索...
 -> linux54: ignoring package upgrade (5.4.58-1 => 5.4.60-2)

このロックは「5.4」が「5.8」になることを禁止するのでなく、 「5.4.58-1」が「5.4.60-2」になることを禁止するものだったようです。アップグレードとはそういう意味。 LTS 版の改善なら別に禁止する必要はないので、すぐにでも解除したほうが良さそう。

「5.4.58-1」で立ち上がるようにしていたので、「5.8.3-2」のカーネル選択メニューも作られていません。そのままです。 カーネル更新がきたら、コピーというやり方は、「5.8」で立ち上がるときにのみ有効みたい。作り直しが必要です。

-

$ uname -r
5.4.58-1-MANJARO

$ grub-editenv list
menu_auto_hide=1
boot_success=1
saved_entry=gnulinux-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d>gnulinux-5.4.58-1-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d

-

このまま再起動してどうなるかを確認:

$ uname -r
5.4.58-1-MANJARO

→「5.4.58-1」で立ち上がりました。

$ yay -Ss linux54
:
core/linux54 5.4.60-2 (82.1 MiB 140.1 MiB) (インストール済み: 5.4.58-1)
    The Linux54 kernel and modules

カーネルの場合、リポジトリには linux54 の最新だけが残ります。 以前インストールした5.4.58-1 のイメージはロックしたので残っていますが、再インストールはできません。 ロックを解除すると、最新がインストールされ、5.4.58-1 のイメージは消えます。

$ yay -Ss linux58
:
core/linux58 5.8.3-2 (85.6 MiB 148.9 MiB) (インストール済み)
    The Linux58 kernel and modules

カーネルの場合、リポジトリには linux58 の最新だけが残ります。

-

「5.4」のロックを外して、システム更新してみます。

-

pacman.conf の修正:

$ sudo nano /etc/pacman.conf

Ctrl+W で「IgnorePkg」を検索

28 行目:

#IgnorePkg   =
IgnorePkg    = linux54
#IgnorePkg    = linux58

↓修正:

#IgnorePkg   =
#IgnorePkg    = linux54
#IgnorePkg    = linux58

Ctrl+O で保存、 Ctrl+X で終了

-

システム更新:

$ yay
:
パッケージ (1) linux54-5.4.60-2

→ロックを解除したので更新されました。

立ち上がるカーネルを確認:

$ grub-editenv list
menu_auto_hide=1
boot_success=1
saved_entry=gnulinux-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d>gnulinux-5.4.58-1-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d

→変更されていません。これだと立ち上がらないかも。

-

メニューエントリーを表示:

  • grepコマンドで、「menuentry」という単語が含まれる部分を検索:
$ grep -w menuentry /boot/grub/grub.cfg

menuentry 'Manjaro Linux' --class manjaro --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'gnulinux-simple-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d' {
    menuentry 'Manjaro Linux (Kernel: 5.8.3-2-MANJARO x64)' --class manjaro --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'gnulinux-5.8.3-2-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d' {
    menuentry 'Manjaro Linux (Kernel: 5.8.3-2-MANJARO x64 - fallback initramfs)' --class manjaro --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'gnulinux-5.8.3-2-MANJARO x64-fallback-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d' {
    menuentry 'Manjaro Linux (Kernel: 5.4.60-2-MANJARO x64)' --class manjaro --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'gnulinux-5.4.60-2-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d' {
    menuentry 'Manjaro Linux (Kernel: 5.4.60-2-MANJARO x64 - fallback initramfs)' --class manjaro --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'gnulinux-5.4.60-2-MANJARO x64-fallback-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d' {
    menuentry "Memory Tester (memtest86+)" --class memtest86 --class gnu --class tool {

→メニューエントリは変わっています。「5.4.58-1」がない状態。

-

これで再起動してみますが、たぶん、立ち上がりません。

立ち上がらないときは他のPC にて:

$ sudo nano マウント先/boot/grub/grubenv

→「5.4.58-1」を「5.4.60-2」に修正する必要がありそう。

-

再起動したら、最新の「5.8.3-2」で立ち上がりました。予想外。

$ uname -r
5.8.3-2-MANJARO

$ grub-editenv list
menu_auto_hide=1
boot_success=1
saved_entry=gnulinux-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d>gnulinux-5.8.3-2-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d

→内容が変わっています。

  • システム更新のときは、再起動後に grub-editenv list の内容は最新のカーネルで立ち上がるように変更されるみたい。

-

最新のバージョン番号で立ち上がっていたら、新しい設定ファイルを保存:

新しいカーネルで起動し新しい設定ファイルを保存します。デスクトップ画面に問題がある場合は、Ctrl+Alt+F2 を使用してユーザーとしてログインして保存します。 以下のように設定をコピー:

$ sudo cp /boot/grub/grubenv ~/kernel-chg/grubenv-new

今回は、新旧ともにカーネルが更新されたので、grubenv-old の方は修正が必要でした。

$ sudo nano ~/kernel-chg/grubenv-old

→「5.4.58-1」を「5.4.60-2」に変更

-

$ uname -r
5.4.60-2-MANJARO

-

$ uname -r
5.8.3-2-MANJARO

→しばらくは、最新のカーネルで過ごしてみる予定。

-

追記:

2020-09-14

再度、新旧の両方のカーネルが更新されました。同じように修正作業が必要でした。ツールは便利だけど修正が面倒ですね。

-

grubenv-old →5.4.64-1 に修正:

$ sudo nano ~/kernel-chg/grubenv-old

-

grubenv-new →5.8.6-1 に修正:

$ sudo cp /boot/grub/grubenv ~/kernel-chg/grubenv-new

-


参考: LTS 版のカーネルのインストール:

今回のカーネル「5.8.1-3」は「5.7」に比べて改善されたようですが、不安が残ります。

システム更新でカーネルが更新されることがあるので、 バージョンは下がってもいいので、すぐにでも安定版のカーネルをインストールするのが無難です。 メインで使わなくてもインストールしておけば、保険になります。

-

カーネルの管理ツールを起動:

  • Manjaro の利点のひとつが、カーネルの管理ツールがあることです。

メニュー →設定 →「Manjaro Settings Manager」→「カーネル」をダブルクリック

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linux58    Linux 5.8.1-3     (実行中 インストール済み)
linux54    Linux 5.4.58-1    (LTS 推奨)

→インストールするなら、LTS で推奨の「linux54」です。5.7 は自分のPC では不調なので避けます。

-

「linux54 Linux 5.4.58-1」の右にある「インストール」をクリック→「はい」→パスワード入力

→「完了…」表示→「閉じる」

-

「linux54 Linux 5.4.58-1」の右に「インストール済み」表示

→「終了」

-

LTS 版のカーネルをインストールしたときの確認:

$ mhwd-kernel -li
Currently running: 5.8.1-3-MANJARO (linux58)
The following kernels are installed in your system:
   * linux54
   * linux58

→linux54 が増えました。 こちらはManjaro のカーネル管理ツールのCUI 版のコマンドのひとつです。

-

$ grub-editenv list
menu_auto_hide=1
boot_success=1
saved_entry=gnulinux-simple-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d

→grub2 の編集コマンドです。 「menu_auto_hide=1」は、立ち上げ時にカーネル選択メニューを表示させない指定で、Manjaro ではデフォルトの設定です。ブート時のちらつき防止のためらしいと、どこかに書かれていましたが、Manjaro は初心者向けでもあるので、余計な表示はしないようにしているのかもしれません。メニューがあればいじってしまいます。

ちなみに、カーネルが最新でリスクの高いFedora だと、カーネル選択メニューは立ち上げ時に必ず表示されます。

-

実際の設定ファイルの中身:

$ cat /boot/grub/grubenv
# GRUB Environment Block
# WARNING: Do not edit this file by tools other than grub-editenv!!!
menu_auto_hide=1
boot_success=1
saved_entry=gnulinux-simple-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d
#################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################

テキストエディタでの直接編集は禁止されています。専用の編集コマンドを使います。

編集ミスで立ち上がらなくなったときは、他のPC でマウントして編集するしかありません。 エディタによっては余計な改行(致命的)が入るので注意。featherpad での編集だとうまく行きました。geany は表示が乱れました。使うなら、nano が無難かも。

-

カーネルの確認:

$ uname -r
5.8.1-3-MANJARO

$ mhwd-kernel -li
Currently running: 5.8.1-3-MANJARO (linux58)
The following kernels are installed in your system:
   * linux54
   * linux58

→「linux54」が追加されました。

$ yay -Ss linux54
:
core/linux54 5.4.58-1 (82.1 MiB 140.1 MiB) (インストール済み)
    The Linux54 kernel and modules

-

再起動

-

電源オンで、カーネル選択メニューが表示されません。

自分のPC では、立ち上げ時にEsc キーを押しても、Manjaro のgrub メニューが白い帯になって選択メニューは表示されません。 Manjaro ではグラフィックメニューを使っている可能性が高いです。つまり、回避策として、古いカーネルを残したとしても、選択できません。

Manjaro セッティングマネージャのカーネルでは、インストールか、削除しかできません。 切り替えは、ブート時に選択するしかありません。

-


grub2 の起動メニューを修正します:

  • 注意: grub メニュー(立ち上げ時のカーネル選択メニュー)が表示できるPC なら、下記の操作は要りません。

下記は、Esc キー等を押しての、メニューを表示できないときに、カーネルを強制的に選択する(切替える)ための作業です。(メニューの表示のさせかたはPC で違います。コマンドで設定しないとダメな場合もあります)

-

参考:

【 grub2-set-default/grub-set-default 】コマンド――GRUB 2のデフォルト起動メニューを設定する

デフォルトの起動メニューの編集コマンドは、CentOS では「grub2-set-default」、 Ubuntu 、またはManjaro では「grub-set-default」です。設定ファイルの構成も少し違います。

-

設定ファイルの場所の確認:

$ ls /boot/grub/
fonts  grub.cfg  grubenv  i386-pc  themes

$ ls /etc/grub.d/
00_header  10_linux  20_linux_xen  30_os-prober  30_uefi-firmware  40_custom  41_custom  60_memtest86+  README

$ ls /etc/grub.cfg
ls: '/etc/grub.cfg' にアクセスできません: そのようなファイルやディレクトリはありません

→リンクはされてません。

-

メニューエントリーを表示:

  • grepコマンドで、「menuentry」という単語が含まれる部分を検索:
$ grep -w menuentry /boot/grub/grub.cfg

menuentry 'Manjaro Linux' --class manjaro --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'gnulinux-simple-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d' {

    menuentry 'Manjaro Linux (Kernel: 5.8.1-3-MANJARO x64)' --class manjaro --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'gnulinux-5.8.1-3-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d' {

    menuentry 'Manjaro Linux (Kernel: 5.8.1-3-MANJARO x64 - fallback initramfs)' --class manjaro --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'gnulinux-5.8.1-3-MANJARO x64-fallback-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d' {

    menuentry 'Manjaro Linux (Kernel: 5.4.58-1-MANJARO x64)' --class manjaro --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'gnulinux-5.4.58-1-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d' {

    menuentry 'Manjaro Linux (Kernel: 5.4.58-1-MANJARO x64 - fallback initramfs)' --class manjaro --class gnu-linux --class gnu --class os $menuentry_id_option 'gnulinux-5.4.58-1-MANJARO x64-fallback-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d' {

    menuentry "Memory Tester (memtest86+)" --class memtest86 --class gnu --class tool {

→実際の起動メニューを見ていないので、イメージがわきません。 一番上はタイトル行と思っていましたが、simple というメニュー項目でした。

-

現在の設定を表示:

$ grub-editenv list
menu_auto_hide=1
boot_success=1
saved_entry=gnulinux-simple-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d

→saved というのは、一度選択して成功したメニューということみたい。

$ cat /boot/grub/grubenv
# GRUB Environment Block
# WARNING: Do not edit this file by tools other than grub-editenv!!!
menu_auto_hide=1
boot_success=1
saved_entry=gnulinux-simple-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d
#################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################

-

デフォルトの起動メニューを「5.4.58-1」に設定:

文字列、または、0から始まる番号で指定します。自分のPC では番号指定だとうまくいきませんでした。 Manjaro Cinnamon の設定を参考に、呪文を長くしました。文字列だと、行の順番に関係なく有効なので成功率が高いです。

$ sudo grub-set-default 'gnulinux-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d>gnulinux-5.4.58-1-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d'

→間にスペースがあるので、文字列は囲われています。

-

現在の設定を表示:

$ grub-editenv list
menu_auto_hide=1
boot_success=1
saved_entry=gnulinux-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d>gnulinux-5.4.58-1-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d

-

実際の設定ファイル:

$ cat /boot/grub/grubenv
# GRUB Environment Block
# WARNING: Do not edit this file by tools other than grub-editenv!!!
menu_auto_hide=1
boot_success=1
saved_entry=gnulinux-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d>gnulinux-5.4.58-1-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d
###################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################################

-

再起動

デスクトップ画面が立ち上がりました。

-


安定版のカーネル(5.4) でのメイン運用:

$ uname -r
5.4.58-1-MANJARO

$ mhwd-kernel -li
Currently running: 5.4.58-1-MANJARO (linux54)
The following kernels are installed in your system:
   * linux54
   * linux58

→動作するカーネルが2つになりました。(58 が安定しているかは別にして…。)

-

grub メニューのデフォルト設定の確認:

$ grub-editenv list
menu_auto_hide=1
boot_success=1
saved_entry=gnulinux-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d>gnulinux-5.4.58-1-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d

→これを控えておけば、カーネル更新があったときの再設定で使えます。(控えるなら設定コマンドの方かな。)

-


参考: カーネルの選択を設定するスクリプトを作成:

  • 下記の作業は、カーネル選択画面が表示されるPC では不要です。

自分のPC では、Esc キーでカーネル選択メニューが表示できず、白い帯になります。 なので、強制的にLTS 版で立ち上がるように設定が必要でした。

カーネルの更新があると、カーネルの選択設定は最新のカーネルに変更されてしまいます。 最新のカーネルがうまく動けばよいのですが、カーネルに含まれるファームウェア(ハードとソフトの仲介役)との兼ね合いでハードウェアによっては不調になるリスクがあります。

-

最新のカーネルで問題があるようなら、再度、(先にインストールした)LTS 版で立ち上がる設定にする必要があります。

編集コマンドで、再び設定してもよいのですが、 スクリプトを作成して、新旧が自由に選べるようにしてみました。(単に設定ファイルをコピーしているだけです。)

-

下準備:

$ cd
$ mkdir kernel-chg

$ sudo cp /boot/grub/grubenv ~/kernel-chg/grubenv-old
$ sudo cp /boot/grub/grubenv ~/kernel-chg/grubenv-new

-

最新版のカーネルで起動する設定に修正:

$ sudo mousepad ~/kernel-chg/grubenv-new

下記の部分を修正:

saved_entry=gnulinux-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d>gnulinux-5.4.58-1-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d

↓ バージョン番号のみ修正します。それ以外はUSB メモリ固有の値なのでさわりません:

saved_entry=gnulinux-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d>gnulinux-5.8.1-3-MANJARO x64-advanced-b3a81da8-2bd4-474c-8b5b-fe184a8ab35d

→今回は、「5.8.1-3」で起動するように修正。次回からは、カーネル更新時にコピーすれば修正は要りません。

-

LTS 版の「5.4.58-1」の起動用のスクリプト:

$ mousepad ~/kernel-chg/chg-old.sh

↓ 下記を貼り付けて作成:

#!/bin/sh

echo "Select old Kernel !"
sudo cp ~/kernel-chg/grubenv-old /boot/grub/grubenv
echo " "
echo "$ grub-editenv list"
grub-editenv list
echo " "

-

最新版の起動用のスクリプト:

$ mousepad ~/kernel-chg/chg-new.sh

↓ 下記を貼り付けて作成:

#!/bin/sh

echo "Select New Kernel !"
sudo cp ~/kernel-chg/grubenv-new /boot/grub/grubenv
echo " "
echo "$ grub-editenv list"
grub-editenv list
echo " "

-

説明文:

コマンドの使い方を忘れても困らないように作っておきました。

$ mousepad ~/kernel-chg/README.md

↓ 下記を貼り付けて作成:

----------------------------------

## Select Kernel script

Boot into the new kernel and if you have problems with your desktop screen, use Ctrl + Alt + F2 to log in as the user. By copying the settings as shown below, you can use it to check the operation of the defect report.

新しいカーネルで起動し、デスクトップ画面に問題がある場合は、Ctrl + Alt + F2を使用してユーザーとしてログインします。 以下のように再起動後に設定をコピーすることで、不具合レポートの動作確認に利用できます。

$ sudo cp /boot/grub/grubenv ~/kernel-chg/grubenv-new

-

----------------------------------

### How to use (使い方):

-

#### "Select old Kernel !"

$ cd ~/kernel-chg
$ sudo ls
$ sh chg-old.sh

-

#### "Select New Kernel !"

$ cd ~/kernel-chg
$ sudo ls
$ sh chg-new.sh

-

----------------------------------

-


カーネル更新があって、最新のバージョンに変わったら:

忘れずに再起動後に、下記を確認:

$ grub-editenv list

-

最新のバージョン番号で立ち上がっていたら、新しい設定ファイルを保存:

新しいカーネルで起動し、デスクトップ画面に問題がある場合は、Ctrl+Alt+F2 を使用してユーザーとしてログインします。 以下のように再起動後に設定をコピーすると、不具合レポートの動作確認などに利用できます。

$ sudo cp /boot/grub/grubenv ~/kernel-chg/grubenv-new

-


参考: カーネルが置換されないように、アップグレード対象からパッケージを除外:

  • これは不要でした。

/etc/pacman.conf にて、IgnorePkg=[パッケージ名] を指定します。複数行の指定が可能。

-

パッケージ名の確認:

$ mhwd-kernel -li
Currently running: 5.4.58-1-MANJARO (linux54)
The following kernels are installed in your system:
   * linux54
   * linux58

-

$ yay -Ss linux54
:
core/linux54 5.4.58-1 (82.1 MiB 140.1 MiB) (インストール済み)
    The Linux54 kernel and modules

-

$ yay -Ss linux58
:
core/linux58 5.8.1-3 (85.7 MiB 148.9 MiB) (インストール済み)
    The Linux58 kernel and modules

-

pacman.conf の修正:

$ sudo mousepad /etc/pacman.conf

「IgnorePkg」で検索

28 行目:

#IgnorePkg   =

↓ 2行を追記:

#IgnorePkg   =
IgnorePkg    = linux54
#IgnorePkg    = linux58

カーネル更新してほしくない場合に指定します。

この指定だと、

linux54 は更新されません。

linux58 は更新されます。

必ず動く、カーネルを残したいときに有効な設定です。 ただ、linux54 はLTS 版になるので、改善されなくなります。 緊急用に使うために残すのならいいですが、運用で使うにはマズイかもしれません。

この指定のやり方だと、

IgnorePkg = linux54 の指定は、linux54 だけの中のアップグレードの禁止(つまり、インストール済のローカルでの保持)

IgnorePkg = linux58 の指定は、linux58 だけの中のアップグレードの禁止(つまり、インストール済のローカルでの保持) になります。inux54、linux58 で相互に影響しません。

LTS 版の改善は必要なので、linux54 は解除したほうが良いみたいです。つまり、両方の設定は要らなかったということでした。

linux59 が来たらどうなるかは、ディストリビューション(20.1)しだいで、linux59 が指定されていたらインストールされます。 linux54 、linux58、がリポジトリに残るかは、カーネルのサポート一覧が反映されます。

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ここまで。

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目次

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Fedora 32: Fedora 32 でのバグ報告、および、Linuxカーネルのバグ報告〈H79〉

登録日: 2020-08-24 更新日: 2020-08-28

Fedora Workstation 32」(GNOME) を インストール しましたが、 自分のPC だと 新しいカーネル 5.7 に更新すると不調で使えなくなりました。 そこで、カーネル 5.7 の不調が回避できる「Fedora 32 Cinnamon」をインストール しました。

今回は、Fedora 32 でのバグ報告、および、Linuxカーネルのバグ報告のやり方について調べてみました。

-

「目次」

-

カーネル 5.7.16 で開いた「Cinnamon」デスクトップ画面:

→不調です。パネルにもアイコンが一部しか表示されていません。マウスの位置によってメインメニューが点滅したり、表示しなかったりします。右クリックのメニューも表示されません。スクリーンショットが時々ですが撮れるところをみると、表示データそのものが乱れているようです。

再起動後、「Cinnamon (Software ...)」セッションにしてログインするか、 インストール時のバージョンである、カーネル 5.6.6 で立ち上げれば、正常に動作します。

-

参考: 使用しているPC

古めのPC(Intel Celeron 2955U: 第4世代)です。

  1. Lubuntu 20.04 のライブUSB メモリのBIOS 立ち上げで、gfxboot のところで「Graphics initalization failed」になります。 Tab キーを押して「live」と入力すると立ち上がります。

  2. Fedora 32 のライブUSB メモリのBIOS 立ち上げで、「Enter」キーで進むと「画面真っ暗」になります。 Tab キーを押して、ブートコマンドの後ろを20文字削除すると立ち上がります。

このような現象が出るPC だと同じような問題が発生するかもしれません。

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Fedora 特有のバグの報告

Bugs and feature requests を参照

Bugzilla は、Fedora プロジェクトで使用される追跡ツールです。 Fedora にて、同じようなバグの報告がないか検索できます。

-


Fedora のBugzilla で、新しいバグを報告するには、アカウントの作成が必要:

Red Hat Bugzilla アカウントの作成

1. Email address: 「メールアドレス」を入力(スパム予防にできるだけWeb メール)

→「Send」

2. 「Red Hat Bugzilla: confirm account creation」というメールが届きます。

そこに書かれたリンクをクリック

3. 登録画面が開くので、

  • ユーザ名(英文字の大文字、小文字が使えました)

  • パスワード(英文字、数字だけでなく、特殊記号を含めないとダメでした)

を入力。

→The user account「メールアドレス」has been created successfully.

4. Red Hat Bugzilla – Main Page のサイトが、ログインされた状態で開きました。

バグを報告する場合、バグがまだ報告されていないか、こちらの Red Hat Bugzilla で確認します。 バグの報告は詳細情報を提供。バグを報告したコンポーネントを担当する開発者に直接送られます。

-

別の手段: Fedora を使っているユーザで、ヘルプがほしいとき:

-


Linux カーネルのバグの報告

Reporting bugs を参照

-


サポートされているカーネルのリスト:

(https://www.kernel.org/)

2020-08-28 現在:

Latest Release 5.8.5(最新の安定版)

mainline:        5.9-rc2  2020-08-23
stable:          5.8.5    2020-08-27
stable:          5.7.19 [EOL] 2020-08-27
longterm:        5.4.61   2020-08-27
longterm:        4.19.142 2020-08-27
longterm:        4.14.195 2020-08-27
longterm:        4.9.234  2020-08-27
longterm:        4.4.234  2020-08-27
linux-next: next-20200828 2020-08-28

→問題の発生している「 5.7.16 」は一覧にありませんでした。 つまり、サポート対象外なので、バグ報告しても無効です。

「stable」は安定版、「longterm」はLTS です。

[EOL]のマークが付いたカーネルは「サポート終了」のため修正が反映されていません。 ちなみに、安定動作している「5.6.6」は一覧にありません。

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バグの再現の確認には、最新の「-rc 」のカーネルが勧められています。それは一般ユーザには無謀というものです。 「 5.7.17 」か「 5.8.3 」にすればバグ報告できます。

  • 上記は先日までサポートされていたバージョンで、現在は「 5.7.19 」か「 5.8.5 」にアップしました。

-

  • 本日、Fedora 32 Cinnamon に「 5.7.17 」がきて、改善されず不調なことを確認しました。

これを報告しようと思ったら、サポート対象が「 5.7.19 」に変わっています。それも [EOL] です。これだと、手動でカーネルを上げられる人しかバグ報告はできません。どんどん更新されるのは良いのですが、サポートの期間が短過ぎます。そして、サポート対象を絞っているのはわかるのですが…。

番号からいくと、5.9 あたりが LTS になりそうです。これならサポート期間は長いので狙い目かな。ただし、不具合報告をするのが目的ではないのですけどね。

-


追記: Manjaro Xfce 20.1 にカーネル「5.8.1-3」がきました

2020-08-28

Manjaro Xfce 20.1 の現在のカーネルは「5.8.1-3」です。自分のPC で、このカーネルが動作することを確認しました。 ひとつだけ問題があって、VScode アプリが起動してもウィンドウの枠内が真っ暗になったり点滅して使えません(描画速度がとっても遅いみたい)。それ以外は正常のようです。

-

デスクトップ環境が異るので、Fedora 32 Cinnamon やGNOME で動作するかは何ともいえませんが、希望が持てます。 これはつまり、5.8 がくるまで待つしかないということかな。

-


Linuxカーネルのバグを報告する方法

できれば、問題のあるサブシステムを特定してから、

-


バグ報告の推奨フォーマット

  • 件名が「PROBLEM: 英語の表題([1.]の問題を1行に要約した文字)」の英語のメールを作成します。

-

[1.] One line summary of the problem:

→問題を1行に要約(表題)

-

[2.] Full description of the problem/report:

→問題の詳細な説明

-

[3.] Keywords (i.e., modules, networking, kernel):

→キーワード(つまり、モジュール、ネットワーク、カーネル

-

[4.] Kernel information

カーネル情報

-

[4.1.] Kernel version (from /proc/version):

カーネルバージョン (/proc/version)

$ cat /proc/version

-

[4.2.] Kernel .config file:

カーネル.configファイル

$ sudo cat /boot/loader/entries/af6cee91f78a45979383182dabb25035-5.7.16-200.fc32.x86_64.conf

追記: (修正)

カーネル立ち上げの .conf かと思っていたけど、カーネルビルド時の .config のことみたい。

$ zcat /proc/config.gz

$ cat /boot/config-5.7.16-200.fc32.x86_64 ←(修正必要)

-

[5.] Most recent kernel version which did not have the bug:

→バグがなかった最新のカーネルバージョン

-

[6.] Output of Oops.. message (if applicable) with symbolic information resolved (see Documentation/admin-guide/bug-hunting.rst)

→問題発生時のメッセージ

-

[7.] A small shell script or example program which triggers the problem (if possible)

→できたら、問題を引き起こす小さなシェルスクリプト、またはサンプルプログラム

-

[8.] Environment

→環境

Fedora 32 Cinnamon (Japanese environment) ←(修正必要)

$ cat /etc/fedora-release

$ uname -r

$ uname -a

-

[8.1.] Software (add the output of the ver_linux script here)

→「ver_linuxスクリプトの出力をここに貼り付け

$ ver_linux

-

[8.2.] Processor information (from /proc/cpuinfo):

プロセッサー情報

$ cat /proc/cpuinfo

-

[8.3.] Module information (from /proc/modules):

→モジュール情報

$ cat /proc/modules

-

[8.4.] Loaded driver and hardware information (/proc/ioports, /proc/iomem)

→ロードされたドライバーとハードウェア情報

$ cat /proc/ioports

$ cat /proc/iomem

-

[8.5.] PCI information ('lspci -vvv' as root)

PCI 情報

$ sudo lspci -vvv

[8.6.] SCSI information (from /proc/scsi/scsi)

SCSI 情報

$ cat /proc/scsi/scsi

-

[8.7.] Other information that might be relevant to the problem (please look in /proc and include all information that you think to be relevant):

→/proc を見て、問題に関連すると思われるすべての情報を含めてください

$ cat /proc/fb など

-

[9.] Other notes:

→その他

$ printenv など

-

[10.] Workarounds:

→回避策

-


「バグ報告の推奨フォーマットを自動出力する」スクリプトを作ってみました

→報告する情報の収集は面倒です。共通する部分はできていると思うので、編集して使います。

-


1. ver_linux スクリプトの準備:

Fedora 32 には「sh scripts/ver_linux」コマンドがないので検索

→こちらのリストを参考に「scripts/ver_linux」を作成しました。感謝!。

/scripts/ver_linux (v4.20)

-

作成するフォルダを準備:

パスが通っている場所を確認:

$ echo $PATH

フォルダの作成:

$ cd ~/.local
$ mkdir bin

$ ls
bin  share

-

ver_linux の作成:
$ xed ~/.local/bin/ver_linux

↓ 下記の内容を貼り付けて作成:

#!/usr/bin/awk -f
# SPDX-License-Identifier: GPL-2.0
# Before running this script please ensure that your PATH is
# typical as you use for compilation/installation. I use
# /bin /sbin /usr/bin /usr/sbin /usr/local/bin, but it may
# differ on your system.

BEGIN {
    usage = "If some fields are empty or look unusual you may have an old version.\n"
    usage = usage "Compare to the current minimal requirements in Documentation/Changes.\n"
    print usage

    system("uname -a")
    printf("\n")

    printversion("GNU C", version("gcc -dumpversion"))
    printversion("GNU Make", version("make --version"))
    printversion("Binutils", version("ld -v"))
    printversion("Util-linux", version("mount --version"))
    printversion("Mount", version("mount --version"))
    printversion("Module-init-tools", version("depmod -V"))
    printversion("E2fsprogs", version("tune2fs"))
    printversion("Jfsutils", version("fsck.jfs -V"))
    printversion("Reiserfsprogs", version("reiserfsck -V"))
    printversion("Reiser4fsprogs", version("fsck.reiser4 -V"))
    printversion("Xfsprogs", version("xfs_db -V"))
    printversion("Pcmciautils", version("pccardctl -V"))
    printversion("Pcmcia-cs", version("cardmgr -V"))
    printversion("Quota-tools", version("quota -V"))
    printversion("PPP", version("pppd --version"))
    printversion("Isdn4k-utils", version("isdnctrl"))
    printversion("Nfs-utils", version("showmount --version"))

    while (getline <"/proc/self/maps" > 0) {
        if (/libc.*\.so$/) {
            n = split($0, procmaps, "/")
            if (match(procmaps[n], /[0-9]+([.]?[0-9]+)+/)) {
                ver = substr(procmaps[n], RSTART, RLENGTH)
                printversion("Linux C Library", ver)
                break
            }
        }
    }

    printversion("Dynamic linker (ldd)", version("ldd --version"))

    while ("ldconfig -p 2>/dev/null" | getline > 0) {
        if (/(libg|stdc)[+]+\.so/) {
            libcpp = $NF
            break
        }
    }
    printversion("Linux C++ Library", version("readlink " libcpp))
    printversion("Procps", version("ps --version"))
    printversion("Net-tools", version("ifconfig --version"))
    printversion("Kbd", version("loadkeys -V"))
    printversion("Console-tools", version("loadkeys -V"))
    printversion("Oprofile", version("oprofiled --version"))
    printversion("Sh-utils", version("expr --v"))
    printversion("Udev", version("udevadm --version"))
    printversion("Wireless-tools", version("iwconfig --version"))

    while ("sort /proc/modules" | getline > 0) {
        mods = mods sep $1
        sep = " "
    }
    printversion("Modules Loaded", mods)
}

function version(cmd,    ver) {
    cmd = cmd " 2>&1"
    while (cmd | getline > 0) {
        if (match($0, /[0-9]+([.]?[0-9]+)+/)) {
            ver = substr($0, RSTART, RLENGTH)
            break
        }
    }
    close(cmd)
    return ver
}

function printversion(name, value,  ofmt) {
    if (value != "") {
        ofmt = "%-20s\t%s\n"
        printf(ofmt, name, value)
    }
}

→先頭のコメント部分の和訳:

このスクリプトを実行する前に、コンパイル/インストールに使用するPATHが標準であることを確認してください。 /bin /sbin /usr/bin /usr/sbin /usr/local/bin を使用していますが、システムによって異なる場合があります。

-

ファイルを実行可能に設定:
$ ls ~/.local/bin/
ver_linux

ファイルマネージャでプロパティをみて「実行可能」にチェック

確認:

$ which ver_linux
~/.local/bin/ver_linux

→これが表示されれば実行可能です。

-

パスなしで実行してみる:
$ ver_linux

If some fields are empty or look unusual you may have an old version.
Compare to the current minimal requirements in Documentation/Changes.

Linux localhost.localdomain 5.7.16-200.fc32.x86_64 #1 SMP Wed Aug 19 16:58:53 UTC 2020 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

GNU C                   10
GNU Make                4.2.1
Binutils                2.34
Util-linux              2.35.2
Mount                   2.35.2
Module-init-tools       27
E2fsprogs               1.45.5
Reiserfsprogs           3.6.27
Xfsprogs                5.4.0
Quota-tools             4.05
PPP                     2.4.7
Nfs-utils               2.5.1
Linux C Library         2.31
Dynamic linker (ldd)    2.31
Linux C++ Library       6.0.28
Procps                  3.3.15
Net-tools               2.10
Kbd                     2.2.0
Console-tools           2.2.0
Sh-utils                8.32
Udev                    245
Wireless-tools          29
Modules Loaded          ath ath3k ath9k ath9k_common ath9k_hw bluetooth bnep btbcm btintel btrtl btusb cec cfg80211 cmac coretemp crc32_pclmul crc32c_intel crct10dif_pclmul drm drm_kms_helper ecc ecdh_generic fuse ghash_clmulni_intel i2c_algo_bit i2c_i801 i915 iTCO_vendor_support iTCO_wdt intel_cstate intel_pch_thermal intel_powerclamp intel_rapl_common intel_rapl_msr intel_uncore ip6_tables ip6table_filter ip6table_mangle ip6table_nat ip6table_raw ip6table_security ip_set ip_tables iptable_filter iptable_mangle iptable_nat iptable_raw iptable_security irqbypass joydev kvm kvm_intel ledtrig_audio libarc4 libcrc32c lpc_ich mac80211 nf_conntrack nf_defrag_ipv4 nf_defrag_ipv6 nf_nat nf_reject_ipv4 nf_reject_ipv6 nf_tables nfnetlink nft_chain_nat nft_ct nft_fib nft_fib_inet nft_fib_ipv4 nft_fib_ipv6 nft_reject nft_reject_inet pcspkr pinctrl_lynxpoint r8169 rapl rfcomm rfkill serio_raw snd snd_hda_codec snd_hda_codec_generic snd_hda_codec_hdmi snd_hda_codec_realtek snd_hda_core snd_hda_intel snd_hwdep snd_intel_dspcfg snd_pcm snd_seq snd_seq_device snd_timer soundcore sunrpc tpm_infineon uas usb_storage video x86_pkg_temp_thermal

→先頭のコメント部分の和訳:

一部のフィールドが空であるか異常に見える場合は、古いバージョンである可能性があります。 ドキュメント/Changes(変更)の現在の最小要件と比較してください。

→このコメントの 2行は、バグ報告には関係ないので編集時に削除した方が良さそう。

-

2. 「バグ報告の推奨フォーマットを自動出力する」スクリプトの作成:

項番 1. で作成した「ver_linuxスクリプトがこの中で使われます。

$ xed ~/bugs-info.sh

↓ 下記の内容を貼り付けて作成:

#!/bin/sh

# 2020-08-28 by FuRuYa7
# 
# 不具合報告のメールを送るときのフォームの作成をお手伝いします。自己責任です。
# デスクトップ画面は使えないけど、コンソールは使える等の事象のとき、情報収集を楽にするために作成しました。
# Fedora 32 で動くことを確認。ただし、sudo が使える設定です。
# 
# 事前作業:
# 
# ホーム直下にこのファイルを置きます。「~/bugs-info.sh」
# 
# このファイルで指定されているホームのユーザ名(_USER)を自分のユーザ名に「置換」します。→「/home/ユーザ名」
# [4.2.] Kernel .config file: のファイル名も「$ ls /boot/ | grep config」を確認して、使っているカーネルに合わせて修正します。
# [8.] Environment のディストリビューション名も使用環境に合わせて修正します。
# 
# ver_linux スクリプトはFedora 32 にはないので作成しました。→「~/.local/bin/ver_linux」
# 下記のサイトの情報を参考にしました。感謝。
# (https://elixir.bootlin.com/linux/v4.20/source/scripts/ver_linux) 
# パスが通ったところにファイルを作成して、「ver_linux」を実行して情報が表示されるか確認しておきます。
# 
# このスクリプトの実行:
# 
# (デスクトップ画面が使えない時は、Ctrl+Alt+F2 としてコンソール画面にして、ユーザでログイン)
# 
# $ cd
# $ ls  →このファイルがあるか、確認。
# 
# このスクリプトを2回続けて実行してください。実行しないと、リダイレクトが解除され、ファイルの出力に失敗する部分があります。
# 2回目にパスワードを聞いて来なければ成功しています。
# $ sh bugs-info.sh
# $ sh bugs-info.sh
# →ホーム直下に「bugs-info.txt」が作成されます。不具合報告のメールを送るときに修正して使えます。
# 

echo " "
echo "---start--- Bugs infometion report"
echo " "
echo "Please try again after [sh bugs-info.sh] !"
echo "Continue until you cannot enter the password."
echo " "
echo "[sh bugs-info.sh]を2回続けて実行してください !"
echo "2回目にパスワードを聞いて来なければ成功しています。"
echo " "

echo "Bugs information report" > /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "不具合報告のメールを送るときのフォームの下地を作成します。" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "下記の情報で足りない部分を補ってください。ただし、バグに関連しない情報は除外してください。" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "すべて簡潔なわかりやすい英語にします。" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "メールの件名を「PROBLEM: [1.]の問題を1行に要約した英語」にします。" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "どこに送ればいいのか、サブシステムのメーリングリストを調べて、メールします。" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "バグの報告の詳細は、下記を確認してください。" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[Reporting bugs](https://www.kernel.org/doc/html/latest/admin-guide/reporting-bugs.html)" >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "## PROBLEM: " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[1.] One line summary of the problem:" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[2.] Full description of the problem/report:" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt


echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[3.] Keywords (i.e., modules, networking, kernel):" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[4.] Kernel information" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[4.1.] Kernel version (from /proc/version):" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ cat /proc/version" >> /home/_USER/bugs-info.txt
cat /proc/version >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[4.2.] Kernel .config file:" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ zcat /proc/config.gz" >> /home/_USER/bugs-info.txt
zcat /proc/config.gz >> /home/_USER/bugs-info.txt 2>&1
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "-" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ cat /boot/config-5.7.17-200.fc32.x86_64" >> /home/_USER/bugs-info.txt
cat /boot/config-5.7.17-200.fc32.x86_64 >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[5.] Most recent kernel version which did not have the bug:" >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[6.] Output of Oops.. message (if applicable) with symbolic information" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "     resolved (see Documentation/admin-guide/bug-hunting.rst)" >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[7.] A small shell script or example program which triggers the" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "     problem (if possible)" >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[8.] Environment" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "Fedora 32 Cinnamon (Japanese environment)" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ cat /etc/fedora-release" >> /home/_USER/bugs-info.txt
cat /etc/fedora-release >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ uname -r" >> /home/_USER/bugs-info.txt
uname -r >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ uname -a" >> /home/_USER/bugs-info.txt
uname -a >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[8.1.] Software (add the output of the ver_linux script here)" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ ver_linux" >> /home/_USER/bugs-info.txt
/home/_USER/.local/bin/ver_linux >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[8.2.] Processor information (from /proc/cpuinfo):" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ cat /proc/cpuinfo" >> /home/_USER/bugs-info.txt
cat /proc/cpuinfo >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[8.3.] Module information (from /proc/modules):" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ cat /proc/modules" >> /home/_USER/bugs-info.txt
cat /proc/modules >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[8.4.] Loaded driver and hardware information (/proc/ioports, /proc/iomem)" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ cat /proc/ioports" >> /home/_USER/bugs-info.txt
cat /proc/ioports >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "-" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ cat /proc/iomem" >> /home/_USER/bugs-info.txt
cat /proc/iomem >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[8.5.] PCI information ('lspci -vvv' as root)" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ sudo lspci -vvv" >> /home/_USER/bugs-info.txt
sudo lspci -vvv >> /home/_USER/bugs-info.txt 2>/dev/null
sudo lspci -vvv 2>> /home/_USER/bugs-info.txt >/dev/null

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[8.6.] SCSI information (from /proc/scsi/scsi)" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ cat /proc/scsi/scsi" >> /home/_USER/bugs-info.txt
cat /proc/scsi/scsi >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[8.7.] Other information that might be relevant to the problem" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "       (please look in /proc and include all information that you" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "       think to be relevant):" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ cat /proc/fb" >> /home/_USER/bugs-info.txt
cat /proc/fb >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[9.] Other notes:" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "$ printenv" >> /home/_USER/bugs-info.txt
printenv >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "# ↑" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "# Ctrl+Alt+F2 でコンソール画面にしてユーザでログイン、「bugs-info.sh」を実行した場合の注意: " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "# " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "# 「$ printenv」の内容はまったく違うものになり混乱するので削除します。" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "# 代わりに、「Cinnamon (Software ...)」セッションでデスクトップ画面に入り、" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "# 端末で「$ printenv」として、それを貼り付けてください。" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "# " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "# 編集時に、先頭部分と、この部分のコメントは削除してください。" >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "[10.] Workarounds:" >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo "---end---" >> /home/_USER/bugs-info.txt
echo " " >> /home/_USER/bugs-info.txt

echo "---end--- Bugs infometion report"
echo " "

-

3. 自分の環境に合わせて「~/bugs-info.sh」を修正:

1. ホームのユーザ名(_USER)を自分のユーザ名に「置換」します。

「/home/_USER」→「/home/自分のユーザ名」

2. [4.2.] Kernel .config file: のファイル名も「$ ls /boot/ | grep config」で確認して、使っているカーネルに合わせて修正します。

echo "$ cat /boot/config-5.7.17-200.fc32.x86_64" >> /home/_USER/bugs-info.txt
cat /boot/config-5.7.17-200.fc32.x86_64 >> /home/_USER/bugs-info.txt

3. [8.] Environment のディストリビューション名も使用環境に合わせて修正します。(編集時でも可)

Fedora 32 Cinnamon (Japanese environment)」

-

4. sh bugs-info.sh の実行:

できるだけ報告したいカーネルで実行する必要があります。

自分の場合は、「カーネル5.7」で起動して、「Cinnamon」セッションでログインしました。 デスクトップ画面が表示されると動作不調になり操作ができません。

デスクトップ画面が使えないので、Ctrl+Alt+F2 としてコンソール画面にして、ユーザでログイン。

-

続けて2回実行:
$ cd

-

$ sh bugs-info.sh

続けて2回実行します。

2回実行しないと、リダイレクトが解除され、ファイルの出力に失敗する部分があります。 2回目はパスワードを聞いてこないはずです。それでOK

→ホーム直下に「bugs-info.txt」が作成されます。 何度実行しても、新規にファイルは作成され直されます。

不具合報告のメールを送るときに修正して使えます。 バグ報告には関係ないコメント部分は、削除してください。

-

Ctrl+Alt+F2 でコンソール画面にしてユーザでログイン、「bugs-info.sh」を実行した場合の注意:

「[9.] Other notes:」の$ printenv の表示は、GUICUI ではまったく内容が違います。

デスクトップの端末で実行したのなら、そのまま使えますが、Ctrl+Alt+F2 でコンソールにしての出力だと役に立たないだけでなく、混乱の元になるので削除します。

できれば、「Cinnamon (Software ...)」セッションでデスクトップ画面を表示させ、端末で「$ printenv」として、それを貼り付けてください。

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  • 「Cinnamon」セッションで問題があっても、デスクトップ画面の「端末」アプリが使えるなら、端末で「$ sh bugs-info.sh」を2回続けて実行します。

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まとめ

不具合は報告しないと改善されません。

報告先の「Kernel.org Bugzilla」にて、現在問題の「5.7.16」、「5.7.17」はサポート対象外です。サポート対象外では報告しても無効です。

一覧にあるカーネルで確認したいのですが、手動でインストールできるスキルがありません。 動きそうな「5.8」にアップされるまで待つしかないかな。

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もしくは、Fedora 32 に報告するか、Manjaro Cinnamon で確認しての報告です。(結局は一覧にあるカーネルが必要です)

Manjaro Cinnamon にはカーネル管理ツールがあります。サポート対象の「5.8.5」がツールの一覧に表示されればすぐにインストールできます。でも、一覧もアップするので追いつきそうにありません。

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目次

先頭

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